アトリエ・マイルストンブログ

2010年12月29日水曜日

仕事納め

(今日は講師・Tの3回目の投稿です)

今日の風景は地元・厚木ではなく、富士山の様子です。


版画の仕事で訪ねた静岡県裾野市から望む、今日の午後の「富士」の雄大な姿です。
頂上部にかかる雲(雪雲も?)が放射状の星形になって見えました。

* * *

今日はアトリエ・工房の仕事納めです。

アトリエ・マイルストンに通っていただいた皆さん、楽しんでいただけましたか?


新年もまたクリエイティブな日々をおおいに楽しみましょう。
微力ながらも私共が、そのお手伝いをすることが出来れば幸いです。
新年も、どうぞよろしくお願いいたします。

皆様、良いお年をお迎え下さい。


(告知 : 新年は4日からです。)



2010年12月28日火曜日

水面(みなも)光る

 今日も快晴です。

 (今朝の森の里センター前・風景)

* * *

今日のアトリエ
Mさんが、モネの模写の続きにやって来ました。

 前回2日目の中塗り終了後の「絵」の様子です。



 細部の描出のために、キャンバス上に再度トレースを施します。

いよいよ、着色が始まりました。
 細部の微妙な色合い・調子などを描き込んでいきます。

キャンバスを中心に、左に 色見用の画集、右に位置決めトレース用のコピーをセットしています。


今日の作業が順調に終了しました。


中塗りの基盤上に、各色調のニュアンス、絵の具の厚みなどが再現され始めました。
水面には木立からの木漏れ日などの反射が描かれ、輝きや深みが一段と増しました。
次回(新年)は、更なる細部と、今日手つかずだったボート・人物などの描出予定です。

とても楽しみです。


2010年12月27日月曜日

てんてこ舞い・休み

 今朝の景色です。
(森の里3丁目)

 逆行のためレンズ・フレアーが発生しましたが、以外と綺麗です。
何だか、印象派の「色調分割・技法」のようですね。

今日もアトリエはお休みです。

版画工房の仕事の方で、終日「てんてこ舞い」でした。
さて、明日はどうなることやら・・・。




2010年12月25日土曜日

クリスマス寒波

今朝は天気予報通りの厳しい冷え込みとなりました。
(ヨーロッパや北米は、非常に激しい寒波に見舞われているとのことです。)

山の木々も何だか凍てついているように見えます。
 (森の里・青山)

* * *

今日のアトリエです。

フェルメールの模写をやっているJさんがやって来ました。

今日はその4日目、前景テーブルの絨毯細部のトレースと、明部の白を加えます。

作業が一段と進みました。画面の室内にも光が差し込んできたような気がします。
次(新年明け)も、楽しみです。
「良いお年を」

* * *

皆さん、今夜こそがクリスマスですよ。 


色とりどりの光を放つ各家庭では、楽しい団らんが繰り広げられていることでしょう。
「何も知らず、何も考えず、ただただ楽しかったクリスマスの頃が懐かしい。(by.T)」


明日は、アトリエ・ブログ共にお休みさせていただきます。

(告知です : アトリエは年内は29日まで、新年は4日からです。)




2010年12月24日金曜日

Xマス寒波到来




今朝の空

* * *

今日のアトリエです。

モネの「ジベルニーの舟遊び」の模写を始めたMさんがやって来ました。
前回のプレパレに続き、今日はいよいよ二日目の作業に取りかかります。


 前回、2色分けで地塗りした下地(F8号)です。
鉛筆(水色の部分)と白い色鉛筆(濃青灰色の部分)で、簡略化した構図を描き込みます。


筆を取って、中塗りの作業が開始されました。


今日の作業が順調に終了しました。


中塗りは、全体の階調分け・色分けをして、空間と情緒の基盤作りが目的で、とても重要な作業です。  
中塗りの段階で既に、絵のテーマや雰囲気が醸し出されています。
次回がまたまた楽しみです。

* * *


今日はクリスマス・イブ
今夜・明朝のクリスマス寒波による冷え込みにはくれぐれもご用心下さい。






2010年12月23日木曜日

温かな祭日

温かな快晴の祭日です。

アトリエ正面の竹藪



温かなせいか、 室内の緑も何だか嬉しそうに和んで見えます。


今日のアトリエの様子です。
撮影者の講師・Tと、猫の「スス」一匹でした。


皆さん、何かと多忙な年末のせいか、昨日に引き続きアトリエは今日もお休みです。




2010年12月22日水曜日

卒業制作ー8(リトグラフー3)

今日はとても暖かな冬至となりました。

今朝の素晴らしい景色を紹介します。
昨日の降雨のおかげで澄み渡った空には躍動的な雲(大山よりこっち側!)が逆巻いていました。

 (森の里・若宮橋より西方の七沢森林公園、大山を望む)


 一方、北東方向の空には分厚い雲が層を成して横たわっていました。
その景色の先の東北地方では、まだ大嵐が続いているとのことです。
(若宮橋より森の里3丁目方面を望む)

* * *

アトリエは、今日はお休みです。
   

代わりに、S女子大・短大部・生活デザイン科・学生の卒制作品の制作風景を紹介します。
カラー・リトグラフでエンヤの世界を表現するRさん、3作品目の制作の様子(2日分)です。



