アトリエ・マイルストンブログ

2020年3月2日月曜日

卒業「終わり 始まり」の春

月曜日・冷雨

今日はあいにくの雨でしたが、昨日は暖かな春の陽光に包まれました。
新コロナ・ウィリス感染禍の今春、祝い人の姿なき「卒業式」も多くの高校などで執り行われました。

今回もまた恒例の「大幅な投稿時差」、ご容赦。
<(_ _)>



「ミュージック・ギャラリー(その404):春の歌」


早春の頃、当コーナーでも度々取り上げている春の「学校唱歌名曲」、今年もまた。
(筆者注:「動画冒頭のYouTubeで見る」をクリックの上、ご視聴ください。)

早春賦、歌:倍賞千恵子
作詞:吉丸一昌、作曲:中田 章、1913年(大正2年)
" SOUSYUNHU (Japanese Early Spring Song in old time)"

歌詞の「♪春は名のみの~♩」、今年はその逆で「冬は名のみの~」で早々に大陸へと立ち去ってしまいました。


筆者の大好きなカバー曲、今回は邦楽で攻めてみました。
我が国の「春」には諸外国とはまた違った意味と趣きがあり、その情感は独特です。
自然の美しい春を迎えつつも、「別れ」や「出合い」をも含まれた複雑な感情の入り混じる季節です。
特に「卒業」を迎える若い人々にとっては、前後ある人生の中で忘れ難い「春」には違いありません。
動画の中に登場の「桜(ソメイヨシノ)」には少々早いですが、野や里には早咲きの梅津桜が開花中。
若人による「春」、美しい映像と共にどうぞ。

「春の歌(2005年)」スピッツのカバー、歌・演奏:RIRIKO
" Haru-no-Uta (Spring Song)" ( The Spitz ),  Cover by RIRIKO


ボーカル RIRIKOさんの淡々とした歌唱とギター(少々ツッコミ気味ですが)、バックのテレキャスによるエレキでのオブリ、快感です。
加えてバックでさり気なく薄くかけられた2本目のアコギと途中登場のコーラス、後半で歪みをかけたテレキャス、やはり快感です。
シンプル地味ながら、よく練られていて絶妙なアレンジ&サウンドです。
(*^^)

「♪遮るな、どこまでも続くこの道を、歩いてゆくよ、サルのままで、孤り、幻じゃなく歩いていく~♩」
スピッツの草野マサムネ(正宗)君(氏)の面目躍如な含蓄ある感性豊かな詞の世界、いつまでも輝いています。


「 脱線今話:筆者、変なオジサン化 (?) 」

春の陽光に恵まれた日曜日のこと、車で走っていると何組かの複数高校の制服姿の女子高生らに道すがらに遭遇(男子見えず)。
チャリを連ねて歩道を行く(ホントはNG)2~3人連れ、信号待ちで見ると胸にリボンとカゴには卒業証書入れのあの円筒形。
御承知の通り、新コロナ禍にて集会規制のご時世、ご両親や在校生らに祝福されることなく、各教室でのみの卒業式との報道。
幾度目かの信号待ちの筆者、車の窓を大きく開放、傍らの歩道でやはり信号待ちの女子高校生3名に大きな声で叫びました。
南国生まれ・育ちの常日頃の筆者、見ず知らずの他人との垣根はほとんどなく、躊躇ない声かけには何の抵抗もありません。
「オーイ!卒業おめでとー!頑張ってねー!(^O^)/」
白昼とは言え、見知らぬおじ(お爺?)さんに路上で車から突然に声をかけられたら、驚いてひいてしまう子も当然いるでしょう。
でも違いました。
「あ、ハ~イ! ありがとうございます! 頑張りま~す!」
筆者の突然の呼びかけにもかかわらず、幸いにも彼女ら3名全員が合唱のように即座に応えてくれました。
信号が青に変わりました。
抜き去る筆者に彼女たちは笑顔で手を振ってくれ、後方のドライバーもそのやりとりに卒業に気がついたようです。
その後方車の助手席に乗っていた中年女性の方も「おめでと~」と声かけたようで、彼女らに手を振っていました。
バック・ミラーに映るそんな光景を見て、「良いこと、したかな?」と、一人悦に入ってしまいました、とさ (^^)。
「ささやかながら筆者のせめてものエール、ちょっとは良い話しじゃありません?」

小・中・(特に社会に出る)高校生の皆様、ご卒業おめでとうございます。

災害・疫病・(訪れ始めた)不況や厳しい社会に負けずに、新たな出発にしっかり前を向いて対処していって下さい。
皆様の大いなるご健康とご健闘を祈らざるを得ません。影(無力)ながら応援します。

!(^^)!


