アトリエ・マイルストンブログ

2020年9月28日月曜日

気がつけば時移りて金木犀も

 月曜日(一体いつの?)、久々の快晴


すさまじき投稿遅れに、ただただ恥じ入るのみ・・・。

(;^ω^)


ここ最近、当ブログ投稿をサボりにサボっていましたところ・・・

故郷(くに)の古い友人から久々の連絡が入りました。彼は時々このコーナーにやってくる貴重な存在の1人。

「(余りにも投稿なしが続いたので)コロナで死んだかと思った。」と、悪い(でもリアルな)冗談を飛ばしました。

当・無料ブログのフォーマットが新しくなったついでに、過去のデータが消えてしまって意気消沈していた旨を告げ、

「これではいかん・・・」と自らを奮い立たせ、取りあえず今回の緊急(生きてるぜ)バージョンをお届けする次第です。



投稿チョー遅延のその間、身近な者が亡くなったり、あのエディ―・ヴァン・ヘイレンもまた亡くなったりで、

途中まで記した編集中の出来損ないが2~3あり、それは横に置いておいて次回以降に廻すことにしました。


「ミュージック・ギャラリー(その431)」

「気がつけば季節移りて、金木犀の香りも漂い(散り)」


季節が移り、秋もまた深まり始め、我が家の庭のキンモクセイも黄色い花を連ね、香しい香りを発散させました。

そんな季節、筆者の脳裏には遠き昔日に聴いた甘いコーラスのアンサンブルが静かにゆるやかに鳴り始めました。

暑すぎる日々続きに、今度は寒すぎる日々の今年の秋。ならば大好きなインスト音楽で秋らしい風情を堪能します。


パーシー・フェイス 楽団、「イエロー・デイズ」
YELLOW DAYS - Percy Faith Orchestra with Chorus


Lyrics

I do remember when the sunlight had a special kind of brightness
And laughter held a lover's kind of lightness, Yellow days, Golden days.

She would hold me and the smile would spread around us so completely
And the softness of a kiss would linger sweetly, Yellow days, Golden days.

But then came thunder and I heard her say "goodbye"
Through tears of wonder, Now I'm alone and my heart wants to know
Yellow days, where'd you go?

Life is empty and the sunlight seems so harsh instead of tender
And the laughter's just an echo I'll remember from Yellow days, Golden days.
Yellow days, Golden days.


カバー、続けます。美しいコーラス・アンサンブルの後にはピアノの調べで秋の風情を堪能しましょう。

キンモクセイの香りに加え、コーヒーや紅茶の香りもまた馥郁と香り出す季節でもあり、賞味しましょう。


エディ―・ヒギンズ(ピアノ・インスト)、「イエロー・デイズ」

Yellow Days - Eddie Higgins Solo Piano



幼き頃に初めて入門した音楽が往年の米国音楽でした。

しかも、それがオーケストラやメロディーが最も美しかった50~60年代初頭の頃・・・。

しかも、それらが流れ出て来る音源が真空管ラジオやデカいスピーカーのステレオ・・・。

甘く柔らかい旋律が満天星々の夜空に溶け込み、空と海に流れるサーチライトの光・・・。

夜香木や庭の花々から漂う胸を締め付ける様な匂い・香り。白熱電球の温かな橙色世界・・・。

おぼろげな影を映す蚊帳には、微かに沁み込んだ蚊取り線香の匂い・・・。

歳取ったせいか、断片的ながらも半世紀以上も前の記憶が鮮やかに蘇ってくる秋の日の今日この頃・・・。

そう言えば、キンモクセイの香りや黄色い花や、イチョウの黄色い葉の色もなかった濃カーキ色の世界でした。

美しく穏やかな「秋」も「四季」もあり、それらを堪能できる日々の暮らしに感謝です。


「故郷(くに)の友よ。俺はまだ死んじゃいないぞ。」

「お互いコロナ禍を生き延びて、故郷で会おうな!」


By T講師

( 故郷の高い感染者数を危惧する秋の日々です。)

