アトリエ・マイルストンブログ

2020年1月27日月曜日

冬最中に輝くブリット・ポップ

月曜日・冷雨

関東地方、本格的な降雪予報があったものの、幸いにも予報が外れ、事なきを得ました。
安堵

「ミュージック・ギャラリー(その400回!凄!)」
「冬最中(さなか)に輝くブリティッシュ・ポップス」


以前、昨年初春に「春兆しの日のブリット・ポップ(2/18付け)」同様の、今回は冬バージョン特集です。
このコーナー、古い時代の古い曲を取り上げるのが常で、今回もご多聞に漏れずの懐かしめの曲達です。
アメリカとはまた異なるイギリスならではの情緒的サウンドや詞の世界、ご視聴いただければ幸いです。

この曲も以前取り上げましたが、その冬ならでは魅力は筆者の中で未だ衰えてはいません。
吐息が白くなるような味わいと、その凍てつきを突き破るようなサビとの対比が妙味です。

ドリーム・アカデミー、「ライフ・イナ・ノーザン・タウン」
Dream Academy ," Life In A Northern Town "(1985)

ネット上に英訳+歌詞対訳がありましたので、勝手ながらお借りしてきました。

『ライフ・イン・ア・ノーザン・タウン / Life In A Northern Town』歌詞・和訳


A Salvation Army band played, And the children drunk lemonade
And the morning lasted all day, all day, And through an open window came,
Like Sinatra in a younger day, Pushing the town away, 

oh, Ah hey ma ma mommy doo-din-nie-ya
Ah hey ma ma ma hey-y-yah, Life in a northern town, Ah hey ma ma ma ma,

They sat on the stoney ground, And he took a cigarette out, 
And everyone else came down to listenHe said in winter 1963, 
It felt like the world would freeze, With John F. Kennedy, And The Beatles

Yeah, yeah,Ah hey ma ma mommy doo-din-nie-ya,
Ah hey ma ma ma hey-y-yah, Life in a northern town



救世軍の楽隊が演奏し、子供たちはレモネードを飲む。そして一日中が朝のまま。
そして開いた窓からは、若き日のシナトラのような声がして街を突き抜けていった。
北の街の暮らし

みんな 石造りの地面に座り、そして彼が煙草を取り出すと他の皆もやって来て 彼の話を聞いた。
”1963年の冬は凍りつくようだったよ。ジョン・F・ケネディーとビートルズのせいでね”
北の街の暮らし

"Get Up And Go"様ブログよりの転載(一部、改変済み)


「脱線昔話(その1)」

歌詞の中の話、
ケネディー大統領が大衆の面前で射殺され、その衝撃的ニュースは世界中を駆け廻りました。1963年のこと。
その当時、筆者は小学生。
自宅近く・丘中腹の大きな亀甲墓の頂上部で近所の友人らと遊んでいる時に、もの凄い爆音が届いてきました。
遊びを中断し驚いて空を見上げると、頭上には見たことのない夥しいほどの無数の銀色の機影が現われました。
大きな輸送機も、三角形状の後退翼のジェット戦闘機も、機体から直角に突き出た翼を持つ偵察機等も・・・。
記憶は定かではありませんが、数分後に第2陣と思われる軍用機の集団がやはり出現し飛び去っていきました。
両者共に同一機種の編隊ではなく大きさも機種もまちまちバラバラで、余程の事態だと子供心に感じたものです。
実際のところ、
大統領暗殺の報せがまだ国内に報じられる前に米軍はいち早く本国よりの緊急通報を受け戒厳令を敷いた措置で、
当時は米ソ冷戦の真っ只中で故郷沖縄もまたその最前線に置かれていた訳で、後日大人に聞いたところによると、
ソ連のミサイル攻撃で空軍基地が急襲・爆撃されるかもしれないとの予測の下での緊急避難措置だったとの事です。
「後日追加」
そのような緊急事態を想定して、本島を南北に縦断する1号線(現・国道58号)が滑走路代わりに使用される計画で、
そのために片側3車線もある道路ながら吊り下げ型の信号機で、歩道橋の設置も一切認められてはいませんでした。

やがて全てのTVやラジオが若きケネディー大統領の死を告げはじめ、その衝撃的映像に世界中が釘付けとなりました。
そのオープンカー上での惨事と無数の銀翼の機影とが筆者の中で入り混じり、子供ながらに世界の連関を知りました。
今は昔のことながら、世界は今世紀もまたきな臭い人類世界のまま、連環していくのです。


