アトリエ・マイルストンブログ

2019年4月29日月曜日

「ベビーメタル」ライブの衝撃

月曜日・曇り(夜 雨)
連休中につき、アトリエは鋭意お休み中
<(_ _)> !(^^)!

令和元年(!)にもなり、既に何日かが過ぎ去りました。
リアルタイムではない投稿と時間設定、ご容赦をば。

* * *

恒例となった

「出張ミュージック・ギャラリー(その359):平成フィナーレ編」


平成最後を飾るのは、何と以外にもこのバンド!です。
「ベビーメタル」、名前とその存在こそ知ってはいたものの、筆者今まで興味も持たずに来ました。
「いやあー、俺、すっかりベビーメタルのファンになってしまいましたよ!」
以前、確か1年半前の夏のこと、アトリエ生徒のMSさんが来訪早々 開口一番にこう切り出しました。
MSさんは立派な中年(失礼!)で、その年齢にそぐわぬほどのフットワークの軽い行動力の持ち主です。
バンドが趣味のMSさん(ベース)は、毎年、夏恒例の有名な野外ロック・フェスティバルに足を運び、
炎天下・猛暑の中、若者たちと共に、国内外のミュージシャン達のライブを楽しんでいるのでした。
「ええ?あのベビーメタル?」筆者の問いに「そう、あの女の子たち!バック演奏も凄かった!」
「アイドルとかヘビメタかとか、ジャンル分けは別にして、素晴らしいパフォーマンスだった!」
「最近の国内の若いバンド連中のライブは打ち込みが多いんだけど、彼らは全て生演奏だった!」

筆者、その時はMSさん自身の日頃の行動力に加え、更にその柔軟な嗜好や思考力の方に関心させられ、
その時点ではベビーメタル自体には喰いつかなかった筆者、今回はお勧め欄の登場を何故かクリック、
そして正に衝撃的な光景を目にすることとなりました。
何はともあれ、ご覧ください。

ベビーメタル( with 神バンド)、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」

2014年、イギリス・ソニスフィアに於ける欧州デビュー・ライブ

BABYMETAL - Ijime,Dame,Zettai - Live in Sonisphere 2014,at Knebworth, United Kingdom (OFFICIAL)


ロック歴およそ半世紀(50年!)にもなる筆者、米英を中心に数々のバンド・楽曲を聴いてきましたが、
いわゆる「ヘビーメタル」と「和製ロック」に関しては好きになれず、今日まで縁遠い存在でした。
それは筆者嗜好のサウンドやビート等には程遠く、まるで別ジャンルなのではと感じていました。
両者共ハードロックからの派生とは言え、ブルースやジャズには共通するシャッフル感が希薄で、
リズムやビートにある独特の粘り等も無く、曲芸のような速弾きやビジュアル等も趣味ではなく、
それら両者のジャンルの楽曲を、最後まで聴く(又は見る)ことは、かつてありませんでした。
歌唱の方でも、声を太く聴かせるための細かな波長のビブラートも快くは思えないからでした。
我が国のアイドル文化に関してもあまり興味なく、学芸会の延長のように感じていたものです。
(とは言え、実は当コーナーでも過去にキャンディーズとAKBは取り上げたことがありますが。)
エへへです !(^^)!

さて
図らずも今回のライブ映像、
衝撃の余り最後まで目が離せず、恥ずかしながらも告白しますが、つい感涙してしまいました。
その当時、若干15~6歳の3名の少女(でしょう!)パフォーマーの悲壮感すら漂うひたむきさと、
それをバックで支える凄腕・中年ミュージシャンたちの心意気が動画の節々に記録されていて、
その気合が欧州中から集まった総勢6万人余のメタル・ファンにもしっかり届いたようなのです。
サウンドの方はヘビメタの割には軽快で歌とのマッチングも微妙ですが、衝撃的デビューです。
よって、業界・企画臭的音楽より個人発生的音楽を好む筆者としては極めて例外で、冒頭にて以外としました。
とは言え、当動画を初観賞したその日の夜は何度も繰り返し再生し、深夜に至るまで見入ってしまいました。
「ひたむきな一生懸命さ」がこの動画の最大の肝で、それは国境を超えた万国共通の価値観だと痛感しました。
最後に大観衆が人差指と小指を立てる影絵のキツネは彼女らの象徴で、完全に受け入れられ支持された証しです。
" We are !"  " Baby Metal !!!!!! ",
感動のコール・アンド・レスポンス。更に群衆がアンコールを連呼します。
" We want more ! , We want more !, We want more !・・・"
" One more song !, one more song ! one more song・・・・"