(;^ω^)

_(._.)_


2020年9月21日月曜日

気がつけば年寄り、敬老の日😊

 月曜日・曇り

「敬老の日」


未完ながら、またまた恒例の尻切れ・未編集アップです。

<(_ _)>


相変わらずの投稿・大幅遅延・・・

加えて未編集状態にてのアップ・・・

何をか言わんや・・・

(;^ω^)



「敬老の日」・・・、いつも年配の方々の日だと認識しつつ、

そのスタンスで当ブログも進め、日々を歳月を重ねてきました。

でも、はたと気がつけば、いつしか筆者自身がその仲間入りを果たし。

この認識と現実とのズレに気づいた今年のこの祝日、いかに進めようものか?

何せ初めての自覚であり、今回はパス&スル―させていただくつもりです。

「めでたくもあり、また焦燥もありで・・・。」

(;^ω^)


* * *


「ミュージック・ギャラリー(その430)」

「輝くビートルズ・カバー・メドレー(20曲!)」


諺の「三つ子の魂百まで」ではありませんが、高齢者となった今でも大好きなビートルズ、

小学時代にモンキー・ダンスで覚え、中学時代にレコードで聴き、高校時代にバンドで演り、

大人になってその凄さに改めて驚き、ジャズやブルースを経た後でさえ、それは変わらず輝き、

老年となった今でさえ驚きや輝きは失われることなく、逆に更に彼らの魅力や深さを感じ取り、

今日の漲る活力となって日々の時空を彩り飾ってくれています。

今は同世代の仲間らとのバンド演奏からも既に遠のき、学童クラブの小学生らにバンドで教え、

少なからず、彼らの音楽のそれなりの中継者となっている現在の自分に多少は満足もしています。


こんな風に、彼らの音楽を楽しめたら人生は更に魅力的で素晴らしいものに。

コロナ感染禍の今、こんなにも日常が輝いていたことに改めて驚いています。


ワーク・オフ・ジ・アース、「ビートルズの歴史(物語)」メドレー

A History of The Beatles 1962-1970 - Walk Off The Earth ( Canada )


まず原曲群が素晴らしいのは当然ですが、彼らの音楽を楽しむその姿勢が羨ましいほど輝いています。
6名全員が芸(腕)達者ですが、最後の「ヘイ・ジュード」でのベースマンのラインが特に秀逸です。
理屈抜きのご機嫌な少人数セッションの典型と言っても過言ではない傑作動画です。
正に文字通りの「音楽」そのものです。

* * *


「お知らせ」

筆者後記の「敬老の日に寄せて」は未完につき、当ブログからは削除。「T講師コーナー」へと移動させました。


およそ2年にも渡る塩漬け状態の「T講師コーナー」が、今回の逃亡で久々再開です。

文章記述が完了次第、お知らせします。その際は、よろしければお立ち寄りください。


<(_ _)>


By T講師


2020年9月14日月曜日

気がつけば秋空、赤トンボ

月曜日(一体いつの?)・晴れ(夜 雨)

恥ずかしながら大幅な投稿時差あり。にもかかわらず・・・、

(いつものように、未完ながらとりあえずアップ。ご容赦。)

