アトリエ・マイルストンブログ

2020年6月22日月曜日

何と75年目の「沖縄慰霊の日」

月曜日・終日の梅雨寒の雨(午後より強風吹き荒れる)


昨日は「日食」の見られる日でしたが、あいにくの梅雨空で神奈川県では観察できませんでした。
残念。

前回の際には前日までは楽しみにしていたのにもかかわらず、日食当日はすっかりド忘れ、
何だか辺りが不思議な仄暗い雰囲気に包まれ、「何だか変だよね」なんて妻ととぼけた感想、
恥ずかしながら、夕刻のニュースでやっと自分たちの「日食」当日ド忘れを知った次第です。
(-_-;)

今度、我が国でその「日食」が見られるのは10年後(!)とのこと。
ただでさえご老体となった我が身(幸いです)、しかも今年から押し寄せた「新型コロナ感染禍」、
一体全体 10年後にこの身が生き延びているのやら、はっきり言って自信は全くのゼロ(!)です。
(-_-;)

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その419)」


明日6月23日は「沖縄慰霊の日」です。



今回は毎年恒例の、何と75年目の「沖縄慰霊の日」特集です。
で、前回の当コーナー同様の典型的ステレオタイプで、こんな曲を選ばせていただきました。

THE BOOM (ザ・ブーム)(作詞・作曲:宮沢和史)、「島唄」(1993年) 

「真っ暗闇の豪の中(天然壕や防空壕)から、犠牲となった人々の魂を大空へと解放させてあげたかった」とは宮沢氏の弁。
そんな高尚な気持ちと想像力とがこの歌を国境を越えて愛されるメロディーとなって、世界の各地にてカバーされました。

上動画はオリジナルではないかもしれませんが、詞の内容の映像化を主眼に筆者が選ばせていただきました。
と言うのには理由があって、先の大戦末期の「沖縄戦(戦史史上最大)」では約20万人余の命が失われました。
その内訳は沖縄住民が約9万人余、本土出身の日本軍将兵が約9万人余、米英軍が約2万人余となっています。
歌詞の「海を渡れ」は、本土からの死者たちの魂の帰郷を歌ったものではないかとの筆者の独断的推測から、
敢えて選ばせていただきました。

昨今の「沖縄慰霊の日」の県代表者の弔辞にはこの視点が欠落している節があり、自分たちだけが永遠の被害者のようで、
日本国民の代表である政府代表者(総理大臣)に対する言葉も辛辣で、およそ「守礼の邦」の末裔としては悲しい限りです。
今年は「コロナ感染禍」の影響もあり総理の出席はありませんが、せめて最低の礼儀は尽して貰いたいと毎年願っています。


「式典翌日の筆者追記」

本日24日、
75回目の「沖縄慰霊の日」の現県知事による「平和宣言」の動画がYouTubeに投稿されているのを見ました。
前県知事と同様に、相変わらず全戦没者や残された遺族に対する思いやりのある慰労の志や言葉には程遠く、
挨拶前文のような若干4分にも満たない単なる歴史的事実のみを朗読し、後は政治的信条を述べていました。
現知事の初宣言、前例には程遠いマイルドさだとの地元マスコミの声もありますが、今までが異状過ぎです。
( ;∀;)



この歌の詩もまた本土出身の作曲家で、祖国復帰前のオキナワにて戦時の声なき声を聞き、作詞したものです。
詞の完結全編は合計で11連にもなり、省略せずに最初から最後まで歌うとやはり11分にもなると言う長編詞です。
下はその通常版(ショート・バージョン)です。

夏川りみ、「さとうきび畑」(1964年、作詞作曲:寺島尚彦)

ただただ圧巻の歌唱です。
ピアノ伴奏は、沖縄出身の歌手らを常にバックアップしてくれていた故・羽田健太郎氏です。
間奏・感動の尺八は藤原道三氏、後半の合唱者は同じく県出身テノール歌手・新垣勉氏です。
正に平成の音楽史に残っても良いと断言出来得る名熱唱・名編曲・名演奏です。

* * *

筆者、当ブログにて「沖縄慰霊の日」の特集として、「沖縄戦」の大特集を過去に組んだことがあります。
ご興味のある方、もしよろしければ下記青字クリックの上、ご来訪ください。貴重な映像資料も満載です。

沖縄慰霊の日・特集


( 2017年6月26日付け「T講師コーナー」内の投稿)