コピー機用のトナーをアルコールで溶かして、描版中のRさんの真剣な様子。
両手の3本の筆を用いて、調子の滲み具合を巧みにコントロールするRさん。


 製版・摺り色も計画通りに再現できて、ホッとするRさん。


更に色版が重ねられます。ホッとしたのも束の間、次の摺り色をT講師と共に検討しています。
 *

 
卒制作品の満足のいく出来と、締切期限内提出にもメドが立ち、つい笑みがこぼれる指導のK教授。
次回・最終仕上げの、シルク・スクリーン摺りでのネーム(文字)入れもまた楽しみです。

皆様、連日遅くまでどうもお疲れ様でした。今夜は「ゆず湯」にでも入って、ゆっくりお休みください。



2010年12月21日火曜日

月食隠しの雨

今日の夕方、3年ぶりの皆既月食が見られるとのことで楽しみにしていました。
が、夕刻前には雨が降り出し、不思議天体ショーに幕を降ろしてしまいました。
ああ、残念。

* * *
今日はS女子短大・学生の卒制・リトグラフの制作があり、多忙な1日でした(報告は後日改めて)。

今日のアトリエです。
モジリアーニの模写を終えたMさんが、今度はモネの模写を試みます。
初日のプレパレ(下準備)に取りかかっています。


構図を画集からキャンバスに拡大転写し、地塗りに着手します。
今回は明暗2色でのスタートです。


T講師の分析と監修により、水色と青灰色の下地が施されました。
今日の作業はここまで。前回に引き続き、今回もまたまた楽しみです。

* * *

昨日、完成間近で泣く泣く作業を終了した小2のJ君が、早速やって来ました。
ボディーの両側面にはネームが入れられ、タイヤやヘッドライトも取り付けられました。


完成したJ君デザインのスポーツカーの勇姿です。
タイヤとボディーの間には金属製ワッシャーもセットされているので、とても良く走ります。

残念ながらデジカメの充電切れで、制作風景を撮り損なってしまいました。すみません。

* * *

「水彩画」の習得・強化を決断したTさんが、持参した花を描きます。

完成しました。
今回も前回の2作品同様にそつなくまとめ上げ、軽やかな快作となりました。
これからも益々楽しみです。

2010年12月20日月曜日

Eさんの「デルフト壺」

若宮橋より望む、今朝の若宮公園・ひょうたん池の様子です。
水面に遊ぶカモとコイの姿。


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今日のアトリエです。
前回、素晴らしい「鳥」と「トカゲ」を仕上げた小2のJ君、今日は自動車を作ります。


J君がスポーツカーをデザインし、今回はT講師に部材を切り出してもらいました。
 タイヤ用の木の角が丸くなるように、紙ヤスリで根気よくサンディングしています。



       二階のアトリエに移動して色つけです。車体には鮮やかな黄色を選び、タイヤも黒く塗りました。


でも残念ながら今日はここまで。J君、泣く泣く・渋々帰ってゆきました。
次回の完成が楽しみですね。

* * *

Eさんが水彩画の仕上げ(2日目)に、やって来ました。


水彩絵の具の性質にも慣れ、筆運びも徐々に軽やかになってきました。


完成です。


繊細なデルフト焼き(オランダ)の壺が、艶やかに描かれました。
「質感のEさん」の面目躍如です。


ちなみに、JさんとFさんが模写を始めたフェルメールもデルフトの住人でした。
デルフト焼きは、17世紀に日本の伊万里焼の強い影響を受けて誕生しました。

オマケ:「ちなみに話し」をもう一つ。(by 講師・T)
昨日、自動車の力作をモノにした小6のS君も2年間オランダに住んでいたことがあるそうです。
その当時は幼すぎて(多分、赤ちゃん?)「その記憶が全くないのが悔しい!」と嘆いていました。
「若い(過ぎる)S君、嘆くことなかれ。これからでも充分その機会があるじゃないですか!」です。
「S君、デルフトの町はもちろん、オランダはとっても美しい国でしたよ(これプチ自慢です)。」




2010年12月19日日曜日

「道しるべ」と「自動車」

今日・日曜日のアトリエです。

U君が「看板」作りを思いつき、その言葉にT講師が看板が複数枚ある「道しるべ」を提案しました。



「善は急げ」。U君とT講師の意見が一致したところで、制作が始まりました。
いつものようにお得意の木工仕事で部材を切り出した後は、二階で着色です。



 二人の見事なチームワークで、カラフルな「道しるべ」が出来上がりました。
ちなみに、「道しるべ」は英語でマイルストーン、アトリエの名前でもあります。

* * *

一方、階下ではM子さんの年賀状の仕上げ摺りが始まっています(シルク・スクリーン)。
3色目の初春らしい「緑」と、4色目の目鼻の「赤」が入って、完成しました。




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午後のアトリエです。

久々登場のJさんがフェルメールの模写の3日目に入りました。




前回のグリザイユに続いて、更なる陰影部が描き加えられました。
次回予定の、前景細部トレースと明部入れの作業が楽しみです。

* * *

かたや、小6のS君がT講師作の木工クラフト自動車をモチーフに、水彩での写生を始めました。
デッサンで学んだ透視図法と、3段階調子や片ボカシ技法の実践編です。


水張りされた画用紙に彩色するS君(カメラ嫌いな照れ屋さん)です。



堂々、完成しました。



モチーフの特徴である曲線と重厚な質感が見事に表現されて、量感・迫力のある力作です。
いつまでも見ていたいような、とても魅力的な絵に仕上がりました。
根気の方も一段とついて、これからがますます楽しみです。

U君の作った「道しるべ」を道しるべに、「あっち」「こっち」へフリー・ドライブにでも出かけましょう。