アトリエ・マイルストンブログ

2019年10月31日木曜日

首里城、燃ゆる

木曜日・久々の秋らしい快晴

アトリエお休み日の「ミュージック・ギャラリー」は、都合により後日あらためて投稿させていただきます。

アトリエでの平日授業は、ここしばらくはKuMさんの独断場状態です。
学童クラブ・スタッフとして出勤しているKuMさん、毎週月~金で仕事前の製作に励んでいます。
本日は、今週から開始した西洋古典絵画のフランドル技法(板絵細密描法)の模写の2日目です。
画はファン・アイク作の大天使ガブリエルで、トレース後の今日は1色目の黄土色の彩色でした。
その製作風景、撮影画像でお伝え(投稿)出来ないのが残念ですが、新ブログに移行した暁には・・・。
今はまだその決断が出来ない長い長~い 宙ぶらりん・モラトリアム状態の真っ最中です。
<(_ _)>

* * *

「アトリエお休みのお知らせ」


今週末11/2(土)から「文化の日(11/4・月・振替休日)」までの3日間、アトリエは3連休とさせていただきます。
お知らせ、遅くなってしまい大変 申し訳ありません。またのご来訪を楽しみにお待ちしております。

アトリエ・マイルストン主宰:当真 英樹

* * *

さて 本日の投稿主題は、

「首里城、燃ゆる」です。


残念ながら、故郷沖縄の琉球王朝時代の文化のシンボルである首里城の大方の建造物(7棟)が、本日未明の火事で消滅しました。
国内外の多くの観光客で賑わった首里城ですが、30年もの歳月と莫大な費用・尽力にて復元されたものが一瞬の内に燃え尽きました。
( オリジナルは、「鉄の暴風」と言われた沖縄戦で、被弾・焼失しました。その地下には日本軍の司令部が構築されていました。)
各地・各方面からの悲しみのメッセージが多数発せられていますが、火災が深夜であったことが、まずは何よりも不幸中の幸いです。

そもそも貴重な存在であるはずの木造建造物に「スプリンクラー」が設置されていないことが驚きであり、致命的な欠陥であり宿命です。
しかも加えて、その無防備な城内には歴史的に貴重なオリジナルな品々が保管されていたと聞き及んで、またもや絶句してしまいました。

遅かれ早かれ「形ある物はいずれ必ず滅びる」諸行無常の世。とは言え、
悲しむだけではなく、自らの足元をしかと照らし、反省すべきは反省した後、将来の復元云々を語る必要ありと感じました。
国をはじめ、多くの公金によって造営された建造物、出火の原因や建物保全の管理責任も明確にしていただきたいものです。
資金は何とかなるかもしれませんが、復元に携わった多くのご高齢な職人・技術者たちの後継者が育っているのか心配です。


那覇市内に住む兄弟(妹)の話では、焼け焦げた匂いが、終日、那覇の街に漂っていたとのことです。
また首里城のごく近くに住む友人女性の話では、暗闇の中の真っ赤な炎が鮮やかだったとの事です。
( 彼女の自宅窓からは首里城がパノラマ状態で見え、改築時わざわざ大きなガラス窓を設えた程です。)
筆者が生まれて育ち、巣立つまでの期間に首里城はなく、ただあの小さな守礼の門があるだけでした。
戦災・消失から半世紀もなかった首里城。しっかり時間をかけて再建への道を歩まなくてはなりません。


とは言え、県民の間には大きな失望や喪失感が、広がっているとのことです。
ここは人命の危機には至らなかったことを「不幸中の幸い」として、再度 起き上がるしかありません。

これまでに受けた数多の恩を忘れることのない文字どおりの「守礼の邦」として・・・。


By T講師 こと 当真 英樹

2019年10月21日月曜日

秋雨の日々のジャズ・ボーカル

月曜日・曇り のち 雨
アトリエお休み日

今週は話題のてんこ盛りです。
しかも週末に予定の「ハロウィーン・パーティー」の準備等とも重なり、やはり投稿時差が生じました。
_(._.)_
(*^^)v

「投稿後・追記」

昨日(10/25)、千葉・茨城や福島県等、広域を襲った短時間における記録的な集中豪雨にて、多大な被害が出ました。
亡くなられた方々のご冥福を祈ると共に、台風19号の傷も癒えぬ内に再び被害に遭われた方々のご苦労をお察しします。
アップ2日前にはそのほとんどが編集済みだった今回のブログ、タイミングが悪いながらも投稿させていただきました。
ご理解・ご了承いただければ幸いです。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その382)」
秋雨の日々の女性ジャズ・ボーカル


前回の当コーナーにて、台風一過は大陸からの爽やかな大気が訪れたと記して、その音楽特集をしました。
しかしその後の1週間は今日まで曇天と雨の日々が連なり重なり、一向に晴れることはありませんでした。
そんな雨続きの日の「秋の夜長」、筆者にとっては やはり「女性ジャズ・ボーカル」の季節でもありました。  
当コーナーでも既に幾度か登場のお馴染みのジャズ・シンガーの歌うスタンダード・ナンバーを並べてみました。

湿りがち・沈みがちな雨の日々、そんなブルーな気持ちを瞬時に雲散霧消させてしまいそうな爽快さが堪りません。
( 豊かな音質・音量で聴いていただくために、外部スピーカーやヘッドフォーンに接続して、ご堪能ください。)

サラ・ヴォ―ン、「ラヴァーズ・コンチェルト」(訳詞付き)
Sarah Vaughan, " Lover's Concert " (The Toys cover, 1960's)