PV動画、映画館の映写技師に扮したポール、良い味だしています。
何だかインスタント・コーヒーが美味しそうで飲みたくなってきます。
「エッ、白っぽいから、ホット・ミルクかスープじゃない、だって?」

ポール・マッカートニー、「ノー・モア・ロンリー・ナイト」

PAUL Mc CARTNEY ( No more lonely Nights 1984 )


I can wait another day, Until I call you
You've only got my heart on a string, And everything a flutter

But another lonely night (and another, and another)
Might take forever(and another, and another)
We've only got each other to blame
It's all the same to me love
Cause I know what I feel to be right

No more lonely nights, No more lonely nights
You're my guiding light. Day or night I'm always there

May I never miss the thrill, Of being near you
And if it takes a couple of years, To turn your tears to laughter
I will do what I feel to be right

No more lonely nights, Never be another
No more lonely nights, You're my guiding light
Day or night I'm always there

And I won't go away until you tell me so, No I'll never go away
Yes I know what I feel to be right

No more lonely nights, Never be another
No more lonely nights, You're my guiding light
Day or night I'm always there

And I won't go away until you tell me so, No I'll never go away
I won't go away until you tell me so, No I'll never go away
No more lonely nights, no no ...


上2曲を聴いたら、この曲もまた筆者の記憶の中から呼び覚まされ、脳内ジュークボックスで流れ始めました。
ストーリー仕立てのプロモーション・ビデオ、哀しくも味わい深くて発表当時は何度も見直したものです。

トム・ロビンソン、「スティル・ラビング・ユー」(1986年)

Tom Robinson , " Still Loving You ",original official studio video


哀愁ある良い声に、アダルトな味わいのアレンジと演奏・余韻(リバーブ感)、筆者の大好きなアンサンブルです。
但し動画内、ステージのベース奏者が鍵盤演奏をも兼務していると言う設定は、筆者個人的にはいただけませんが。
出演している個性派揃いの俳優さんたち、良い味 出しています。英国映画ならではの哀しき世俗さ振りが秀逸です。
特にチークダンス中のカップルにからむ酔客、故郷の古い悪友を彷彿・連想させて腹を抱えて笑ってしまいました。



さて、今回特集のトリの登場です。
冬場に聴くブリット・ポップスと言えば、この曲こそその代表曲と言っても決して過言ではない名曲だと思います。
ポールの霞(かすみ)のかかったようなハスキー・スモーキーな歌声、余韻の残る沈殿する抒情的楽器アンサンブル、
全てが冬の情緒に当てはまり、特にオブリガートで出現するシタール・ギターとシンセ・ベースが印象的です。
歌唱に加え、歌詞と旋律と編曲と楽器の音色までもが同時に一瞬にして出現したような完成度の高い名曲です。
オリジナルは、アメリカのデュオ「ホール&オーツ」なのですが、まるで自身の持ち歌のような歌唱ぶりです。
筆者の能書きはこれ位にして、雪が深々(しんしん)と降り積もるような抒情世界、音楽だけでも味わいましょう。

ポール・ヤング、「エブリータイム・ユー・ゴー・アウェイ」

Paul Young, " Everytime you go away " with lyrics (1985)


「涙(ナダ)ソーソー」です。
( ;∀;)

* * *

「筆者後記」
「脱線昔話(その2):故郷は お正月」

少々、長い文章になりました。時間に余裕のある方、関心を持たれた方はしばしお付き合いください。

故郷・沖縄は、1/25~27日が今年(2020年)のお正月でした。
本土と同様の新正月は、通常だと主に那覇などの都市部で行われ、会社関係の挨拶・訪問が主だった行事でした。
そんな訳で、筆者の幼年時代には、「お正月」は二度あったのです。
農家などの地方・田舎では、伝統的な旧暦に沿って行われるためで、
筆者らも父の実家(本家)に家族揃って新年の挨拶に訪れたものです。