<(_ _)>

今夏の炎暑もどうにか少しずつ和らぎ、 中空には赤トンボたちの浮遊姿も増え出しました。

あんなに威勢を張っていた入道様も日々その姿を消しつつあり、代わりの柔らかな巻雲が静かにたゆたい始めました。



当ブログにて利用させていただいているグーグル・ソフトのフォーマットが新しくなり、今までのデータが胡散霧消してしまいました。

で、ガックリ😢

(他人のせいにするわけではありませんが・・・)ブロッグ・アップ熱もすっかり遠のいてしまっていました。

(;´д`)トホホ


でもここは気を取り直して、変わりゆく季節に相応しい音楽を久々にYouTubeよりお借りしてきました。

すっかり秋めいた薄曇りの光の中で、静かに(かつ元気に)飛び回る赤トンボたちのような新鮮音楽を。


* * *


「ミュージック・ギャラリー(その429)」

気がつけば秋空、赤トンボ


筆者の大好きな「カバー」にして「インストルメンタル」を奏でる「ストリート・ミュージシャン」。

そしてそれが才能と感性豊かな少女(現在・若干12歳!)。

赤トンボたちの健気な浮遊姿を想像しながら、そのナチュラル・質朴な詩情をお楽しみ下さい。


当初は、この下の動画らの中から2~3曲に絞ってアップしようと考えていたのですが、どの楽曲・演奏も捨て難く、

結局、数ある路上パフォーマンスの中から6曲だけ(!)を選び出してお借りしてきました。

「飽きちゃう」とか云わずに、好きな曲だけを選んででも聴いて(見て)楽しんで下さい。


カロリナ・プロチェンコ(バイオリン)によるストリート・パフォーマンス、カバー曲特集

「レット・イット・ビー」/ザ・ビートルズ

Let It Be - Beatles - Karolina Protsenko - Violin and Piano Cover


「ハレルヤ」/ レナード・コーエン

Hallelujah - People were AMAZED - Karolina Protsenko - Violin and Piano


*


「この素晴らしき世界」/ルイ・アームストロング

What A Wonderful World - Louis Armstrong - Karolina Protsenko - Violin Cover



「虹の彼方に」/ 元唄:ジュディー・ガーランド

Even the dog was AMAZED - Somewhere over the rainbow - Street performance




「美女と野獣」/ ディズニー映画テーマソング

Amazing Piano and Violin Cover - Mom and daughter - Beauty and the Beast



今回の最後の演奏は、
2020年の3月に投稿された動画です。と言うことは、アメリカでも「コロナ感染禍」が流行し出した頃です。
演奏やその撮影がいつ行われたかは定かではありませんが、観衆の服装からすると冬には違いありません。
今現在、世界で最も患者数・死者数の多いアメリカの人々の状況が危惧されます。

「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」/ セリーヌ・ディオン、映画「タイタニック」テーマソング

My Heart Will Go On - Celine Dion - Violin Cover by Karolina Protsenko



もはや「言葉」は要らないでしょう。

これらの動画で聴くことの出来る彼女の演奏、何だか心が洗われます。


ネットで軽く検索してみたところ、とんでもない子だと言うことが判明。

才女カロリナちゃん、6歳の時にウクライナからアメリカに移住。その後にバイオリンを弾き始めたとの事です。

YouTubeのチャンネル登録者も僅か2年間で430万人以上!それぞれの動画再生回数も半端な数字ではありません。

世界的危機の「新型コロナ感染禍」を乗り越えて、大きく羽ばたいてほしいものです。


* * *


つい先だってTV(NHKだったか?)の放送で、「赤トンボ」は何と上空4000メートル(!)まで上昇出来るとの事です。

あの小さな身体で・・・!


そう言えば、やっぱり可愛らしいツバメ君たちもまた、あの小さな体で太平洋の大海原を渡っていくのです。

元気に周囲を飛び回っていたツバメ君たち、つい先だってみんなで集合し、南の彼方へと去ってゆきました。

あの俊敏で可愛らしい姿が消え去ってしまった淋しい里や野にも、曼珠沙華らの赤い姿が現われ始めました。


あの暑すぎた「夏」を惜しみつつ、可愛い「ツバメ君たち」を見送りつつ、深まりゆく「秋」を迎える今日この頃。

「コロナ感染禍」も早々と立ち去ってもらいたいと願っています。


By T講師


2020年9月7日月曜日

残暑の日々に再びの残照ロック

月曜日・晴れ・日中は炎暑

「ミュージック・ギャラリー(428)」
「残暑の日々には再びの残照ロックを」


もう既に暦の上では秋九月とは言え、
相変わらずの炎暑が日々を彩っており、筆者の大好きな入道雲たちも未だ元気に輝き林立しています。
そんな青空下の白銀雲たちを見ていると、筆者どうしても若かりし頃の記憶にワープしてしまいます。
そこで、
前回の「残暑の夕べは妖艶ロックを聴け」特集に続いての第2弾としました。
筆者の個人的な自己満足で終始しますが、よろしければお付き合いください。

