アトリエ・マイルストンブログ

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2017年5月17日水曜日

お知らせ:T講師コーナー、UP

水曜日・アトリエ定休日


「お知らせ」

T講師コーナーをアップしました。
先だっての「沖縄祖国復帰45周年記念」の大特集です。
よろしければ右上タグ、クリックしてお立ち寄り下さい。

By 講師T

[ INFORMATION ]

I posted new page today, on Teacher T's corner.
This time Theme, I picked up  " OKINAWA SPECIAL "
This year is Okinawa reversion 45th Anniversary in 2017.
 Included "Dairy Gallery" & " Music Gallery" and The others.

If you interested in these topic,
Please click my tug above right.
Japanese writing are T講師コーナー.
I hope you visit and enjoy there.
Thank you.

By Teacher T.

2017年2月11日土曜日

「建国記念の日」お休み日

土曜日・晴れ
「建国記念の日」の祭日。
 アトリエも3連休です。
一昨日からの記録的な積雪で、西日本を中心に多くの混乱が生じているとの事。

上古沢、ツツジの丘公園脇からの今日の眺望
ここ厚木市内は晴天に恵まれ、美しい雲々が続々登場する1日でした。


「お知らせ:T講師Teaコーナー、本日アップしました。」

そのコーナー内に、新たなコーナーも開設しました。
よろしければ、右上のタグ(⤴)、クリックにて お立ち寄り下さい。

明日以降も、筆者PC不調中に溜め込んだ各コーナーやトピック、随時 投稿してゆく予定です。
よろしければ、明日以降も再度 お出でいただければ幸いです。
 
By T講師

2017年1月18日水曜日

T講師の実験新作(その2)

水曜日・晴れ
アトリエ定休日

冬本番:青空に映える水仙たち(森の里センター・遊歩道にて)


「T講師のアート・ワーク(その16):実験新作(その2)」

「闇夜に星々出現」

筆者の実験新作(闇夜星の第2弾」、御覧のようにスパンコール製(銀色)の星々が登場しました。
画面上部にアクリルのマット・メデュームを塗布後、乾燥前に手早く小さな粒子を巻き散らしました。
( 筆者注:その作業前に、筆触が強かった背景夜空下部を半透明絵具でオーバー・コートしました。)

結果は、(ほぼ)上々です。
スパンコールの星々、見る角度によって光り輝く星が異なり、結構 楽しめます。
偶然性による粒子の粗密感・分布は、意図的に手描きした時よりも自然な感じになったようです。
但し、部分的には粒子同士が接触したりしていますが、後日修正(消去か除去)を施す予定です。

前回から今回までの期間中に下部のススキ等も描画したかったのですが、諸用多く製作時間確保できず、
本日まで何とか描画の機会獲得を粘ったのですが、残念ながら実現できませんでした。
次回の機会までに、新たな展開・画像をアップ出来ればと願っています。

By 講師T

2017年1月11日水曜日

T講師、実験新作開始

水曜日・晴れ

「学童クラブ便り(その105)」

「YYさんのフェルト・アート教室、開講」

クラブ・アシスタントをお願いしているアトリエ生徒のYYさん、今日は教える側で頑張りました。

YYさん、学童女子たちにお得意のフェルト・アートの作り方を伝授(右奥3番目)。
みんなで熱心に初めての手縫いを教わり、可愛らしいプリン等を作っていました。
学童たちの可愛い完成作品、次の機会にアップする予定です。


「学童女子バンド結成:初練習」

小3女子3名を中心にバンドが結成され、その初練習が階下アトリエにて行われました。
今年から絵画制作に専念する予定だった筆者が音頭を取って呼びかけ、有志にて結成。
昨年末の帰郷の経験で考え方を転換、こども達にバンド音楽を伝授する気になりました。

メンバーはT・Rnちゃん(左、キーボード)、Rrちゃん(右、電子ドラム)、それにHnちゃん(ギター、サンシン)の3名。
画面外のHnちゃんは、フレーズ・リフレインのフィンガリング(指運び)の個人レッスン中のため、合奏には不参加。
今日は、T・Rnちゃんにはエイト・ビートの基本となるキーボードの左手のベースと右手和音の3コード進行を伝授。
ドラム担当のRrちゃんにもエイト・ビートの基本の左右両手のスティック裁きと右足のバスドラム・パターンを伝授。
その合奏の相性は良好で、リズム・コンビネーションなど初日の練習としては上々の出来。
こんなことになるならドラム・セット一式、処分するんじゃなかった、と少々後悔しています。
(ギターの奏法習得にはそれなりの時間を要しますが、長い目で育てたいと考えています。)

