アトリエ・マイルストンブログ

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2011年7月24日日曜日

夏休みイベント(その1)

今日はイベント、夏休みスペシャル(第1回)こども図工教室の絵画デーです。
当アトリエの生徒4名を含め、合わせて9名の子供たちが集まりました。


皆が揃ったところで、それぞれが描きたい絵を描き出しました。
以下は、子供たちの制作の様子とその作品をご紹介します。
* 

まずはトップ・バッターです。おなじみ、アトリエ最年少(4才)のK君です。


K君、今日は音楽同様に大好きな自動車をたくさん描きました。
よく見ると乗用車だけではなく、トラック、バスなど、色々な種類や色の自動車が描かれています。
左は自動車の図鑑を熱心に見入るK君です。右は完成した絵で、全て数えてみると何と41台!
K君、その間、休むことなく描き続けました。その集中力・持続力には完全脱帽です。お疲れ様。
次にMちゃん(小2)です。頭の中に浮かんだイメージをドンドン描いてゆきました。


画題は「花瓶に咲いた花」。水色の取っ手の花瓶にはピンクや黄色の花が元気よく咲いています。
そんな元気な様子が周囲にも広がっていて、野原や小川や小道の花々が青空の下で輝いています。
世界的・人気画家ホックニーのような、軽妙でお洒落なタッチと色彩センスが光ります。
小2とは思えない水彩絵の具の活用に加え、更に要所にはパステルも用いた魅力ある作品となりました。
3人目は、アトリエ・ブログで既におなじみのIちゃん(小2)です。
Iちゃんも上記のMちゃん同様、頭の中のイメージを絵にしてゆきました。


Iちゃんの水彩作品、画題は「ひまわり」です。
画面の中心には大きな黄色いひまわりが1輪、元気よく咲き誇っています。
その中心や周囲のオレンジ色、素焼鉢や土の赤茶色などが背景の緑や水色、青と相まって綺麗です。
斑点とベタがミックスされた右側の芝生、青い空に浮かぶ半透明の雲も厚みが感じられて迫力です。
この季節にふさわしい伸びやかで生命力溢れる瑞々しい作品となりました。


前回・春のイベントにも参加していただいたKさん3兄弟もやって来ました。
まずは末っ子のT君(小2)です。


T君、海の中の生き物を描きました。
画面中央部にはゆったり浮かぶ大きなクラゲ、その周囲にもイカなどが描かれました。
同じ青色・水色ながら不思議な色合いを持った、透明で静かな雰囲気の絵が仕上がりました。
海底のベージュ色を含めパステル・トーンでまとめられた画面からは淡い光を伴った静けさが広がります。

2番目のH君(小5)もまた、海の中の世界を描きました。


H君もまた独特の雰囲気を持った絵になりました。
画面には鯨やタコやイカやウミウシや、その他にもウニや軟体動物なども登場しています。
左上から差し込む(感じられる)光と海水の体積とが神秘的で、まるで原始のような海に感じられます。
明るさだけではない不思議な神秘性が見る者の心を刺激する良い絵です。


さて兄弟で1番上のS君です。
今回もまた前回に続き、好きなキャラクターを描きます。


画題は「メカ(?)」だそうです。
ゲームかテレビのキャラクターとのことですが、講師の不勉強・不見識により、それ以上の事は不明です。
でもポスター・カラーを駆使して混色された不透明な色彩が力強さに繋がっているのは充分感じます。
ユーモラスな表情の中にもある種の暖かさが画面いっぱいに感じられるほのぼのとした力作です。
背景を覆う暗灰色も、色として他の色彩を引き立たせる役目を持った素晴らしい色使いですね。


アトリエ・ブログではおなじみのOさん姉弟もやって来ました。
今日は二人揃って、デッサンをすることになりました。


まずは弟のI君(小4)です。
今日は実物のウクレレを目前にして、その姿が克明に、またユーモラスな表情を伴って描かれました。
鉛筆で暗い調子を施した後、弦や糸巻きの明るい部分が不透明な白絵の具を用いて再現されました。
その輪郭や形態には少々・不明確な部分もありますが、絵画的味わいを伴った実に良い作品です。

一方、姉のKちゃん(中2)はブリキ製のジョウロを描くことになりました。


基盤となる中間調子に暗部やハイライトが施され、Kちゃんのデッサンも姉らしくしっかりと仕上がりました。
ジョウロの各部や全体がしっかりと観察され、その構造・質感も見事に再現されました。


