アトリエ・マイルストンブログ

2019年10月21日月曜日

秋雨の日々のジャズ・ボーカル

月曜日・曇り のち 雨
アトリエお休み日

今週は話題のてんこ盛りです。
しかも週末に予定の「ハロウィーン・パーティー」の準備等とも重なり、やはり投稿時差が生じました。
_(._.)_
(*^^)v

「投稿後・追記」

昨日(10/25)、千葉・茨城や福島県等、広域を襲った短時間における記録的な集中豪雨にて、多大な被害が出ました。
亡くなられた方々のご冥福を祈ると共に、台風19号の傷も癒えぬ内に再び被害に遭われた方々のご苦労をお察しします。
アップ2日前にはそのほとんどが編集済みだった今回のブログ、タイミングが悪いながらも投稿させていただきました。
ご理解・ご了承いただければ幸いです。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その382)」
秋雨の日々の女性ジャズ・ボーカル


前回の当コーナーにて、台風一過は大陸からの爽やかな大気が訪れたと記して、その音楽特集をしました。
しかしその後の1週間は今日まで曇天と雨の日々が連なり重なり、一向に晴れることはありませんでした。
そんな雨続きの日の「秋の夜長」、筆者にとっては やはり「女性ジャズ・ボーカル」の季節でもありました。  
当コーナーでも既に幾度か登場のお馴染みのジャズ・シンガーの歌うスタンダード・ナンバーを並べてみました。

湿りがち・沈みがちな雨の日々、そんなブルーな気持ちを瞬時に雲散霧消させてしまいそうな爽快さが堪りません。
( 豊かな音質・音量で聴いていただくために、外部スピーカーやヘッドフォーンに接続して、ご堪能ください。)

サラ・ヴォ―ン、「ラヴァーズ・コンチェルト」(訳詞付き)
Sarah Vaughan, " Lover's Concert " (The Toys cover, 1960's)

原曲の元になったのは、あのバロック・クラシックの巨星バッハ作曲(現在は異説あり)のメヌエットだとのことです。
筆者幼年期(幼稚園~小学校低学年)に「親子ラジオ」と言う有線放送で聴いていた白人女性によるソフトな歌唱とは違い、
何だか胸がザワザワするような生々しさに衝撃を受け、「これ、誰が歌ってるの!?」と思わず尋ねた記憶があります。
クセの強い独特のビブラートが美しい旋律と絶妙にコラボして、不思議な抑揚を思春期の筆者に感じさせてくれました。
特にバイオリンとドラムによる前奏と、エンディングでの驚異的なロング・トーンのビブラートは印象的で圧巻でした。

ちなみに筆者・準 恒例の脱線昔話を続けると・・・
それは中3の時で、初めて足を踏み入れた喫茶店内で流れてきて、クラスメート女子の高2の彼氏が教えてくれました。
「喫茶店に行ったことない」と言う筆者のリクエストに応えたクラスメート女子のデートにお邪魔虫した時のことです。
クラスに溶け込めなかった彼女は筆者のお姉さん的な存在で、色々な音楽や映画等を紹介してくれた大切な存在でした。
中学卒業後は一度も会えずじまいで、一昨年の同期会でも消息不明だった彼女、今は一体どうしているのでしょうか?
( ;∀;)
以上、脱線 御免
(#^^#)


さて、次の曲はもっと以前の筆者幼少期の頃に「親子ラジオ」で流れ出ていた懐かしい曲です。
曲名が9月ですが、詞の中の紅葉は日本で言えば北海道の旭川周辺と同緯度のN.Y.あたりです。
当コーナー再登場の、抑揚を押さえた清楚な歌声は、爽やかな秋の到来を感じさせてくれます。
中空を浮遊しつつも同時にしっとりとしたテイストがあり、心地よい時空です。

ジョー・スタッフォード、「セプテンバー・イン・ザ・レイン」
Jo Stafford , " September In The Rain "