60年代後半~70年代中盤にかけて欧米を中心に大活躍したロック・バンドらの懐かしの楽曲群の登場です。
筆者もバンドにその情熱を傾け燃えに燃えていた時代で、楽曲イコール・バンドの図式が今も続行中です。


まずは今回のオープニング曲、やはり前回のオープニングを飾ったカナディアン・ロック・バンドからです。
前回の曲同様、高校時代にバンドでコピーに励み、折々のダンス・パーティーやコンサートで好評を得ました。

ゲス・フー、「ノー・タイム」

Guess Who ," No Time " (1970) with Lyrics



2曲目も彼らを続けます。
前回はリード・ギター・サウンドを中心に組んだので漏れてしまいましたが、今回は堂々の登場です。
胸のすくような軽快なテンポの基に歌われるソウルフルなフィーリングと間奏のフルートが快感です。
( スリリングな絶品フルートの演奏は,リード・ヴォーカルのバートン・カミングスによるものです。)

ゲス・フー、「アンダン」

Undun - The Guess Who - 1969 (w/lyrics)


この曲は後の70年代中盤以降のAOR的な雰囲気で、ロック一色の筆者らのレパートリーには加えられませんでした。
が、前回記したように故郷の海沿いのドライブのBGMには欠かせないものでした。


ラテン・ロックを世界的に知らしめたサンタナ、前回は2枚目のアルバムからでしたが、今回はデビュー盤からです。
今も語り継がれる伝説的な野外フェスに登場した彼らに触発されて、筆者らもラテン・パーカッションを勇んで導入。
基本が4名のギターバンドに他に更に3名を加えユニット化、コンサート等ではサンタナ・ナンバーに対応しました。
この曲もまた彼らのアルバム同様に、そのままメドレーで続けて次のパーカッション溢れる曲までコピーしたものです。
サンタナの妖艶なギター・プレイもさることながら、オルガン奏者グレッグ・ローリーの歌声もまた色気充分な存在です。

サンタナ、「シェイズ・オブ・タイム」

Santana, " Shades Of Time " (1969)


ボンゴにコンガ、カウベルにギロ、そしてティンバレスと、筆者らのバンドにラテン・パーカッションは増え続けました。
但し、レスリー・スピーカーを伴ったハモンド・オルガンだけは高価過ぎて入手できず。代用の国産品で補ったものです。
その当時でも超高価な楽器で、日本国内にも数台を数える程で、人気プロ・バンドの「紫」が2台も所有していました。

「後日追記:脱線よもやま話」

後年、上京後のTVで聞いた話ですが、ジャズ・オルガン奏者のジミー・スミスの初来日時にハモンドが国内には無く、
当時に唯一所有していたのが俳優の故・高島忠夫さんで、彼の来日コンサート時にずっと貸し出したそうです。
その当時、ハモンドはとても高価な庶民の手には届かないシロモノで、1台で家1軒分の価格だったそう!!。



前回特集にこそ登場しませんでしたが、筆者のバンド繋がりでは絶対に避けては通れないギター・バンドです。
トリオと言う最小限の楽器編成でワイルドな演奏とアクションを展開した米国ならではのマッチョ・バンドです。
このへヴィーなミディアム・シャッフルが堪らなく快感で、筆者ら大のお気に入りで最も得意なナンバーでした。
筆者らのバンドは4人編成(2ギター)で、彼らのスタジオ録音ダビング・パートをしっかり再現していました。

グランドファンク・レイルロード、「ミスター・リムジン・ドライバー」

Grand Funk Railroad / Mr. Limousine Driver


半世紀ほど経った今でさえ、血が騒ぎ胸躍ってしまいます。
!(^^)!


