アトリエ・マイルストンブログ

2020年3月9日月曜日

二人のポルトガル女性演奏家

月曜日・快晴・温暖・薫風 
まるで五月の大型連休時のような陽気でした。



最近にも増して、超々大幅な時差投稿となりました。
言い訳をさせていただくと新コロナ禍にて「学童クラブ」も大変な時期であり、筆者もまた私的に時間的余裕もなくなり、
ブログ投稿のための編集時間もなく、今までのように深夜作業もままならず(肉体疲労ゆえ即・瞬間寝落ち)の状態です。


「ミュージック・ギャラリー(その405)」

「ポルトガルの女性演奏家二人」

副題にありますが、今回は季節感に関係なく、筆者の好みの音楽や演奏家のご紹介です。
YouTube上で聴ける筆者の大好きな生演奏とその場面、今回もお勧め欄からの発見です。
「ブルース」繋がりで登場した彼ら、はじめは本場アメリカの演奏家たちのご機嫌な演奏動画だと思いました。
ブルース・フィーリングたっぷりなグルーブ感溢れる彼らの居場所、そこは以外にも・・・。

今回は国で言えばそこは「ポルトガル」、当ブログ、当コーナーでは初めての登場です。
我が国では(又は筆者個人的には)、あまり馴染みのある国ではないのかもしれません。
我が国との付き合いは明治の文明開化の頃が馴染み深く、パンやカステラ、トランプなど、多くの言葉を吸収しました。
古くは「鉄砲伝来」、昨今ではジブリ・アニメ「魔女の宅急便」の舞台となった美しい町のモデルとして注目されました。
また、音楽では地元ポルトガルを代表する哀愁を帯びた「ファド」があり、言葉ではブラジルの「ボサノバ」等が一般的です。

但し今回は国としてのポルトガル本来の音楽に着目した訳ではなく、筆者と同じく米国音楽の影響を受けた演奏家の紹介です。
そしてその音楽ジャンルは、前者が米国音楽の原点といっても良い「ブルース」であり、後者もまた同じく「ジャズ」です。
共にアフリカ大陸を起源に持つ黒人らによって、奴隷と言う北米でのその過酷な運命を背負った中から誕生した音楽です。
浅学な筆者の大雑把な説明はこれ位にして、早速 現代のポルトガルで活躍する女性二人の見事な生演奏をご視聴ください。
( 筆者注:適正なベース音再現のため、是非とも外部スピーカーやヘッドフォーンに接続してご視聴ください。)

ミルクン(ミルク・アンド)・ブルース(ポルトガル)
Milk'n Blues ( Portugal ), " The Thrill Is Gone ~ Summertime (medley) ", Studio Live

ブルースの醍醐味と快感、最もシンプルなトリオ演奏+3名の女性バック・コーラスが筆者のお酒のほろ酔いをぐーんと進めました。
レスポール・ギター特有の重く粘っこいクランチ・サウンドと、ブルース・フィーリングたっぷりな歌唱も堪りませんね。
でもほろ酔い気分な筆者の注目(耳)を一気に奪ったのは何を隠そう右端のブルースハープを握っていた黒衣の女性でした。

筆者注:ブルースハープとはハーモニカの一種で、ホーナー社(米国)の商標です。実際には10穴ハーモニカと言うのが正式名称です。
その特徴は全音階を吹くことの可能な通常のクロマチック・ハーモニカとは異なる難しさと個性的表現力が存在する面白い楽器です。
と言う訳で全ての音階がある訳ではなく、ベンディングと言う呼吸を用いた奏法で存在しない音階を調節して演奏する小型楽器です。
主要3和音が出しやすい半面、慣れないと必要な音程が取れなかったり、ブルージーな表現が出来なかったりする不便さもあります。
そんな小さなハーモニカを縦横無尽に駆使して、ブルージーな熱い表現を身体の内から自然に出している女性は特筆ものの才能です。
2曲目詞のリード・ボーカルを務める右端の女性の手首を力強く駆使したアグレッシブなタンバリンの奏法もまた筆者には快感です。



続いて同メンバーによる2曲目のカバー・メドレーです。
このメドレーもまた筆者の大好きなブルージー・テイストで、カバー演奏の醍醐味満載です。
ブルースハープの彼女、インディアラ・スフェア―の才能と情熱、イントロから全開です。