筆者の遠い昔日・中1以来、多くの友人・先輩達から学んだ経験が伝えられることは個人的にも嬉しいことです。
筆者故郷の南島のこども達にも負けないパワーと情熱で、日常の中で音楽を楽しんでもらえたらと願っています。

* * *

「T講師のアート・ワーク(その15):実験新作開始」

前回の当コーナーで紹介した筆者の夜景アクリル画の完成・雰囲気に気を良くした筆者、更に思い立ちました。
「夜景」で使用したスパンコールの表現の可能性を再び探ってみようと、今回、新作での実験を開始しました。
それは、やはり「夜景」で、今回はそれ(スパンコール使用)を「月夜」で表現してみようと、思い立ちました。
以下はその工程です。

 昨年末に自作した横長・木製パネル(44 x 77cm、鳥の子紙・水張り済)を利用。
( 銀色のスプレー塗布後に、アクリル絵具の透明黒色でグラッシ・コート済み。)

今日はその画面上に更に透明濃灰青色を水平方向にグラッシ・コート。
絵具が乾く前に筆の柄の先端にて明部をスクラッチ、同色濃色で暗部を加筆。
横風になびく草原のススキ等を手早いタッチでアタリ描画を施しました。

これにて、大体の下地が完成。
この画面上部に夜空と月を配し、そこに前作で使用したスパンコールの星々をちりばめてみたいと考えています。
前景部には紅葉の蔦(つた)、中景部にはススキの穂等を描き入れるつもりです。
うまくいくかどうかは分かりませんが、だからこそ敢えて実験を試みるつもりです。
絵画の本道からすれば、それはいわゆる邪道の「飛び道具」使用みたいなもの。
でも筆者、普通に考えても残された人生の時・やれる時はそう長くはありません。
やりたいことは、やれる時にやってみることにしました。

前々作の「風神雷神アレンジ模写」もその一環で未完成ですが、こちらから先に進めたいと思っています。
果たして、どうなることやら。不安もありますが楽しみや期待も大きく、失敗を恐れずにトライしてみます。
次回、乞うご期待。

By 講師T

2017年1月5日木曜日

T講師「夜景」作品、祝完成

木曜日・晴れ

「T講師のアート・ワーク(その14)」
『T講師の「夜空・夜景」、完成す』

昨年末の12月14日ブログ以降で紹介してきた筆者の第3弾新作が、本日めでたく完成しました。
昨年末を完成の目標に描画してきましたが、惜しくも越年、2年越しの製作となってしまいました。
年末年始の多忙期にあたった事もあって、期間的には約1ヶ月程の時間を要してしまいましたが、
製作当初の動機であるその光景の持つ強い印象は、それなりに保持・再現されたと思っています。

昨年の11月中旬に帰郷の途に就いた筆者、羽田から飛び立った直後の眼下に広がる光景に目を奪われました。
ヒツジ雲の隙間から都市の無数の街灯や自動車のライトが輝き、筆者の脳内カメラが瞬時に自動撮影しました。
その印象を是非絵にしたくて正方形パネルを自作。アクリル絵具とプラスチック製スパンコールを使用して完成。

生まれ故郷の南島へと向かう機上の筆者の気持ちは複雑です。
観光ではない南帰行には様々な想念が付随しており、過去から現在へとそれは筆者を羽交い絞めにします。
陽が落ちた闇間には京浜の市街が現れ・見下ろせ、その頭上・天空には無数の星々がきらめいていました。
幾重にも並んでは去る雲々の遥か向こうには柔らかな地平線が広がり、その北西には筆者第二の故郷が・・・。

当真英樹(Toma Hideki ) 作、「天地星(てんちぼし)」、"Star In The Heaven And On The Earth"
製作データ:アクリル絵具、ビーズ、色銀紙、スパンコール・コラージュ、木製パネルに鳥の子紙、サイズ:72.7x72.7cm