また「一期一会」
人生や森羅万象、この世で生ずるものは何でもそうですが、当ライブももはや今となっては再現不可能です。
メンバーの一人が健康を害し脱退(黒目の大きな女子)、右端・笑顔のギタリストも亡くなられたとの事。

アンチ軍団で埋まった会場と身体一つで渡り合い、最後には味方にした彼女らに大きな拍手を送りたいと思います。

このライブのいきさつ:当動画のコメント欄に簡潔で気品ある説明文が掲載されていましたのでお借りしました。
お読みいただければ幸いです(事後承諾ですが、もちろん投稿者さんには返信欄にて連絡済みです)。

ファンでない方のためにちょこっとだけ説明を・・
まずこのフェスに出たのはサマソニ2013でベビメタのステージを観たメタリカ(米国の世界的メタル・バンド)の推薦によるものです。
当初の予定ではメインではなく、数千人規模のテントステージでした。しかし、ベビメタの出演が発表されると、フェス公式FBが大炎上。コメント欄は言われなき中傷やバッシングで溢れかえり、中には小便入りペットボトルを投げ入れようと呼びかけをする者まで現われました。この反響の大きさを見たフェス側は、なんとベビメタを急遽メインステージに変更します。
当時海外経験のほとんどないベビメタからすれば、デビュー戦でいきなりガチメタラー6万人の前に放り出されると言う とてつもなく大きな試練を課されてしまったわけです。
そしてライブ当日。BABYMETALの時間になると、プロモーターの予想通りメインステージを大観衆(約6万人)が埋め尽くしますが、ほとんどは興味本位もしくはヘイター(アンチ)だったといわれています。プロデューサーも「人生初くらいの衝撃を受けた」と後に語っています。プロデューサーも「イチかバチかの賭けだった」と当時を振り返っていますが、現地のプロモーターが「必ず成功する、賭けてもいい」とフェス出演を後押ししたといったエピソードもあります。後日の現地ライブレポートで「今年最大の成果はBABYMETALを呼んだことだ」とまで言わしめたほどです。
いよいよライブが始まります。最初は様子見程度だった観客ですが、進んでいくにつれ盛り上がりを見せ始め、「メギツネ」披露後にはついにアンコールの合唱まで生まれます。そしてラスト1曲、BABYMETALのメジャーデビューシングルであり当時のベビメタにとってのアンセム的な位置づけであるこの「イジメ、ダメ、ゼッタイ」この大一番でベビメタは渾身のパフォーマンスをみせ、ライブは大喝采とともに幕を閉じました。
この海外進出の狼煙をあげたライブは、ファンの間で「ソニスフィアの奇跡」とよばれ、ベビメタにとって大きな分岐点となりました。
その当時15、16歳であった3人は怖かったと思うし、相当な覚悟を持って臨んだと思います。本当によくやってくれました。
以上

「ひたむき」「一途」「捨て身」の圧巻ライブ・パフォーマンス。お楽しみいただけたのなら幸いです。

* * *

本特集、平成の最後に個人的な趣味をば・・・

30年続いた「平成」どころか、時を遡って「昭和」で、かつ前(20)世期のヒット曲をお届けします。
NHKの大晦日の恒例の特集「行く年、来る年」のタイトルよろしく、この名曲で閉めたいと思います。
旋律・歌詞・編曲(特にギターのオブリガード)・・・、もう全てがビートルズならではの才気です。

ザ・ビートルズ、「ハロー・グッドバイ」
The Beatles, " Hello Goodbye " (1967)

Lyrics 

             You say "Yes", I say "No".
                   You say "Stop" and I say "Go, go, go". Oh no.
                   You say "Goodbye" and I say "Hello, hello, hello".
                   I don't know why you say "Goodbye", I say "Hello, hello, hello".
                   I don't know why you say goodbye, I say hello.