筆者の家族に、まだ妹が生まれる前の三人兄弟だった頃のことです。
そんな旧正月、半年振りの従姉妹らや家畜たちに会えることや、緑豊かな田舎の光景に胸を躍らせたものです。
でもその帰り道が毎年の辛い思い出で、今もその時の心境や暗闇世界は筆者の脳裏に強烈に焼き付いています。
祝宴の酒に酔った父がその重い腰を上げるのは、那覇行きのバスの最終便に乗らなければいけない時刻でした。
大人達の訳の分からぬ会話の中、無理やり起こされて寝ぼけ眼(まなこ)で暗闇の寒空に投げ込まれるのでした。
その当時の田舎に街灯など一つとしてなく、少数の家屋も真っ暗で、夜空で無数の星が頭上で瞬くだけでした。
目が暗闇に慣れぬ間は夜道の先を歩く父の革靴の鋲の音だけが頼りで、砂利を踏む音だけが唯一の文明でした。
ミー二シ(北西の季節風)に身震いしながらも遅れを取るまいと必死に靴音を追い、やがて暗闇に慣れてくると、
ピューピューと唸るサトウキビ畑の間の海砂を敷き詰めた農道が浮かび上がり、星々が遠くの山々の輪郭を教え、
目的地のバス停留所までの道のりを、恐怖心を押さえながらも必死に父の足音とシルエットを追いかけました。
母は末っ子の弟の手を引き、明るめの鼻歌で弟をあやしながら父の後を追い、兄と筆者も後方を固めました。
経験したことのない真っ暗闇、生まれ故郷の父には何でもなかったとは思いますが、筆者らには恐怖でした。

やっとの思いでバス停留所に辿り着いてもやはり真っ暗闇のままで、
白く浮かび上がる道だけが山と畑との間に繋がっているだけでした。
背後からは海鳴りとサトウキビの唸り、正面の山々からは木々の枝や葉の発する唸り、それらが錯綜し混じり合い、
やがて来るであろうバスを待ちわび、ひたすら寒さと恐怖心と戦い、父の煙草の灯火をお守り替わりとしました。
頭上の星々は那覇で見る以上に無数に登場し、天の川ももっとはっきりとその流れを見せ、輝いていました。
どの位の時間を費やしたのか、今となっては定かではありませんが、筆者には恐ろしいほど長く感じたものです。
やがて、
「バス来たよ」父の声で我に還ると、道の先のカーブの向こう、山の影におぼろげな光が現われ次第に大きくなり、
道に大きな二つの明るい光が現われ近づいて眩しさを増し、兄弟三人で歓声を上げて最終バスを迎えたものです。
ボンネットバスのエンジン音がこの時ほど頼もしく思え、車内灯と運転手さんの顔がどれほど輝いて見えたことか。
油臭く埃臭い最終バスに乗り込み、父や母も安堵の様子を見せ、振動と騒音まみれのバスに冷たくなった身を委ね、
暗闇と霊魂の恐怖に打ち勝った自らを褒め称え、やがて現われるであろう街の灯を想像しながら車窓の暗闇を眺め、
やがて山頂に現れた唯一の文明の光、米軍のミサイル基地の明るい監視灯連なりを眺め、窓に映る運転手を見つめ、
我が家の温かい布団に潜り込む自らの姿を想像しながら、急激に襲ってきた眠気とバスの揺れに感謝したものです。



あれから半世紀以上の時が過ぎ、世紀も変わり元号も二度変わり、父も逝き、そして今 母が明日にも旅立とうとし、
筆者もまた未来の残り少なき人生となり、過去の蓄積や沈殿を想い返す歳となりました。
新正月も旧正月も取り立てて祝う訳でもない日常ながら、去来する過去の蓄積を顧みる時、
このおよそ美術教室らしくないブログもまた筆者にとってはそれなりに大切な存在だと覚り、
惰性に陥ることなく、これからも素直な気持ちや興味を記し綴っていこうと思い始めました。
いずれまとめようと考えていた筆者の「昔話」を、少々プライベートな「T講師コーナー」にて、
思いつくまま、無理にまとめようとせず記していこうと思いついた今年(令和2年)の旧正月です。
はたしてその時間的余裕があるのか、はたまた続けられるのか、今のところは未知数ですが、
とにかく早晩にも「話しクヮッチー(計画だけの空想の御馳走)」になるかもしれませんが、
「有言実行」を試みたいと思っています。
  取りとめのない私事長文雑文。ご容赦。

By T講師
いつものことながらの、とんだ「支離滅裂ブログ」となってしまいました。
今後とも どうぞ よろしくお願いいたします
(#^.^#)
_(._.)_


2020年1月20日月曜日

芸人・職人魂 満載の女性音楽家

月曜日・雲一つない日本晴れ・温暖
受験生の皆様、試験終わった人はお疲れ様。
これからの人は、追い込み頑張って下さい。

何と!
丁度一週間にもなる投稿時差、ご容赦。
先週の投稿、諦めたわけではありません。
<(_ _)>

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その399)」
「芸人魂・職人魂 満載の女性音楽家:ガンヒルド・カ―リング」