前回の春のイベントも参加したSちゃん(小6)もやって来ました。
今回は、夏休みの宿題のポスター(テーマは「夏」とのこと)に挑戦です。


様々な「夏」のキーワードをピックアップして、その中から絵のモチーフが選ばれました。
幾つかの要素を2~3種類・構図割りして、描き出しました。
前景(スイカなど)、中景(海とイルカ、入道雲)、背景(花火)に構成され、下地色が施されました。
が、今日はここまで。続きと仕上げは今日も同伴したお婆ちゃんと後日、再開することになりました。
仕上がり、楽しみですね。

皆さん、限られた時間内でそれぞれ個性的な良い絵が誕生しました。どうもお疲れ様でした。
以上、本日のイベントの紹介でした。

* * * * *

自制が前後しますが、午前中にはUK君(小4)がやって来ました。
今日はカードを作ります。

ポケモンのカードが3枚、出来上がりました。
ラメも施され(画像では残念ながら不明瞭です)、きらびやかなカードとなりました。
次回も楽しみです。

* * *

イベントに参加したSちゃんのお婆ちゃん(ブログでおなじみのSTさん)も前回同様、授業を受けます。
今日は、初の鉛筆デッサンに挑戦です。
幾何学形態を省略して、今回はコーヒー・カップを描くことになりました。


今日は輪郭・構図取りと、基盤となる中間調子と暗部がハッチング線で施されました。
次回、仕上げ予定です。楽しみですね。


後記

今回を含めスペシャル・イベントも幾度か催されましたが、不備や至らない点は相変わらずです。
ああすれば、こうすれば等と反省しきりですが、皆さんの描いた素晴らしい作品に毎回救われています。

参加していただいた皆さんの作品作りのきっかけやその一助となれれば幸いです。
本日おいでいただいた皆さん、どうもありがとうございました。
(イベント含みとは言え、1日で11名の方が授業を受けられたのはアトリエ始まって以来です。)

また加えて、当アトリエのブログ制作に関し、ご理解とご協力いただきありがとうございました。


2011年4月24日日曜日

HT君、祝・飛行機完成

日曜日のアトリエ、Oさん姉弟がやって来ました。
今日は二人仲良くデッサンと言うことで、弟のIO君(小4)は初めてのリンゴです。


IO君、リンゴの赤い肌合いを出すために、しっかり調子を描き込みました。
その甲斐もあって、テカリも艶やかな見事なリンゴとなりました。

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一方、姉のKOちゃん(中2、美術部所属)は、ガラス器に挑戦です。


しっかりとした形と調子が捉えられ、ガラス器の硬質な質感も見事です。
ガラス表面の輝きや透明感、影部分の光の反射など、丁寧に綺麗に再現されました。

* * *

中学へ進学したSY君、部活がまだだとのことで、先週に続いてやって来ました。
今日はバイオリンのデッサンです。



SY君、優美で繊細なフォルムと複雑な構造を持つバイオリンの形態把握に苦労しました。
でも、その甲斐もあって、バイオリンの綺麗な曲線・機能美が再現されました。
細部や更なる調子は次回以降に持ち越しです。部活・勉学の合間をぬって、また来て下さい。

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MFさん、今日からシルク摺りのTシャツ作りです。


今日はそのための実寸下絵作りでした。

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Tさん親子がやって来ました。
末っ子のKT君(4才)、今日は2枚のロケットの絵と、沢山の鯉登りの鯉を作りました。



幼稚園で習ったと言うマーブリング(墨流し)を駆使して、綺麗な色合いの鯉達が産み出されました。
次回、ヒレや目入れをする予定です。楽しみですね。


* * *

一方、兄のHT君(小3)、今日はいよいよの飛行機の最終仕上げです。


プロペラや車輪の細部が仕上げられ、台座部にネームの入ったデスク・スタンドも作られました。
HT君、本日やっと念願の自宅へと持ち帰りました(おめでと様、お待ちどう様、お疲れ様)。

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お父さんのKTさん、今日から静物デッサンです。
モチーフにアルミ製エスプレッソ用ポットが選ばれました。



多面体の各部角度に苦労しながらも、基盤となる調子まで描き込まれました。
コーヒーの香りも一段と格別なこの季節にふさわしい光や空間が感じらます。
金属独特の細部やニュアンスの描写は次回です。楽しみですね。