記したいこと山ほどありて、その分を上の特集にて多少は具現化することが出来ました。

「鎮魂の合掌」
( ;∀;)

* * * * *

「筆者後記」

コロナ禍の緊急2種の給付金、遅ればせながら先週にやっと当方へも届きました。
これまで色々と緊急性に欠けるとの記述をしてきましたが、「それはそれ」これはこれで有り難い限りです。


「自粛緩和」が新局面を迎え、「県境」を越えて移動することが可能となりました。
苦境下にある観光業や興業関係者の皆様にとっては朗報ですが、外国からの訪問者はまだまだ先のことです。
これまで大混雑だった京都などの人気の観光地、この機会を捉えてゆっくりと観光に訪れてみたいものです。

* * *

「市内の小学校、明日より久々の全生徒登校へ」


各方面での「自粛緩和」は小学校の登校にも現れ、明日から久々の全生徒での登校が始まります。
「集団感染」のリスクが消えた訳ではありませんが、以前の日常に少しでも戻ることは幸いです。
私どもの学童クラブでは既に早朝からお休みの学童らが来所、下校の学童らと日々合流済みです。
当初からのリスクしわ寄せは民間の施設では今も変わらず、そんな状況下での努力しかありません。
「楽しさ」に加え「厳しさ」をも加えて、学童らに「コロナ禍での新生活」を指導するのが役目です。
「 頑張ります。」
(*^^)v

By T講師

2020年6月17日水曜日

両面睨みで聴く梅雨時の音楽たち

月曜日・久々の晴れ(但し、蒸し暑し)




「ミュージック・ギャラリー(418)」

「両面睨みで聴く梅雨時ミュージック」


梅雨入りして数日、湿度の高い「雨の日」蒸し暑い「晴れの日」と目まぐるしく変わりました。
その度に筆者の脳内自動ジュークボックスには、様々な音楽が鳴り響き、結構対比の濃い傾向が見られました。
そこで、どんな天候の日でも音楽を楽しめるようにと、今回の懐かしき「晴れ・雨の音楽」を並べてみました。

と言う訳でまずは「晴れの日」音楽です。
ご存じの大ヒット・ナンバー、米国西海岸の青空を思わせる爽やかさが肝です。
当の本人は灰色の空で有名な英国出身で、他に「落ち葉のコンチェルト」等もヒットしました。
作曲の方でも、カーペンターズの「青春の輝き」なども綴った才能豊かなアーチストです。
(適正な音域再生のため、外部スピーカーやヘッドフォーン利用にて、ご視聴ください。)
では どうぞ。

アルバート・ハモンド、「カリフォルニアの青い空」(1972年)

 Albert Hammond , "It Never Rains In Southern California" w/Lyrics


「後日追加版」


同曲の日本語訳詞版を、再度お借りしてきました。
上動画では様々なビジュアルを、追加版では日本語訳詞の妙味をお楽しみ下さい。
持ち味のサウンド・イメージの爽やかさとは随分と異なる意外過ぎる詞の世界です。

「カルフォルニアの青い空」/ Mr,Moonlightさんによる意訳版(度々お世話になっております。)
但し、上動画のジェット旅客機は747(ボーイング747・ジャンボ・ジェット)ではありません。



この年の5月15日、故郷オキナワは祖国復帰を果たし、晴れて「沖縄県」となりました。
!(^^)!
但し、筆者はその直前に高校を青息吐息卒業、パスポートを携えて海路にて上京。
そのパスポートには「日本国への入国を証する」とのスタンプが押印されました。
「あれ?俺 今までどこで暮らしてたの?」妙チクリンで摩訶不思議な心境でした。
(-_-;)
その後はスカイメイト制度利用にて、当時は747ジャンボ機のお世話になりました。
故郷との往復に数多く利用させていただき、大感謝です。
(*^^)v

