アトリエ・マイルストンブログ

2011年3月31日木曜日

次回が楽しみな1日

Tさん兄弟がやって来ました。

弟のKT君(4才)、今日は車を作りたいとのこと。
色鉛筆を手にして、さっそくデザインに取りかかります。




デザイン画が出来ました。白いワゴンとのことです。T講師によって、車体の方も仮組されました。
次回、着色して完成です。楽しみですね。


一方、兄のHT君、今日は前回施した各部のパテをていねいに研磨しました。



こちらもT講師によって2枚のプロペラが切り出され、仮止めされました(次回、研磨予定)。
そして、いよいよ待望の色が塗られることになります。
こちらもまた、次回が楽しみですね。

* * *

明日より四月、芽吹きの候。
安泰・安心な季節・世界に移行、転じると良いですね。

2011年3月30日水曜日

復興

AMさんが久しぶりにやって来ました。
今日は、前回の続き「パンジー」の油絵を描きます。



絵のイメージ・テーマは「復興」だそうです。
明るく前向きなエネルギー、ポジティブで力強く、まさに復興のイメージで完成しました。
芽吹きだす命のような黄色や緑など、色使いも綺麗で瑞々しく躍動感に溢れています。


2011年3月29日火曜日

ATさんの初デッサン

植物画が趣味のATさんがやって来ました。
植物画やその他の更なるレベル・アップを図るため、今日からデッサンを始めます。
その第1弾。先の尖ったHB鉛筆を用いて、繊細なバラの花を描くことになりました。


これまでの植物画同様に、正確・ていねいに形が取られました。
輪郭取りの後は、基本となる「片ボカシ法」を用いて調子を加えてゆきます。
個々の花ビラが分離されて浮き上がり、その構造と雰囲気が明確になってきました。
次回の続きが楽しみです。

* * *


三月になって春が足踏み状態ですが、その代わりの澄み渡った美しい空が続いています。
今日は久々に暖かくなりました。日中の気温が10度を越えたのは、何と9日振りとのこと。
東京では靖国神社の桜が開花したそうです。ボンヤリ・ハンナリとした春霞ももうすぐです。


2011年3月27日日曜日

達人童子・KT君

日曜日のアトリエです。
HT君・KT君の兄弟がやって来ました。

弟のKT君(アトリエ最年少・4才)、前回T講師に作ってもらった飛行機に色を塗りました。
頭の中で色のイメージ・プランが始めから出来ていると言い、9色もの色をアッと言う間に塗りあげました。

KT君、飛行機着色の後には絵も2枚描きました。



禅画のような大きなリンゴ(左)と、右の絵は海と畑と風と虹とカブと木だとのこと。
サインも入れられました。
KT君、筆さばきの際には、自然に腹式呼吸へと変わり、しかもとても強力な集中力を発揮します。
幼な子ながら、まるで高僧や書の達人のような存在感・表情に変貌するのにはビックリです。


 *

兄のHT君(小2)は、木工クラフト・飛行機の続きです。
今日は接続各部のパテ埋め(2度目)が行われ、T講師によって金属製の脚部も取り付けられました。



次回のプロペラ作りが楽しみですね。
* * *

MFさん、今日は初めての透明水彩画に挑戦します。

青ブドウがモチーフに選ばれて輪郭が散られ、基盤となる実と葉の下地色が施されました。
次回が楽しみです。

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SY君、前回から取りかかっている写真集からの人物デッサンの続きです。

基盤となる中間調子に暗部が加えられて、更に充実して来ました。
アインシュタイン博士の明確な輪郭のない白髪に苦労しながらも、立体感が出てきました。
次回は仕上げ予定です。これまた楽しみですね。


2011年3月26日土曜日

ハイドパーク

土曜日のアトリエ。
KKさんが油絵の続きを描きます。













光と影が描き加えられ、心地よい木々の佇まいが際だってきました。
家族で旅行をした時に訪れたロンドンのハイドパーク。次回は完成予定です。

2011年3月22日火曜日

デッサン、共に完成

 Tさん親子がやって来ました。
息子のHT君(小2)、計画停電の影響で今日も学校が休みです。


木工クラフトで飛行機制作の続きです。
今日はエンジン2基と、胴体上部の操縦席コックピットが取り付けられました。


一方、父親のKTさん、写真集からの少女像デッサン、いよいよ仕上げに取りかかります。

 

KTさんの初・人物画デッサン、5日目で完成しました。
時間をかけただけの豊かな階調と細部が見事です。
少女の顔や手、頭髪のテカリ・カール具合、寝間着の質感、腕の中の猫など、うまく表現できました。

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花のデッサンにトライ中のKHさんです。


今日は、持参した椿の花も描きました。

前回から続きのバラのデッサン(左)も今日・完成しました。
複雑な花ビラの描写にも慣れ、二作目の椿の花にも習得した「片ボカシ」が多用されました。
花の種類が増える季節を迎えて、これからも楽しみです。

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北方の被災地・避難所に、一日も早く温かな気象と事象とが訪れますように・・・。

