アトリエ・マイルストンブログ

ラベル お休み日 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル お休み日 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年9月7日月曜日

残暑の日々に再びの残照ロック

月曜日・晴れ・日中は炎暑

「ミュージック・ギャラリー(428)」
「残暑の日々には再びの残照ロックを」


もう既に暦の上では秋九月とは言え、
相変わらずの炎暑が日々を彩っており、筆者の大好きな入道雲たちも未だ元気に輝き林立しています。
そんな青空下の白銀雲たちを見ていると、筆者どうしても若かりし頃の記憶にワープしてしまいます。
そこで、
前回の「残暑の夕べは妖艶ロックを聴け」特集に続いての第2弾としました。
筆者の個人的な自己満足で終始しますが、よろしければお付き合いください。

60年代後半~70年代中盤にかけて欧米を中心に大活躍したロック・バンドらの懐かしの楽曲群の登場です。
筆者もバンドにその情熱を傾け燃えに燃えていた時代で、楽曲イコール・バンドの図式が今も続行中です。


まずは今回のオープニング曲、やはり前回のオープニングを飾ったカナディアン・ロック・バンドからです。
前回の曲同様、高校時代にバンドでコピーに励み、折々のダンス・パーティーやコンサートで好評を得ました。

ゲス・フー、「ノー・タイム」

Guess Who ," No Time " (1970) with Lyrics



2曲目も彼らを続けます。
前回はリード・ギター・サウンドを中心に組んだので漏れてしまいましたが、今回は堂々の登場です。
胸のすくような軽快なテンポの基に歌われるソウルフルなフィーリングと間奏のフルートが快感です。
( スリリングな絶品フルートの演奏は,リード・ヴォーカルのバートン・カミングスによるものです。)

ゲス・フー、「アンダン」

Undun - The Guess Who - 1969 (w/lyrics)


この曲は後の70年代中盤以降のAOR的な雰囲気で、ロック一色の筆者らのレパートリーには加えられませんでした。
が、前回記したように故郷の海沿いのドライブのBGMには欠かせないものでした。


ラテン・ロックを世界的に知らしめたサンタナ、前回は2枚目のアルバムからでしたが、今回はデビュー盤からです。
今も語り継がれる伝説的な野外フェスに登場した彼らに触発されて、筆者らもラテン・パーカッションを勇んで導入。
基本が4名のギターバンドに他に更に3名を加えユニット化、コンサート等ではサンタナ・ナンバーに対応しました。
この曲もまた彼らのアルバム同様に、そのままメドレーで続けて次のパーカッション溢れる曲までコピーしたものです。
サンタナの妖艶なギター・プレイもさることながら、オルガン奏者グレッグ・ローリーの歌声もまた色気充分な存在です。

サンタナ、「シェイズ・オブ・タイム」

Santana, " Shades Of Time " (1969)


ボンゴにコンガ、カウベルにギロ、そしてティンバレスと、筆者らのバンドにラテン・パーカッションは増え続けました。
但し、レスリー・スピーカーを伴ったハモンド・オルガンだけは高価過ぎて入手できず。代用の国産品で補ったものです。
その当時でも超高価な楽器で、日本国内にも数台を数える程で、人気プロ・バンドの「紫」が2台も所有していました。

「後日追記:脱線よもやま話」

後年、上京後のTVで聞いた話ですが、ジャズ・オルガン奏者のジミー・スミスの初来日時にハモンドが国内には無く、
当時に唯一所有していたのが俳優の故・高島忠夫さんで、彼の来日コンサート時にずっと貸し出したそうです。
その当時、ハモンドはとても高価な庶民の手には届かないシロモノで、1台で家1軒分の価格だったそう!!。



前回特集にこそ登場しませんでしたが、筆者のバンド繋がりでは絶対に避けては通れないギター・バンドです。
トリオと言う最小限の楽器編成でワイルドな演奏とアクションを展開した米国ならではのマッチョ・バンドです。
このへヴィーなミディアム・シャッフルが堪らなく快感で、筆者ら大のお気に入りで最も得意なナンバーでした。
筆者らのバンドは4人編成(2ギター)で、彼らのスタジオ録音ダビング・パートをしっかり再現していました。

グランドファンク・レイルロード、「ミスター・リムジン・ドライバー」

Grand Funk Railroad / Mr. Limousine Driver


半世紀ほど経った今でさえ、血が騒ぎ胸躍ってしまいます。
!(^^)!


彼らもまた2曲続けます。
こちらは2枚目のアルバムからで、ワイルドさを少々抜き、リリカルなアレンジを加えて妙味です。
この曲もまた筆者らの得意ナンバーの一つで、周囲のファン(!?)たちからの支持も多かったものです。
彼らの楽曲、筆者らのバンドでもその多くをレパートリーにし、自分たちで演っていても快感でした。
後半のシンセサイザー・パートのオブリはエレキのボリューム奏法で何とか再現に漕ぎ着けました。
実際は、故郷の先輩プロ・バンドのキャナビスは糸数ガンジーさんの奏法を見て、倣ったものです。
筆者らも大好きだった雄大な海を感じることの出来るビッグでワイドなスケール感ある傑作曲です。

グランドファンク・レイルロード、「クローサー・トゥ・ホーム」

Grand Funk Railroad - I'm Your Captain/Closer To Home




原曲はノーベル文学賞まで授与されてしまった反骨のシンガー・ソングライターのボブ・ディランの作品です。
他にジ三・ヘンドリックスによるカバーも名演で、筆者らのバンドでは両者編曲を共にコピーしていました。
甲乙つけ難いロックの歴史に残る名演奏です。

デイブ・メイソン、「邦題:見張塔よりずっと」

 Dave Mason , "All Along the Watchtower -" (1974) w/ lyrics





もしかしてこのコーナー、初登場かもしれません。
ボストンがデビューした70年代中頃、筆者は本土暮らしにも慣れ、代わりにロック・バンド・ライフを捨てた頃です。
時折に帰る故郷の先輩バンドらはそれなりに健在。元気にロックを演奏し、相変わらず米兵達の人気を得ていました。
故郷の多くのバンドが彼らの楽曲をレパートリー化、野外フェスや歓楽街でそのツイン・リードを響かせていました。
このツイン・リード・サウンド、故郷の海辺の野外コンサートの夜に聴くと、南の星空に溶け込んで極上快感でした。

ボストン、「モア・ザン・フィーリング」

BOSTON - MORE THAN A FEELING - Subtitulos Español & Inglés




最後に、前回特集でも紹介のイギリス出身のホワイト・ブルース・バンドの中期の傑作アルバムの中からもう1曲。
一流ミュージシャンならではの貫禄と迫力が快感で堪りません。特にピーター・ヘイコックのギターが秀逸です。

クライマックス・ブルース・バンド、「トゥゲザー・アンド・フリー」

Climax Blues Band - Together And Free | Lyrics - Sub ( Español - Inglés)