ミルクン・ブルース(ポルトガル)、「ミス・ユー(R・ストーンズ)、他2曲(ピンク・フロイド)」カバー・メドレー
Milk' Blues, Miss You( Rolling Stones)~The Happiest Days of Our Lives~Another Brick in The Wall (Pink Floyd ) Cover,

大のブルース好きな筆者、エグ味たっぷりな味わい深いライブ演奏と映像についつい飲みたくなってしまいます。
(#^^#)🍷


さてブルースハープ・クイーン、インディアラ・スフェア嬢の別のプロジェクト動画も発見。
こちらの演奏もまたアコースティック・カントリーブルースの世界を縦横に歌っています。

インディアラ・スフェア(ブルースハープ)、「アイム・タイヤード」

Ricardo Maranhão feat. Indiara Sfair -" I'm Tired "- Casa da Frente


歌とギターのリカルドさんの姓が読めませんが(すみません)、二人の演奏家の共演、まるでまんま米国黒人ブルースのようです。
こちらもやはりまたまた
(#^^#)🍷 イェ~イ♩


「脱線昔話」

筆者が高校生の頃、ボブ・ディランがハーモニカ・ホルダーを首にかけ、生ギターを弾いていた映像を見たことがあり、
「へえー、ギターと一緒に演奏するんだ」と。それが筆者にとってブルース・ハープとの最初の出会いかもしれません。
R・ストーンズやツェッぺリン等、ロック・バンドのボーカルの使用は知っていたもののギターとの同時は初めてでした。
その姿に一目惚れの好奇心旺盛な筆者、早速 楽器屋に足を運び入手を試みるも、しかし何処にもそれは置いてはいなく、
「無い物は作れ」は、筆者の小学生時代からのモットー。ならばと、クリーニング屋製の金属ハンガー2本を使用して、
ホルダーの自作に挑戦するも、ハーモニカを口に押し当てる際の固定と強度が重要で、うまくいかず断念した苦い記憶も。

やがて国内でもディランの影響を強く受けた吉田拓郎がデビュー、「イメージの唄」の間奏でハーモニカが登場しました。
その頃にはやっと故郷の楽器屋でもハーモニカ・ホルダーを販売開始、念願叶って購入。アコギと共に練習に励みました。
我が家にてロック・バンド練習の際、筆者のアコギにハーモニカ・ホルダーを首から架けた姿を初見参のバンド仲間たち、
「アッセ!何ねえ~、その恰好~?、まるでチンドン屋みたいさあ~!」と全員に笑われてしまいました。とにもかくにも、
筆者もまずはアコギにて間奏ハーモニカのメロディーを完コピー。その後、小さなヤマハ製のハーモニカをホルダーに固定、
吉田拓郎のメッセージ性の強い長文歌詞と共に全曲コピー、筆者のフォーク・レパートリーの代表曲の一つとなりました。
そんな訳で、
筆者が熱中し組んでいたロック・バンドとは別の友人らと共に、アコースティック・ギターの世界にもハマっていきました。
当時の国内のフォーク音楽界には豊かな歌詞と美しい旋律の音楽家らが多数おり、筆者も彼らの影響を強く受けたものです。
吉田拓郎以外にも「岡林信康」「五つの赤い風船」「遠藤賢司」「加川良」「高田渡」ら、個性豊かな面々が揃っていました。
そこには狂熱的な米英ロックの演奏世界とはまた違う、文学にも相通ずる人間や人生・社会の機微や情感が満載の世界でした。
( その内、当コーナーにて そんな国内フォークの特集があるかもしれません。)
(*^^)v

* * *

さて次に紹介する若き女性演奏家もまたポルトガル繋がりでYouTubeのお勧め欄の登場、試しのワン・クリックが活きました。
ムリリョ等の古典絵画のようなまだあどけない表情も残るうら若き女性演奏家の歌唱と演奏に、ご機嫌になってしまいました。

アンドレア・モティス、「マイ・ベイビー・ジャスト・ケア・フォー・ミー」
Andrea Motis , Joan Chamorro Quintet, and Scott hamilton ," My Baby Just Cares For Me "