2011年3月21日月曜日

雨の春分の日

冷たい雨の春分の日、 月曜日のアトリエです。
いつも元気でお茶目なIO君(小3)がやって来ました。


 前回に続き、海洋生物を描いて切り抜き、裏表ともに色を塗りました。
IO君、名曲「パフ」のメロディーを口笛しながら、調子よく筆を運びます。
水族館計画、着々と役者が揃ってきましたね。

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昨日に続き、SY君(小6)登場です。
今日は初めての人物画に挑戦します。


写真集・画集の十点余の候補イメージの中から、アインシュタイン博士の写真を選び出しました。
今日は構図・形の取り方を学び、基盤となる中間調子が施されました。
SY君、画像の輪郭の不明確な白髪の捉え方に苦心していました。
次回、楽しみです。

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先週始めから車がガス欠状態だったT講師、並ぶこともなく、あっけなく給油が出来ました。
世の中、落ち着き始めているのかもしれませんね・・・。

2011年3月20日日曜日

SY君の野菜、完成

日曜日のアトリエです。
SY君、前回からの「野菜盛り合わせ」の水彩画を続けます。


 今回の水彩画のテーマは、色(絵の具)の混(調)色です。
2枚のパレットをフルに使い、それぞれの固有色を追い求めます。


完成です。
青物や個々の根菜など、ていねいに描き分けられました。
セロリや玉葱をはじめ、それぞれの香りがしてきそうな質感も見事です。
見ていると、今晩はカレーが食べたくなりました。

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夕刻の美しい雲です。

国内の産業活動が鈍ったせいか、最近やけに空が綺麗です。 



2011年3月19日土曜日

KKさん、完成間近

土曜日のアトリエ、KKさんがやって来ました。












油絵の続きです。柔らかい緑系と褐色系の色を加え、全体の印象が明るくなりました。
次回は光や影や空気や風までも描ければと、今日は筆を置きました。
もうすぐ完成。とても楽しみです。

2011年3月18日金曜日

久々のESさん

久々にESさんがやって来ました。


今日は複数の果物のデッサンです。
構図と形を決め、基盤となる中間調子が施されました。
次回の本格的な描き込みが楽しみです。

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昨日、記述したペットボトル湯たんぽ、昨晩さっそく使用してみました。
朝、目覚めるまでポカポカと暖かくてビックリです。

今日は大地震7日目、数多くの犠牲者を追悼して各地で黙祷が行われました。
避難所の人々にも温かい夜が得られることを切に願います。

2011年3月17日木曜日

ペットボトル湯たんぽ

Tさん親子がやって来ました。
HT君、計画停電のあおりで学校が休みだとのこと。


今日は前回に続き、飛行機作りです。主翼用のエンジンを2基切り出し、角取りをしました。
また、主翼と尾翼が釘とボンドで取り付けられました。徐々に完成の形が見えてきましたね。


 

父親のKTさんの模写デッサンも調子が充実してきました。
少女の手に抱かれた猫や寝間着の布のテカリも描き込まれて、ほぼ完成です。
次回の仕上げが楽しみです。

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KHさんもまた前回に続き、バラの花のデッサンです。


今日は、茎や葉が描き加えられました。
やはりほぼ完成ですが、次回、細部と全体を微調整して仕上げを行う予定です。

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 テレビでは日々、被災地・避難所の窮乏が伝えられています。
水・食料・燃料・医薬品が足りず、また暖房も充分に取れず、多くの人達が寒さに震え、その中には低体温症で亡くなる高齢者・幼児・病人もいるとのことです。


 昨日、ラジオでペットボトル利用の即席・湯たんぽ(海水でも可)が有効だと聞きました。
素晴らしい知恵だと感心しましたが、報道で知る限り、ほとんどの避難所では全く使われていない様子です。

 被災地の瓦礫の中には、木材・ペットボトル・ドラム缶・ナベ等、色々と散乱しているようです。
事は緊急を要します。これらを有効利用して、是非サバイバルしていただきたいと願ってやみません。
被災地・避難所の人々に伝えたい情報です。




2011年3月14日月曜日

幼馴染みの二人

今日から、節電のための輪番制・計画停電が始まりました。
(幸いなことに、予定されていたここ厚木では行われませんでしたが・・・) 

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月曜日のアトリエです。
会社が急遽お休みになったFTさんが、同じく会社が休みになった近所のお友達を伴ってやって来ました。
FTさん、さっそくフェルメールの模写を開始しました。




今日は、ターバンの青い部分と顔を中心に描き込みをしました。
原画としっかり比較しない限り、その相違がすぐには分からなくなってきました。
仕上がりが楽しみです。

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FTさんが3才の時からの幼馴染みのMIさん、今日は体験授業で水彩画を描きます。
MIさん、数種類の果物の中から、青リンゴを選びました。





学生時代・以来と言う水彩でしたが、見事な青リンゴの絵が仕上がりました。
色味や質感のニュアンスを始め、その重さや空気感までもが再現されました。

大のビートルズ・ファンと言うMIさん、同じくビートルズ・ファンのT講師のLPレコード・ジャケットを見て感激。
その数枚には偶然にも青リンゴの絵(ビートルズ創設のアップル・レコードのマーク)がありました。

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地震のもたらす最大・最悪の二次災害・原発事故が予断を許さない状態です。
人智で掌握・コントロールされ、沈静化されることをただただ祈るばかりです。