2011年2月27日日曜日

花粉(症)日和り

日曜日のアトリエ、まずはOさん姉弟がやって来ました。



弟のIO君(小3)は、水彩で大好きな海の生き物たちを描きました。
右上のカメに乗った自分自身はじめ、数多くの魚たちや、ヒトデ・サンゴ・海草などが描かれました。
それらの生き物と周囲の海水や岩などが相まって、神秘的で楽しい雰囲気が満載です。

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 姉のKOちゃん(中1)は、初めての鉛筆デッサンに挑戦です。
正確な形が取られ、各部の階調もていねいに描き込まれました。
コーヒー・カップの白い質感や重さも再現された良いデッサンとなりました。

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クラフト・マニアのUK君(小3)、前回に続き今日もカード作りをしました。


 何枚かのカードと、カード・ケースを作ったところで花粉症が悪化してしまい、早々に退散しました。

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前回から自画像を描いているYS君(小3)、今日はその仕上げに取りかかりました。


  前回の下塗り段階では怪人のマスクみたいに見えた絵が、素晴らしい自画像へと変身しました。
顔や手や髪の毛だけではなく、服の細部までもが克明に描かれて素晴らしい作品となりました。

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小6のSY君、今日は複数の果実のデッサンです。


それぞれの果実の持つ特徴的な形や固有色を描き分けてゆきます。
が、今日はここまで。次回が楽しみです。

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MFさん、ひな祭りに因んで、持参の雛人形を描きます。


可愛い雛人形が紙上に再現されました。
モチーフの持つ雰囲気と使用画材(ガッシュ)が良くマッチして、完成度の高い作品となりました。

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まるで春本番のような暖かな日曜日でした。
しかし、杉の花粉も強風に舞い、アトリエの周辺でも黄色い渦を作っていました。

そのおかげで、久々に発症したT講師をはじめ、皆でティッシュを取り合い、大変な一日となりました。
歓迎すべき美しい春には違いありませんが、これからが心配です。皆さん、お大事に。


2011年2月13日日曜日

JS君の誕生プレゼント

三連休最終日(温暖で快晴)、日曜日のアトリエです。
(朝は道路が凍結していました)

Oさん姉弟がやって来ました。
前回に続き、弟のI君(小3)がカードを作ります。









 

得意な動物だけでなく、新たにサイコロや海草・歯車までキャラクターに加えられました。

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一方、姉のKちゃん(中1)、今日は木工クラフトに挑戦します。
木を使ってアクセサリーを作ります。


歯車をモチーフにしたペンダント作りが始まりました。
精密な歯(刃)のノコギリと緻密な紙ヤスリを駆使して、小さな可愛い歯車の誕生です。
最終仕上げをニス塗りにするか否か、時間をかけて検討することになりました。

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木工クラフト王のUK君、今日はI君に刺激されてカードを作りました。

 

さすがUK君、絵の方も上手で色彩感豊かなカードが出来ました。



T講師とのコラボレーション(共同制作)の「鳩の置物」も無事着彩されて誕生しました。
「このままじゃ可哀想だから作ろうよ。」
木っ端箱の片隅で忘れられていた鳥形の木片が、UK君の一声でよみがえりました。
「僕って産みの親だね。」
箱の中の小さな木片が鳩となって、UK君ちへと飛び立ちました。
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シルク・スクリーンの集中講義4日目のASさんです。


スキージ(インク・ベラ)を引く動作も板についてきました。
遠路はるばるおいでいただき、どうもお疲れ様でした。
また作品作りに来て下さい。

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前回の木製スプーンに続き、菜箸を作ることになったMFさんです。


 


小刀の使い方にも慣れて、味わい深くも使いやすそうな菜箸が出来上がりました。
グリップ部分には幾何学的な装飾も施され、まるで伝統的民芸品のような完成度です。

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SY君(小6)、前回に続きコーヒーミルを描きます。

 

仕上がりました。
金属やニス塗り木箱の質感も見事に再現されました。
まるで、挽きたてのコーヒー豆の香りが漂ってきそうな素晴らしいデッサンです。
また一段と観察力と根気がつきました。

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JS君(小2)が張り切ってやって来ました。
聞けば明日はお母さんの誕生日で、「そのプレゼントの絵を描くんだ」との事。
さっそく、お母さんの好きな花々の絵を描き出しました。

 


真剣かつ根気よく花それぞれの構造を見極めて、鮮やかな色が塗り込められました。
ハイビスカスやカーネーション、バラ、更に葉や茎など、見事に描き分けられました。
誕生日のプレゼントにふさわしい生命感溢れる花の絵の誕生です。


おちゃめなJS君の親孝行です。
お母様、お誕生日おめでとうございます。