アトリエ・マイルストンブログ

2014年8月31日日曜日

AYさんの銅版画、祝完成

日曜日・曇り

AYさん、制作中・銅版画をドライ・ポイントにて描刻、その後2回目の試摺りを行いました。
今回はインクの拭き残しを利用して、ダークな感じに摺り上げました。
その効果もあって、こちらを凝視する少女の表情がリアルかつミステリアスで印象的です。
次回も楽しみですね。

* * *

HTさんもまた制作中・銅版画にドライポイントを施し、2回目に試摺りを行いました。
ドライポイントの繊細な描線を加えたことで、蛾の羽根の鱗粉の質感や脚などがよりリアルになりました。
次回も楽しみですね。

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小さなクリエイターのMIちゃん(小1)、今日は妹のNちゃんと共に授業を楽しみます。


MIちゃん、前回作ったドールハウス用の粘土細工に彩色を施し、仕上げました。


妹のNちゃん(4才)、描画とスタンプ遊びを楽しみました。
姉のMIちゃんのやさしいサポートもあって、イチゴやバナナなど色々な物が描けました。
微笑ましい仲良し姉妹の振るまいに、指導のM講師の顔もつい緩みがちでした。


2014年8月30日土曜日

本日も二人の宿題絵、祝完成

土曜日・曇り

YAちゃん(小4)、2コマ授業で制作中の宿題絵の仕上げに取りかかります。


YAちゃんの宿題絵「ごはん(お米)と私」が、本日 見事に完成しました。
炊飯やおにぎり・焼きおにぎり等、3分割構成の画面全てから活気や心地よさが満ち溢れています。
印象派の絵の好きなYAちゃんらしい小刻みな筆使いも効果的で、リズム感のある素晴らしい力作の誕生です。
夏休みの宿題絵の最後を飾るにふさわしい秀作となりました。

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SAちゃん(小1)も、宿題絵の仕上げに取りかかります。

SAちゃんの宿題絵・自由画も、本日めでたく完成しました。
色々な種類の花々を、元気な筆致で活き活きと描き出しました。

残念ながら記録係のT講師、完成の場に立ち会えず、その作品を撮り損なってしまいました。
撮影する機会があれば、後日アップさせていただきます。すみません。

2014年8月28日木曜日

芭蕉布(ばしょうふ)

金曜日・曇り
アトリエは お休みでした。

そこで久々の
「デイリー・ギャラリー(その22):芭蕉布」
をお届けします。

以前(昨年3~4月)、当コーナーで紹介した和服の着物・帯に続いての織物の紹介です。
今回は筆者の出身地・沖縄の、500年も続く伝統的織物の芭蕉布(ばしょうふ)です。


芭蕉布は薄く張りがあり、軽く風通しの良い織物で、亜熱帯の高温多湿な気候に適した織物です。
原材料のバショウは、下の写真のようにバナナの仲間で、その茎部の繊維を集めて織る布です。
その繊維は樹木のようではなく、まるで野菜のセロリのような質感で、集めることも至難の業です。

バナナのようなバショウの木
昔はその涼やかさ・軽やかさから、夏の着物をはじめ、座布団や蚊帳(かや)等にも用いられていました。
木綿とは異なり、肌にまとわりつかない質感が庶民に愛用されましたが、今ではとても高価な存在です。
筆者の幼年期、近所や親戚の集会にはバサーグァー(芭蕉布)を着た老女たちの姿をよく見かけました。
一同の尊敬を受ける上座のバサー姿の老女たちの姿は神々しく、筆者の脳裏に強く焼き付いています。
現在は後継者も少なく、県北部の地域産・芭蕉布が国指定の無形重要文化財に指定されています。

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「ミュージック・ギャラリー(その110):夏歌」

夏に因んだ当コーナー、今回は筆者の常夏の生まれ島の歌を・・・。
名作美術館で取り上げた「芭蕉布」そのものです。

「芭蕉布」 夏川りみ  (ギター伴奏:吉川忠英)
作詞:吉川安一、作曲:譜久原恒勇(昭和40年)

沖縄は八重山(石垣島)出身の歌姫・夏川りみの涼やかな歌声に、夏疲れの心身が癒されます。
筆者の脳裏には、遠くでウォーキング三線の音色も鳴り響いています。

By 講師T

今日も宿題力作3点、祝完成

木曜日・連日の雨

長期で旅行に行っていたJ兄妹、2コマ授業で宿題絵を描きます。

兄のTJ君(小5)、愛鳥週間のポスターを見事に完成させました。
巣穴の前のキツツキの親子の様子が微笑ましい作品となりました。

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妹のKJちゃん(小3)は、動物愛護のポスターを仕上げました。
どっしりとした存在感あふれるウサギが、活き活きとして良い作品です。