いつものようにYouTubeにてカバー曲を視聴していたら、お勧め欄にこんな凄い演奏家が登場しました。
「知る人ぞ知る」その大道芸人風な多彩な凄さ、まずは御覧(お聴き)下さい。


The Final Countdown - Europe (Vintage Cabaret Cover), ft. Gunhild Carling


ハリウッド映画・ライザ・ミネリ主演の「キャバレー(1972年)」のような曲調・趣を彷彿とさせます。
カバー元のヨーロッパ(バンド)の元唄とはまるで別もので、筆者もサビの部分でやっと把握した次第、
メロディアスなハードロック元唄は、しっかり40年代風のキャバレー・サウンドに変貌していました。
でも着目したのはそこではなく、テーマ・メロディー迄のトロンボーンの圧巻演奏・吹きっぶりです。
ファンキーで歌心溢れるトロンボーンに、筆者感動してしまいました。畏るべしトロンボーン奏者!
一言「凄い!」



次にP.C画面・右横のお勧め欄にやはり彼女の姿が、そして今度はトランペットを手にしています。
「おっ凄いな、トランペットも吹くのか?」筆者は躊躇なく早速のクリック拝見と相成りました。
それが、こちら。

Dancing Queen - Abba (1920s Hot Jazz Cover) ,ft. Gunhild Carling


自らの饒舌なトランペットとの掛け合いでタップダンスまで披露、彼女の才能にはすっかり魅了されました。
💛



と、ここでまた新たな動画が筆者にクリックしてくれと要求、その小さな画面にはラッパ2本を吹く彼女の姿が。
上述登場2本の彼女の半端ではない芸人魂に、筆者が無視するはずがありません。早々クリックは言うまでもなく。
その動画に記録された信じ難い神業的映像の連続に、アルコールが入ってヘベレケ筆者、我が目と耳を疑いました。
エネルギッシュなボーカルのみならず、トロンボーンにトランペット、それにタップダンス、どれも実に多彩です。

筆者の言葉なんて、もうどうでも良いこと。
とにかくその言語を絶する変態ぶり(失礼!)、
とくと ご堪能あれ!

Happy - Pharrell Williams (on 10 Different Musical Instruments Cover), ft. Gunhild Carling


もう絶句です。
言葉不要です。
これほどの芸人魂、ミュージシャンシップ、もう「凄い!」の一言です。
二本に見えたトランペット、実際は三本を同時に吹いていて超驚きです。
三本のトランペットを同時に吹く演奏家で、つとに有名だったんですね。

彼女、調べてみるとスェーデン人で、彼女の血肉となっている米国音楽は生来のものではないのですね。
それにも関わらず、その音楽ジャンル(往年のスウィング・ジャズ)の完全肉体化、いやはや畏るべしです。
その大道芸人的エンターテインメント、ともすれば安っぽく下げられがちな存在ですが、立派な芸術です。
各楽器をこれだけ饒舌に歌わせることが可能なのは、正に職人芸とも言える完全肉体化されたものです。

ちなみに彼女の演奏楽器も驚くほどの多様性に富んでいて、そのマルチな才能が充分に開花しています。
彼女の演奏楽器の代表格を羅列すると、
トロンボーン、トランペット、フルート、
バグパイプ、リコーダー、ハープ、ピアノ、
ハーモニカ、オーボエ、ウクレレ、etc,
と、なっています!

熱き情熱を筆頭に歌に容貌(濃過ぎですが、失礼)に加え、天は二物も三物も彼女に与え給うたのですね。

またちなみに、その主だった受賞経歴を、同じくインターネット上のウィキペディアよりお借りすると、
母国スェーデンは元より欧米各地では高く評価され、その証拠に数々の栄誉ある賞を多数受賞しています。

Awards[edit]

我が国の神戸でも受賞歴があり、嬉しい限りです。
筆者も大好きな大道芸人やストリート・パフォーマーらの正に良き鑑と言っても良い存在ですね。
YouTubeには他にも多くの動画がアップされているので、興味のある方は是非ご覧になって下さい。
機会があれば、
彼女の第二弾や、他の音楽家らのエンターテインメント振りを今後も取り上げていきたいと考えています。
「乞うご期待」
(*^^)v

By T講師
( 超遅れながらも、取りあえずの舌足らずアップ、ご勘弁。後ほど追記予定・・・)
_(._.)_

2020年1月13日月曜日

「成人の日」の思い出の曲たち

月曜日・晴れ
国民の祭日「成人(になられた若者らを祝う)の日」です。

今回もまた1週間ほどの遅れ時差投稿です。
(-_-;)