彼らもまた2曲続けます。
こちらは2枚目のアルバムからで、ワイルドさを少々抜き、リリカルなアレンジを加えて妙味です。
この曲もまた筆者らの得意ナンバーの一つで、周囲のファン(!?)たちからの支持も多かったものです。
彼らの楽曲、筆者らのバンドでもその多くをレパートリーにし、自分たちで演っていても快感でした。
後半のシンセサイザー・パートのオブリはエレキのボリューム奏法で何とか再現に漕ぎ着けました。
実際は、故郷の先輩プロ・バンドのキャナビスは糸数ガンジーさんの奏法を見て、倣ったものです。
筆者らも大好きだった雄大な海を感じることの出来るビッグでワイドなスケール感ある傑作曲です。

グランドファンク・レイルロード、「クローサー・トゥ・ホーム」

Grand Funk Railroad - I'm Your Captain/Closer To Home




原曲はノーベル文学賞まで授与されてしまった反骨のシンガー・ソングライターのボブ・ディランの作品です。
他にジ三・ヘンドリックスによるカバーも名演で、筆者らのバンドでは両者編曲を共にコピーしていました。
甲乙つけ難いロックの歴史に残る名演奏です。

デイブ・メイソン、「邦題:見張塔よりずっと」

 Dave Mason , "All Along the Watchtower -" (1974) w/ lyrics





もしかしてこのコーナー、初登場かもしれません。
ボストンがデビューした70年代中頃、筆者は本土暮らしにも慣れ、代わりにロック・バンド・ライフを捨てた頃です。
時折に帰る故郷の先輩バンドらはそれなりに健在。元気にロックを演奏し、相変わらず米兵達の人気を得ていました。
故郷の多くのバンドが彼らの楽曲をレパートリー化、野外フェスや歓楽街でそのツイン・リードを響かせていました。
このツイン・リード・サウンド、故郷の海辺の野外コンサートの夜に聴くと、南の星空に溶け込んで極上快感でした。

ボストン、「モア・ザン・フィーリング」

BOSTON - MORE THAN A FEELING - Subtitulos Español & Inglés




最後に、前回特集でも紹介のイギリス出身のホワイト・ブルース・バンドの中期の傑作アルバムの中からもう1曲。
一流ミュージシャンならではの貫禄と迫力が快感で堪りません。特にピーター・ヘイコックのギターが秀逸です。

クライマックス・ブルース・バンド、「トゥゲザー・アンド・フリー」

Climax Blues Band - Together And Free | Lyrics - Sub ( Español - Inglés)



シンセ等の電子楽器が主流を占めるような昨今の音楽界、上に登場するようなライブ感あるバンドらも稀有な存在です。
スタジオ録音とは言え、ライブな演奏が基本の音作りには音楽家の生で裸の魂が色濃く刻まれているような気がします。
上のボストンのアルバムなど、そのジャケットに「ノー・シンセサイザー・ユーズ」とわざわざコメントしていました。

この異常な夏の暑さにも、様々な電気製品がその対応をしてくれていて、快適な日々を送ることが出来ています。が、
青空・陽光の下、汗を拭き拭きしつつ聴く熱~い「ロック音楽」もまたマゾヒスティックな納涼の一種かもしれません。
「エアコン」や「冷やし中華」や「冷そうめん」らも確かに涼しい夏の賢い過ごし方には違いありませんが・・・、
人生の夏をとっくに過ごしてきた筆者にとっては、暑い(熱い)夏こそ、生きていることの証しにも感じてしまい、
今更ながらに今年のこの猛暑・炎暑の夏に、過ぎ去った若かりし頃に体験した動物的生々しさを再確認しました。

「エバーグリーン」なぞ幻想かもしれません。
しかしながら「ロック音楽」を聴く時、それは妄想となって筆者の心身を確実に襲ってくれています。老体となった今もなお・・・。
「残照ロック、バンザイ!!!」