J兄妹が前回描いた板絵などのプレゼント絵、旅行先の祖父母や親戚たちに喜ばれたとのこと。
宿題も完成し、一安心です。お疲れ様。

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YYちゃん(小4)、制作中の宿題絵(自由画)、本日見事に完成させました。
旅行で行った水族館でのオットセイ・ショーの様子をリアルに再現しました。
活き活きとした瑞々しい色彩が、ショーの臨場感や華やかさを良く表現しています。
ちなみに右から3番目で拍手している子が、YYちゃん本人との事です。


2014年8月27日水曜日

HA君のポスター、祝完成


水曜日・雨 のち 曇り
先週までの猛暑が一転、大陸からの大気に入れ替わり、肌寒くなりました。

HA君(小3)、制作中の宿題絵の仕上げに取りかかります。


HA君の宿題ポスター「動物愛護」が、本日 見事に完成しました。
無邪気に遊ぶ幸せそうなネコちゃん一家の表情や仕草が、何とも微笑ましいですね。
動物好きなHA君らしい、ほのぼのとした雰囲気の作品になりました。

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TN君(小2)、制作中の木製・自動車作りを再開しました。
今日は、タイヤの黒色やボンネット部などの銀色が塗られ、一段とリアルになりました。
次回、細部の仕上げと保護ニス塗布で、仕上がる予定です。
楽しみですね。


気温が10℃近くも下がりました。
風邪などひかぬよう、体調管理には気をつけましょう。


2014年8月26日火曜日

今日も秀作二点、祝完成

雨 のち 曇り

KMちゃん(小6)、制作中の宿題絵の仕上げに取りかかります。

KMちゃんの宿題ポスター「バード・ウィーク(愛鳥週間)」が、本日見事に完成しました。
今日はカラフルなデザイン文字を中央部に加え、更に小鳥たちの細部も加筆しました。
ソフトなパステル・カラーで調和した、上品かつ見応えのある力作・秀作ポスターの誕生です。

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KKちゃん(小1)、2コマ授業で宿題絵の制作に取りかかりました。


KKちゃんの宿題絵「金魚」が、活き活きと見事に完成。まるで、マチスの絵を見ているようです。
金魚鉢のどっしりとした質感、水の青さと金魚たちの対比の鮮やかさ、それらの背景の補色など、
その全てがうまく融合して、これまた見応えのある素晴らしい作品の誕生となりました。

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久々のSAちゃん(小1)、今日から宿題絵に取りかかります。

SAちゃん、図鑑を見ながら画面いっぱいに、色々な花々を正確に線画しました。
次回から本格的な彩色を開始します。
楽しみですね。


子供たちの夏休みも残すところ、今週だけとなりました。
充実した一週間にしたいものです。

2014年8月25日月曜日

和田三造の「南風」

月曜日・未明の降雨・曇り
アトリエ定休日

定休日(割と)恒例の、
「名作美術館(その87):夏海」
今回は、これ!

和田 三造 (1883~1967) 作 「南風」 1907年(明治40年)
東京国立近代美術館 所蔵

絵の季節が「夏」かどうかは定かではありませんが、筆者の勝手な見立てでは絶対の夏海です。

中学時代の美術の教科書でもお馴染みのこの作品、説明の要らぬ、ご覧のとおりの名作です。
大島沖を和船で漂流している4人の海の男たちの姿が、克明にドラマチックに描かれています。
西洋の知識・技術・文化を貪欲に吸収・消化した明治人の気骨が、ダイレクトに伝わる油絵です。
視覚情報の少ない明治にして、画家のこれほどの技量・力量には、驚嘆・絶句してしまいます。

家族や恩師の反対を押し切って志した画家が吸収した西洋美術の巨匠ミケランジェロやカラバッジョを、
或いはまた鎌倉時代の天才彫刻家・運慶・快慶の金剛力士像(東大寺)を彷彿とさせる肉体描写です。
しかも この絵の題材、画家本人の実際の漂流体験から生まれ出た作品だとの事!

また余談ですが、戦後、画家は映画「地獄門」の美術・衣装等を担当、アカデミー賞衣装賞も受賞しています。
同年(1954年)、その地獄門は色彩の美しさも激賞され、カンヌ国際映画祭でもグランプリを受賞しています。
恐るべし、和田三造!

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「ミュージック・ギャラリー(その109):夏歌」

夏」繋がりの当コーナー、やはり筆者の見立て(聞き立て?)は、独断で断然の夏と言うことで、
今回は、これ!