原曲の元になったのは、あのバロック・クラシックの巨星バッハ作曲(現在は異説あり)のメヌエットだとのことです。
筆者幼年期(幼稚園~小学校低学年)に「親子ラジオ」と言う有線放送で聴いていた白人女性によるソフトな歌唱とは違い、
何だか胸がザワザワするような生々しさに衝撃を受け、「これ、誰が歌ってるの!?」と思わず尋ねた記憶があります。
クセの強い独特のビブラートが美しい旋律と絶妙にコラボして、不思議な抑揚を思春期の筆者に感じさせてくれました。
特にバイオリンとドラムによる前奏と、エンディングでの驚異的なロング・トーンのビブラートは印象的で圧巻でした。

ちなみに筆者・準 恒例の脱線昔話を続けると・・・
それは中3の時で、初めて足を踏み入れた喫茶店内で流れてきて、クラスメート女子の高2の彼氏が教えてくれました。
「喫茶店に行ったことない」と言う筆者のリクエストに応えたクラスメート女子のデートにお邪魔虫した時のことです。
クラスに溶け込めなかった彼女は筆者のお姉さん的な存在で、色々な音楽や映画等を紹介してくれた大切な存在でした。
中学卒業後は一度も会えずじまいで、一昨年の同期会でも消息不明だった彼女、今は一体どうしているのでしょうか?
( ;∀;)
以上、脱線 御免
(#^^#)


さて、次の曲はもっと以前の筆者幼少期の頃に「親子ラジオ」で流れ出ていた懐かしい曲です。
曲名が9月ですが、詞の中の紅葉は日本で言えば北海道の旭川周辺と同緯度のN.Y.あたりです。
当コーナー再登場の、抑揚を押さえた清楚な歌声は、爽やかな秋の到来を感じさせてくれます。
中空を浮遊しつつも同時にしっとりとしたテイストがあり、心地よい時空です。

ジョー・スタッフォード、「セプテンバー・イン・ザ・レイン」
Jo Stafford , " September In The Rain "

筆者、子供ながらも美しい旋律による抒情は理解できたようで、その声質による効果で脳内にアルファ―波が充満しました。
美しい旋律と音色のエアー感たっぷりなフルート演奏(間奏ではスキャット歌唱とのユニゾン)もさることながら、
オブリで時折入るミュート・トランペットと眠たげなトロンボーンの音色が夜の空気をも感じさせてくれてすこぶる快感です。
もちろん美しさそのもののストリングスや、まるで別曲かと思わせるカラミ・ピアノや、ウッド・ベースの唸りも堪りません。
外でそぼ降る雨の音を聞きながら、心地よい深い眠り(ラジオを聴きつつの昼寝が大好きでした)に誘われた経験が蘇ります。


ジョー・スタッフォードの泡のようなマイルドな声とリリカルな旋律、もう一曲聞きたくなってしまいました。
先程・冒頭のサラ・ヴォ―ンのヒット曲があのバッハ作なら、この歌もまたクラシック界の巨匠による作品です。
作者はショパンで、我が国でも人気のある抒情的な「雨だれ」等が有名で、大の親日国ポーランドの作曲家です。
ピアノの詩人・ショパンの美しい旋律を、ジョー・スタッフォードの霧雨のような歌唱が引き立てていて快感です。

ジョー・スタッフォード、「ノー・アザー・ラヴ」
Jo Stafford , " No Other Love " with Lyrics

 ***

上3曲で終わる予定でいたのですが、連想や脱線が得意な筆者、下の曲もやはり聴きたくなってしまいました。
当コーナーでは既に複数回・定番曲の登場です。今回もまた無視するわけにはいかず、再三の登場となりました。
この歌手もまた筆者の幼少期を豊かにしてくれた恩人の一人で、そのヘイジ―・スモーキーな歌声、快感でした。

ジュリー・ロンドン、メドレー「モア」~「この世の果てまで」(意訳付き)
Julie London , " More, The End Of The World " ( Medley )


このアダルトなムード、「いやあー、もうこれは飲むしかないでしょう~ (#^.^#)」

以下は「脱線昔話」コーナーです。

ジュリー・ロンドンの歌声、ジョー・スタッフォード同様、やっぱり夜の帳が降りた頃に親子ラジオから流れ出てきました。
ニス塗りの木製・真空管ラジオ、銀色と肌色のサランネット、ベークライト製のボリューム・ツマミ、鴨居上にありました。
室内には橙色の白熱電球が灯り、頭上・満点の星空には天の川、遥か水平線辺りには米軍サーチライトの周回点滅が・・・
彼女たちのマイルドかつミスティーな歌声、ナット・キング・コールの温かい歌声、グレン・ミラー楽団のバラード等々、
筆者にとって、何も無かったその当時50~60年代初頭の夜は、今考えてみればとても贅沢な時空だったような気がします。
折に触れる統治国アメリカの物量・物質と文化は濃厚で大きく輝いて、貧しい島に圧倒的で絶対的な存在そのものでした。
反米・反基地の声が大きくなって久しい故郷ですが、筆者にとって米国は懐かしい温もりさえ感じることのできる存在です。