「後日追記:恒例の脱線昔話」

筆者若かりしその頃、スカイメイトと言えば予約は不可なれど、半額料金で搭乗できるとあって大いに利用したものです。
日航・全日空の両者間で空席の有無の状況連絡の融通も利き、沖縄出の貧乏な青少年にとっては正に有り難い制度でした。
空席の有無は搭乗の直前までは不明で、無線を持ったゲート前の地上要員から急ぎ案内され良く走った思い出があります。
それでも一旦席に着けば一般乗客と同じ扱いで、国内では遠距離な飛行時間とあって、量感あるランチなども堪能しました。
但し、満席で乗せてもらった場合、一般の座席ではなくスッチー(当時の略呼称)さん専用シートの場合も度々ありました。
通常ならば最後部座席にスッチーさんと共に並んで座りましたが、ジャンボの場合は客席とは対面のスッチーさん座席もあり、
その際は、スッチーさんらと共に一般乗客の横並び10席シートに面と向かうことになり、結構恥ずかしさも感じたものです。
相対する乗客の方も「何なの、この若もんは?スッチー専用席に座って」みたいな怪訝な顔で筆者を凝視していたものです。
でも全てのスッチーさんたち、この「異質・半額小僧」を見下すようなことは一切なく、いつも丁重にもてなしてくれました。
水平飛行に移るや否や、シートベルトをササと外し、キビキビと立ち振る舞う彼女たちを見て、正にプロの鑑と知りました。
時に一般乗客とは違う特別扱い(私的会話やささやかな記念品)をしていただいたこともあり、今となっては楽しい思い出です。
彼女たちからしてみれば「貧乏な弟」のような存在だったのかも知れず、筆者らからすれば頼りがいあるネーネーたちでした。
( 我が国の航空会社の彼女らの献身的サービス精神の質の高さは、外国のそれと比べると頭が下がるほどの業務内容です。)
( 但し、搭乗に際しては身障者優先の例外を除いては可視的な階級社会でもあり、その待遇での差は歴然としていますが。)
当時のスッチーさんらには、今も感謝です。
(*^^)v

* * *

「爽やかさ」繋がりで、筆者の脳内自動ジュークボックスが次の曲を選び出してきました。
曲名タイトルの季節は気にせず、その湿度のない乾いた爽やかさをご堪能下さい。
(筆者注:画面内の線上「YouTubeでご覧ください」をクリックしてご視聴ください。)

イングランド・ダン&ジョン・フォード、「邦題:秋風の恋」(1976年)

 England Dan & John Ford Coley, " I'd Really Love To See You Tonight "


* * *

やはり「爽やかな晴天」繋がりで、この曲もまた連鎖して筆者の脳内に出現しました。

ブレッド、「メイク・イット・ウィズ・ユー」

Bread, " Make It With You ",( with lyrics )


* * *

最後に登場は「爽やか」よりは熱目の気もしますが、おそらく男性コンビと言うことで引き釣り出されたものでしょう。
アメリカン・カントリー・ロックならではの男らしさが凛とした雰囲気を醸し出して、結局「爽やかさ」に繋がりました。

ブリューワー&シップレー、「邦題:人生の道」(1971年)

Brewer and Shipley , " One Toke Over The Line," With Lyric


懐かしき70年代音楽、その乾いた雰囲気がこの季節に付き物の鬱陶しさを多少は吹き飛ばしてくれるかもしれません。

* * * * * *

次は「雨の日」のBGMと参りましょう。
さて青空を想起させる「爽やかさ」の次には、どうしても避けられないこの季節ならではの湿り気ある情緒をどうぞ。
湿度の高い日々が続くと何だかんだと陰鬱になりがちですが、ここは開き直って「雨」情緒を大いに楽しみましょう。

まずは彼女。米国出身ながら主にロンドンを拠点に活動。最近来日を果たし、人気上昇中です。
リリカル&アンニュイな時空、どうぞ。

ステイシー・ケント、「ジェントル・レイン」

♫ Stacey Kent - Gentle Rain



「ジェントル・レイン」のインストもまた良いもんです。

エディ―・ヒギンズ・トリオ(インストルメンタル・ジャズ)

 Eddie Higgins Trio ," Gentle Rain "



次はカナダ出身の女性ボーカルでどうぞ。

スージー・アリオリ、「ヒアーズ・ザット・レイニー・デイ」

Susie Arioli - Here's That Rainy Day



最後はクール・ジャズ(ウェスト・コースト・ジャズ)の大御所のバージョンで締めくくりたいと思います。
曲とは無関係な不可思議映像満載な動画、いぶし銀の味わいテナー・サックスの音色と共にお楽しみ下さい。
バックの空間を包むゲイリー・バートンの雨垂れのようなビブラフォーンも脳内を溶かしてくれるようです。

スタン・ゲッツ、ヒアーズ・ザット・レイニー・デイ」

Stan Getz - Here's That Rainy Day


雨垂れの音を聴きながらまどろみ、深い眠りに落ちるのも一興です。
zzz (-o-) 