シンセ等の電子楽器が主流を占めるような昨今の音楽界、上に登場するようなライブ感あるバンドらも稀有な存在です。
スタジオ録音とは言え、ライブな演奏が基本の音作りには音楽家の生で裸の魂が色濃く刻まれているような気がします。
上のボストンのアルバムなど、そのジャケットに「ノー・シンセサイザー・ユーズ」とわざわざコメントしていました。

この異常な夏の暑さにも、様々な電気製品がその対応をしてくれていて、快適な日々を送ることが出来ています。が、
青空・陽光の下、汗を拭き拭きしつつ聴く熱~い「ロック音楽」もまたマゾヒスティックな納涼の一種かもしれません。
「エアコン」や「冷やし中華」や「冷そうめん」らも確かに涼しい夏の賢い過ごし方には違いありませんが・・・、
人生の夏をとっくに過ごしてきた筆者にとっては、暑い(熱い)夏こそ、生きていることの証しにも感じてしまい、
今更ながらに今年のこの猛暑・炎暑の夏に、過ぎ去った若かりし頃に体験した動物的生々しさを再確認しました。

「エバーグリーン」なぞ幻想かもしれません。
しかしながら「ロック音楽」を聴く時、それは妄想となって筆者の心身を確実に襲ってくれています。老体となった今もなお・・・。
「残照ロック、バンザイ!!!」

By (熱い夏が嬉しい)T講師

(#^.^#)

* * *

「後日追記:故郷・南島のロック・バンド思い出話」

筆者の高校時代のロック・バンド、勉強もろくにせず熱中していたもので、レパートリーも数多くにのぼりました。
そのレパートリーは勉強とは反比例してどんどん増えて(中学時代からも含め)優に4~50曲は下りませんでした。
クリーム、ツェッぺリン、フリー、テンイヤーズ・アフターらや、ビートルズ、ストーンズ等のブリティッシュ勢、
グランド・ファンク、C.C.R、アイアン・バタフライ、J・エアプレイン、サンタナ等のアメリカ勢らのコピーに励み、
多数あったセミ・プロ・バンドらとの共催コンサートや各大学のダンス・パーティーや学園祭等にも出演しました。

そんな時、観客の中には米兵や軍属家族の高校生らもおり、半端な英語歌詞ではブーイングも貰ったりもしました。
おかげでボーカル担当のK君など歌詞憶えに必死で、ノートにはヒヤリングで聞き取ったカタカナがビッシリでした。
リード・ギターのI君も難曲のコピーに日々必死で、彼にレコードを貸すと盤表面が傷だらけで戻ってきたものです。
練習時にも全力プレーが当然で、硬いピックが数個も摩耗・又は焦げたもので、太い弦も何本も切っていました。
そんなパワフルな粘りビートを演奏の肝にしていた筆者のバンドのおかげで、上京後に経験の本土勢の演奏に失望、
幾度も足を運んだ有名プロバンドらのひ弱さビートレスに、早々に「燃え尽き症候群」に陥ってしまったものです。
東京でも何組かのバンドに参加するも、彼らの頭でっかちで硬くてひ弱な演奏スタイルには溶け込めませんでした。
貸しスタジオや機材等に恵まれ、高価なドラムやベースを使用・演奏してもビートが出せず、筆者には不思議でした。

オキナワのバンド勢数組もデビューするも、地元でのサウンドが再現できずに故郷に戻ったり解散していきました。
あれから半世紀、幾多のバンドがデビューし人気を博し今日に至るも、未だ筆者を満足させるに足るバンドに遭えず、
若き日の「耳年増」のまま、「ロック・バンド・サウンド損失」のまま、今日 立派な老年を迎えるに至りました。

時折帰る故郷の南島にて相変わらずの演奏を繰り広げる熟年のロックバンドも減っていき、亡くなる方も増えました。
筆者らや彼らの輝く演奏は、もはや筆者の記憶の中にしか存在しないものとして、ただ共に消えゆくのを待つのみです。
「歯がゆさ」の中、半面で故郷・南島のロック・バンドの面々とその演奏に出会えたことは、筆者の自慢の宝物です。
そして明日をも知れぬ運命の若き米兵らをあんなにも狂喜乱舞させた彼らを誇りにも思うコロナ感染禍の今日この頃です。
そんな彼らも感染罹患することなく、余生を幸せに全うできるよう、遠く離れた本土から祈るばかりです。大々感謝です。

* * *

「祝・学童クラブ・バンド、再始動」

今春早々・目下のコロナ感染禍で中断を余儀なくされていた学童バンドが、どうにかこうにか再始動の運びに。
前回のクリスマス・コンサートの中心的メンバーこそ、保護者らの在宅勤務等で去っていってしまいましたが、
上級生(女子のみ四名)を中心に、何とか練習を再開することができました。
(但し新編成メンバーのカラーがお嬢様・優等生タイプなので、結構パワー不足ではありますが・・・。)
発表の目途こそ未だ確定ならずとも、状況さえ許せば年末クリスマスあたりに演奏会が出来ればと希望しています。
遅くとも、卒業する前には何とかお披露目を演りたいと目論んでいます。
その際にも、国内でよくありがちなテクニック優先よりは、筆者の故郷系統の表現力パワーで攻めたいと願っています。
が、果たして・・・。

(*^^)v

2020年8月31日月曜日

残暑の夕べは妖艶ロックを聴け!



昼間の猛暑で気づきづらいですが、夜訪れや朝夕の気温は変化し、空には秋雲(巻層雲)も現われ始めました。



ブログ・アップ遅れの間に台風10号の影響・余波で風雨が強まり、「タイミング悪(わる)!」と思いつつ、
よろしければご視聴ください。
_(._.)_


「ミュージック・ギャラリー(427)」
「残(炎)暑の夕べは妖艶(アダルト)ロック(ギター)を聴け!」


1週間近くもの投稿遅延に秋も少しずつ但し確実に深まってきましたが、でも昼の間は相変わらずの炎暑です。
そんな夕べ、茜色に染まる雲々を眺めながら筆者の脳裏で蘇る遠き日の記憶が、こんな曲達を呼び出しました。

南国育ちの筆者、海はいつでもそこに在り、いつもそれに囲まれて子供時代や青春時代を謳歌していました。
那覇市内の波の上海岸は元より、中南部方面のビーチ、或いはバスの車窓やキャンプの拠点等、色々でした。

日中の海も当然快適でしたが、泳ぎ・遊び疲れて重くなった瞳と身体に、海からそよいでくる風は極上でした。
潮気が僅かに残った皮膚と頭髪にからみ、抜けてゆく潮風はまるで天然の子守歌のように筆者らを包みました。

そんな時、特に高校生になって夜世界も知った後、夕刻時の潮風は子供心を想起させ、同時に夜へも誘いました。
そんな時、やはりその頃から自動で勝手に流れ出でる脳内ジュークボックスでは、少々アダルトな音楽らが出現。
エレクトリック・ギターならではの妖艶な音色が、夕焼けの空を駆け抜けて筆者の心を激しく掻きむしりました。