そんな筆者幼少時代に聴いた彼女の声、何故か近所に住んでいた叔母の一人をつい思い出さずにはいられません。
その叔母は琉球政府近く(筆者宅も近く)の丘の上の米人用の将校クラブに勤めていて、米人の愛人でもありました。
( ちなみにそのクラブ、当時 初来沖したアイゼンハワー大統領も来訪したこともある有名な社交クラブでした。)
( 更に続けると、あの米国を代表するビッグ・バンド、デュ―ク・エリントン楽団も出演したことがあります。)
(更に更に記すと、来沖したジーン・ケリーやマーロン・ブランド等のハリウッド俳優も多数来店しています。)
酒と煙草で焼けた喉から発せられる声は正にジュリー・ロンドンさながらの声質で、波乱の人生を送っていました。
その恋人から貰った数十枚のLPレコードは筆者らに譲り、別れ話を筆者宅の電話で交し、黙って涙をこぼし・・・
筆者ら兄弟を子ども扱いしながらも一端の男としても見てくれ、大人になった際の恋人の選び方等も伝授してくれ、
出勤前の風呂上りの肌を惜しげもなく曝け出し、赤い口紅のべっとり付いた洋もく煙草を灰皿でもみ消し・・・、
全てを悟って全てを諦めたような遠くを見つめるような細い目とシャガレ声とで、筆者らを臆することなく凝視し、
ありのままの等身大の人生を、その生き様をしかと見せてくれていました。
子供だった筆者、口にも態度にも出せはしませんでしたが、数多くいた叔母たちの中でも特に大好きな叔母でした。

当時のアメリカ音楽たち、ポップスや、スイング・ジャズや、バラードや、マーチや、カントリーや、フォーク等々・・・
これらの音楽に出会えた幼少時代、筆者は幸せでしたし、そのおかげで今も変わらぬ幸せを感じることが出来ています。
遥か半世紀以上も前に、50~60年代のこれらの美しい音楽たちに出合えたことに、筆者は深く感謝するしかありません。
(*^-^*)
_(._.)_

今回のこのコーナー、中学時代にお世話になって仲の良かった平良八重子さんと、男扱いしてくれた秀子叔母さんに捧げます。
感謝:当真 英樹

* * * * *

「ラグビー・ワールドカップ盛り上がる」

日頃、スポーツ全般に門外漢な筆者ながら、と前置きをして敢えて記させていただきます。
日本チーム、最高位のベスト・エイトに進みながらも、強豪の南アに敗れてしまいましたが、それまでの戦いぶりは見事で感動的でした。
個々の選手がそれぞれの持ち場でチーム全体のためにやるべきことを全力でやる、当たり前のことですが、敬意や献身があっての話です。

筆者・門外漢と言えど、4年前の奇跡の南ア戦の勝利、それまでの弱小・不人気ぶり、国内開催の不安などそれなりに承知していました。
しかし日本チームは一丸となって日々を濡らす血と汗と涙の努力を重ね、それら全てを着実に押しのけ、今回の結果に結実させたのです。
正に「ONE TEAM」そのものです。
讃えて、讃えすぎることは決してありません。

加えて国内の観客らの立ち振る舞いもまた海外から絶賛されており、サッカーの試合同様に試合後の自主的清掃が行われ、
その様子が海外のニュースでも取り上げられ、全試合終了前ながらも今回のワールドカップが成功したことの証しです。

翻って「京都橘マーチング・バンド」の「ローズパレード2018」のパフォーマンスもまた同様の日々の努力の結晶です。
大観衆に披露した本番は、日々に重ね連ねた練習・鍛錬の積み重ねに比較すれば、圧倒的にほんの「一瞬間」の事です。
結果は、上記のワールドカップ・ラグビーの日本チーム同様、否むしろそれ以上の努力が実った帰結・到達点です。
惜しむらくは、国内マスメディアの鈍感なセンサー能力と業務怠慢により、国内に大々的に報じなかった一点です。
とは言え、
彼女たちは既に充分に幸せな人々の一員で、その努力による結果の魅力で、地球上の人々を大量に幸せにしています。

讃えて然るべきラグビー日本チームの「ONE TEAM」、彼女たちにもその称号が相応しいとあらためて思いました。
「THE ONE HEART BEAT TEAM」
 そんな両者に、ここでもう一度 乾杯・感謝です。

_(._.)_
V(#^.^#)🍷


* * *

「令和天皇、即位礼正殿の儀」

遠き記憶の中、TV番組の「皇室アルバム」にて時折見ていた数々の幼少姿の浩宮が、今日 天皇陛下に・・・。
筆者・若き日の左翼思想風潮による「反天皇制」思想を過去に捨て去り、素直に喜べることを嬉しく思います。
素晴らしい良き天皇の下、これまた素晴らしい国の良き時代にしたいものです。
😊

* * *

「ハロウィーンの季節の到来」

今年もまたこの季節が早々とやって来ました。
夏休みが終わり、9月になるともう年末がすぐそこのように感じてきました。
筆者・個人的には今一つピンと来ない「ハロウィーン」ですが、喜ぶ子供たちのため一肌脱ぐしかありません。
今年はどんな扮装にしようか?と悩む日々です。

追記:本日めでたく無事終了しました。
学童クラブ一同の笑顔が唯一報酬です。
(*^-^*)

By T講師
(相変わらずの支離滅裂・拙速投稿、平にご容赦。後日追記あるかもです。)
(-_-;)

2019年10月14日月曜日

秋始まりのブリット・ポップス

月曜日・晴れ
国民の休日「体育の日」
3連休の最終日・台風一過

毎度毎度の投稿時差・ご勘弁
併せてブログ私物化もご勘弁
(;^ω^)