                   I say "High", you say "Low".
                   You say "Why?" And I say "I don't know". Oh no.
                   You say "Goodbye" and I say "Hello, hello, hello".
                   (Hello, goodbye, hello, goodbye. Hello, goodbye.)
                   I don't know why you say "Goodbye", I say "Hello".
                   (Hello, goodbye, hello, goodbye. Hello, goodbye.)
                   I don't know why you say "Goodbye", I say "Hello".

                   Why, why, why, why, why, why, do you say goodbye goodbye. Oh no. 
                   You say "Goodbye", and I say "Hello, hello, hello".
                   I don't know why you say "Goodbye", I say "Hello".
                   Hello,hello, I don't know why you say "Goodbye", I say "Hello".

             You say "Yes", (I say "Yes",) I say "No".( but I may mean "No").
                   You say "Stop",(I can stay still it's time to go). Oh no.
                   You say "Goodbye", and I say "Hello, hello, hello".
                   I don't know why you say "Goodbye", I say "Hello".
                   Hello,hello, I don't know why you say "Goodbye", I say "Hello".
                   Hello,hello, I don't know why you say "Goodbye", I say "Hello".

                   Hela, heba, helloa. Hela, heba, helloa. Hela, heba, helloa.
                   Hela, heba, helloa. Hela, heba, helloa. Hela, heba, helloa.・・・


( 筆者注:ネット上より転載の歌詞の一部に誤りがありました。後日、可能な限り訂正しました。)




「平成よさらば! そして新時代・令和よ、こんにちは!」
「みんなで力を合わせて、良い時代にしていきましょう!」

By T講師
(昭和に生まれ育てられ、平成に活かされ、そして令和に消え往く・・・)

P.S.:令和元年特集もやりたいのですが今は白紙の状態で、そのうちに・・・
投稿時差、あり過ぎてすみませ~ん

_(._.)_


2019年4月22日月曜日

圧巻!子供バンド、親父バンド

月曜日
4月15日、22日投稿の合併編

新学期も始まり、学童クラブにも多数の新1年生たちが入所、1年の内で最も多忙な日々となりました。
そんなてんてこ舞いな理由もあって、今回は下記のコーナーを2週分まとめてご紹介したいと思います。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その358)」


「圧巻!子供バンド、親父バンド」


日頃、YouTubeにてプロアマ問わず世界各国の演奏シーンを鑑賞している筆者、興味深い動画を見つけました。
それは九州北部で結成された平均年齢14歳の男女混合のロックバンドので、その演奏シーンに驚きました。
筆者、音楽においても技巧主義では毛頭ありませんが、彼らは例外的に特筆すべきレベルに達しているので、
訪問者の皆様にもその情熱的な超技巧的演奏を知らしめたくなり、当コーナーにて取り上げ特集としました。
メンバーはギターのハルカちゃん(福岡出身)を中心に、兄弟(佐賀出身、ドラム&ベース)の最小編成です。
トリオ編成の彼ら、3名の技術が全く伯仲していて、運命的に出会った感もあり、この面でも驚愕ものです。
ベース担当のミウ君の7弦(!)ベースもこけおどし等ではなく、歌心タップリな旋律を聞かせてくれています。
リズム感覚が向上した現代っ子とは言え、国内の文化風土でここまでロックを消化していることも驚異的です。

何はともあれ、お聞きください。
平均年齢14歳(2015年当時)の、あどけない表情を時折 垣間見せる彼らの熱きロック魂とその表現力を。

アステリズム(星群)、「ガチャバ(ハードロック・インスト曲)」PV
ASTERISM (The average 14 years old) , " Got Your Back ! "
注:当動画の音源はCD化されたもので、ギターがもう1本ダビングされており、生ライブではありません。

アステリズム、オリジナル2曲「サクリファイス」~「155」
ASTERISM, Their Originals " Sacrifice "~" 155 "

アステリズム、「ディープ・パープル・メドレー」
ASTERISM , " Deep Purple Medley "


いやあ、もう絶句!未だ年端もいかない3名のこの熱気、技巧、ただただ圧倒されます。
度肝を抜かれた方々も多いかもしれませんが、楽器を弾ける人ほど彼らのその剛腕的スピリットに驚かれると思います。
「スモーク~」のハルカちゃんのギター・ソロも良いですが、その際の4ビート・ベース・ランニングも秀逸です。
上2曲、ヘビーメタルに近いロック特有のエグ味がタップリ過ぎて、最後までついていけない方々も多いのでは・・・。
でも彼らの非凡な演奏力は既に国境を越えていて、動画コメント欄では海外の方々から称賛の嵐を数多く貰っています。