フリューゲルホーンに通ずるような乾いた音色、端正なフレ―ジング、彼女の性格が垣間見れるような好ましさです。
このライブ当時、何と彼女は弱冠22歳とのことで驚きです。来日経験もあるようで今後の活躍が大いに期待されます。


彼女の2曲目、こちらも更にご機嫌で、ジャズの大定番スタンダードをサラッとした歌唱と演奏を披露しています。

アンドレア・モティス、「モーニン」
Andrea Motis , " Moanin "
HAMILTON


気だるい脱力感・歌唱と、軽快でダウンホームなバックの演奏が筆者を心地よく睡魔へと誘ってくれます。


ラストの3曲目、上記のクインテットに更にオーケストラが加わり、爽やかなボサノバを聴かせてくれます。

アンドレア・モティス、「ソリチュード」
Andrea Motis (voz y trompeta),Joan Chamorro ( Contrabajo), & Simfonica Del Valles
" Solitude "


お楽しみいただけたのなら幸いです。
!(^^)!

* * * * *

「後記:筆者私見」


(気がつけばえらく長くなってしまいました。どんどんパスしてもらって大いに結構です。)
(-_-;)

ただでさえも超遅れ続きの当ブログ、今回の新コロナ禍で周囲もすっかり混乱、士気も下がってしまい、
憤懣やるかたない理由は数多く、記さないのは不本意だし、記すとなればこれまた正確さを期さねばならず、
限られた時間内での筆者のその筆力は余りにも薄っぺらなもので、多分に誤解を生む結果となるかもしれす、
可能な限り正確かつ多角的に記すには余りにも多くの文面を綴らなければならず、これまた非現実的過ぎで、
取りあえず2点に絞って記すことにしました。

「まず国内の感染状況にまつわる問題」

前回に続いて、浅学ながらも筆者の私見を少しばかり記したいと思います。
浅学とは言え、筆者20代の一時期に於いて医学雑誌の取材カメラマンをしていたことがあり、多少は内部事情に詳しく、
国立や民間各医大や大病院等で多くの医療関係者たちの話を聞く機会を得て、編集者の解説と共に耳を肥やしたものです。
取材・撮影に応じていただいた専門家らの話で、特にオフレコでの様々な医学界にまつわる内容が個人的には衝撃的でした。
複雑怪奇な利害関係、厚労省を筆頭に官民・官僚と政治家・医師会・医大・学閥・薬品メーカー等々、難問題が山積でした。
その医学雑誌の読者が業界ゆえ、問題提起や告発など無理で、担当取材記者の苦悩と割り切り方が悩ましくも印象的でした。
目標だったジャーナリストとは程遠く、今は家族を養わなけらばならない一サラリーマンでしかない、と酒席で呟きました。

前回、PCR検査数が伸びないことに対しての緊急輸入を記したのにもそんな背景があって、筆者的にはじくじたる思いでした。
国内薬品メーカーを保護するのは重要とは知りつつも、国際競争力を持ち得ない国内農業界のような甘やかし方も問題大です。

前置き 長くなりましたが、筆者が個人的に感じている実態とはかけ離れた国内の感染者数はそんな極めて少数過ぎる検査数にあり、
それはいみじくも現政権や政府の思惑と、結果的に一致しているのではと(下衆の勘繰り的)推量を固めている次第です。

今回の初動の「水際作戦」が遅まきに失したのは、大雑把に云えば三つの理由が考えられます。
まず一つ目は、4月に来日予定の国家元首を迎えるにあたっての官邸や外務省らの忖度であり、
二つ目がインバウンドの大きな割合を占める大陸からの観光客らの消費による経済的理由です。
最後の三つ目が、かねてより計画進行してきた東京オリンピックの開催を目指したが故にです。