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その398)」
「成人の日 特集」


筆者、成人式を3度も迎えることが出来た超ベテランですが、その初回前辺りに聴いていた曲を紹介します。
このコーナーで既に幾度か紹介済みの楽曲ながら、この日を祝うには相応しい曲だと思うので敢えて・・・。
「ワンパターン・スペシャル」始まり、始まり。


バフィー・セントメリー、「サークル・ゲーム」(日本語訳詞付き)

Buffy Sainte-Marie -, "The Circle Game " (cover) ( composed by Joni Mitchell )


この世に生を授かった子が成長し、やがて大人(20歳)になるまでの経験や心情を詩情豊かに歌い上げた名曲です。
映画「いちご白書」(キム・ダービーが可愛かった 💛)のテーマ・ソングにもなり、我が国でも大ヒットしました。

脱線余談ですが、
以前投稿した際、スマホで見た筆者の友人の言「懐かしい曲だけど、画面のあれ、カメレオンかあ?」とのこと。
無風流・老眼な友人にはそう映ったタイトル画面、回転木馬のパラソル風の屋根の一部だと説明してあげました。
( 老眼に関してだけは御同輩です。遠くは今でもお互いバッチリ良く見えます!)
 😊



ここでアメリカが誇る女性シンガーソングライターの草分けであり、御大のご登場を願いましょう。
本人歌唱のライブ動画等もありましたが、ここは歌詞の内容に焦点を当て下の動画を選んでみました。

ジョ二・ミッチェル、「サークル・ゲーム」(オリジナル)

Joni Mitchell - The Circle Game, (Original)


歌や作曲のみならず、ギターにも独自な才能を発揮する彼女。当時からオープン・チューニング等を用いていました。
絵にもその豊かで自由闊達な感性を発揮し、自らのアルバム・ジャケットにも自画像を描いていて印象的です。

* *

2曲目の次の曲もまたジョニ・ミッチェルの綴った瑞々しい感性世界です。
上の「サークルゲーム」が出た以上、連想癖の強い筆者としては決して聞き逃せない双子のような名曲です。
先輩シンガー・ソングライターにも取り上げられたほどの名曲、お聴きください。

ジュディー・コリンズ、「青春の光と影」
Judy Collins, " Both Sades Now " (cover)

2番の歌詞に間違いがあり、「from give and take」の部分が実際は「From win and rose」との事で、確かにそう聞こえます。
筆者がいつもお世話になっている投稿・訳詞者の方もその指摘を認めていて、修正加えることなく、そのままにしているそうです。

歌詞にもあるように、世間や他人の評価を基準にすることなく、若い人たちには独自の道を進んでもらいたいと願う今日この頃です。


カバー曲連想で、次の動画もついでにお借りしてきました。
イギリスの当時のアイドル歌手の懐かしい動画、流行りだしたミニスカート(ロンドン発)での登場です。
主張あるシンガー・ソングライター感のないキャンディー・ポップ感が、今も新鮮です。

シラ・ブラック、「青春の光と影」
Cilla Black, " Both Sides Now " (cover)
performing for her BBC television show,1969,

デビュー前、リバプールのキャバーン・クラブで働いていたところを、初期のビートルズによって見い出された彼女、
その後も英国を代表する歌手やTV司会者として長く活躍。可愛い笑顔や声が魅力的ですね。
5年前の2015年に他界(享年72歳)。長く交流のあったポール・マッカートニーやリンゴ・スターも弔辞を発表しています。
R.I.P: Cilla Black.

* * *

さてついでに、
次の曲は筆者の青春時代の曲でこそありませんが、それでも筆者若かりし30代の頃の思い出深い名楽曲の一つです。
世間や社会の白い目や冷たい目に負けず、自らの夢や道に進むことの価値を歌い上げた80年代を代表する名曲です。

クラウデッド・ハウス、「ドント・ドリーム・イッツ・オーバー」(1986年)

Crowded House - Don't Dream It's Over (Official Video)


MTVが全盛期だった当時に筆者もCDを購入、通勤のマイカーの中で良く聴いていました。
題名を「もう夢を見るな!それは終わったんだ」との解釈をしていましたが、その逆と分かり、仰天した記憶があります。