欲張り筆者の梅雨時の全天候型チャンプルー・メニュー、お楽しみいただけたのなら幸いです。

By T講師


2020年6月12日金曜日

アトリエもまた めでたく再始動

金曜日・未明の雨 、蒸し暑い曇りの日

アトリエも先週末の土曜日より、めでたく再始動。
やる気満々のキッズらで、久々に活気が戻りました。
但し今までと違うのは、筆者も含め全員がマスク姿。

とは言え、相変わらずそれらの描画・工作の様子や作品画像アップ出来ずにいます。
本来のアトリエ・ブログは、新たにリニューアルした後に再開したいと考えています。
そのめでたき暁、いつになるのか不明ですが、マスク姿はどうなっているのでしょうか?
_(._.)_

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その417):梅雨入り、梅雨明け」


蒸し暑い日々が続き、本日からいよいよ「梅雨入り宣言(関東甲信地方)」となりました。
時をほとんど同じくして、故郷の沖縄では早くも「梅雨明け宣言」が出されたとのことです。
そんな中で筆者の脳裏に湧き上って来たのは、熱きスピリットに溢れる米国発のバンドでした。
筆者が小学校高学年の頃(2歳年上の兄の影響)に聴いていたフォークソング名曲のカバーです。
メンバー全員がマルチ・プレーヤーならではの、ルーツ・ミュージック的アレンジが秀逸です。

ザ・フーターズ、「500マイル」

The Hooters - 500 Miles (Video Version)


このフーターズ・バージョン、3番の歌詞を原曲から変えており、列車を100両の戦車と改ざんしています。
その意味が2分過ぎに登場する映像で、大陸の近隣非民主大国では「歴史の闇」に葬られた歴史的事実です。
そのシーンの際には" I'll be free ! I'll be free!"と繰り返され、後半には原曲をヒットさせたPPMの3人の姿も。
社会的関心の高い彼ら、原曲をより反抑圧の強い表現へと彼らなりの独特の演奏編曲と脚色を加えて妙味です。
親日家の彼ら、「スキヤキ(上を向いて歩こう)」もレパートリーの一つに取り入れていて、嬉しい限りです。
(*^^)v

* * *

トレイン(列車)繋がりでもう一つのアメリカン・バンドの曲が自動的に引き吊り出されてきました。 

ソウル・アサイラム、「ランナウェイ・トレイン」
Soul Asylum - Runaway Train (Official Video)

アメリカでの大きな社会問題の一つで、家出など未成年失踪者・行方不明者が1年間で実に160万人以上にも及ぶとの事!
ちなみに我が国では全年齢合計で1年間で約8万人(!)程だそうで、アメリカ国内ではいかに多いのがが判ろうと言うもの。
米国では本人の意思による家出のみならず、離婚家庭の元家族からの拉致も多いそうで、未解決事案も多いとのことです。
我が国のような小さな島国では理解不可な、他民族国家・移民社会・人種住み分け社会等の弊害があるのかもしれません。

以上、80年代のアメリカン・バンドらしい、ストレートで骨太な懐かしい2曲をお届けしました。

* * * * *

「筆者後記:寸感」


今週は記せねばならない無視できぬ事柄が多く、しかもそのほとんどが陰鬱なものばかりでした。

まずはこちら、
北朝鮮の工作機関による拉致被害者の横田めぐみさんのご両親はやさしく強く、ご立派なご夫婦ですが、
残念ながら父であり夫君の横田滋さんが、悲願のめぐみさんとの再会を果たすことなく逝去されました。
また加えてめぐみさんの弟二人もまたご両親同様に立派に成長され、意思を継いで、活動されています。
横田めぐみさんが一刻も早く再び故郷日本の地を踏みしめられるよう、無力ながら祈るしかありません。
横田 滋さん、享年87歳。謹んで冥福をお祈りいたします。

「ミュージック・ギャラリー(特別・後編)」


上の「500マイル」、筆者は確か小学5年生の頃、米国のフォーク・グループ「ピーター・ポール&マリー」盤で初めて聴きました。
その古い民謡を世界的に知らしめたのが彼らP.P.Mの3人組で、メンバーの一人が、拉致被害者の横田めぐみさんの歌を作りました。

ポール・ストゥーキー、「めぐみさんのための歌」インタビュー(2007年放送)

Paul Stookey on TV - "Song for MEGUMI"



当コーナーでも2度ほど(?)登場の名作曲家にして名ギタリスト・名シンガーもまた横田めぐみさんの歌を作っていました。

「あの「伝説の歌手」が横田めぐみさんに曲を捧げる」ピーター・フランプトン




上動画で優しさ溢れる彼、現在では知らない人も多いかと思いますが、70年代当時の人気には凄まじいものがありました。
2枚組のライブ・アルバムは驚異的なセールスで、全米で10週間に渡り1位を記録。プラチナ・ディスクを獲得しました。
そんな才能豊かな彼の最盛期のほんの一片鱗を・・・。

ピーター・フランプトン、「ショー・ミー・ザ・ウェイ」(スタジオ・ライブ)

Peter Frampton - Show Me The Way ( Studio Live at Midnight Special 1975).