端的に言えば、我が国としては是が非でも東京五輪を開催したいがための意図的な情報操作であり、隠ぺい工作だと推測しています。
( とは言っても筆者は現政権を支持している者であり、ここはあくまでも「是々非々」でその対策に不満を持っている者の一人です。)
我が国として7月の五輪開催に固執し、その実現化のための政策・広報・印象操作が実行され、パンデミック状態の数字が矮小化され、
まるで太平洋戦争中の事実とは余りにもかけ離れた大本営発表と変わらぬものになっているのでは、と個人的に危惧している次第です。
その発表数字を鵜呑みにした潜伏感染者が自由に外出し、新たな感染者を増幅させているのではないか、と危機的状況だと感じています。
その結果は、現時点での的確な広報での危機意識で国民一人一人が慎重になった方が、危機意識希薄より短期で済むと思っています。
危機が誰の目にも見えた時には既に手遅れです。そうならないようにするのが最も重要な時期で、それが今だと筆者は考えています。
世界的感染禍・同時不況の様相を呈してきたこの状況下に於いて、五輪開催を強行するのは無謀だと言うのが筆者の個人的意見です。


「国外に於けるプロパガンダ・改ざん・隠ぺい国家の存在と、偏向の国際機関」

最後に更にもう一つ付け加えるならば、
このような危機に際して本性を現すのが人も国もそうで、近隣の二か国のあり得ないような言動や反応には呆れ果ててしまい、
感染発生国での迅速で正確な情報の公開・共有が速やかに行われていれば、少しはこれだけの感染拡大が防げたのではないかと。
「春節」時の世界規模の民族大移動は各国にお金を落としもしましたが、結果的に同時に未知なる疫病をも広げてしまいました。
また隣国のK国にしても、疫学的見地からのビザの停止などの我が国の措置に対して、殊更に被害妄想的対抗措置を実施したりと、
民族的差別や口激は厳に慎むことは当然としても、これらの国の為政者たちの厚顔無恥さ加減にはつくづく閉口してしまいます。
元より発生国政府の発表したこれまでの各種数値データは信頼性に乏しく、改ざんが日常で、責任ある国家には程遠い存在です。
更に付け加えれば、感染拡大初期に於いて発生国に忖度して、正当な声明を出さなかったWHO事務局長の大罪も見逃せません。

「結び」

今回の新コロナ禍に際して社会や人々の表面・眼前に見えてきたことは、
今まで理想的だと言われ続けていた共存共栄のグローバリズムの「負の側面」が著しく顕在化された現象と言わざるを得ません。
「たられば」式の仮定法はもはや通用しませんが、
日々刻々と状況は変化・悪化し、世界はパンデミックによる世界同時不況へと突き進んでいます。
行き過ぎたグローバリズムで日常生活をすら守れない経済の結びつきが安全保障にも影を落とし、
国家統制による強権的輸出入管理が具体化された時、我が国の国民生活が大混乱するのは必至で、
非民主大国と共存しつつも、決して依存してはいけないと言う教訓をこそ学ぶべきだと思います。
「物造り」の国のはずの我が国の自動車産業ですら部品供給が絶たれた今日、工場稼働が不能です。
コストカッター氏の容赦ない切り捨にて国内部品工場が倒れ、大陸の安い部品に頼った結果です。
21世紀の巧妙な「世界・新アヘン戦争」渦中の現在、その甘い誘惑の罠を絶たねば明日は・・・
目先のみの近視眼的利益より、鳥瞰図的な戦略の再構築が私たち国民一人一人に問われています。


(注:上記私見、先週3/10時点での記述です。日々刻々と変わる状況に、後日追加や修正ありかもしれません。)

* * *

「筆者近況」

学童クラブ内・送迎車内でのマスク着用、手の消毒、対面食禁止等が休校期間中の新規則・義務となりました。
マスク不足の折り、母君手作りの小さな柄マスクで来所する子らの健気な姿を見て、思わず胸が熱くなってしまいます。
戦時中のやはり空襲時の母親手作り防空頭巾の話をつい思い出してしまいました。


筆者個人的には、クラブ施設の改良のための大工仕事と、積年の手つかず荒れ放題の我が家の庭木の剪定作業等で日々多忙。
おかげで肉体労働の疲れゆえ、夜は即・瞬間寝落ち。YouTubeもブログ編集も出来ず仕舞いの充実した日々を過ごしています。
美しく快風に恵まれた日々に、それらを満喫できることに感謝です。
桜(ソメイヨシノ)ももうすぐ。
v (#^.^#) v

By T講師
(超遅まきながらも、取りあえず久々の暫定アップ)