「ほら、暑いながらも風が吹き渡るでしょ?」
今では記憶と想像だけとなった海岸線を車で駆け抜けながら、夕焼けに光り輝く海と空を満喫しましょう。
(#^.^#)

「追加オープニング」

今は遠き高校時代、バンドで必死になってコピーした思い出の曲です。
また加えて、ノーヘル・2ケツ・バイク(無免許筆者は当然後席)で1号線(現・国道58号線)を走った記憶も蘇ります。
並走する隣車線の若き米人男女のムスタング・オープンカーからは、この曲と「アンダン」がガンガン流れてきました。


 The Guess Who ( Canadian Band ), " Share the Land " (with lyrics) (1970)

Twin lead Guitar by Kurt Winter, Greg Leskiw



Jeff Beck, Rod Stewart -” People Get Ready” (Official Video)

Guitar play by Jeff Beck




「追加曲」

アダルトな渋さテイストで言えば、この人を抜くわけにはまいりません。


Dave Mason ," Give Me a Reason Why " (1976)

Guitar play by Dave Mason

伝説のブリティッシュ・バンドの「トラフィック」を抜けた後の多数のソロ・アルバムからの1曲です。
彼はその他にも「情念のライブ」と言う傑出名盤を出しており、筆者の大好きなギターワーク満載です。



辺りを紅色に染めていた夕焼けも水平線へと没し、いつしか青く仄暗く染まり始める「夜始まり」のひととき。
アダルトなバンド・アンサンブルが再現され、オブリや間奏の宇宙遊泳ギターと共に「夜の歓楽街」へと・・・。

 Climax Blues Band、”Mighty Fire ”

Guiter play by Peter Haycock



The Doobie Brothers ," Dark Eyed Cajun Woman "

Guitar play by Tom Johnston


Micky Jagger - Hard Woman



ZZ Top - " Rough Boy - HQ - Scroll Lyrics 

Guitar play by Billy Gibbons



妖艶なアダルト・ロックの元祖にして、セクシー・ギターの傑作 登場。
衝撃的なジャケ・イラストと共に高校生だった筆者らは痛く刺激されました。
ラテン・ロック特有のいかがわしさ・妖しさに開眼した前世紀の傑作名盤です。
1st アルバムとの出会いから、ボンゴ、コンガ等の購入資金バイトに精出したものです。
(カウベルは、ツェッぺリンやストーンズ、CCR等で既に筆者の必需アイテムでした。)

Santana - " Black Magic Woman  " (w/Lyrics)

Guitar play by Carlos Santana

当時の本土の高校生らにの多くが未経験だったそうですが、南島の筆者らには既にチークダンスが日常でした。
この曲もその代表でしたが、レコード通りのメドレーで「ジプシー・クイーン」を演られるとお手上げでした。
(;^ω^)

* * *

そんな南島の夜更けの繁華街の狭間に鳴り響くは、我らがコンディション・グリーンのインスト・ナンバー・・・。
シンキ本人が最も影響を受けたギタリストのベスト3は、上のサンタナにジ三・ヘンにジョニー・ウィンターだそうです。

Condition Green - Akiyuma (1978)

Guitar play by Shinki (Sugama)

今夜もアルコール摂取が気持ちよく進みそうです。

🍷(#^^#) V

暑い熱い夏こそ妖艶ロックを聴いて、風に吹かれつつ、星空にネオンを見て、妄想トリップに出かけましょう。

男性側から聴いた、歌心満載のリリカル(抒情)セクシー(妖艶)ギター特集、いかがだったでしょうか。
ただただ暑いだけの「夏」に終わらぬよう、色々と頑張りましょう。


* * * * *

「筆者後記:寸感」
「安倍首相、辞任表明」

衝撃的なニュースにかつてないショックを受けたと言うのが、筆者の正直なところです。
記したいこと山ほどあり過ぎて、このままではまとまらないと判断した筆者、ネット・ニュース内のある投稿をコピペ。
いずれ機会を見て筆者の現在の心情を発露したいと思いつつも、今回は代弁者的なコメントを代わりに張り付けました。

以下、コピペ・コメント全文

no name ID:0366
2007年インド国会での安倍総理による伝説的なスピーチ「Confluence of the Two Seas」がアメリカの太平洋上の安全保障政策を大きく変えた。
名称も太平洋構想からインド太平洋構想にグレードアップしたわけだ。
日本の首相がアメリカの軍事構想にここまで影響を与えたことはかつて無い。
インド、日本、豪州、ハワイを結ぶダイヤモンド構想のとおりに中国包囲網は着実に敷かれてきた。
安倍総理によって日本は救われたようなもんだ。
この偉大な功績をついにどのメディアも報じなかったな。

また数字で2012年と2019年を比較すれば以下のとおりだ。
・日経平均 8500円→24000円
・自殺者数 28000人→20000人
・完全失業率 4.3%→2.4%
・有効給人倍率 0.8→1.7
これだけの功績を一切無視するメディアは今すぐ廃業するべき。

目下メディアは石破を首相にしようと世論操作に必死だが、必要なのはメディア自体の信用度についてのアンケートだろ。✖✖メディア。

以上、コピペ・コメント文(文章のごく一部・最後部、筆者により割愛)


* * *

今回の安倍首相退陣の件、我が国の主要マスメディアの報道姿勢と内容は、失望以外の何ものでもありません。
かつて傾きかけた船体(国家)を必死で立て直し、世界の無情荒波を乗り越えて、未来に希望が見えた矢先です。
欧米諸国をはじめ、世界の首脳からこれほどまでの賛辞と損失だと言うコメントをいただいた首相はいません。
「モリ・カケ・サクラ」と野党と共々にて終始し、喫緊に迫る課題にはホッカムリを決め込むメディアです。
「安保にはタダ乗り」しつつ、傍らで「基地縮小や撤去」を叫び、「(欠陥)憲法」にはひたすら盲目的信仰。
近隣諸国の理不尽・不条理な要求・恫喝にはひたすら耐え、「お花畑の防衛論」で憲法改正議論さえタブー視。
論理的破綻の左翼的野党と共に、我が国の中央大手の地上波メディアは、正に国内にて巣食う煽情的集団です。
大手新聞社もまた同様でA新聞やM新聞等、まるで近隣諸国のプロパガンダ・メディアの様相を呈しています。
一体この先、どうなっていくのやら。「コロナ感染禍」と共に、見えざる「国難的・国内最大強敵勢力」です。
「公正」「中立」「正確」「良質」
現在の我が国の多くの大手メディアに欠けている4つの言葉・姿勢です。
「報道する自由」「しない自由」の理由もまた厳しく問われるべきです。

By T講師


2020年8月24日月曜日

やっぱり夏もビートルズでしょ!