かねてより甚大な被害が懸念されていた台風19号が、関東上陸後に各地で猛威を振いました。
前予想の強風による被害よりは、大量降雨による水害が各地を襲い、その全貌も復旧も未だに定かではありません。 
東日本を中心とした各都県で河川の氾濫が相次ぎ、堤防の決壊箇所は何と78か所にも及び、多くの家屋が浸水。
家族や住宅や職場を失った被災者も大多数に上り、台風通過後に急激に冷え込んできた気温と再降雨が心配です。
亡くなられた方々へのご冥福や、遺族・被災者の方々の一刻も早い日常への立ち直りをお祈りいたします。

昨年の西日本を襲った大型台風に続いての、関東2度目の台風惨禍に近未来の台風巨大化を危惧する今日この頃です。
ハリケーンやサイクロンなども同様に巨大化しており、やはり地球温暖化へと繋がる異常気象の影響でしょうか。

* * *

気を取り直して、ブログ恒例の特集を進めたいと思います。

「ミュージック・ギャラリー(その381)」
秋始まりのブリット・ポップス


「春兆しのブリット・ポップ」(2/18)以来のブリティッシュ音楽特集です。
台風の後のひんやりとした大陸由来の澄んだ空気を嗅いで、筆者の脳裏にて反射的に自動的に蘇った曲たちです。
まずは21世紀の今となっては懐かしい部類のヒット曲(時が経つのが早~い!)に入る種類となってしまった名曲です。
肩肘の張らないナチュラル・ウォームなロック・サウンドと心境で、本国英国をはじめ多くの人々の注目を集めました。
英国ならではのメロディアスな世界、お聴きください。

ザ・プリテンダーズ、「バック・オン・ザ・チェイン・ギャング」
The Pretenders, " Back On The Chain Gang " (1984)

歌詞の中のチェインギャングとは鎖で繋がれた囚人仲間のことで、逃れられない現実のことを歌っているようです。
2本のエレキ・ギター(内1本は12弦ギター)の絡み合いが快感で、バック・コーラスもダサ・カッコイイですね。
上説明で英国ならではと記しましたが、実はヴォーカルのクリッシー・ハインドはアメリカはオハイオ州の出身です。
米国育ちの彼女の感性と英国のミュージシャンたち特有の抒情性がうまくミックスされたビートとサウンドが秀逸です。


2曲目は前述のアルバムの次に出たアルバムでの収録曲で、シンプルなツー・ビートに美しい旋律がからんで快感です。

ザ・プリテンダーズ、「ドント・ゲット・ミー・ロング」
The Pretenders , " Don't Get Me Wrong " with lyrics (1986)

ネット上より下記の意訳をお借りしました。併せてお楽しみください。

勘違いしないで、もし私が眩しそうにしていても
貴方が通るたびに、ネオンの光を見てるだけ

勘違いしないで、貴方が声をかけ 私が車に乗っても
海の上にある神秘の月が混乱させているのよ 潮の満ち引きを
だから誤解しないでね

勘違いしないで、もし私がボーッとしていても
花火のことを考えているだけ、貴方が笑えば消えてしまうけど 

勘違いしないで、私が光のようにアチコチ飛び廻っても
月夜の道を超えて、ただ彷徨っているだけ

たまにあること、2人が出会う
さしたる理由もなく、互いが通り過ぎるだけの道
突然の雷鳴が 鳴り響く 辺り一面に
誰が説明できるというの この雷と雨を
でも何かがある この空気の中に

勘違いしないで、ファッションショーのように私が行ったり来たりしても
素敵な明日になるかもしれない、でも昨日は絶望的だわ

勘違いしないで、私が「激情の状態」に陥っても
信じられない事かもしれないけど
言うのは止しましょう サヨナラなんて

それは本当に素晴らしいこと、だから誤解しないでね

By Misao

以上、今で言うところの「ツンデレ」な女心を表現した歌詞だと思います。

「追記」
それにしても2本ギター構成のロック・バンドのボーカルを担当する者に、テレキャスター愛好者が多いですね。
高音気味なトーンがリズム・カッティングに最適かつ歌う際にコード感が取りやすいと言うのが主な理由でしょう。
パートナーのもう1本のギターを担当する者は、リード(メロディー)を取ることが多いため、サスティンの効いた、
太い旋律を獲得するためのギター(例:レスポールやストラト)を好んで使い、その役割分担に効果的だからです。
そんなテレキャスター愛好者にはブルース・スプリングスティーン等がおり、クリッシー・ハインドもお似合いです。
またブリット・ポップ界を賑わしている美しい旋律を紡ぎ出すロック・バンドの多くが12弦ギターも多用しています。
また機会があれば、そんなブリティッシュ・バンドをこれからも当コーナーにて紹介していく予定です。乞う ご期待。
(*^^)v



さて最後の3曲目は1曲目と同じアルバム「Learning To Crawl」の、これまた美しい旋律のバラードです。

ザ・プリテンダーズ、「アイル・スタンド・バイ・ユー」
The Pretenders, " I'll Stand By You " (1984)

こちらの和訳歌詞もネット上よりお借りしました。併せてお楽しみください。

どうしてそんなに悲しい顔をしてるの、瞳に涙を浮かべて
ここへ 私の元へきて、泣くのは恥ずかしいことじゃない
あなたの抱える苦しみを教えて、その感情なら私にも覚えがあるから
夜の闇に覆われてしまうと、あなたは自分を見失ってしまう
何を打ち明けられても、あなたを愛する気持ちは変わらないわ
あなたには私がいる、私があなたの味方よ
誰にも傷つけさせない、私が守るから