画題を他に「天と地の星」や「天空と地上の星々」等を候補に挙げましたが、今回は極くシンプルに命名。
でも後日、変わるかも知れません。
しばらく時間を置いて見直し、必要があれば補正加筆などを施したのち、サインを入れる予定です。
サインは製作年(脳内カメラのデータは昨年11月)と名前を記入予定ですが、その方法を考慮中です。
通常とは異なるサインの方式を考えています。記入後の最終画像は後ほど報告アップする予定です。
何はともあれ、完成に漕ぎ着けられたことは、描画の各過程と同様にこの上なく嬉しいものです。
新作にも着手したいのですが、この作品に合う額縁も自作したい気持ちも湧き上がってきました。

遅ればせながらも創作の喜びを再び見い出すことの出来た筆者、幸せ者です。
「感謝」



下画像は、描画開始以来のこれまでの主な工程です。




下画像は完成した画面の部分拡大図です。



街灯や自動車の発する円形状の照明や光、単純ながらもその表現に思いの外、苦労しました。
単に丸いだけでは筆者の狙う空気感や立体感が希薄になり、光の周囲にボカシや放射状の線を加筆しました。
アクリル絵具の白の明度だけでは輝度が出ず、各種のスパンコールを地上部や星々にも貼付・接着しました。
 その効果もあり、画面を見る角度・方向によりスパンコールの輝きや色が変化・移動するのがリアルで快感です。
市街・道路等の織りなす遠近法(透視図法)、視点の上下移動を意識・考慮、最前景にて折って歪めてあります。

今回 使用した各種スパンコールやビーズ、ラメ調シール類
これらが頭上で輝く星々や地上の遠近の街灯となって、画面を賑わしてくれています。
それらの発する光は、画面を見る角度によって青・緑・黄・橙と七色に変化してくれます。
連作で第二弾も作りたくなってきました。その際は裏からLED等、仕込みたいものです。

さんざめく天の星々と地上の人工照明、それは死者たちと生者たちの織りなす世界の象徴でもあるかのようです。
過去から連なり繋がる「光」と、現在進行形の未来へと続く「光」、それが筆者の脳内カメラが捉えた「天地星」です。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その257):特別篇:作品のBGM音楽」

その帰郷の際の機上での光景、ありていですが、こんな曲を脳裏に引きずり出してきました。
筆者の大好きなジブリ作品の挿入歌、筆者作品のBGMとさせていただきました。

「君をのせて(天空の城ラピュタより)」 詞:宮崎 駿、曲:久石 譲 / 井上あすみ(ライブ)
清楚な歌声が、透明な大気の中に景色の中に溶け込んでゆきました。
遠くなる第二の故郷、向かうは生まれ故郷・・・。
地球は回る。様々な過去と思いとを乗せて・・・。

By 講師T

2016年12月31日土曜日

大晦日:T講師作品、越年す

大晦日・土曜日・快晴
本日もまた穏やかな小春日和 (⌒∇⌒)
アトリエ冬休み9日目

雲ひとつなく澄み渡る青空(アトリエ背後の丘頂き)

「T講師のアート・ワーク(その13):新作「夜空・夜景」越年す」

前回のこのコーナーのタイトルが「道半ば」で、あれからほぼ1週間・・・。
その際の末尾に、次回にて完成を目指すと記しましたが、結局 仕上がらず。
さすがに年末の年越し各作業の多さには勝てず、製作時間の確保できず。
密かに目論んでいた年内の完成、結果的に断念せざるを得ませんでした。


本日、やっとの事で半日の製作時間を確保、描画、一応 進むも・・・

雲の下・眼下の街灯等の人工照明の表現に一工夫の必要があり、その解決に予想外の時間を要しました。
輪郭のはっきりしたハードエッジの円形だけでは筆者の望む空気感に乏しく、外周をボカすことにしました。
但し画材がアクリル絵具、即乾いてしまい、ソフトなボカしが不可能。そこで日本画描法の「垂らし込み」を応用。
まず暗めの灰色を大きめに塗り、その上から中央部に流動体の白色絵具を点描。柔らかな円形を獲得しました。
大きい物、又は輪郭のボヤけた円(照明)は、3度の重ね塗りが必要で、その処理にそれなりの時間を要しました。
結局、その描画だけで本日の製作を終え、点描上に乗せるオレンジ等の透明グラッシ描画が出来ませんでした。
照明・街灯や上空の星の数は、その明暗各階調・各色調・大小等、更に増える予定です。