月曜日・快晴・猛暑
但し、睡眠中の今朝は初めて肌寒く感じられました。
「秋、近し!?」


* * *

「ミュージック・ギャラリー(426)」
「やっぱり夏もビートルズでしょう!」


「第1部:アコースティック・ビートルズの世界」


との企画で、筆者の尊敬する大好きなビートルズの数曲を取り上げようと思ったのですが、ですが!
何と!彼らのスタジオ録音盤のそのほとんどが転載禁止のブロックが施されていて、涙を呑んで断念!
現・著作権者の権利も大事ですが、オリジナル音源の観賞も不自由で、YouTube上にないものも多数です。
その反面、動画タイトルの「ビートルズ」等と言う詐称的命名音楽には寛容と言うか、野放し状態です!

「一体全体、どうなってんの?!」
(以前、作曲者であるポール・マッカートニー氏が、権利返還を求めて現権利者を訴えましたが未だ未解決なようです。)

と言う訳で、幻の第1部となってしまいました。
ご容赦ください。
<(_ _)>

筆者の脱線ボヤキ・嘆きはさておいて、
転載可能だった数少ない曲を、この夏のBGMとして選ばせていただきました。
そして、その曲のカバーを併せて紹介して「第2部」として構成してみました。
お楽しみいただければ幸いです。

* * * 


「第2部:カバー曲特集」


ザ・ビートルズの10枚目のスタジオアルバム「The Beatles(通称 ホワイトアルバム)」(1968年) に収録されている曲です。
第1部で予定していたアコースティック名曲目白押しのアルバムの中の隠れた1名曲です。

ザ・ビートルズ、「アイ・ウィル」

The Beatles - I Will


下に、歌詞とその和訳を紹介します。
ネット上の「りりっくりすと ( Lyric List)」(管理人まーしゃる)さんのH.Pからお借りしてきました。
このようなH.P、通常はコピペ・転載禁止のブロックが施されているのが多数ですが、そうではありませんでした。
「感謝です。」
_(._.)_

歌詞と和訳

" I Will ", Written by Lennon-McCartney
Who knows how long I’ve loved you
You know I love you still
Will I wait a lonely lifetime?
If you want me to, I will
一体どれだけの間、僕は君を愛しているだろう
今でも君を愛してる
僕は一人寂しい人生を送るのかな?
もし君がそう望むなら、そうするよ
For if I ever saw you
I didn’t catch your name
But it never really mattered
I will always feel the same
君と出会えたのに
君の名を聞きそびれてしまった
でも、そんなのはどうでもいいさ
いつだって僕の気持ちは変わらないんだ
I didn’t catch your name 名前を聞きそびれる、聞き逃す
Love you forever and forever
Love you with all my heart
Love you whenever we’re together
Love you when we’re apart
愛しているよ、いつまでも、いつまでも
心の底から愛してる
一緒にいる時はずっと愛してる
離れていても愛してる
And when at last I find you
Your song will fill the air
Sing it loud so I can hear you
Make it easy to be near you
For the things you do endear you to me
Oh, you know, I will
I will
そして君を見つけられた時には
君の歌声があたりを包むんだ。
僕に聴こえるように、大きな声で歌って
そばに近づけば、よく聴こえる
君のする事が、愛しくて仕方ない
あぁ、そうだね、そうしよう
僕はそうするよ
endear 愛おしく思わせる、慕わせる
* * *
「"アイ・ウィル" のカバー曲特集」

まず、オープニングは年若き女性のウクレレ教本からのカバー曲です。
英語が母国語ではない(?)舌足らずなハスキー・ヴォイスが可愛いです。

「アイ・ウィル」、ルネー・ドミ二―クちゃんによるウクレレ・カバー

I Will - The Beatles [Lyrics And Chords] Ukulele Tutorial

Cover song and Ukulele By  Reneé Dominique





2曲目はカリフォルニアでの男女デュエットの爽やかなカバーです。


「タイニー・ホーム」によるカバー

The Beatles - I Will - (duet version by Tiny Home) On October 20th, 2013, 

Tiny Home performed at hillside in Mt. Tamalpais State Park, above Muir Beach, CA,


3曲目もまたデュエットですが、女性同士ならではのマイルドなハーモニーが魅力です。
二人の体形らしく(失礼!)柔らかなボトムとスリムなハイノートのブレンドが絶妙です。

「カーリーとマルティナによるカバー」

I Will by Lennon and McCartney of The Beatles ACOUSTIC Cover (Carly and Martina)




4曲目はビートルズの故郷リバプールで活躍するプロの双子姉妹のカバーです。
一卵性双生児(モナ&リサ・ワグナー)の二人の出身地は、オーストリアです。
ビートルズの楽曲のほとんど全てをカバーする程のビートル・マニア姉妹です。
原曲の雰囲気再現のために、口でのチャカポコと言う効果音も披露しています。

モナリザ・ツインズによるカバー

I Will - MonaLisa Twins (The Beatles Cover) live!





最後5曲目のカバーはアメリカの著名なフィドラー(バイオリニスト)によるカバーです。
筆者の大好きなスライド・ギターがフューチュアーされ、囁くような歌唱が良い雰囲気です。

「アリソン・クラウスによるカバー」

I Will by Alison Krauss with Lyrics


 *

ビートルズの「アイ・ウィル」とそのそれぞれのカバー、いかがだったでしょうか。
十人十色な個性・切り口が活かされるカバー曲ならではの魅力を堪能していただけたのなら幸いです。

By T講師

相変わらずのコロナ感染禍にもかかわらず、
日々4枚ほどのTシャツを取っ換え引っ替えしながら汗だくで木工作や庭仕事に勤しむ日々です。
本来の夏らしい暑い日々、青空と地平線に沿って林立しそびえ立つ白銀の入道雲たち。快感です。
中学生時代に、日々 学校帰りのビーチやキャンプ等々で海に親しんでいたような快感疲労の日々。
そして当然、毎夜の瞬間寝落ちの日々。
この歳になっても体験できることの幸せ。
ただ、「海」が無い(見えない)のが残念。

v(#^.^#)v


* * *

「追記:脱線・余談・お節介情報」
「入浴後のリフレッシュお勧め商品のご紹介」


暑さに悩まされる夏、入浴後も身体がほてり、汗をかいて再びの不快感に襲われたりします。
そこで筆者の個人的お勧めを紹介して、入浴後の爽快感を得ましょうとのアドバイスです。

それは市販の制汗剤を入浴最後に全身にコートすることで、爽やかな浴後タイムが得られます。
商品名は花王の「バブシャワー」と言う液体で、筆者はもう10数年に渡って愛用しています。
ほてった身体にメンソール風な清涼感と、実際のサラサラ感も同時に得ることが可能です。

秋以降は当然その商品に対する需要は減ってしまうので、一時期に製品の発売が中止されました。
翌年、それを知った筆者ら愛用者らが花王本社に「再発売を強く要望」すると言う熱い声が殺到、
2年後にはその声に押されて復活を遂げたと言う伝説の商品です(筆者、花王の回し者に非ず)。
発売中止になった夏、筆者ら(友人知人ら数人)は代替品を求めて、数種類の類似品を購入・使用。
しかし、その商品に匹敵する品は全く皆無で、先程の愛用者の熱い声で再発売が実現されました。