筆者若き高校時代、英米のロックシーンでは「スーパーグループ」と言うバンド形態が出現、人々の話題をさらいました。
今世紀の今も不動の人気と評価を有するエリック・クラプトンもそんな中の一人で、トリオ編成のクリームは圧巻でした。
ブルースに根ざしていながら、その即興性を重視する姿勢はジャズのアドリブ演奏に共通のスリリングな演奏形態でした。
もちろんその当時、高校生だった筆者らもレコードに何百回も針を落とし、その高度な演奏のコピーに熱中したものです。
おっと、またまた筆者の思い出話で脱線してしまいました <(_ _)>。
そんな往年のスーパーグループたちに限りなく肉薄また陵駕する彼らは、正に我が国の原石の宝であり、未来のヒーローです。
但しロック・インストだけだと作曲や編曲等に早晩にも行き詰る危険性があり、周囲のプロデュ―スも今後は重要かと・・・。
既にプロ・デビューを果たした彼ら、解散等せずにこれからも末永く演奏活動を続けていって貰いたいと切に願うばかりです。


* * *


「絶品!親父バンド」


驚異的な超密度・超ホットな子供バンドの後には、平均年齢50歳辺りの熟年男性たちのロック魂を取り上げました。
ギター兼ボーカルのフィルXはカナダ出身のギリシア系のミュージシャンで、数々のスタジオ・ワークを中心に活躍。
その後、ボンジョビの2代目ギタリストとして参加、確かな技術とロック・スピリット豊かな感性で活動中とのこと。
当動画シリーズではトリオ編成のプライベート・バンドで、往年のロック名曲をカバー、楽しませてくれています。
筆者も高校時代に熱中していたロックバンド(筆者ドラム)で同曲をコピー、ダンス・パーティー等で演奏しました。
その頃の熱き思いがバンドの友の顔と共に鮮やかに蘇ってきます。ボーカル兼ギターの友、歌声がそっくりでした。
おっと、またまたの脱線、ご容赦 <(_ _)>。
ベテラン中年親父たちが繰り広げるトリオ編成ならではのシンプル・ストレートな醍醐味、ご鑑賞ください。

フィルX とザ・ドリルズ、「胸いっぱいの愛を( 1969年、レッド・ツェッぺリンのカバー)」
Phil X & The Drills, " Whole Lotta Love ( Led Zeppelin cover )" Studio Live (2015)

胸のすくような一発ストレートさが超快感です。但しフィルXの右腕のタトゥーだけは個人的にはいただけませんが。
筆者もドラムを演っているせいも有り、動画内のドラマーの気持ち良さが手に取るように分かり、羨ましく思えます。
豪快なドラミングの醍醐味を十二分に味わいつつ、手首の遠心力スナップで叩き込んでいる姿は微笑ましい限りです。
特大サイズのバスドラやタムもツェッぺリン・サウンドを彷彿とさせていて、筆者もつい感情移入が激しくなります。
中間部・間奏の効果音、スマホのアプリかなんかを利用して再現しているのが21世紀の現代らしいですね。
筆者らの頃は、ギター弦の上にボトルやコップをスライドさせて、ドラッギーなその音を再現したものです。
若かりし高校時代のロック・バンド三昧の幸せな日々が脳裏に蘇り、時の経過の速さと重なりを痛感します。

*

次の曲も同ユニットによるカバー・ナンバーで、時代が少しだけ進み、79年の大々ヒット曲です。
素晴らしい名曲で、その名曲を生み出したバンド「ナック」はいわゆる一発屋として消えました。
でも中年ベテラン・バンドの手により、スタジオ一発録りとは思えない密度で鮮やかに蘇りました。
お聞き下さい。その貫禄ある存在のシンプル炸裂パワーを。

フィルXとザ・ドリルズ、「マイ・シャローナ(1979年、ザ・ナックのカバー)」
Phil X & The Drills, " My Sharona (The Knack cover)" Studio Live (2016)

上記の若きアステリズムの面々の高密度音楽とはまた違った趣きのピュア&シンプル・パワーが限りなく快感です。
タイトながら腰のある艶やかなギター・サウンドが小気味良く炸裂し、この楽曲の非凡さを更に引き立てています。
年端を重ねたその貫禄は、若きミュージシャンには出せないベテランならではの魅力です。