2020年3月2日月曜日

卒業「終わり 始まり」の春

月曜日・冷雨

今日はあいにくの雨でしたが、昨日は暖かな春の陽光に包まれました。
新コロナ・ウィリス感染禍の今春、祝い人の姿なき「卒業式」も多くの高校などで執り行われました。

今回もまた恒例の「大幅な投稿時差」、ご容赦。
<(_ _)>



「ミュージック・ギャラリー(その404):春の歌」


早春の頃、当コーナーでも度々取り上げている春の「学校唱歌名曲」、今年もまた。
(筆者注:「動画冒頭のYouTubeで見る」をクリックの上、ご視聴ください。)

早春賦、歌:倍賞千恵子
作詞:吉丸一昌、作曲:中田 章、1913年(大正2年)
" SOUSYUNHU (Japanese Early Spring Song in old time)"

歌詞の「♪春は名のみの~♩」、今年はその逆で「冬は名のみの~」で早々に大陸へと立ち去ってしまいました。


筆者の大好きなカバー曲、今回は邦楽で攻めてみました。
我が国の「春」には諸外国とはまた違った意味と趣きがあり、その情感は独特です。
自然の美しい春を迎えつつも、「別れ」や「出合い」をも含まれた複雑な感情の入り混じる季節です。
特に「卒業」を迎える若い人々にとっては、前後ある人生の中で忘れ難い「春」には違いありません。
動画の中に登場の「桜(ソメイヨシノ)」には少々早いですが、野や里には早咲きの梅津桜が開花中。
若人による「春」、美しい映像と共にどうぞ。

「春の歌(2005年)」スピッツのカバー、歌・演奏:RIRIKO
" Haru-no-Uta (Spring Song)" ( The Spitz ),  Cover by RIRIKO


ボーカル RIRIKOさんの淡々とした歌唱とギター(少々ツッコミ気味ですが)、バックのテレキャスによるエレキでのオブリ、快感です。
加えてバックでさり気なく薄くかけられた2本目のアコギと途中登場のコーラス、後半で歪みをかけたテレキャス、やはり快感です。
シンプル地味ながら、よく練られていて絶妙なアレンジ&サウンドです。
(*^^)

「♪遮るな、どこまでも続くこの道を、歩いてゆくよ、サルのままで、孤り、幻じゃなく歩いていく~♩」
スピッツの草野マサムネ(正宗)君(氏)の面目躍如な含蓄ある感性豊かな詞の世界、いつまでも輝いています。


「 脱線今話:筆者、変なオジサン化 (?) 」

春の陽光に恵まれた日曜日のこと、車で走っていると何組かの複数高校の制服姿の女子高生らに道すがらに遭遇(男子見えず)。
チャリを連ねて歩道を行く(ホントはNG)2~3人連れ、信号待ちで見ると胸にリボンとカゴには卒業証書入れのあの円筒形。
御承知の通り、新コロナ禍にて集会規制のご時世、ご両親や在校生らに祝福されることなく、各教室でのみの卒業式との報道。
幾度目かの信号待ちの筆者、車の窓を大きく開放、傍らの歩道でやはり信号待ちの女子高校生3名に大きな声で叫びました。
南国生まれ・育ちの常日頃の筆者、見ず知らずの他人との垣根はほとんどなく、躊躇ない声かけには何の抵抗もありません。
「オーイ!卒業おめでとー!頑張ってねー!(^O^)/」
白昼とは言え、見知らぬおじ(お爺?)さんに路上で車から突然に声をかけられたら、驚いてひいてしまう子も当然いるでしょう。
でも違いました。
「あ、ハ~イ! ありがとうございます! 頑張りま~す!」
筆者の突然の呼びかけにもかかわらず、幸いにも彼女ら3名全員が合唱のように即座に応えてくれました。
信号が青に変わりました。
抜き去る筆者に彼女たちは笑顔で手を振ってくれ、後方のドライバーもそのやりとりに卒業に気がついたようです。
その後方車の助手席に乗っていた中年女性の方も「おめでと~」と声かけたようで、彼女らに手を振っていました。
バック・ミラーに映るそんな光景を見て、「良いこと、したかな?」と、一人悦に入ってしまいました、とさ (^^)。
「ささやかながら筆者のせめてものエール、ちょっとは良い話しじゃありません?」

小・中・(特に社会に出る)高校生の皆様、ご卒業おめでとうございます。

災害・疫病・(訪れ始めた)不況や厳しい社会に負けずに、新たな出発にしっかり前を向いて対処していって下さい。
皆様の大いなるご健康とご健闘を祈らざるを得ません。影(無力)ながら応援します。

!(^^)!