この動画でも彼の特徴の一つである「トーキング・ボックス」を、ギターと共にユニゾン演奏しています。
同時期、やはり英国の名ギタリストのジェフ・ベックが「迷信」で、トーキング・ボックスを使用してました。
そんな才能豊かな彼も何と早70歳。近年は難病とも戦いながらも昨年ラスト・ツアーを行ったとのことです。
今では好々爺の風貌 著しい永遠のシンガー&ギター青年の彼、その幸福なる晩年を祈る今日この頃です。



「迷走する大国アメリカ」

世界の多くの国々が増々混迷を深める新型コロナ感染禍の危機的状況ですが、国々や人々は、
まるで旧約聖書に登場する「バベルの塔」にて登場する当事者たちのように意思の疎通を欠き、
言葉と思考は永遠に合致するところを見い出し得ないような危機的状況となってきました。
アメリカでは、皮肉なことに「不寛容」による強権的言動がブーメランとなって、大統領自らに突き刺さり、
国民の思考・感情は二極に分断され、両者の対立の溝は日々深まり、混迷の度合いを増々大きくしています。
「差別」が良い訳ありませんが、その反対運動に乗じて悪漢どもが略奪をし、大統領選にも利用されています。
「デカップリング(切り離し)」が現代米国社会の各層にて拡大し、加えてコロナ感染リスクが増大しています。
この混迷の行きつく先に、良き解決図があるとは到底思えません。



「一国二制度」と「国家安全法」

大陸の非民主大国が国際的公約を破って、我が国が戦前に施行していたかつての「治安維持法」的な手段を選びました。
その大陸では外国からの情報は完全に遮断されており、強力で独裁的な国家統制による情報で国民が洗脳されています。
「民主主義」国家に於ける「言論・信教の自由」「三権分立」等は封殺され、歴史すら歪曲・捏造する前近代的権力です。
香港の自由はもはや風前の灯と化し、明日は台湾がその延長線上に置かれ、前準備段階として故郷もまた危機的状況です。
島々への領海侵犯はもとより、「チャイ○マネー」が故郷の多くの分野で侵食しており、「明日は我が身」が懸念されます。
前県政より顕著になったこの傾向、現知事など国を通り越して「一体一路」に参加協力したい等と言ってはばかりません。

一つだけ良いニュースがあるとすれば、それはかの大陸の首領の国賓来日が無期限に白紙状態に戻ったと言うことです。
いっそのこと正式な中止になることを心より願ってやみませんが、親中派の多いマスコミ・政財界にあっては困難かも。
大陸国家国内に於いては、少数民族の大量抑圧をはじめ、過去に於いては近隣諸国に攻め入り無理やり併合の暴挙も。
世界中で傍若無人な恫喝外交を連発している無法松親分を、我が国の国賓として迎え入れることがあってはなりません。
「21世紀の新アヘン戦争」は既に始まっていて、多くの国々がその麻薬を打たれ、人としての尊厳を既に抜かれています。
我が国もまたこのままの「見ざる聞かざる言わざる」を決め込む訳にはいかず、それなりの覚悟・決意が求められています。



結局、全てに共通しているのは「基本的人権」の問題


その「基本的人権」、では翻って我が国ではどうでしょうか?