「脱線話を少々」
余談加えますが、PV内で使用されているエレアコやベース、ドラムが全て我が国のヤマハ製でした。
我が国の楽器が世界的に評価・愛用され、数多くの動画に登場しているのは本当に嬉しい限りです。
但し、筆者個人的には上記メーカー製造の楽器はあまり好みではありません。一貫した味と上級品質があるのですが、
手荒く一言で表現すると「上品な秀才やエリート」然としていて、我が国の印象を代表する個性ではあるのですが。
でも高温多湿な我が国で、地場産業的に超一級のピアノを製造出来るのは誇るべき美徳の賜物に違いありません。
ちなみに余談ながら、1'39"に画面を瞬間登場の木製曲線キャビネットのラジオがレトロで、筆者の大の好みです。
💛


さて筆者の好きなジャンルでもあるカバー曲、そんな中、この動画を見つけました(YouTube様々_(._.)_)。
大の日本好き(熱狂的な程で嬉しいですよね)で知られるアメリカの若手大物歌姫の二人の共演です。

アリアナ・グランデ&マイリ―・サイラス、「ドント・ドリーム・イッツ・オーバー」(日本語訳詞付き)

Miley Cyrus & Ariana Grande cover-" Don't dream It's over " (Lyrics & Japanese)


アリアナの透明感ある涼やかな歌声と、マイリ―のドスの効いたブルージーな苦みの低い声が織り綴ったコラボの快作です。

* *

「追加動画」

「成人の日」特集でも以前取り上げたこの曲も忘れてはならない今日の日に相応しい楽曲です(つい忘れてました(-_-;)。
追加扱いながらも、現代アメリカが生んだこのお姉さん歌姫の圧巻のライブ・パフォーマンス、再びの登場です。
我が国の甘ったるい「応援歌」には同調不可な筆者(上から目線ご容赦)、彼女の半端ではない生き様に脱帽です。
ちなみに、彼女もまたシンディー・ローパー同様に上の二人に負けない「大の日本好き」の大先輩です(#^.^#)。

レディー・ガガ、「ボーン・ディス・ウェイ」(日本語訳詞付き)
Lady Gaga performs " Born This Way " Live with lyrics

頭を振ってロング・ヘアーの遠心力を使っての振り付け、最初に見た時はもう全身鳥肌・感涙ものでした。
そんな彼女、来日時にTV番組でインタビューを受け、「無人島に持ってゆく1枚のレコードは何」と尋ねられ、
表情も変えず臆することなく、ただ一言「レッド・ツェッぺリンⅡ」(セカンド・アルバム)と答えました。
遠く若き日の高校時代の筆者の超愛聴盤だっただけに、筆者ますます彼女のことが好きになってしまいました。
ちなみに筆者の場合は、今の答えは(高校時代なら彼女と一緒ですが)断然ビートルズの「アビーロード」です。

いやぁ、それにしても彼女、
ただただ圧巻、脱帽です!
力、全身に漲って来ます!
成人式3度も過ぎた(ご老体)筆者ですら!

「チバりよ~(頑張れよ)!、ニーセーター(若者たち)!」


* * *

「成人の日:後記寸感」

成人式3巡目の超ベテランな筆者(老人とは決して思いません!(^^)!)の取りとめの無い文章を少々記します。

上の「サークル・ゲーム」の詞のように、人間は地上に生まれ成長し、成熟し、やがて衰退し、そして地に還る・・・。
そんな当然のことではある法則を「成人式」に出席する若者たち以外にもあらためて考えさせてくれる意義深い祝日です。
成人式を迎えられなかった無数の命にも想いを馳せ、迎えさせてくれた周囲の人々にも感謝の念を込めながら、
晴れ着にも負けないようなエネルギッシュで輝く笑顔で、日々を積み重ねていってもらいたいと願うものです。
先日、NHKテレビで放送された「20祭」に選出され登場した若者らのパワーに、筆者もまた触発されました。
苦しいことやコケたりすることがあったら、そこに立ち往生することなく、ドンドン先に進むことこそ肝要です。
( なんちゃって・・・・偉そうな先輩づら、ご勘弁<(_ _)>)

ついでながら さて筆者、
平和な時代のこの美しい国に産まれ育ったことを大いに素直に感謝しつつ、やがて去り逝くことをも自覚しつつ、
今となっては限られた出会いや、限られた時空を精一杯生きて行(逝)きたいと思う令和の「成人の日」の心境です。

By T講師
( 恒例のようなまとまりのない支離滅裂・投稿にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。)

_(._.)_
(#^.^#)

2020年1月6日月曜日

本日より「仕事始め」

曇り
本日は2020年・令和二年の「仕事始め」です。
年末年始、閑散としていたクラブ内にも、学童らの明るい笑顔と笑い声が戻ってきました。
(*^-^*)