一度、試用されることをお勧めします。
ひとたび、その効果を知った後は、もう入浴とは切り離せない習慣と化してしまうこと請け合いです。
騙されたと思って、是非 使ってみてください。
但し、その商品自体を扱っていない(その存在も知らない)ドラッグストアもあるので、ご注意。

「知る人ぞ知る、バブ爽快シャワー(正式商品名)!」
の紹介でした。
筆者なぞ、夏前に大量に買いだめしてしまう習慣がついてしまった(ない事が恐怖)程です。
( 筆者再追記:季節限定商品なので、もしかしたらこの時期はもう製造中止中かもしれません。)
( でもGET出来れば良いですね。何故なら今年の残暑は10月頃迄と言う長期予報も出てますし。)
( すみません。近くのお店に在庫があれば良いのですが・・・。無ければ通販と言う手もあるよ。)
<(_ _)>

以上、「脱線・お節介情報」でした。


2020年8月10日月曜日

「加油!自由・民主・香港!」

月曜日・晴れ
アトリエ、学童クラブは「夏(お盆)休み」に突入中。

今回の当コーナー、
「人類の負の記念日」(ヒロシマとナガサキ)について記そうと企てていましたが、衝撃的なニュースが飛び込んできました。

民主派のジャーナリストのジミー・ライ氏や、学生運動の指導者のアグネス・チョウ氏らが、国安法違反容疑で逮捕されました。
それは「予想・懸念されていた」とは言え、こんなにも早く言論封殺と言う政治的圧力が実行されるとは考えていませんでした。

幸いにも翌日11日には釈放されましたが、今回の一連の動きの当局者の意図が不明です。
何はともあれ、取りあえず保釈時の動画をアップ・・・。

周庭氏が保釈さる。「今回が一番怖かった。欅坂46の不協和音が頭の中に・・・


「加油(がんばれ)!自由・民主・香港民衆!」「共鳴・支持・連帯!」


* * *

時代の変遷とは恐ろしいものです。
また加えて「日常」と言うものは「不変」ではないのです。

世界中を混乱に陥れている「新型コロナ感染禍」も現在進行形の大衝撃ですが、
「独裁政治」による「自由な言論」や「民主主義」への「弾圧」もまた恐怖です。

残念にも我が国もまた積年に渡ってその強大な力に呑みこまれ・組み込まれており、
左派野党や偏向マスコミや拝金主義の財界らが、かの勢力に忖度・迎合しています。
また政権内部の中枢にさえ、理念や理由主張の皆無な媚中派議員が存在しています。
悲しいことに、筆者の故郷にもかの国からの毒饅頭を喰らった輩が大勢存在します。

「歴史は繰り返す」或いは「人は歴史から学ばない」は残念ながら事実です。
これは「対岸の火事」や「他人事」等ではなく、身近に存在している危機です。

「ホラー」は映画の中にあるのではなく、現実の中にこそ隠れ潜んでいるのです。
よく眼を見開いて、背後に積もる蓄積を吟味して、明日の姿を案ずるべき時です。
目前に出現した時には「時、既に遅し」です。
と筆者は考えます。

By T講師 こと 当真英樹

* * *

「P.S」


皆さん、ご存じないかもしれませんが、かの国では外国のネットなど繋がらない措置がなされています。
治政者からの一方的情報のみが絶対で、海外からの情報は全く遮断されていると言う前近代な社会です。
にもかかわらず、
以前から時々筆者のこのブログでも「要監視語彙」にかかるようで、かの国からのチェックが入ります。
( グーグルの無料提供ソフトを利用していて、海外の国からの検索の有無とその頻度が日々判ります。)
正に「現実ホラー」そのものです。
(-_-;)

2020年8月3日月曜日

祝・梅雨明けのジプシー音楽

月曜日・晴れ
関東地方、晴れて(二重の意味ですね)「祝・梅雨明け」
アトリエ お休み日


記録的に長く、また各地で大水害を引き起こした今年の梅雨がやっと去ってくれました。
その間、ここ神奈川の厚木では晴れの日はほとんどありませんでした。
あってもほんの2~3日で、終日晴れた日は筆者の記憶にはありません。
アコギ等、アコースティック楽器を数多く所有の筆者、エアコンの除湿機能に頑張ってもらい、事なきを得ました。

「ここで、お節介・ひと言 アドバイス」

ギター初心者の皆さんは、梅雨から夏にかけては弦の張りを通常より少々緩め(-2度程)にして保管して下さい。
 全て緩めるのはご法度です。再チューニング時に切れるリスク大ですし、楽器自体も鳴らなくなってしまいます。
 もちろんケースに入れっぱなしもご法度で、出来れば室内に出しっぱなしで他の音に共鳴させておくと良しです。
使ってこその楽器、眺めて愛でてこその愛機。とにもかくにも、我が国では「高温多湿」が全ての楽器の難敵です。
例外もあり、沖縄三線(サンシン)は共鳴の蛇皮が良い音になり、逆に乾燥過多の本土の冬期に破れることも多し。
「おっと、初っぱなからの脱線、失礼」
_(._.)_



さて本題、
前回の当コーナーではバイオリンの制作を取り上げましたが、今回はクラシック・ギターの制作動画の紹介です。
バイオリンの高額楽器ほどではないにしろ、クラシック・ギターもそれなりに高価なものが多数存在しています。
いわゆる「ルシア―」と呼ばれる名工の制作者の手による手工品にはそれなりの価値があり、それも芸術品です。
確かな鑑識眼による材料選びと、これまた高度な技術による手間や時間を惜しまない製作物には崇高な音質が有り、
マスプロダクトによる大規模工場生産品とは一線を画す世界が有り、様々なアーチストらの琴線を刺激しています。
今回はそんな中から少々短縮版の部類の動画を取り上げました。
興味のある方はご覧ください。また興味の無い方でも、もしお時間があれば是非ともご覧になってみて下さい。
華やかな脚光を浴びることの無い、しかし幸せな「職人」たちの無言の情熱や愛情が伝わってくると思います。

「(最近新設の)動画ギャラリー(早速 その3)」

「クラシック・ギターの制作」/ デビッド・J・ペイス

Classical Guitar Construction - The Making of 2019/1 - David J Pace Guitars




2本目の動画です。

「クラシック・ギターの制作」/マイケル・サムズ

Classical guitar making, by Michael Thames



作り方はそれぞれ微妙に違いますが、正解がないからこその芸術領域です。
前回にも少々言及しましたが、ストラディバリウスの全てが良い訳でもなく(保管環境にも左右されます)、
また他の楽器が2番目などと言う訳もなく、それぞれの使用者が自らの表現の好みで音質等を選べばよい訳で、
芸術をとかく「格付け」したがり信奉するブランド志向の強い我が国のある種の人々には理解できない世界で、
それは筆者的に逆に云わせれば、自らの確固たる審美眼的な判断基準が希薄なことの証しでもあると思います。