「言論・表現の自由」が保障されていることを良いことに、加えてネット上では「匿名性」を良いことに、
安易な誹謗中傷を書きこみ、一個人の人格や尊厳をいとも容易く傷つけ踏みにじり、命までも奪っています。
「愛と憎しみ」が人間性の根本原理だとしても、想像力を欠いた人々が存在していることは悲しいことです。
性被害に対して実名を以って声を上げた女性に対しても、同様の無神経さによる情報発信が流布されています。
お金や地位や職業や、安易なP.CやSNSの世界や手段があったとしても、不幸を振り蒔く種は衰えるべきです。
祖父母や、両親や、兄弟や、我が子や、恋人や、友人や、知人や、隣人らと共に楽しく暮らすよう努めましょう。
誰の人生も一瞬の一回きり。
(#^^#)

以上、個人的寸感、ご容赦。
_(._.)_

By T講師

* * *

「追伸:筆者後記(その2)」

先週、国策・厚労省企画の布製マスクが2枚、我が家にもやっと届きました。
巷ではマスクも入手可能な状況下、遅れてやって来た「あだ花」となりました。
寄付の道もあるそうですが、今のところ愚策記念としてとって置くつもりです。



やはり国策の「特別定額給付金」と、「持続化給付金」の2種、
未だ何の反応も無く、当方にはビタ一文 支給されてはいません。
これでは緊急的措置としての「効力無し」と断定せざるを得ません。
幸いにも私共は事業が維持されてはいますが、そうではない危機的状況下の人々も多く、全くの立腹ものです。
しかも、その予算を国の機関でピンハネ、後の業務を民間の企業へ丸投げ。その企業も下請けに丸投げとのこと。
我が国の官僚の優秀と言われる人々の頭は、国家予算の「我田引水クスネ」にのみ、さも腐心しているようです。
しかも加えて、その企業とは長時間残業で社員を自殺へと追いやったことで有名な超ブラック企業の広告代理店!
「コロナ禍」で市井の人々の生命失われ、「コロナ禍で官僚 焼け太り愚策」で民人の職と食が日々また失われ・・・。

これでは我々庶民(納税者)が、一向に救われません。
( ;∀;)

By T講師

2020年6月1日月曜日

いつもと違う「雨の日の月曜日」

月曜日・雨
本日より(何と)6月!
「新型コロナ感染禍」騒ぎで、いつもより早い半年(折返し!)です。

「学校、再開!学童クラブも再始動!」

雨の日の月曜日ですが、今日のこの日を心待ちしていた学童らも多く、送迎車を見つけては満面の笑みで全力疾走。
「マイルストンへ行ける日を待ってたよ!」との嬉しい反応。3ヶ月近くも見ないうちに皆身長が伸びていました。
ですが、学校以上に「3密」になりがちな学童クラブ、その責任は重く、今後は厳しい指導をしなければなりません。
今までのように楽しんでもらいつつも、但し目配り・気配りもこれまで以上に必要となり、その緊張感もあります。

でも諸外国のような危惧された「感染爆発」もなく、この日を迎えられたことは、めでたいことと言わざるを得ません。
第2波に警戒しつつも、学童たちの笑顔に再会できたことを今日は単純に喜びましょう。
(*^-^*)

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その416)」


今日は一切何も考えず、ただただ典型的ステレオタイプでアップしました。

カーペンターズ、「雨の日と月曜日は」(日本語歌詞付き)

Rainy Days And Mondays - Carpenters (1971)


20世紀 米国音楽の黄金コンビ、ポール・ウィリアムスとロジャー・ニコルズによる名曲、但しこのカバーが本家のようです。
カレン・カーペンターの馥郁たる低音の魅力、もう全人類の宝です。


そんなカレンの低音を聴いていると、脳内では更に別の曲が引きずり出されてきました。

カーペンターズ、「マスカレード」
The Carpenters , " this Masquerade " (1973)

オリジナルは筆者の敬愛する故レオン・ラッセルですが、原曲とはまた違った魅力が満載で、よくカバーしてくれました。
他にも彼らの洗練された多数の曲が筆者の脳内でチェイン・リアクションを起こしていますが、ここら辺で止めときます。
(^^)

* * *

このインスト・カバーも筆者のお気に入り。ドサクサ紛れにYouTubeよりお借りしてきました。
想像力を痛く刺激する筆者好みの動画で、今夜のアルコール・タイムにて再登場の予定です。

パット・メセニー、「雨の日と月曜日は」(インストルメンタル・カバー)

Pat Metheny , " Rainy days and Mondays " 


最後部の窓辺のニャンコが可愛いですね。

* * *

「アトリエ・オープンのお知らせ」


「非常事態宣言」解除に伴い、学童クラブに続き、アトリエもまたオープンします。
再開日は、今週末の6月6日(土曜日)からです。
(但し、第2・第4日曜日は、キッズ・クラスのお休み日です。)

初日に早くも予約が入りましたが(ありがとうございます)、皆様の来訪を心よりお待ちしております。
(#^^#)

アトリエ・マイルストン主宰: T講師こと 当真 英樹