当初の予定が大幅にずれ込み(残念!)、新年明けの完成を目指すことになりますが、そのメドは立ちました。

今年最後を飾れなかった筆者の「夜空・夜景」、
今度こそ、次回の完成((-_-;))、「乞うご期待!」

* * *

大晦日の
「ミュージック・ギャラリー(その253):年越し歌」

今年最後を飾る「年越し歌」、昨年・一昨年と、このコーナー最後にふさわしい「定番曲」を今年も・・・。
それはルイ・アームストロングの歌う「この素晴らしき世界」で、昨年は彼の歌プラス新録音加え盤でした。
原曲の音に新たに付加されたのはサックス奏者・ケニーGの奏でる抒情溢れるやさしいメロディーでした。
今年はパパ・サッチモの元歌バージョンに戻って、美しい動画と共に お楽しみください。
また同曲の秀逸カバー・バージョンも加えてお楽しみ下さい。美しい花々が登場します。
それぞれの異なる味わいが妙味と言うものです。

ルイ・アームストロング、「この素晴らしき世界」(1967年)
Louis Armstrong, " What A Wonderful Worrd " with Lyrics

ロッド・ステュワート、「この素晴らしき世界」(2004年)
Rod Stewart "What A Wonderful World" From "Great American Songbook-3"

いつ聞いても素晴らしい名曲と美しい動画、お楽しみいただけたでしょうか?


今回は番外で特別にもう1曲、お聞きください。一昨日の当コーナーのアイリッシュ「コアーズ」繋がりでもあります。
筆者の大好きなアイリッシュ・ソング、以前当コーナーで紹介した「Water Is Wide(Medley)」と同じライブからです。
同じケルト音楽・スコットランド民謡の「蛍の光」に共通の抒情溢れるメロディーが美しい佳曲です。

「レッド・イズ・ザ・ローズ」(ライブ) / オーラ・ファロン(ゲスト・シンガー:トミー・フレミング)
" Red Is The Rose (Irish Folk song) "/ Orla Fallon  (featuring Tommy Flemming)

今年もお出でいただき、ありがとうございました。
皆様、幸多き 安らかなる新年をお迎えください。


アトリエ・マイルストン主宰・講師:当真 英樹、万里子

2016年12月24日土曜日

T講師の新作、道半ば

土曜日・晴れ・温暖
アトリエ冬休み2日目
クリスマス・イブ

昨日(23日)の美しい夕刻の空(我が家よりの眺望)

昨日は、天皇誕生日の国民の休日。アトリエ冬休み初日。
筆者もチョー久々の終日お休み日で、丸1日のフリータイム(!)。
筆者、一昨日に現在製作中の新作の一気仕上げを目論みました。
しかしその当日(昨日)、朝より激しい食あたりに見舞われ、完全ダウン。
1年の内に1回有るか無いかの体調絶不調に襲われ、終日ウンウン臥せることに・・・。
普段の無自覚の健康を痛感させられた1日で、起きた時には写真のような夕刻が迫っていました。
これが平日だったら(-_-;)・・・。ありがたき祭日。ありがたき健康。ありがたき温水洗浄トイレ。感謝。


「T講師のアート・ワーク(その12):新作・道半ば」

昨日の絶不調さえなければ一気仕上げでアップする予定だった新作アクリル画「夜空・夜景」の製作紹介。
本日、何とかアトリエへ。その挽回とばかりに筆を取ったものの、「病み上がり」とは正にこう言うものか・・・。
身体はフラフラ、意欲もヘロヘロで、力入らず。結局、描画ほんの僅かしか進まず、居直りのアップを敢行。
これもプロセス(工程)の一部、次回をこそフィニッシュとしましょう。

前回の紹介の背景(舞台)は揃い、ヒツジ雲の下で輝く市街地の照明を描き込み始めました。
筆者が感動した光景の一つの、雲の下に映った地上照明からの反射逆光も描き加えました。
天空の星々も、3~4等星あたりを(様子見)点描しましたが、撮影画像では見当たりません。

まずは道路の照明に着手(あたり付け)、星で言えばやはり3~4等星あたりを点描。
加えて、ラメやスパンコールの小さな粒を一部をこれまた「あたり付け」で接着。その効果を確かめました。
画面を見る角度によって変化するきらめく鮮やかな光は、筆者の狙い通りの効果を産み出しています。
 