「脱線よもやま話し」

以前聞いた話ですが、
米国南部在住のある黒人ブルースマンが、お金持ちの白人ファンから高価なギターを贈られたそうですが、
自らの演奏には使用せず、その理由を尋ねると、「オラには合わねえだから、隣のタロベエにくれた。」と。
「何だか綺麗な音色の鈴みたいでよ。お嬢様を抱いてるみたいで、唄ってても落ち着かねえんだ。」との事。
「やっぱりオラにはこの使い古しのオンボロ安物ギターが、ぴったりハマるんだ。奥の古女房みたいでよ。」
彼の通販購入の安物オンボロ 古ギターは彼のノドにはピッタリで、誰も近づけない高い領域に達しています。
やはり好みの音質や・両手の馴染みや・抱き心地等の相性は、それこそ人(個人)それぞれ、千差万別です。
他者の決めた価値など参考程度で、自らの好み(時代で変わる)で素晴らしい良き伴侶楽器に出会いましょう。


* * * * *

前回の「ジプシー・バイオリン」の繋がりで、今回はクラシック・ギターを目いっぱいかき鳴らす男たちの登場です。
もちろん「酒焼け」や「煙草のヤニ焼け」したような、ジプシーならではの野太いエグミあるノドが最大の魅力です。

「ミュージック・ギャラリー(423)」
「祝・梅雨明けのジプシー・ミュージック(カバー曲特集)」


ジプシー・キングス、「ヴォラーレ」

Gipsy Kings - Volare (Official Video)


イタリアのシンガーソングライター・ドミニコ・モドーニョが飛ばした世界的大ヒットナンバー。
筆者故郷のオキナワの米国放送(普段は外国語の歌を聴かない国民)でも良くかかっていました。
全員が所持のギターの多くに様々なプラ製ピックガードが貼られていますが、フラメンコ奏法のためです。
その理由はコード・ストロークの際にパーカッシブにボディーを強烈に叩くので、表板の保護のためです。
やかましい程の音量のダ三声と威勢の良いギター軍団、それこそ曲名通りに青空高く飛び立ちそうですね。


ジプシー・キングス、「ホテル・カリフォルニア」

GIPSY KINGS - hotel california (EAGLES Cover) (HQ)


夏の夕刻以降の気だるい雰囲気を醸し出すオリジナルのイーグルス盤とは違い、とても情熱的な表現です。
香水やお酒の香りと紫煙とで包まれたフラメンコ・ダンサーの妖艶な表情と腰つきが脳裏で駆け巡ります。


ジプシー・キングス、「マイ・ウェイ」

My Way - A Mi Manera - Gipsy Kings


フランク・シナトラの渋い歌唱で世界のスタンダードとなった名曲、こちらのアレンジもまた馥郁たる良い香りです。
まるで「享楽に彩られた人生」のようで、「人生賛歌」となった彼らならではの傑作カバーだと個人的には思います。
「祭りの後や享楽の裏の哀しみ」、そんな冷めた感覚をも感じられ、抑圧されてきたジプシーならではの人生の味です。

「暑い夏こそ汗をかいて、熱い料理を食べて、彼らの熱きハートを聴いて、その情緒を満喫しましょう!」
「夏本番、ここに来たる!」


「梅雨明け」に相応しい、太陽の眩しい陽光に相応しい、活きの良い音楽たち。
ビールやテキーラがつい飲みたくなってきます。昔日に別れを告げた紫煙も懐かしく感じられてきます。
「コロナ感染禍」の昨今ではもう考えられない「夜の3密・酒場」も何だか妙に懐かしくなってきました。
きっと「夏」と言う季節と彼らのせいですね。

🍷(*^^)v


* * *

(もう既にワインが入っている)
By T講師
( ワインが入る前に何故に仕上げない?とはもう一人の筆者の心の声ですが・・・。何せ、筆者にも沖縄ラテンの血が・・・)

「付記」

沖縄と言えば、新型コロナ感染の急激な増加(全国一)で、医療崩壊も生じており、その前途が危惧されます。
以前、10年程前に流行った新型インフルエンザも全国一の感染者数で、2位の東京を圧倒的に陵駕していました。
第一波の自粛期間中の際も、学校の休校を全国に先んじて早期に解除したりしていて、将来を危惧していました。
ダイアモンド・プリンセス号の寄港地で、しかも大陸からも大量の観光客を受け入れての感染希少判断は論外です。
濃厚接触もお国柄でもあり、県民特有・自慢の「ナンクルナイサ―(何とかなるさ)精神」では乗り切れません。
もはや「県」単位のみに任せるだけではなく、「国(政府)」の積極的で強力な関与が緊急に望まれます。

高齢な筆者母をはじめ、他の家族・友人・知人・親戚・他県民らの健康を遠くより案ずる今日この頃です。
(-_-;)

△△


2020年7月27日月曜日

情熱のジプシー・バイオリン

月曜日

もはや恒例・常態となった投稿時差、ご容赦。
_(._.)_

* * *

「動画ギャラリー(その2)」


前回の初回に続き、早速2回目をアップ、但し美術的要素を若干離れ、職人技の世界の紹介です。
但し、その職人技だからこそ産み出されるこの小さな楽器こそ正に「芸術品」そのものです。

ドミニク・ニコシア、ヴァイオリン製作の講師、フランス出身の弦楽器製作者

「木」との対話、そのコラボの主だった根幹を成すのは「刃物」です。
用途によって多種多様な刃物を縦横無尽に駆使して仕上げてゆく様は正に快感そのものです。

* * * * * *

「ミュージック・ギャラリー(その424)」
「営みと情熱のジプシー・バイオリン」


筆者注:「ジプシー」と言う呼称は今世紀に於いては差別用語に分類されるようで、現在は「ロマ」と呼ぶようです。

世の中、バイオリンと言えば即名器の誉れ高いストラディバリウスだの、やれガダニー二だの、やれグヮルネリだのと云々しますが、
元を辿れば古代アジアが発祥のたかが民族楽器の一ジャンルでしかなかった訳で、代名詞的に高級機種ばかりがもてはやされるのには、
筆者的にはいささかの抵抗があり、特に敷居の高~いクラシック畑でのみ、その存在が脚光を浴びているのにもやはり憤懣やるかたなく、
深窓の令嬢よろしく、その血筋とお育ちとを売りにしているのを見るにつけ、南国小島育ちの筆者としてはじくじたる想いがあります。

確かに「バイオリン」は西洋文明(特にヨーロッパ)に於ける厳格なアカデミックな音楽世界での頂点であり華でもあります。
ピアノがクラシック音楽界に君臨している王様ならば、バイオリンは正しく女王様と言っても良い存在には違いありません。
でも今回はその対極としての世俗的世界に於ける伝承楽器としての楽譜等には記譜不可能な表現者の音楽を取り上げてみました。