だから怒りをこらえないで、心の中に閉じ込めずに
そばへ来て 私に話してみて、何を隠しているの?
私も同じ気持ちよ、二人は互いによく似てるから
あなたが岐路に立ち尽くし、何が正しいかを迷う時には
一緒にいさせて、たとえ選んだ道が間違いでも
あなたには私がいる、私があなたの味方よ
誰にも傷つけさせない、私が守るから
あなたの闇へ触れさせて、決して見放したりしないわ
あなたのそばにいる

ベイビー 夜にのまれてしまうと、ひどく孤独を感じるのね
あなたは独りじゃないわ、あなたには私がいる
私があなたの味方よ、誰にも傷つけさせない
私が守るから、あなたの闇へ触れさせて
決して見放したりしないわ、あなたのそばにいる
私がいる、あなたの味方よ

By (No) Non-sense

以上

クリッシー・ハインドの歌唱、力強さの中に切なさや儚さも同時に感じられて、筆者のお気に入りです。
筆者の印象では表情も暗めで陰りがあり、本国米国よりはやはり英国的雰囲気で、渡英は運命だったかもと感じています。
今も筆者のお気に入りボーカリストの一人で、主に秋から冬(特にクリスマス・シーズン)にかけての愛聴盤です。
彼女の切なさが詰まった「2000マイルス」、今年のクリスマス前後に当コーナーで久々の再投稿をすることにします。

***

イギリス繋がりでもう1曲、上のプリテンダーズよりは現在に近い今世紀登場の佳曲です。
スタジオ・ライブを再現したようなオフィシャルPV、各種の楽器演奏シーンが筆者好みです。
秋の日の美しい紅葉と香しさ増すコーヒーが良く似合う洒落た雰囲気が堪りません。

ルーマー、「アレサ」
Rumer, " Aretha " (2010)


アダルトでジャジーなリラックス感と空間、たまりませんね。もうお酒が恋しくなってきました。(#^^#)
ハスキー歌唱は元より、イントロのフリューゲルホーン、ハモンド、更にコーラス女性の吐息感など、快感です。
( 上から目線で失礼ながら、手首スナップ未使用の硬い手打ちドラマーだけは動画的には好きではありません。)
<(_ _)>

イギリスで音楽活動をしているシンガー・ソングライターのルーマー、実はパキスタンはイスラマ・バードの出身です。
洗練された都会的なグルーブがお洒落で快感ですが、歌詞のアレサとは米国ソウルの女王アレサ・フランクリンの事です。
上述のクリッシー・ハインドもそうでしたが、クイーンの故フレディー・マーキュリーもまた外国(インド系)の出身です。
色々な民族や文化が混ざり合う音楽は多様で豊かで、今後も多くの素晴らしい感性・世界を提供してくれることでしょう。

秋めいたここ数日、熱々ロックが南へと次第に遠ざかり、代わりにクール&ウォームなジャズが似合うようになりました。
秋のひととき、お楽しみいただけたのなら幸いです。

* * *

「デイリー・フォト・ギャラリー:紅葉やっと始まる」


例年になく長かった残暑も台風以降は一気に衰えはじめ、周囲では急激に秋めいてきました。
筆者の住む町・森の里の沿道の並木路もやっと色づいてきました。



上2点、周回道路脇のマロニエ並木


森の里センター前のケヤキ並木

イチョウ並木の葉も黄色く色づいてきました。
故郷の常夏の小島では見ることの出来ない清楚な低彩度の黄色が温帯地域ならではの魅力です。
そのイチョウの美しい葉姿はまたいずれ、黄葉盛りの時にでも・・・。

* * *

筆者後記は後日追記の上、アップする予定です。
急激な気温変化にて風邪など召さぬよう、お互い健康には充分に留意して過ごしましょう。
取りあえず・・・。
_(._.)_

By T講師

2019年10月7日月曜日

残暑な秋の沖縄音楽・新旧特集

月曜日・曇り
アトリエ、お休み日
「投稿時差、ご容赦」
_(._.)_



さて、夏のような気温が続いている今年の秋ですが、そこで4週前の沖縄音楽にからんでの今回の特集を企ててみました。

「ミュージック・ギャラリー(その380)」

残暑な秋の沖縄音楽・新旧 織り交ぜ特集」


まずはトップ・バッター、地元沖縄を拠点としつつ、東京でも音楽活動を行っているシンガー・ソングライターの動画作品です。
映像表現としては古典的な手法と言っても過言ではない動画の逆回転効果が自然かつ新鮮であり、面白い効果を出しています。
伸びやかな歌声となかなか含蓄のある歌詞による佳曲と共に、自然でいて不思議感たっぷりな動画映像をもお楽しみ下さい。

( PC本体やスマホ等では充分・良質な中低音再現が不可能なので、外部スピーカーやヘッドフォーンに接続してご鑑賞下さい。)

マイコ、「ラヴィン・ユー」(2014年)
Maico , " Lovin' You " PV

故郷・沖縄ならではの美しい夕刻の海や、見知った場所やそうではない場所の数々が筆者の郷愁を誘う最近のお気に入りの動画です。
ちなみに、動画後半・海中からの二人の子供の出現シーン、初めて見た時には深夜ながら思わず叫び声を上げて驚いてしまいました。

曲本体の方は、
御本人の奏でる生ギターのアルペジオ・カッティングを中心としたアコースティック・サウンドが瑞々しく秀逸です。
人称を男性形で歌う女性シンガーたちがいつしか当たり前のようになったJポップの世界ですが、違和感もすっかり薄れ、
若い世代に着実に定着したようで、昭和のロマン歌謡のような男性が女心を歌うのとは対照的で、時の変遷を感じます。
筆者的には、昭和のロマン歌謡よりはJポップ・スタイルの方が好ましいとは思いますが、されど大賛成とはならず、
モラトリアムな若者(特に女性)の心理を、これまたモラトリアムに傍観しているのが正直な心境と言ったところです。