* * *

さて「子供バンド」「中年バンド」と続きましたが、最後に超ベテラン「熟年バンド」の面々の登場を願いましょう。
当コーナーのトリを飾るのは、アメリカン・ロックの雄 ZZ(ジージー)トップです。
正に音楽大国の米国らしい大排気量バンドで、シンプルながらもその生み出されるサウンドには余裕と風格が漂います。
共演は、前述のエリック・クラプトンとそのキャリアを共にする歴史的世界三大ギタリストの御大ジェフ・ベックです。
ジェフ・ベックもまたスーパーグループを率いていたこともあり、その類まれなギター・ワークは孤高にして饒舌です。
バンド名よろしく熟年も熟年のジージー軍団で、メンバー3名の合計年令、軽く200年を突破しているかと思われます。
共演のジェフ・ベックの年齢をも加えると、まるで老人施設並みですが、そのパワーと才能には衰えは感じられません。
そんな熟年ミュージシャンならではの香り立つ円熟味、何ものにも代えられぬ魅力充満で、正に世界レベルの至宝です。
若き日々の有り余る情熱とパワーを抜き去った後にのみ残る、澱をねっとりと重ねた芳醇ブランデー。ご堪能ください。

ジージー・トップとジェフ・ベック、「ラフ・ボーイ(ジージー・トップ1985年のヒット曲)」
ZZ Top & Jeff Beck, " Rough Boy "  at Wembley Arena, Live in London (2015)

この曲が流れると、さも条件反射のように お酒が欲しくなってしまいます。(投稿後はきっと・・・)

余談ながら、
10数年前、人気の若き女流クラシック・ギタリストが速弾きが得意で、スローは苦手だと言っていました。
「ああ、やっぱり。何も分かっちゃいない」筆者は彼女の演奏とその言葉との整合性に納得したものです。
弾かれる音と行間と言う空間が存在すること、或いはその重要性に頓着なく、技巧を得てきていたのです。
とは言え時が経ち、人生経験を重ねた彼女も近年は深みのある演奏をしています。(上から目線、ご容赦)
音楽には発した無数の音以上に、その行間は重要な意味と価値を持ち、弾く者・聴く者の魂を揺すります。

敢えて生意気を言わせてもらいますが、
結局のところ・・・、
音楽も絵画も共通して言えることは、饒舌な技巧等よりも人生の何たるかを知った「歌心」こそ大切なのです。
若き日々の「厚化粧」も時に良し、でも「素顔・素足」も大切にして、その良さも感じてもらえたらと思います。


捨てるもの、失われるものも何かと多い人生ですが、歳月を重ねてこそ表現でき得るものを大切にして、
熟年・好々爺の彼らのように、味わい深い人生を送ることが出来れば有り難いと思う今日この頃です。

* * *


「鯉、大空に舞い泳ぐ薫風の季節」


我が町・森の里 若宮公園脇の新緑ケヤキ並木路

青空に泳ぐ若宮公園上の鯉のぼりたち(一昨年の撮影です。(-_-;)すみません。)

これから梅雨時までの期間は、1年の中で最も快適な日々が連なります。
お休みの皆様もそうでない皆様も可能な限り、この薫風を満喫しましょう。

(*^-^*)


* * *


「アトリエ、GW中 全休のお知らせ」


来たる4月27日(土)より、令和元年5月の6日(月)までの10日間、アトリエはお休みとさせていただきます。
その間、筆者は毎年積み残している自宅室内の改装や庭の手入れ、アトリエのメンテ等に充てる予定でいます。
快晴・薫風に包まれた憧れの「庭食事」も、今年こそ再開したいと希望していますが、果たしていかに?