それはジプシー音楽に於けるバイオリンの存在です。
今では差別用語となった言葉ですがその歴史は古く広く、東欧から北欧まで国境を越えてまたがる西洋文化とは少々異なる音楽文化です。
筆者が知る限り、以外にも元々は遠く当方の北方インドから流入したアーリア人の一族だとのことで定着と移動を重ね形成されています。
東欧諸国の民謡と融合したり、或いはスペインでフラメンコの礎となったり、そのしたたかで力強い音楽は今日も脈々と継がれています。
西洋的厳格なカノンの世界ではない、楽譜も存在しない伝承音楽としての土着的、或いは日銭稼ぎの大道芸人的超絶技巧世界、どうぞ。

今回YouTube上よりお借りした一連の動画に日本語の表記なく、何て発音すれば皆目分かりませんが、その映像と音楽をお楽しみ下さい。
音楽をプレイする喜びに満ち溢れた(曲者たちの)笑顔、堪りません。
(*^^)v

Taraf De Haidouks - Turceasca


物凄い迫力のビート感(特にウッド・ベース!)にはただただ脱帽です。
我が国のロックバンドと呼称されている面々には、たったの1ミリたりとも近づけないような強力磁力世界です。

正に圧巻な演奏ぶりですが、ユニークなバンド編成も興味深いですね。
2バイオリンに2アコーディオン、そのバックにはサントゥールと言う古代インド発祥の弦楽器にウッドベースです。
バイオリニストの二人は「首充て」でしっかりホールドもせずのラフ・プレーが味わい深い演奏を聴かせてくれます。
「これでもか!」と言わんばかりの速弾きも大道芸人としての表現の自然さがあって素直に聴き入ることができます。


外国語によるキャプションによると東欧のルーマニアが地元らしく、そこでの演奏風景です。
かしこまった感のあるクラシックとは趣を異にした生活感溢れる映像と音をお楽しみ下さい。

Taraf de Haidouks


ランニングシャツ姿が良いですね!
まるで前世紀の米国南部の野良仕事後の戸口にてボロ・ギターつま弾く黒人ブルースマンのおっちゃんみたいで・・・。
我が故郷の沖縄の辻々や浜辺でもこんな風にランニングシャツ姿のおっちゃんやオジーらが三線つま弾いて唄っています。
「帰りた~い!帰れない!(筆者の心の声)( ;∀;)」



さて、こちらの動画もまた日常の生活圏を背景とした動画に仕上がっています。
お楽しみ下さい。

Latcho Drom - Taraf de Haidouks


生活臭の濃い、されど表現としても芸術性の高い「ジプシーバイオリン」、楽しんでいただけたでしょうか?


このようにアカデミックなクラシック音楽以外にもバイオリンを肉体化して楽しんでいる人々は多いものです。
何も「習い事」で高い授業料を払って楽譜を読んで覚えるだけではない、日常生活の中の快楽音楽も良いもの。
他に、
欧州ではアイルランド等のケルト文化圏では当地の民謡等と融合してダンス音楽やパブ等でも親しまれています。
そしてそれが新大陸アメリカにも飛び火、かの地にて新たな命が吹き込まれフォークやブルーグラスとなって開花、
人々の生活やお祭りや酒場などで様々なバリエーションが出来、多くのユニークで優れた音楽家を育てています。
我が国では「習い事」としての楽譜付きバイオリンがそのほとんどを占めますが、昔日にはチンドン屋や芸人らが、
その独特・微妙(?)な個性的音程(又はクセ)の旋律を奏で、街角で哀愁の世界を披露し息づかせていたものです。

機会があれば、筆者の大好きなアイリッシュ音楽をもこのコーナーで取り上げてみたいと思っています、乞うご期待。

By T講師

* * *

「脱線昔話:バイオリンとピアノの思い出」


上テーマにて投稿予定でしたが、結構な長尺になりそうなのでまたの機会に譲ることにします。
いずれまた。
_(._.)_

* * *

追記:「脱線 ちょっとだけ 昔話」

「ジプシー(生)音楽との出会い」


今を去ることもう30年も前(!?)、筆者の初めての欧州旅行でイタリアに遊びました。
それは「パック・ツアー」で、その間、添乗員さんや現地ガイドらが懇切丁寧・頻繁にアドバイスを与えてくれました。
やれ「スリが多いので、やたらサイフは出さぬこと。」やれ「置引きが多いので、荷持からは目を離さぬように」等々、
その中で、
「路上のジプシーの演奏にはチップを出してはダメ!、サイフやお金をかすめ獲られるから」との最大級の警告も。
筆者、ローマやフィレンツェ等の街角で、多くの路上音楽家の演奏に大感激。特にジプシーらの演奏は白眉でした。
哀愁漂う旋律とその孤高ないで立ちに「これはチップを出さなきゃ!」と感激、カフェのトイレ内でコインを数え、
スリに遭っても良いようにと、各ポケット(冬服につき多数)に数枚ずつのコインを分散収納、演奏御礼に備えました。

とあるローマの街角、確かパンテオン(ラファエロ修復・当地所・地下に永眠)近くの裏通り、フリータイムでの事。
観光客もまばらな路地の石畳の上でボロを着た女性ジプシーがボロ・ケースからこれまたボロ・バイオリンを取り出し、
その鳥肌ものの音色と旋律を小さな路地いっぱいに響き渡らせました。今まで経験したことのない衝撃的演奏でした。
それを聴いてショック状態の筆者と妻だけが唯一の聴衆です。それは彼女らの計画的「狙い撃ち」なのかもしれません。
彼女らと複数形としたのは訳があり、筆者らと演奏女性の左右には10代らしき年若い少年が二人戸口に佇んでいます。
「帰ろう・・・」妻の不安そうな小さな囁きが哀愁の音色の狭間に聞こえ、少年らの猛禽類のような鋭い白い眼光も、
しかし筆者は決心していました。筆者は妻を制しつつ、両ポケットからコインを複数枚取り出し、左右の少年を睨み、
「It's for your Mom !」とコインをかざして差し出し、女性のボロ・ケースの中に腰をかがめて丁寧に置きました。
それまで猛禽類のような目で筆者らを遠巻きに囲んでいた彼らの眼から鋭さが消え、白い歯が浮かび上がりました。
「 So Good Job !, I really really love your music !」
筆者のこわいろ混ぜ言葉に女性演奏家も大きな白い目で応え、両膝を折って会釈をしてくれました。
路地からの帰りがけ、挟み撃ちの一方の少年を横切る際に、その彼が一礼し”Thank you !"と声をかけてくれました。

筆者はそのジプシー女性の旋律・音色と彼女のいで立ちと、この二人の少年の表情が今も忘れることが出来ません。
当夜、ホテルで添乗員さんにその話しをすると「それは運が良かったのです」と言ってましたが、本当にその通り。
たった数分ながらも、今も鮮やかに蘇ってくるような素晴らしい音楽を妻と二人で独り占めにできたのですから。
路地空間全てに弾き渡った彼女の鳥肌もの哀愁ジプシーバイオリン、筆者の人生の中では今もなおピカイチです。
「感謝」
_(._.)_