本日の2曲目もMaicoさんのPVを続けます。
自然に対する深い想いを美しいメロディーで歌い上げた素晴らしい楽曲で、このシンガーの存在自体を讃えたいと思います。
(上から目線、ご容赦<(_ _)>)
PV映像の方も少々地味ながら、美しいシーンとなっています。

マイコ、「ビューティフル・ワールド」(2017年)
Maico , " Beautiful World "  (Official Video)

聞き取った詞を、以下に記しておきます。

こんな夜だからこそ 自然の神様にお祈りしよう
見知らぬ誰かが僕らのため 毎日しているように
日々の生活に勤しんで 気づけずにいたこの幸せ

空に見守られ 海に抱かれ 大地に愛され
Beautiful World  この世界はこんなにも素晴らしい
Beautiful World  あなたのために書いたこの詩(うた)を歌うよ

留まることなく変わり続け 人の心もその根っこも
時に迷って苦しくなる みんな同じだよ
Beautiful World  この世界がこんなにも愛おしい
Beautiful World  あなたのために書いたこの詩(うた)を歌うよ

Beautiful World ~ Nem~,・・・~, Beautiful World ・・・~

僕らがいつか 星になるとき
あなたのことを 照らすだろう
終わることない愛を知って
光り続けるでしょう

以上
( 追記:「あなたのことを照らすだろう~」含蓄ある詞ですが、言う間でもなく"Mother Nature"の地球であり、
または複数の意味合いも含まれていて、そのもう一つは母なる地球上に生きるあなたのことかもしれません。)
( 日常における男女間の数多の恋愛詞を超えた、大きな世界観や視点・価値観に感動します。)


この地上、この世(人間界)は、
父なる天体「恒星・太陽」や母なる「惑星・地球」、そしてあらゆる生き物の生死に広く深く影響を及ぼす「衛星の月」など・・・、
それらを生命活動の全ての素として存在しています。
それらには、一見"Beautiful"とは対極を成すような醜悪・冷酷・非情な事物も多数存在し、命を育みながらも同時に脅かす存在でもあり、
だからと言って忌み嫌って目や心を閉じるのではなく、近寄らずに遠ざけ、自らの感性で美しいものに着目することが能動的な行為です。
だと、思います。
(*^-^*)
「チバリヨ~!」

* * *

これから登場する3名のうら若き女性、実は当コーナーの9/9「沖縄ポップス」の比嘉セリーナさん(13歳当時)の動画に出ていました。
オーディション番組の「野外」での選考で、共に残りぬいたライバルとして神妙な表情で登場していて、その番組を今回お借りしました。

さて以下は5年前の動画ですが、以前 故郷で催された「Xファクター沖縄」と言うオーディション番組の時の一コマです。
弱冠13歳と言う女子中学生の登場・演目披露に、その非凡さに審査委員一同が目を丸くして驚嘆し絶賛していました。
人気TV番組「カラオケバトル」のようなコンピューターには絶対に理解できないその非凡さに筆者も感動しました。

X ファクター沖縄・U-18 第2次審査、山田なづ(当時13歳)、2013年

英語の発音も言葉のキレも問題ありですが、13歳にしてこの声質・個性は貴重です。
ブルージーでファンキーなR&B独特の空気感やテイストで、会場の観客や審査員たちをうならせた逸材です。
そのなづちゃん、他の審査ではあの故・エイミー・ワインハウスの"Rehab"も歌っていて、それも秀逸です。

「 後日追記 」
(ちなみに山田なづちゃんは当オーディションで最終的に「明日の才能」と言うことで2位でした。)
(「今日の才能」の1位に輝いたのは東京出身の甘露寺絢子さんで、その歌唱・選曲は秀逸でした。)
( 機会があれば彼女の特集があるかもしれません。その彼女もめでたくデビューを果たしています。)


そのナズちゃんもめでたくデビュー出来たようで、自作曲のPV動画を見つけました。
当時のイメージとは随分とかけ離れた雰囲気になった顔のアップの動画、筆者個人的には失敗だと思いますが、
自作詞・曲の不思議な浮遊感あるアンニュイ空間は、やはりただ者ではない雰囲気を漂わせていて、快感です。
そのヒットねらいではないアーティスティックなプロデュースに賛否が分かれるところですが、何はともあれ、
「デビュー、おめでとう!」

ナヅ、「フェア」
Naz, " Fare " , Music Video

" Fare " Music:Naz Words:Naz there is a person who‘s screaming alone never hear the other's do you think you have been spending the painful life? tell me you walking by what? what are they doing god damn their life. lalala... (♪♪♪) it's FARE to go anywhere. this world has so many.and at last we found it and breathing. sometimes i feel that the world seems dark then i break but life includes everything and this is mine to love. show me,you walking by what? what are they doing god damn their life. lalala... (♪♪♪) it's FARE to go anywhere. this world has so many.and at last we found it and breathing this world has so many.and at last we found it and breathing -------------------------------------------------------

筆者、何故だかフランスの異色歌手ブリジット・フォンテーヌの「ラジオのように(1969年)」を連想してしまいました。
狭い音楽ジャンルに捉われない自由な歌唱や編曲等がそうさせたのでしょうが、彼女にもそんな生き方が似合いそうです。
本土(東京)的コマーシャル・ベースに流されることなく、彼女自身の道を冒険しつつも、熟成してもらいたいと願うばかりです。
「チバリヨ~!」