By T講師
P.S. GW期間中も不定期ですが、このコーナーをアップする予定でいます。
よろしければ、立ち寄ってみてください。

2019年4月8日月曜日

さくら、桜、サクラ、櫻

月曜日・冷雨
アトリエお休み日

「始業式」


ピカピカの新1年生たち、背負うこれまたピカピカのランドセルが身体の半分ほどを占めています。
「みんな、楽しく頑張ろうね!!(^^)!」



里や野山、街角では「桜たち」が満開を迎えています。
御承知のように筆者PCの不具合により昨年2月以来、新画像がアップできず、今年の桜はご紹介できません。
そこで恥ずかしながらも、一昨年撮影分のアトリエ近隣の桜たちの姿をアップしました。
当アトリエのブログ・ページを飾ってもらうため、過去より再度の登場をねがいました。
今まで「桜」に関しては毎年色々と特集させていただきましたが、今回は映像のみです。
いわゆる巷で有名な「桜たち」ではありませんが、凛としたその清々しさ、ご覧下さい。

我が町、森の里・若宮橋の桜並木(正面は松蔭大学、NTT、日産先進技術センター方面)

若宮橋より森の里 青山方面を望む

若宮橋より七沢森林公園方面を望む

森の里小学校脇の桜坂

同上

同上、雨の日なりのしっとりとした良い雰囲気です。


玉川小学校校庭の桜と丹沢の山並み

玉川小学校から望む大山の頂き


南毛利小学校正門脇の古木桜群とその花道(斜面の安全上の問題で残念にも伐採されてしまい、今年その姿は無く。)
以前にも言及しましたが、南毛利小学校は「いきものがかり」の吉岡聖恵さんの出身母校です。


上古沢地区の桜たち


上古沢、アトリエ近くの有名な枝垂れ桜


特別出演:我が家の枝垂れ桜 (*^-^*)


以下は「桜」のアップです。




我が国の隅々で春訪れを彩る様々な桜たち、沢山の人々の目と心を癒してくれていることでしょう。
桜の代表ソメイヨシノは今が旬ですが、これから八重桜や山桜がそこかしこでどんどん開花します。
その精神性をも含め、我が国を代表する「桜」の花、海外からの花見客も急増しているそうです。
筆者も常夏の南島に生まれ育ったおかげで、海外の人同様にその見事な美しさは良く分かります。
四季折々の国に住めることに感謝しつつ、里や街角の花吹雪や花筏や葉桜と共に楽しみましょう。

 * * *

「ミュージック・ギャラリー(その357):春訪れ歌」


当コーナーも「貼兆し歌」「春待ち歌」と続き、今回でいよいよ「春訪れ歌」です。
今まで同様「春限定」の曲ではありませんが、この季節になると筆者の脳裏に蘇る曲を選びました。
やはり筆者の青春時代を飾った懐かしい楽曲が印象的で、「春見立て」の筆頭を飾ってくれました。
以前にも取り上げましたが、今再び。

ザ・ビートルズ、「ヒア・カムズ・ザ・サン」アニメーション
The Beatles, " Here Comes The Sun " Up loaded by Pail Lennon

当動画の音源、オリジナルとは異なるので、何らかのエフェクト編集処理が施されているものと思われます。
作者記載なく不詳なれど、アニメの細部には素晴らしい部分があり、ドラムのフィルイン等、超リアルです。
ビートルズのラスト・アルバム(発売順ではレット・イット・ビー)「アビーロード」のB面1曲目を飾る名曲です。


筆者の音楽人生にとって最も大きな存在のビートルズ、次もまた彼らから生み出された名曲中の名曲です。
ビートルズの解散前後にしたためられたジョージの初ソロ・アルバム(何と3枚組!)からのシングルカットです。
上の「ヒア・カムズ・ザ・サン」同様、ジョージならではの柔らかい温かさが春訪れを感じさせてくれます。

ジョージ・ハリソン、「マイ・スィート・ロード」
George Harrison, " My Sweet Lord " (1970)

言わずと知れた20世紀を代表する名曲、正に人類の宝です。


こちらも春限定と言うわけではありませんが、最後に国内のバンド(Jポップ?)の動画を取り上げました。
昭和を感じさせる暖かさと、筆者の大好きなブリット・ポップ・ロック風のアンサンブルがお気に入りです。
スピッツを彷彿とさせる上品でリリカルな歌&サウンドと、情緒的で懐古的な美しい映像が快感で魅力です。
目を閉じて聴いていると、無数の花(桜)吹雪とその花筏がとめどなく脳裏の空間を占め、過ぎ去ります。

ピロカルピン、「京都」(2007年)、当動画は15周年記念版
Pirokalpin , " Kyoto "