再度
By T講師
(「下手なテッポも数打ちゃ当たる」は大正解。文法の正誤など気にせず、どんどんコミュニケーションに励みましょう!)
(ナヴォ―ナ広場で出会ったローマっ子のダンジェロさんとナポリターナのカーラさんにも街を案内もしてもらいました。)
(二人はギタリストと歌手で、筆者ら帰国後にイタリア大使館の招待で来日公演もしていました、連絡あるも行けず御免。)
<(_ _)>

こちらも感謝。

2020年7月20日月曜日

新設:動画ギャラリー(その1)

昨日・日曜日に続き、超々々(!)久々の晴れ
( 但し、午前中だけのほんの2~3時間だけでした。)
相変わらずの投稿時差、ご容赦。
<(_ _)>


雨・雨・雨、また今日も雨の日々、でも日常不変な日々にて、お天道様に文句は言えません。
「そのお天道様にもっと会いたい。そのお天道様をもっと浴びたい日々・・・。」
野菜も高騰しているとのこと。秋のお米の収穫も心配です。
<(_ _)>


* * *

さて、
アトリエでの授業風景やその成果の作品の投稿が不可能になって早3年、関係者の皆様にはもはや諦めの境地だと推測。
「最近はもう見てないです。」「第一、もう無理でしょ?」「え、音楽ブログでしょ?そのつもりで見てるけど。」等々。

ま、確かに仰せのとおりではありますが、今回はほんのちょっぴりだけアトリエ・ブログ風なのかもしれません。
日頃、YouTubeには大変お世話になっている筆者、何も音楽動画だけではなく、自然界の森羅万象やHow to物など、
例えば各種楽器の制作(金管・木管・アコースティック)、文明の利器の再生等々、その視聴範囲は多岐に渡ります。

今回もそんな中の一つで、アジアらしい素朴な営みながらも、現代のネット時代を感じさせる味わい深い動画です。

「新設:動画ギャラリー(その1)」

「ベトナムの木彫職人、日本アニメ・キャラを彫る」


Wood Carving - One Piece : Mihawk Cutting the Ship in Half [ワンピース]


制作の合間の休憩に、時折見える田畑の光景も良い感じですね。



「ベトナムの木彫職人、日本アニメ・キャラを彫る-2.」

Wood Carving - Naruto: Sculpting ITACHI UCHIHA from a piece of Wood.


あっぱれ!まさに圧巻!

* * *

「特別付録」

「ベトナムの修理職人、錆び錆びバイクに挑む」

上の動画でご覧いただいたような素朴さが下の動画にも活かされています。
錆びだらけのおよそポンコツそのものの「(我が国が世界に誇る)カブ号」を根気よく蘇らせる動画です。
巷に五万とある良好程度の中古品を買った方がはるかに安く上がるのではないかと心配になりますが、
物をとことん徹底的に大切にするその精神に掛け値なく心打たれます。
全編40分もの長尺物です。ご興味のある方だけでもご視聴ください。

1986 Honda Super Cub C90 Full Restoration | Restored to New Condition

誠実なる根気・根気・根気、ひたすら根気・・・。
「東南アジアやベトナムの根気職人、バンザイ!」


「中古品の再生利用:MOTTAINAI(勿体ない)運動」

アフリカはケニアの環境保護活動家ワンガリ・マータイ女史が提唱した世界的運動で、多くの国や人々に広がっています。
あまりに古い物はスクラップにして廃棄、新製品を買うのではなく、大切に再生利用する地球環境や資源の保全運動です。
彼女が2005年に初来日した際にその言葉を知り、全運動のキャッチフレーズ・合言葉とし世界中に広めていった言葉です。
消費削減(reduce)、再利用(reuse)、再生利用(recycle)、かつ尊敬(respect)の言葉を全て併せ持っていると感激したとのこと。

貧しかったアジア諸国では、リサイクルは日常的に受け入れられ、その職業や市場も以前より広範囲に機能しています。
例えば、インドでは古過ぎる溝のないタイヤでも彫刻刀で溝を彫り再利用(実際は危険)、その後は裁断してサンダルに、
またアジア以外にもアフリカでも自動車・自転車・衣類等の日本製品を多種に換えて徹底的に使い回して暮らしています。

筆者の生まれた戦後の米軍統治下の貧しかったオキナワでも、軍払い下げの品々が生活の節々に密着していたものです。
ドラム缶は縦に真半分にして工場や村の水入れに、真鍮製の薬莢はキリやネジ回しの柄に、先端部も他の金属部品利用。
その他にも色々工夫して利用。不用品として廃棄された軍事物資はあらゆる方面で用途を変えて有効利用されていました。
日常生活のあらゆる分野でのそれらの逞しい生活力の知恵と産物は、子供ながらにも感服した気持ちを持ったものです。

「勿体ない」は貧乏臭い言葉として、ある一時期に卑下される風潮もありましたが、21世紀の今こそ再登場させましょう。

* * * * *


「ミュージック・ギャラリー(423)」

「アメリカズ・ゴット・タレント選集:日本語訳詞特集」


今回のこのコーナー、久々の「オーディション番組」の登場です。
「ジェフの翻訳チャンネル」と言う投稿者様のアップが開始されたようで、その和訳で一段と親しみやすい存在となりました。
その中からまずは3編を選び出しました。お楽しみください。

和訳】素晴らしい発想とダンス、11歳のノア | AGT 2020


「カメハメ波ーッ!」凄いですね!


アカペラで歌うことを要求された12歳のアンズリーはプレッシャーに勝てるのか!?



警察権力による人種差別が大問題になっている21世紀のアメリカ、司法の場でも同様な案件が・・・。
これは「映画ネタ」などではなくれっきとした現代社会の現実です。でも最後には感動してしまいます。

和訳】無実の罪で37年間監獄に、アーチ・ウィリアムズからのメッセージ | AGT 2020


偏見や差別に「科学の力」で打ち勝つことが出来た好例です。
でも最終的には彼の魂こそが、それらに打ち勝ったのですね。



差別国家アメリカ。誤りも無論ありますが、それを正すことも可能な国、民主国家アメリカ!
自由の無い国の低賃金産物や、その巨大な市場に目や心を奪われている場合じゃありません。
「安い」は結局は最も高くつき、その代償としてのしっぺ返しが私たちに押し寄せています。

新型コロナ感染禍の第二波の感染者増大と、その結果の医療崩壊に危惧する今日この頃です。
国機関のPCR検査も未だ増えず、総理明言の保険適用も未だ実現せず、アビガンも未だ承認せず、
拙策の「GO TO キャンペーン」で一体どこへ行けと言うのか?まさかあの世ではあるまいに。


By (不平不満シニカルの一つも言いたくなる)T講師
(-_-;)
⇗⇖