もはや今回のブログに恥じ入ってしまうタイトルではある今日、勇気を振り絞って記します。
諸般の事情により、新年早々、1週間近くにもなる大幅なアップ遅れをしてしまいました。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その397)」


その諸般の事情の間、隙を見てはブログ企画を試みたものの、今回は例年にも増して妙案浮かばず、
諸般の事情だから仕方がないと自己弁護的な解釈にて居直り、とうとう今日になってしまいました。
妙案浮かばず、新しい年のスタートと言うワードで筆者に真っ先・唯一上がったのがこの曲でした。

直近の「成人の日」特集も控えていることだし、この際 新年と言う時期での適・不適には目をつぶり、
この前世紀最大の音楽家ビートルズの天才ジョン・レノンの再スタートとなるべきだったこの名曲を。

ジョン・レノン、「スターティング・オーバー」1980年

 John Lennon , " (Just like) Starting Over ", from his last album "Double Fantasy"


長い休養期間・充電時間を経て満を持してジョンが放ったアルバムの一曲目、正にスタートに相応しい名曲です。
生前のジョンの言によると、歌唱は大好きなロイ・オービソンやエルビス・プレスリーを意識したとのことです。
Aメロの甘いファルセットはロイの哀愁ある雰囲気だし、Bメロ冒頭の太いベルカント風はエルビスを連想します。
但し冒頭イントロ直前に3回鳴らされる音が、仏壇の御りんの音(ね)を連想したのは筆者だけではないと思います。
良き伴侶のオノ・ヨーコと共に平和を希求したジョン、対極の暴力により短い生涯を余儀なくされてしまいました。
 
現実世界はきな臭い新年となってしまいましたが、彼のスピリットを忘れることなく、時代を全うしたいものです。
新たな年、リセット出来ることはリセットして、蓄積中は更に蓄積して、充実した1年にと願う「仕事始め」です。
(*^-^*)


ここで筆者のいつもながらの言い訳です。
(-_-;)
情けないことに、たったこれだけながらも筆者その編集にそれなりの時間(間隔)を要してしまいました。
P.C.内の紛失トラブルを避けるため、今回も舌足らずな状態にて、取りあえずアップさせていただきます。
出来るだけすみやかに追記したいと思っています。
ご訪問いただいた方、ご容赦ください。
_(._.)_

By T講師
( 今年もまた音楽ブログに終始してしまいそうな予感大です。)

2020年1月3日金曜日

ガセネタゆえ謝罪します (-_-;)

金曜日・快晴
本日もポカポカ「小春日和」
「お正月・三が日の最終日」

* * *

「ガセネタでした」謝罪します。(-_-;)
_(._.)_

<(_ _)>


 昨年末、12月28日付けの当ブログにて、
「チバりよー!京都橘、年末番外編」
と言うタイトルで、筆者独断の予想・見込みでの壮行特集を投稿しましたが、事実はそうではありませんでした。
今年2020年のローズパレードの我が国の代表出場校はあくまでも、

「日本・名誉グリーン・バンド 京都(Japan Honor Green Band、Kyoto)」


であって、実際は京都橘高校・吹奏楽部の皆さんと言う訳ではありませんでした。
この場をお借りして筆者の投稿内容を訂正し、謹んで お詫び申し上げます。
_(._.)_
<(_ _)>


いやはや、ここで少しばかり筆者の知り得た事実報告と、言い訳を少々させていただきます。

今回のローズパレード出場校は、京都橘高校・吹奏楽部をも含む京都の合同チームとのことです。
2018年に圧倒的人気だった京都橘高校の次回出場は、5年間出場不可の規約のため2023年であることは承知していました。
にもかかわらず、今回出場のマーチングバンドは、女性が中心の京都からの名誉グリーンバンドであるとのネット情報から、
筆者の勝手な独断と思い込みにて、京都橘高校であると推定・断定し、その旨を昨年末の当コーナーに投稿した次第です。
単なる推定が短絡的にいきなり「断定」に走ってしまったと言う経緯があり、不正確な情報や記述は全て筆者の責任です。
お騒がせして、申し訳ありませんでした。
<(_ _)>