東京・下北沢を中心に活動する抒情バンドのピロカルピン、その上品でシンプルな音作りは秀逸です。
バンドの命名の理由は知りませんが、薬品の名称で、巷では点眼薬等に利用されているとのことです。
とめどなく流れ出でるドラムやベースの厚みとビートは素晴らしく、リリカル・ギターを引き立てます。
PC本体やスマホだとその良さ再現不可なので、ヘッドフォーンや外部スピーカーにてご堪能ください。
ハイテクの虚飾に染まらないその純粋さで、これからも息の長い活動をしていただきたいと思います。



 何だか支離滅裂な特集となってしまいましたが、多少なりとも楽しんでいただけたのなら幸いです。
来たる大型連休を含め、梅雨入りまでの爽やかなベスト・シーズンを、心ゆくまで堪能しましょう。

「春爛漫」
(*^-^*)


By T講師

2019年4月7日日曜日

動画追加のお知らせ


「 動画追加のお知らせ 」


前々回の「ミュージック・ギャラリー」にて紹介しました「炎オーラの天才少女ドラマー」内に、新たな動画を追加しました。
驚異的なドラム・プレイの動画作品群がいかにして製作されているのか、演奏者のよよかちゃん御本人が自ら解説しています。
是非、ご覧になって下さい。

By T講師


2019年4月1日月曜日

「新年度」「新元号」「さくら」

月曜日・晴れ

新年度
祝・新元号:「令和」に決定(5月1日より施行)

 新しいフェーズへの幕開け。
共に頑張りましょう!(^^)!

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その356):桜」


ブログ・アップが遅延気味なせいもありますが、美しい「桜たち」今が満開です。

 当コーナー前々回の「さくら」、やはり2動画とも削除されてしまいました。
でも筆者、懲りずにまたYouTube上より転載させていただきました(*^-^*)
しかも、今年3回目の「さくら」の当動画、
嬉しいことに、以前2~3年前に初めて転載して削除されたことのある筆者お気に入りだったバージョンです。
と言うことは、今回もまた早々の削除の可能性があるわけで、その間だけでもお楽しみいただければ幸いです。
筆者一押しのお勧め版ライブです。
ご鑑賞ください。

「さくら(歌詞付き)」、いきものがかり(2010年ライブより)

筆者が言うまでもなく、吉岡聖恵さんの歌唱、力強く艶やかで快感です。
バックを支える二人の演奏も秀逸で、こちらもまたライブならではの醍醐味が見事です。

* * *

ミュージック・ギャラリーに加えて、

「森羅万象ギャラリー(その21:花吹雪)」


今年の開花ホヤホヤ桜の動画が投稿されていましたので、お借りしてきました。
その美しい存在、どうぞご鑑賞ください。

「新宿御苑の桜吹雪」

「新宿御苑」、懐かしいです。今を去ること40年程前、上京したての筆者、良く足を運んだものです。
でも「桜」の季節の御苑の記憶はなく、花見と言えばもっぱら吉祥寺の井之頭公園がメインでした。
「桜」の開花を初めて見たのは、上京当時に住んでいた中野坂上のアパート隣の公園の桜でした。
浪人の身に、初めての春の訪れは目映く眩しく、今もなおその当時の情緒が今の時期に蘇ります。
また上野公園の桜も印象的で、その当時「傷痍軍人」の姿もあり、その白い傷病服と重なります。
「たかが桜、されど桜、咲いては散って、心刺す・・・」



「桜吹雪」/ 場所:東京・千鳥ヶ淵、昭和記念公園、埼玉・権現堂堤、福島・花見山、青森・弘前城

我が国を代表する「桜」、その種類何と600種ほどあるとのこと。
ソメイヨシノをはじめ、川津桜、大島桜、枝垂れ桜、八重桜 等々・・・、その色形や開花期も色々です。
古来より我が国の「美意識」や「死生観」に深く大きく関わる「桜」、その散り際もまた美しいものです。
夏には虫君たちとの共存でマイナス・イメージもありますが、やはり春花の女王に相応しい品格は格別です。

丹沢・大山の山裾を彩る新緑と様々な桜たち(今年分アップできず、写真は2年前撮影、県立七沢森林公園前にて)

桜たちの麗しい姿形もまた「一期一会」・・・、
その美しい姿形を「春たけなわ」の今こそ、心行くまで愛でましょう。
「春爛漫」こちらもまた美しい響きです。

By T講師