* * *

動画3人目は、やはりオーディション番組、Xファクター沖縄での審査曲の一つです。
英語の発音など要勉強ですが、その圧倒的な力強い表現力は「買い」です。
「上から目線、ご容赦」
筆者も大好きな米国のアン&ナンシー・ウイルソン姉妹率いるハートを取り上げたことに痛く感激しました。
人気TV番組カラオケバトルに登場するような技巧派などではありませんが、その粗削りなパワーが魅力です。

大城美友、「アローン(ハートのカバー)」 

 Miyu Oshiro performs "Alone" - TOP 6 LIVE SHOW - X Factor Okinawa Japan




彼女もまたチャンスを掴み、メジャー・デビューを果たしました。
( 筆者注:動画内 YouTubeで見ると言う箇所をクリックの上、再生してください。)

大城美友「オレンジ・バタフライ」

強力なハイノートが彼女の持ち味で魅力ですが、声帯など壊さぬよう、また年齢相応に味も加わるよう願っています。
今後はハスキー・レイジーな中低音を活かした楽曲も大いに有りだと思います。
「チバリヨ~!」

* * *

動画4人目の彼女もまたXファクター沖縄での出演シーンで、ロック好きな筆者、審査曲を2曲、取り上げました。
シンガーでありドラマーのさくらちゃん、その個性的な歌唱にはロックのエグ味が高密度に内在されていて快感です。

伊舎堂さくら(当時14歳)、「ロックンロール(Rock and Roll)」

 Sakura Ishadoh performs "Rock and Roll ( / Led Zeppelin Cover ) " 

- PLAYOFF LIVE SHOW, X Factor Okinawa Japan 2014




伊舎堂さくら、「ヴァ―ン(Burn)」Deep Purple Cover

 Sakura Ishadoh performs "Burn" - TOP 6 LIVE SHOW - X Factor Okinawa Japan


さくらちゃんの激熱唱とハギレの良い力強いドラミングに、筆者の血も胸も騒いでしまいました(チム・ドンドン!)。
追記:熱唱が終わった後の拍手で埋められた観客席に、何と下記登場JETのカズフミさんの姿を発見しました(6'05"過ぎ)。
(*^^)v

* * *

ロック少女の伊舎堂さくらちゃん、地元沖縄のベテラン・ロック・バンドとの共演が実現しました。
他の動画でもACDCの曲をドラムを叩きながらパワフルにボーカルも取っていて、今後が楽しみです。

夏場の沖縄ではもう恒例となった野外フェス「ピースフル・ラブ・ロック・フェスティバル」でのライブ映像です。
撮影が遠距離で「引き」ばかりなので、視覚的には迫力に欠けるものの、その分厚いビートとサウンドが快感です。

伊舎堂さくら「Burn」、沖縄の プロ・バンド「ジェット」との共演(2013年)

 Sakura Ishadoh Drum performs, with JET


ジェットの二人のプロのパワフルな演奏に、一歩も引けを取らない力強いさくらちゃんの本物の力量・貫禄にはもう脱帽です。
3Pバンドの一員として、力負けもせずにしっかり渡り合っている姿は感動的です。
ステージ上を右往左往しているのはドラムを代られた実際メンバーのコ―ちゃんです。
本土のバンドにはない重厚なボトムと、力強いビートが超快感です。
さくらちゃんの今後の活躍もおおいに楽しみです。
「チバリヨ~!」

JET メンバー

現ギター:KAZUFUMIさん
(元ギター:故・ジ三―さん)
ベース&ボーカル:ターキー(喬)古堅
ドラム:コ―ちゃん(故・長浜浩二)



「追悼特集」

特集最後は長年に渡って、在沖の米軍関係者たちに支持されてきたベテラン・ロッカーの面目躍如な動画の登場です。
ロックバンドの一つの醍醐味であるトリオ(3ピース・バンド)演奏のシンプルさが典型的なアレンジで快感です。
本土では決してお目にかかれないオキナワン・ロックならではの気張らない後乗りビートがやはり肝であり魅力です。

極めてシンプルそのもののリズム隊(ベース&ドラムス)に乗って、ジ三―さんのギターが気持ちよく空中遊泳して快感です。
ドラムスのコーちゃんのプレイも味わい深く、沖縄のベテラン・ロッカーならではのまったりとしたグルーブ感が超快感です。
彼の非凡なフィルインやソロはセンスもノリも良く、正に後乗りビート・ドラマーの鑑と言って差し支えないお宝的存在です。
ギターのジ三―さんもまた30年以上のキャリアを誇るベテランだけあって、コ―ちゃん同様に味わい深いサウンドが極上です。
骨太で腰のある大人のロックならではの本当の本物ならではの横綱ビートと、そこから醸し出される色気、とくとご堪能下さい。
( 筆者注:当動画もまた画面内 YouTubeにてご覧ください、をクリックの上ご覧になってください。)

ジェット、「ラダー・ラブ」
The Jet, " Radar Love (Golden Earring cover) ",1998

淡々・熱々でいて重厚な粘りのツー・ビート・ロック、大人のロックの色気満載なトリオ演奏が最高です。
このグルーブ感!「いやあー、もうたまりませんね。今すぐにでも お酒が欲しくなってきますねえ~💛」
V(*^-^*)🍷