地上に人口照明の光が加わったことで、視線の「見おろす感」が深くなり、筆者の企ても成功しつつあり・・・。
但し、天空の星々をもっと描画しないと、垂直方向の「見上げる感」が不足しているのは現状 否めません・・・。

以上、製作「道半ば」の様子でした。
完成の暁には、心の中で温めている「タイトル」も。
当コーナー次回で、今度こその「完成」を目指します。

残り少なき年内、まとまった製作時間はまた少なくなるも・・・。
(月曜日からは早朝から学童たちで賑わい、クリスマス会の準備も・・・。)
頑張ろう。

By 講師T

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その247)、懐かしのクリスマス・ソング」

アッと言う間にこの季節となりました(1年の経つのは何と早いのでしょう!)。
今回の当コーナー、懐かしながらも、スタンダードではないクリスマス・ソングをお届けします。
イギリスやアイルランドの(当時の)若い音楽家たちの手によって作り出されたチャリティー・キャンペーン曲です。
当時、アフリカ・エチオピアの飢饉が問題となっていて、若手音楽家たちが集い、その救済の募金を集りました。
前代未聞のこの手作り運動は世界的に大きな反響を生み、後に米国にも飛び火。大きな社会運動となりました。
筆者らも当時は若く、熱い思いで彼らの運動に賛同。即刻チャリティー・レコードを購入・愛聴したものです。
今では世界的スーパー・バンドとなったU2のボノが初々しくも、既に地球的・社会的関心の高さが伺えます。
他にも当コーナー・一昨年末に取り上げたポールヤングをはじめ、懐かしの面々が若き姿で多数登場します。

バンド・エイド(絆創膏をもじっている名称)、「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」、1984年
Band Aid, " Do They Know It's Chrismas ",(1984)

つい、この間のような気がしたのですが・・・。時の経過を感じずにはいられません。
発案・提唱者は英国のウルトラボックスのミッジ・ユーロとアイルランドのブームタウン・ラッツのボブ・ゲルドフの二人。
何気ない二人の雑談会話から大きな運動が沸き起こった奇跡的な出来事で、当時の熱さが今でも忘れられません。
この運動に賛同し、集まった多くの若き音楽家たち、
ポール・ヤング、ボーイ・ジョージ、ジョージ・マイケル、スパンダー・バレーの面々、デュランデュラン、U2のボノ・・・、
ドラムのフィル・コリンズ、中堅となったポリスのスティング、ベテランのデビッド・ボウィーやポール・マッカートニー、etc,
今とは違ってまだ女性歌手の活躍が少なかった頃のバナナラマなど、懐かしき面々のオンパレードで感無量です。
地球規模にまで広がった社会運動を、若い音楽家たちの手で初めて創造した20世紀末の特筆すべき出来事です。
そのモチーフがクリスマス・ソングで、そのやさしいメロディーとシリアスな歌詞の対比が印象的で、今も胸に迫ります。

この活動、以降もバンド・エイドⅡ(89年)、バンド・エイド20(2004年)、バンド・エイド30(2014年)等、再結成。
その後の多くの若手ミュージシャンたちが賛同・参加しているとの事です。

ご存じの方も多いと思いますが、アメリカでは「ウイ・アー・ザ・ワールド」となって、大物音楽家たちが参加しました。
今は亡き「キング・オブ・ポップ」のマイケル・ジャクソンの姿もあります。興味のある方はyoutube上でご視聴を。



時の経つのは早いもの。アフリカに多くの植民地を持っていた宗主国・大英帝国に民主主義が芽生え、
その種子が多くの国家・国民に行き渡り、戦争に負けた我が国もアメリカを通じて、その恩恵に授かり、
二度に渡る大戦の惨禍をなくすべく大きな使命を持って統合されたEUから、今度は脱退を決めたイギリス。
筆者の故郷の南島でも策動的な反米の風が大きな渦となりつつあり、その将来に不安を感じてしまいます。
世界は今、一体 何処へ向かおうとしているのか・・・。