さて今年のその出場校、
バンドの名義上、衣装の方もさすがに「京都橘、オレンジの悪魔さん」たちの衣装ではないことも予測はしていました。
事実、今年は「グリーンバンド」としてのいで立ちで、黒の上下にツートンの緑をあしらったメキシコ風な衣装でした。
ジャンプしたりの過激な身体運動のない分、ロングトーン等のアンサンブルは綺麗にまとまって強力ではあるようですが。
きつい表現での「角を矯めて牛を殺す」の諺のように、グリーンバンドの一員としての彼女らは、まるで別人のようです。
(とは言え、彼ら彼女らのそれまでの努力を見過ごす訳ではなく、今回も非常に良い経験だと言うことは確かなことです。)
(^^)

ローズパレード本番前の昨年末30日に行われた「バンドフェスト」のフィールド・ショーに続き、
新年の1日に催されたローズパレードでの我が国代表校の動画がYouTube上に投稿され始めました。
とは言え本番のローズパレードの動画は3日午後の時点でも、ほんの一部しかアップされておらず、
そのパレード演奏の全貌は未だ不明です。
筆者の視聴した限りでは、やはり従来の京都橘のあの眩しく輝くパフォーマンスには及びません。

参考までに

Japan Honor Green Band - 2020 Pasadena Rose Parade. By MusicAmenities


どんなに演奏技術の優れたマーチングバンドでも、あの2018年の京都橘には喰われてしまいます。
何故なら、彼女らは世界的に絶賛されて然るべき、「エンターテインメント集団」なのですから。
( 各動画のコメント欄にも、国内外の熱狂的な橘ファンらの喧々諤々の論争が渦増いています。)
国内でも増えつつある「ダンシング・マーチングバンド」、彼女らはその原点であり、頂点です。

マーチングの革新者「京都橘、オレンジの悪魔(さん)」たち、
彼女らの果たした余りにも大きな偉業ををあらためて痛感し、また敬意を表する今年のお正月です。
彼女たちのアイデンティティーであり、尊称でもある「オレンジの悪魔(さんたち)」、
その姿が、国内外にて再び三度(みたび)・永遠(とこしえ)に飛び跳ねるのを見たいと思うお正月です。
(#^^#)

By T講師
( 世界的人気の彼女ら、ところで東京オリンピック2020には出場しないのかな?超勿体ないの極みです。)
( 記したいこと余りにも多く、後日追記あるかもしれませんが取りあえず・・・)

「ソンブレロ、眩しく輝く笑顔消し、スラックス、美脚も動きも覆い隠し・・・」
 残 念!
( ;∀;)


2020年1月1日水曜日

新年のご挨拶

水曜日・快晴
本日もまた、昨日に続いてとても暖かな陽光に包まれました。

「 元 日 」

令和二年


「開運招福」

「 謹 賀 新 年 」


* * *

「ミュージック・ギャラリー(その396):新年」

昭和生まれ・育ちの筆者にとって、お正月の歌と言えば、もうこれしかないでしょう。

一月一日(いちがつ・いちじつ」

The Song of a New Year's Day.

作詞は、出雲大社宮司、東京府知事、司治大臣を歴任した男爵の千家尊福。
作曲は、宮内庁楽師で東京音楽学校の教授の上 貞行、1893年とのことです。

時や時代や世紀が移り変わろうとも伝統的な我が国の情緒、いつまでも大切にしたいものです。


YouTubeよりお借りしてきた動画をご紹介。
筆者もチャンネル登録している、いつも美しい音楽と映像を提供してくれる投稿者様の新作グリーティングです。
どうぞ、お楽しみ下さい。

🍷 HAPPY NEW YEAR 2020. By Andreea Petcu


動画末尾の素敵なグリーティング・メッセージ、記しておきます。

" May in this new year all your dreams turn into reality
and all your efforts into great achievements "
By Andreea Petch

*

「追加動画のお知らせ」

昨日特集の「大晦日はグレン・ミラーとルイで」に相応しいグレン・ミラー楽曲の動画を新年になって発見。
遅ればせながら前回末尾へ追加しました。綺麗な花火の映像と最適な音楽、お立ち寄りいただければ幸いです。
(*'▽')

* * *

皆様にとりまして本年も良き年でありますように。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


アトリエ・マイルストン主宰:当真 英樹
マイルストン学童クラブ代表:当真 万里子

P.S. これまで当ブログにても「年頭所感」らしいものを記すも、いつも「有言不実行」になり、それを重ねてきました。
流石に今年からは、黙して語らずの「不言実行」に移さなくては、「恥の上塗り」をも重ね連ねるばかりとなりました。
一体 何を取って、何を捨てるのでしょうか?
そして、その為す行いの結果や如何に・・・
(-_-;)