* * *

「付録:景気づけ(一服の清涼剤)の歌 2本」

大変な状況の昨今、先が見えず不安だけが増大し、巷も個人も負のテンテコマイ。
そこでそんな不安で暗い世相を少しでも払拭しようと、元気になれる(かな?)動画をお借りしてきました。

まずはフランスのご機嫌な彼らの生パフォーマンスを。

アバロン・ジャズ・バンド、「スーベニヤ・スーベニ(ィ)」ジョニー・アリデー・カバー

Souvenirs Souvenirs (Johnny Hallyday) - Avalon Jazz Band, Vocal by Tachiana Eva-Marie



タイトルはもちろん「おみやげ」です。子供でも大人でもそれはそれは嬉しいものです。
子供の頃よく見たあの「クマの彫り物」なんかじゃ、ありませんよ。食べ物のことです。
(そう言えば、上京後にゴミ捨て場に捨てられた憐れ埃だらけのクマ君の姿、数知れず。
フランスはパリならではの軽妙洒脱なお洒落・ボードビリアン風な雰囲気が超快感です。
ヴォーカルのタチアナさんの天真爛漫な笑顔のミュージシャンシップに心が洗われます。


次は往年のスィング・ジャズの乾いた明るさの趣きを(長尺ですが)味わってみてください。
トロンボーンの音色やサックス隊の生み出す温かな雰囲気のハーモニーが秀逸です。
針が拾うレコード盤から発せられるゴミのチリチリ音も併せてお楽しみ下さい。

ジェリー・フィールディング・オーケストラ、「スウィート・ウィズ・ア・ビ―ト」

Jerry Fielding Orchestra Sweet with a Beat GMB


これらの暖かいジェントル・ビートやサウンドもまたビッグ・バンドならではの醍醐味です。
のどかな春陽気の昼最中、ぬる湯風呂に浸かってシャボンの香りに包まれ、その後に昼寝を。
平和・平安・平穏の(今にも消え入りそうな、宝物のような)日常を満喫したくなりました。

V (#^.^#) V

以上、お楽しみいただけたのなら幸いです。

* * *

「筆者後記」

記したいこと山ほどあり過ぎて、後日追記あるかもしれません。が取りあえず、

「 休校中、学童クラブ内でのクラスター感染は全然OKなの !? 矛盾 おかしいでしょ!」
濃厚接触の場である事実は不可避。リスクを負いつつも開けざるを得ない状況ながら、集団発生に至ったら閉鎖しか。

「 感染防止ゆえの休校中なのに、なんで 渋谷や原宿は小中高生らで混雑しているの?」
近隣でのオープンエア―な公園や散歩等は可ですが、上記の場所には公共交通機関が使用されていて、問題多々では。

「水際作戦もPCR検査も一向にせず、実態とかけ離れた数字に矮小化する我が国の御上」
インバウンドと大陸に忖度の結果、雪祭りの北海道にまず飛び火。正しい広報と危機意識で短期的リスクに抑えるべき。

「満員電車通勤の人々に防護策なく家庭内の縦軸感染、職場や学校での横軸感染リスク」
感染が判明するまで8回も複数医院受診の陽性者もおり、緊急輸入で民間検査可なスイス製の検査キットを導入すべき。
代々に、国民の生命や健康を顧みず輸入を閉ざし、ひたすら天下り先の利権のみを守る厚労省の悪弊も愚劣の極みです。

その他、色々・・・


前回に続いて「憤懣やるかたない状態の」
By T講師

但し、不足していたマスクや消毒用アルコール・ジェル等は、保護者の方々よりご寄付いただきました。
ありがとうございます。当クラブにて鋭意 有効利用させていただきます。
_(._.)_



この春は、果てしない「負の連鎖」の始まりなのかもしれません。
せめて「平和」も「平安」も「景気」も他(国)人任せではいけないことに気がつき、対応していく契機となれれば・・・。
(-_-;)