ステッペンウルフ 「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド(邦題:ワイルドで行こう)」
Steppenwolf " Born To Be Wild (1969)

アメリカン・ニュー・シネマの金字塔的・映画「イージー・ライダー」の余りにも有名な挿入歌。
カナダのロック・バンド、ステッペンウルフ、バンド名はドイツ人作家ヘルマン・ヘッセの荒野の狼から名付けられたとの由。
ゲーテもヘッセも、その当時流行っていて筆者も色々読みました。
高校進学と共に、映画も大ヒットして彼らの代表作となりました。
ベトナム戦争・真っ盛りのオキナワでも、GIたちの間でチョッパー(ハンドル)・バイクが流行っていました。
ちなみにこの曲、筆者がドラムで参加していたコピー・バンドの十八番(おはこ)の一つでもありました。

和田三造の「南風」で、この曲が果たして合うのか微妙ですが、抑揚感には少しばかり共通のものがあるのでは・・・?
筆者の(再びの)夏戻り・・・。

By 講師T


2014年8月24日日曜日

本日も秀作2点、誕生

日曜日・曇り

前回から宿題絵を開始したNWちゃん(小5)、その仕上げに取りかかります。

NWちゃんの宿題・自由画「私のフラダンス・チーム(仮称)」が、見事に仕上がりました。
ウリウリ(打楽器マラカス)を両手に持った可愛い女の子たちの表情が、魅力たっぷりに描かれました。
ウリウリの軽快なリズムと、少女たちの元気の良い笑い声が聞こえてきそうな快作の誕生です。
さて、NWちゃん本人は誰でしょう?きっと左下の笑顔の子だと思います。

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MH君(小1)もまた制作中の宿題絵の仕上げに取りかかりました。

MH君の宿題・自由画「カイツブリ親子(仮称)」が、本日見事に仕上がりました。
 MH君ならではの素晴らしい観察力と描写力が相まって、素晴らしい作品が誕生しました。
カイツブリ親子の情愛や周囲の水辺などが、情感たっぷりに描かれました。
年齢を超えたこだわり派のMH君、水面にも是非・金や銀を使いたいとのことで、実現しました。
見応えたっぷりな快作・力作・秀作です。

2014年8月23日土曜日

今日も続々宿題絵、祝完成

土曜日・曇り・久々の降雨


YMちゃん(小6)、制作中の宿題絵が本日見事に完成しました。
厚木の夏祭りにふさわしいマスコットの鮎コロちゃんを中心に、夜空の花火が美しく描かれました。
川面に映った花火や夜店の雰囲気も良い雰囲気ですね。

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HI君(小4)の夏休み宿題・アイデア貯金箱「神社(お賽銭箱)」も、本日見事に完成しました。
HI君自身が取材した近所の神社の研究が実って、リアルに出来上がりました。
拝礼作法の立て看板や、銅板葺きの緑青色の屋根や鳥居の朱色も良い感じです。

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NAちゃん(小4)の宿題絵も本日見事に完成しました。
今夏の旅行の際の一コマが、とてもロマンチックに抒情豊かに描かれました。
闇夜に点滅するホタルの中を静かに進む船の左舷先頭がNAちゃん本人です。

NAちゃん、2コマ授業の後半余りの時間を有効利用、制作開始していた油絵を再開。
おばあちゃん宅で飼われているワンちゃんの姿が、可愛く描き出されました。
次回の続きも楽しみです。

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NFちゃん(小4)もまた宿題絵「ハワイ」を、本日見事に完成させました。
砂浜を臨む丘の上の遊歩道やテーブル上のウクレレと果物が、とてもリアルかつ可愛いですね。
こんなリゾート地での夏休みなんて、とても憧れてしまいますね。

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YAちゃん(小4)が制作している宿題絵「お米と私」も、随分と進みました。
3分割されたユニークな構成のそれぞれに、筆が丁寧に入れられました。
次回の仕上げがとても楽しみです。

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仲良しのYYちゃんとYUGO君(共に小4)、並んで宿題絵に取りかかります。

YYちゃんの宿題・自由画(昨年もイルカ・ショーで見事に入選)、大好きな水族館のショーが描かれました。
ショーの様子や雰囲気が伝わる良い絵です。次回の続き・仕上げが楽しみです。

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YUGO君も夏祭りの魚釣りの様子を、見事に描き出しました。
こちらもリアルな情緒が伝わる素晴らしい画面作りが素敵です。
YUGO君本人と、釣り糸を垂れる妹のYUZUちゃんもソックリです。

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MIちゃん(小1)も2コマ授業で宿題絵やクラフトを楽しみます。

「野菜を用いた乗り物」とのテーマの宿題、ご覧のとおりの可愛らしい絵が誕生しました。
スイカがタイヤ、トマトが窓、船が鞘豆と、とてもホノボノとしおた作品となりました。

MIちゃん、他にもネズミさんの絵や、可愛い粘土細工をたくさん作りました。
こちらも、続き。仕上げが楽しみですね。

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MT君(年長さん)、今日は船を作りたいとの事で、そのスケッチを描きました。
選ばれたのはズングリとしたタグボート、MT君、その雰囲気をしっかり観察・描きました。

その後、T講師との合作で木材でタグボートの本体が作られました。続きの作業は次回となりました。
MT君の弟のHT君(3才)も、付き添いのママと共に粘土細工を楽しみました。
兄弟二人のママもとても器用で、絵心溢れる色々な動物や船などを作りました。


今日も素晴らしい作品が色々と誕生しました。
夏休みも残すところ、あと1週間。宿題絵の追い込みも本格化。
暑さに負けずに、みんな頑張って下さい。