とは言え、今回は趣を異にして、別の特集として取り上げさせてもらいました。
お酒を楽しんで、ほろ酔い気分に浸りたいのですが、実は残念ながらギターのジ三―さんが数年前に亡くなっていて、
そのジ三―さんに続き、「コ―ちゃん」の愛称で親しまれた長浜浩二氏もまた3年前に逝去されたと聞き及びました。
筆者も70年代中頃に、沖縄はコザのライブ・ハウス「キャノン」にて、彼の肖像を撮影させてもらったことがあり、
その訃報は衝撃的で悲しくもあり、オキナワン・ロックの一つの時代の終わりの象徴としての感慨もありです。
夜のコザ(沖縄市)の街に長年に渡ってロック音楽を轟かせ響かせてきたジェットの活躍ぶりを偲ぶ動画となりました。
彼らの他の動画にも、米国本土の方からもたくさんのコメントが寄せられていて、彼らの人気の片鱗が伺えます。

彼らの味わい深い演奏を聴いていると、つい馥郁たる芳醇なタバコやお酒の香りを連想してしまいます。
彼らの私生活においても濃厚なお付き合いがあったようで、それが結果的に彼らの健康を奪ったようです。
今頃は天国で再会し、煙草を燻らせ お酒を飲みつつ、渋いロックやブルースを楽しんでいることでしょう。
🍷(-。-)y-゜゜゜
飽くことなく・・・、楽しみながら、ずっと・ず~っと・・・。

何しろ、彼らのレパートリーは優に1000曲を超えるのですから・・・(@_@)。
あらためてオキナワン・ロッカーのお二人の冥福をお祈りいたします。

By T講師



(恒例?となりつつある)「後日追記:新旧の沖縄音楽に寄せて」

2019年、米軍統治下の戦後のオキナワが、祖国復帰して県となり40数年の歳月が流れました。
それは筆者の上京と同時期でもあり、それなりに感慨深き歳月の重なり・重みでもあります。
その間に数多くの若者たちが音楽界を目指しデビューし、或る者は生き残り、或る者は消え、
少しずつですが、芸能と音楽の島と言うイメージが全国的に蓄積され、認知されてきました。
ロック、歌謡曲、島唄、Jポップ、ダンスユニット等々、そのジャンルは多岐に渡っています。

「沖縄と東京」、それは「地方と中央」と言う図式にも置き換えられ、その関係性に於いて、
必ずしも才能ある者だけが人気を得、定着し、そうではない者が去ったわけでもありません。
「人の世も、その定めも浮世の摂理」、筆者はその運・不運を遠く・近くで見てきました。
「時代との接点がもう少し良ければ」「所属事務所がこうであれば」「楽曲に恵まれれば」
消え去った彼らのその理由は種々様々です。
多くの才能たちが島で育ちそこで開花し、また島を離れ旅立ちそこで開花し、または開けず、
志折れ、夢破れ、別の道を歩み、島の内外にて第二の人生を送っている者たちも多数です。

人生・歴史に「if」は存在しないとよく言われますが、社会に於いて運不運は正に紙一重です。
ただその運不運を決する要素が、あまりにも純粋なものではないようなことも多々あります。
音楽界では少なくとも実力や才能の発露の場が公正に与えられ試されることを願っています。
歌手はその歌で・・・、演奏家はその演奏で・・・、ダンサーはそのダンスで・・・。

故郷・沖縄の才能豊かな若者たちの益々の登場・活躍を大いに期待している老兵な筆者です。
( 以上、後日追記でした。)

* * *

P.S. 今回もまた支離滅裂 兼 舌足らずとなってしまいましたが、PC内での紛失を怖れ、推敲無しで取り急ぎアップしました。
( 今夜もそろそろワインが飲みたくもなってきたし・・・[こっちが本当はメインの理由だったりして])
けっして、そんなことありません。でも、後日・追記、あるかもしれません。
(;^ω^)
(#^^#)

* * *

「追加・後記」

「台風19号、要・最大警戒!(記、10/10・金)

今週末に最接近・上陸の予定で、その勢力は驚異的です。
すっかり台風慣れしている沖縄育ちの筆者ですら、その超強力な風力には大きな懸念を抱いています。
筆者・小4の頃の台風が最大と記憶していて、その時の風速が平均50m、瞬間最大が70m!でした。
筆者の自宅は那覇の市街密集地で事なきを得ましたが、郊外の木造家屋は大きな被害を被りました。
従来、台風に強い構造の沖縄の伝統的家屋ですら、その物凄い風力には多数の住宅が倒壊しました。
家畜小屋のコンクリート・ハウスに逃れた住民らが多く、幸いにも人的被害はありませんでしたが、
台風対策に乏しい本土の家屋では?
はっきり言って「チョー・やばい!」と思います。
停電・増水・冠水や、猛烈な強風による家屋(屋根・窓ガラス等)・自動車・屋外物置等の被害対策に努めましょう。
上陸地点や地理的状況次第では、生命に危険が及ぶ事象も充分に有りなので、早め早めの判断・避難行動が肝要です。

アトリエも、もちろん3連休です。
お互いの無難・無事を祈りましょう!

再追加(10/12・日曜日・午前10時 記)

台風19号、我が町・厚木は幸いにも何事もなく無事 通過したようです。
昨夜は「相模川の氾濫」の緊急告知メールが頻発し、騒々しい夜となりました。
が、12時過ぎには「台風の目にでも入った?」と感じるような静けさに・・・。
その後も風雨共に何事もなく、まるでエアー・スポットの中のような状態でした。
他の地域では水害など広範囲に発生していて、その影響の重大さを痛感しました。
取り急ぎ、報告まで

当真