今夜はとにかく、「ハッピー・メリー・クリスマス!」

2016年12月14日水曜日

T講師、新作第3弾、開始

水曜日・久々の冷たい雨
アトリエ定休日



「T講師のアート・ワーク(その11):新作(第3弾)開始」

新作・第2弾のアレンジ模写「風神・雷神」は前回 記したように描画不調のため、しばらく製作中断中です。
その代わりに新たに描きたいモチーフに遭遇、新作の第3弾として去る日曜日から製作を開始しました。

そのモチーフとは、空中の夜空・夜景です。
筆者、先だっての帰郷の折、羽田を夜に飛び立った際に見ることが出来た飛行機・窓の外の夜景です。
筆者、以前より飛行機・窓の外の光景を見るのがとても大好きで、今回も幸運にも右窓側の座席を確保。
夜間にも関わらず、その素晴らしい眺望に筆者の目と心は空中の光景に釘づけとなってしまいました。
「神々の領域」とでも言い換えても過言ではない雄大な眺めに、筆者・脳内の自動カメラが作動しました。

眼下の京浜工業地帯 (左中央はジェット・エンジンの噴射光)

上写真のように、離陸から水平飛行に移るまでの10数分間、デジカメにて10数カットを撮影しました。
水平線下には無数のヒツジ雲が下界を覆いながらも、その隙間・切れ間からは陸地上の無数の光が、
水平線の上には既に闇に包まれた漆黒の夜空が広がり、その闇には天空の星々が輝いていました。
但し残念ながら、その光景の時には外界はあまりにも暗すぎて、デジカメとは言え写りませんでした。

筆者、若かりし頃にも夜景・夜空を描いた作品あります。それはオキナワの夜を想像したアクリル画で、
その夜の場面のネオン看板などには、市販商品のロゴ等をコラージュ(貼り絵)した即興的な絵です。
今回もその手法に近い形で、その帰郷時の空中絵を描きたいとの思いがムクムクと沸き立ちました。

筆者、絵を再開するにあたって長年温めてきた描画計画が2~3あるのですが、それとは異なる欲求です。
でも筆者の人生、先はそう長くはありません。いつどうなってもおかしくはない年齢です。計画は温存しつつ、
刹那で湧いたこの欲求、先延ばしにしたくはないので、その視覚的印象強き今日、実行することにしました。


以下、今日までの行程を記します。
製作時間は1日平均1時間ほどです。

12月11日(日)午後、正方形・Sー20号(72.7x72.7cm)大の木製パネルを自作。鳥の子紙を水張り。


翌日の2日(月)、2色のアクリル絵具で下地塗り。

 3日(火)、中景・遠景となる画面中部・雲海上に透明な青紫をコート。
ウェス(布片)にて未乾燥の絵具部分を拭き取り、雲状の形状を確保。
前景となる画面下部にヒツジ雲の形を描き、その周囲(下界)を黒着色。
  

4日(水)本日、その雲海上に更に半透明な青紫色をグラッシ・コート。
絵具・乾燥前に前述のウェスでランダムに拭き取り、雲の質感を出しました。
筆を使っての細かな片ボカシ描画より、こちらの方がリアルな表情が出ます。
雲の形状が少々・単調となってしまいましたが、現時点では暫定的な輪郭です。
自然な状態・雰囲気になるように、近日中に加筆予定です。

画面を正方形にしたのは視線を、地上~空中の雲~奥の雲海、更に上方夜空へと移行させるためです。
前景ヒツジ雲と奥へと連なる中~遠景の雲海の処理が終了すれば、舞台背景が整ったことになります。
早く次の作業に取りかかりたいと思う一日の終わりです。
最近、製作再開したことに喜びを感じる瞬間の一つです。


以上、14日までの製作各工程の画面の様子をアップしました。
製作時間さえ確保できれば、その完成は早いかも知れません。
「鉄は熱いうちに打て」
筆者のその情熱の冷めぬうちの完成を望みたいものです。
( 筆者、完成前のブランクによる冷め中断の前科、過去に多し。)
脳内カメラに焼き付いた映像が、鮮やかで新鮮な内に・・・。

By 講師T

2016年11月30日水曜日

頼もし助っ人、登場

11月末日・水曜日・晴れ のち 曇り(夜:雨)
アトリエ定休日


イチョウ並木も落葉進む(写真は小鮎のイチョウ並木)。
筆者の個人的な考えでは、イチョウの葉が全て落ちた時が「冬訪れ」と何となく決めています。
明日から、いよいよ師走12月。
実り多き年末にしたいものです。