By (熱い夏が嬉しい)T講師

(#^.^#)

* * *

「後日追記:故郷・南島のロック・バンド思い出話」

筆者の高校時代のロック・バンド、勉強もろくにせず熱中していたもので、レパートリーも数多くにのぼりました。
そのレパートリーは勉強とは反比例してどんどん増えて(中学時代からも含め)優に4~50曲は下りませんでした。
クリーム、ツェッぺリン、フリー、テンイヤーズ・アフターらや、ビートルズ、ストーンズ等のブリティッシュ勢、
グランド・ファンク、C.C.R、アイアン・バタフライ、J・エアプレイン、サンタナ等のアメリカ勢らのコピーに励み、
多数あったセミ・プロ・バンドらとの共催コンサートや各大学のダンス・パーティーや学園祭等にも出演しました。

そんな時、観客の中には米兵や軍属家族の高校生らもおり、半端な英語歌詞ではブーイングも貰ったりもしました。
おかげでボーカル担当のK君など歌詞憶えに必死で、ノートにはヒヤリングで聞き取ったカタカナがビッシリでした。
リード・ギターのI君も難曲のコピーに日々必死で、彼にレコードを貸すと盤表面が傷だらけで戻ってきたものです。
練習時にも全力プレーが当然で、硬いピックが数個も摩耗・又は焦げたもので、太い弦も何本も切っていました。
そんなパワフルな粘りビートを演奏の肝にしていた筆者のバンドのおかげで、上京後に経験の本土勢の演奏に失望、
幾度も足を運んだ有名プロバンドらのひ弱さビートレスに、早々に「燃え尽き症候群」に陥ってしまったものです。
東京でも何組かのバンドに参加するも、彼らの頭でっかちで硬くてひ弱な演奏スタイルには溶け込めませんでした。
貸しスタジオや機材等に恵まれ、高価なドラムやベースを使用・演奏してもビートが出せず、筆者には不思議でした。

オキナワのバンド勢数組もデビューするも、地元でのサウンドが再現できずに故郷に戻ったり解散していきました。
あれから半世紀、幾多のバンドがデビューし人気を博し今日に至るも、未だ筆者を満足させるに足るバンドに遭えず、
若き日の「耳年増」のまま、「ロック・バンド・サウンド損失」のまま、今日 立派な老年を迎えるに至りました。

時折帰る故郷の南島にて相変わらずの演奏を繰り広げる熟年のロックバンドも減っていき、亡くなる方も増えました。
筆者らや彼らの輝く演奏は、もはや筆者の記憶の中にしか存在しないものとして、ただ共に消えゆくのを待つのみです。
「歯がゆさ」の中、半面で故郷・南島のロック・バンドの面々とその演奏に出会えたことは、筆者の自慢の宝物です。
そして明日をも知れぬ運命の若き米兵らをあんなにも狂喜乱舞させた彼らを誇りにも思うコロナ感染禍の今日この頃です。
そんな彼らも感染罹患することなく、余生を幸せに全うできるよう、遠く離れた本土から祈るばかりです。大々感謝です。

* * *

「祝・学童クラブ・バンド、再始動」

今春早々・目下のコロナ感染禍で中断を余儀なくされていた学童バンドが、どうにかこうにか再始動の運びに。
前回のクリスマス・コンサートの中心的メンバーこそ、保護者らの在宅勤務等で去っていってしまいましたが、
上級生(女子のみ四名)を中心に、何とか練習を再開することができました。
(但し新編成メンバーのカラーがお嬢様・優等生タイプなので、結構パワー不足ではありますが・・・。)
発表の目途こそ未だ確定ならずとも、状況さえ許せば年末クリスマスあたりに演奏会が出来ればと希望しています。
遅くとも、卒業する前には何とかお披露目を演りたいと目論んでいます。
その際にも、国内でよくありがちなテクニック優先よりは、筆者の故郷系統の表現力パワーで攻めたいと願っています。
が、果たして・・・。

(*^^)v