* * *

「付録:景気づけ(一服の清涼剤)の歌 2本」

大変な状況の昨今、先が見えず不安だけが増大し、巷も個人も負のテンテコマイ。
そこでそんな不安で暗い世相を少しでも払拭しようと、元気になれる(かな?)動画をお借りしてきました。

まずはフランスのご機嫌な彼らの生パフォーマンスを。

アバロン・ジャズ・バンド、「スーベニヤ・スーベニ(ィ)」ジョニー・アリデー・カバー

Souvenirs Souvenirs (Johnny Hallyday) - Avalon Jazz Band, Vocal by Tachiana Eva-Marie



タイトルはもちろん「おみやげ」です。子供でも大人でもそれはそれは嬉しいものです。
子供の頃よく見たあの「クマの彫り物」なんかじゃ、ありませんよ。食べ物のことです。
(そう言えば、上京後にゴミ捨て場に捨てられた憐れ埃だらけのクマ君の姿、数知れず。
フランスはパリならではの軽妙洒脱なお洒落・ボードビリアン風な雰囲気が超快感です。
ヴォーカルのタチアナさんの天真爛漫な笑顔のミュージシャンシップに心が洗われます。


次は往年のスィング・ジャズの乾いた明るさの趣きを(長尺ですが)味わってみてください。
トロンボーンの音色やサックス隊の生み出す温かな雰囲気のハーモニーが秀逸です。
針が拾うレコード盤から発せられるゴミのチリチリ音も併せてお楽しみ下さい。

ジェリー・フィールディング・オーケストラ、「スウィート・ウィズ・ア・ビ―ト」

Jerry Fielding Orchestra Sweet with a Beat GMB


これらの暖かいジェントル・ビートやサウンドもまたビッグ・バンドならではの醍醐味です。
のどかな春陽気の昼最中、ぬる湯風呂に浸かってシャボンの香りに包まれ、その後に昼寝を。
平和・平安・平穏の(今にも消え入りそうな、宝物のような)日常を満喫したくなりました。

V (#^.^#) V

以上、お楽しみいただけたのなら幸いです。

* * *

「筆者後記」

記したいこと山ほどあり過ぎて、後日追記あるかもしれません。が取りあえず、

「 休校中、学童クラブ内でのクラスター感染は全然OKなの !? 矛盾 おかしいでしょ!」
濃厚接触の場である事実は不可避。リスクを負いつつも開けざるを得ない状況ながら、集団発生に至ったら閉鎖しか。

「 感染防止ゆえの休校中なのに、なんで 渋谷や原宿は小中高生らで混雑しているの?」
近隣でのオープンエア―な公園や散歩等は可ですが、上記の場所には公共交通機関が使用されていて、問題多々では。

「水際作戦もPCR検査も一向にせず、実態とかけ離れた数字に矮小化する我が国の御上」
インバウンドと大陸に忖度の結果、雪祭りの北海道にまず飛び火。正しい広報と危機意識で短期的リスクに抑えるべき。

「満員電車通勤の人々に防護策なく家庭内の縦軸感染、職場や学校での横軸感染リスク」
感染が判明するまで8回も複数医院受診の陽性者もおり、緊急輸入で民間検査可なスイス製の検査キットを導入すべき。
代々に、国民の生命や健康を顧みず輸入を閉ざし、ひたすら天下り先の利権のみを守る厚労省の悪弊も愚劣の極みです。

その他、色々・・・


前回に続いて「憤懣やるかたない状態の」
By T講師

但し、不足していたマスクや消毒用アルコール・ジェル等は、保護者の方々よりご寄付いただきました。
ありがとうございます。当クラブにて鋭意 有効利用させていただきます。
_(._.)_



この春は、果てしない「負の連鎖」の始まりなのかもしれません。
せめて「平和」も「平安」も「景気」も他(国)人任せではいけないことに気がつき、対応していく契機となれれば・・・。
(-_-;)