* * *

「T講師のアート・ワーク(その10):描画1歩前進」

今回のこのコーナー、残念ながら製作中の「風神・雷神」に見映えある劇的変化はありません。
筆者、帰郷中のブランク埋めにて雑事多忙中、描画はほんの1時間弱しか取れませんでした。

前回の画面

今回の画面

画面下の地球・海面部分の下地色に群青を加色。水平線部は下地明色のまま、群青を追加でボカしました。
あとは両雷神の足元の雲(黒煙)にも少々・様子見・加筆。それぞれの作業が約30分ずつで、計1時間です。

2~3時間程度、集中して描画が出来れば、もしかしたら まとまる(仕上がる)かも知れません。
「雲(黒煙)」と「陸地・海岸線」と天空上の「太陽」で、今回のアレンジ模写は仕上げるつもりです。

早くも新作に心が移り始めた帰郷後の筆者です。

* * *

「学童クラブ便り(その98):頼もし助っ人、登場」

アトリエ生徒のYYさん、先週の筆者・帰郷中から助っ人で登場。
今週もまた「イモ洗い状態」の修羅場を、懸命にこなしていました。

写真は昨日と本日のYYさん。
大忙しの「学童・送り出し」を無事に終え、ヤレヤレ・一息と言ったところです。
お疲れ様。感謝です。

By 講師T

2016年11月16日水曜日

T講師の風雷神に地球出現

水曜日・曇り
アトリエ定休日

町内の紅葉が、そのピークを迎えました。


美しく染まる森の里沿道のケヤキ並木

* * *

「T講師のアート・ワーク(その9):新作模写(その3)」

1週間ぶりの当コーナー、実は完成を狙うも、雑用・多忙につき、その目論見 崩れ去ってしまいました。
で、今回の製作状況が下の画像です。


 画面下部に下地青色で円弧を平(ベタ)塗り、その上に風神・雷神の乗る黒雲を描き入れました。
円弧の青は、実は地球です。
製作開始・当初の予定としては、その地球に陸地・海岸線を描き入れ、画面下には「昇竜」を加えるつもりでした。
その目的で古典的な竜(龍)図を収集、その着想を練りましたが、下絵描きの段階で断念することにしました。
実のところ、構想の段階までは気づかなかったのですが、筆者、龍の姿・形が嫌いなことが分かりました。
架空の生物とは言え、その姿はワニやトカゲ等の爬虫類に近く、筆者の好むところではありませんでした。
せっかく再開した絵画制作です。恥ずかしながらそんな単純な理由で、昇竜の出番・お引き取り願いました。
また「隠れたテーマ」も具体的になるより、暗示くらいに留めた方が筆者の性分にも合うことが分かりました。


 上画像は、現時点での雷神(左)と風神(右)です。

この後の製作は、今週末から来週末までの筆者帰郷につき、一時中断を余儀なくされてしまいます。
帰宅後は、地球の青色の最終色を乗せ、アタリ気味の黒雲をどこまで描き込むかを決める予定です。
また画面中央・上部には銀色の月か、またはより高い輝度の金色の太陽を加えるかも知れません。

完成した暁のタイトルも暫定ですが、2~3、候補を決めています。
それは「風神・雷神」ではなく、同じ読みながら「風人(青鬼)・雷人(赤鬼)」と言う字を充てる予定です。
「瑠璃色の地球(ほし)の風人・雷人たち」と言う題にして、副題・英語で「Blue Planet」とする予定です。
テーマは見る人なりの解釈が可能で、領海を勝手に変更する大国や、CO²の最大排出の2大国かも。
どんな画面作り(アレンジ)にするか、どんな画題にするか色々迷いますが、それは楽しみでもあります。

製作が再開され、それなりの変化・進展があれば、また当コーナー設定の上、アップします。

* * *

「アトリエ、臨時休業日のお知らせ」

明後日11月18日(金曜日)より来週24日(木曜日)まで、成人クラスとT講師担当のキッズ・クラスはお休みです。
またのご来訪をお待ちしています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

By 講師T

2016年11月9日水曜日

T講師の風雷神、彩色進む

水曜日・未明の雨 のち 晴れ
アトリエ定休日

「紅葉本番」 上古沢・森の里沿道のケヤキ並木)
* * zz:

「T講師のアート・ワーク(その8):新作模写(その2)」

 前回(初回)アップしたトレース後の線描に彩色を開始、この状態となりました。
ご覧のように、元図との大きな違いは左の雷神で、白ではなく赤色へ変更しました。
元来は「赤鬼」「青鬼」同様に、赤と青とのことで筆者の個人的考え・着想で、敢えて意図的に赤にしました。
風神は御覧のように元図・筆者模写共に緑色ですが、我が国は緑色の物を青と呼んでいるので変更は無し。
また他にも理由があり、今回のアレンジ模写では、新たに青色の物を加える都合上、緑色を保持しました。
また赤と緑は、ご存じのように色彩学上の補色(反対色)関係で、今回の模写の隠れたテーマにもしました。


下は、雷神と風神の頭部の部分拡大図です。
角(つの)や牙などはまだ未処理のままです。
身体の各部(胸部や四肢など)には、元図にはないレリーフ的な肉盛りのボカシを加えてあります。
本来 得意なはずの頭髪の微細な線描には難渋。平滑ではない紙面・金地の凹凸に筆を取られました。
それはまるでダート(未舗装の荒地)上を進むバイクや自転車の轍の痕跡のように、左右にブレました。
そのため、不透明な明色絵具を用いて、頭髪描線の狭間に幾度か修整を施しました。


下は今回の時点での画面全体図(46 x 91cm)です。
風神・雷神共に視線を下方に向けた格好になりました。
風神・雷神が乗る黒雲の描写は、製作工程上、まだまだ後になってしまいます。


画面、金色のテカリで判然とはしませんが、画面下部には鉛筆で円弧を描いてあります。
これからの製作としては、こちらの画面下部の描画を主体に行われてゆく予定です。
これこそが今回の筆者が描きたかったアレンジ模写の肝であり、隠れたテーマです。

今週は重なる雑用と頭髪の修正等で、当初の計画より進行が遅れてしまいました。
製作も何とか中盤、この先は筆者独自のアレンジ要素を加える工程に入っていきます。
それなりの進展が見えるようになれば、当コーナーを設け、近々またアップします。

* * *

「トランプ氏、合衆国大統領に」

マスコミの大方の予想に反し、ドナルド・トランプが大統領に選出され、世界に衝撃を与えました。
得票総数はヒラリー・クリントンが上、でも選挙人獲得数で当選はトランプと、何か釈然としません。

アジアの友好国でも先だってポピュリズム(大衆迎合主義)の大統領が誕生。また新たに米国でも・・・。
共に共通するのは過激な言動で、民族主義的要素が強く濃く、半面 人権軽視も強く濃く・・・。
作用・反作用の法則で、人類世界が新たな きな臭さで覆われないよう、ただ祈るばかりです。

By 講師T

2016年11月2日水曜日

T講師の模写第2弾、開始

水曜日・曇り(時々 薄日)
アトリエ定休日

「T講師のアート・ワーク(その7):新作模写・第2弾、開始」

前回のチョー久々模写「国宝、源頼朝像像」に続き、新作模写・第2作を開始しました。


その第2弾もまた国宝で、琳派の祖・俵谷宗達の「風神雷神図」です。
原作の屏風絵は155x170cmが左右2枚なので、横は3.4mもある大作です。
今回の筆者の製作寸はタテ46xヨコ91cmサイズの自作パネルで、和紙の水張りです。
この宗達の「風神雷神図」、後に琳派絵師の尾形光琳や酒井抱一などが、アレンジ模写を行っています。

模写とは言え、今回はフル・コピー(完全模写)ではなく、筆者なりの大幅なアレンジを施し加えるつもりです。
今回、輪郭線トレースの段階で右隻の風神を原作より左下に傾斜させて転写、視点も下方に変えました。
原作では、風神が水平方向の雷神に目を向けているのですが、今回は訳あって下方に改変してあります。
また左隻の雷神の左手・拳の形も筆者の解釈で改変しました。他にも両者共に細かな改変を加えました。

今日の段階は、トレース後にアクリル絵具で中間調の墨色を主だった部分の描線を加筆しました。
この後、本格的彩色に着手しますが、先週から何かと雑用が多忙になり、進行は遅めかも知れません。
進展があれば、このコーナーにてアップするつもりです。

By 講師T