筆者、子供ながらも美しい旋律による抒情は理解できたようで、その声質による効果で脳内にアルファ―波が充満しました。
美しい旋律と音色のエアー感たっぷりなフルート演奏(間奏ではスキャット歌唱とのユニゾン)もさることながら、
オブリで時折入るミュート・トランペットと眠たげなトロンボーンの音色が夜の空気をも感じさせてくれてすこぶる快感です。
もちろん美しさそのもののストリングスや、まるで別曲かと思わせるカラミ・ピアノや、ウッド・ベースの唸りも堪りません。
外でそぼ降る雨の音を聞きながら、心地よい深い眠り(ラジオを聴きつつの昼寝が大好きでした)に誘われた経験が蘇ります。


ジョー・スタッフォードの泡のようなマイルドな声とリリカルな旋律、もう一曲聞きたくなってしまいました。
先程・冒頭のサラ・ヴォ―ンのヒット曲があのバッハ作なら、この歌もまたクラシック界の巨匠による作品です。
作者はショパンで、我が国でも人気のある抒情的な「雨だれ」等が有名で、大の親日国ポーランドの作曲家です。
ピアノの詩人・ショパンの美しい旋律を、ジョー・スタッフォードの霧雨のような歌唱が引き立てていて快感です。

ジョー・スタッフォード、「ノー・アザー・ラヴ」
Jo Stafford , " No Other Love " with Lyrics

 ***

上3曲で終わる予定でいたのですが、連想や脱線が得意な筆者、下の曲もやはり聴きたくなってしまいました。
当コーナーでは既に複数回・定番曲の登場です。今回もまた無視するわけにはいかず、再三の登場となりました。
この歌手もまた筆者の幼少期を豊かにしてくれた恩人の一人で、そのヘイジ―・スモーキーな歌声、快感でした。

ジュリー・ロンドン、メドレー「モア」~「この世の果てまで」(意訳付き)
Julie London , " More, The End Of The World " ( Medley )


このアダルトなムード、「いやあー、もうこれは飲むしかないでしょう~ (#^.^#)」

以下は「脱線昔話」コーナーです。

ジュリー・ロンドンの歌声、ジョー・スタッフォード同様、やっぱり夜の帳が降りた頃に親子ラジオから流れ出てきました。
ニス塗りの木製・真空管ラジオ、銀色と肌色のサランネット、ベークライト製のボリューム・ツマミ、鴨居上にありました。
室内には橙色の白熱電球が灯り、頭上・満点の星空には天の川、遥か水平線辺りには米軍サーチライトの周回点滅が・・・
彼女たちのマイルドかつミスティーな歌声、ナット・キング・コールの温かい歌声、グレン・ミラー楽団のバラード等々、
筆者にとって、何も無かったその当時50~60年代初頭の夜は、今考えてみればとても贅沢な時空だったような気がします。
折に触れる統治国アメリカの物量・物質と文化は濃厚で大きく輝いて、貧しい島に圧倒的で絶対的な存在そのものでした。
反米・反基地の声が大きくなって久しい故郷ですが、筆者にとって米国は懐かしい温もりさえ感じることのできる存在です。

そんな筆者幼少時代に聴いた彼女の声、何故か近所に住んでいた叔母の一人をつい思い出さずにはいられません。
その叔母は琉球政府近く(筆者宅も近く)の丘の上の米人用の将校クラブに勤めていて、米人の愛人でもありました。
( ちなみにそのクラブ、当時 初来沖したアイゼンハワー大統領も来訪したこともある有名な社交クラブでした。)
( 更に続けると、あの米国を代表するビッグ・バンド、デュ―ク・エリントン楽団も出演したことがあります。)
(更に更に記すと、来沖したジーン・ケリーやマーロン・ブランド等のハリウッド俳優も多数来店しています。)
酒と煙草で焼けた喉から発せられる声は正にジュリー・ロンドンさながらの声質で、波乱の人生を送っていました。
その恋人から貰った数十枚のLPレコードは筆者らに譲り、別れ話を筆者宅の電話で交し、黙って涙をこぼし・・・
筆者ら兄弟を子ども扱いしながらも一端の男としても見てくれ、大人になった際の恋人の選び方等も伝授してくれ、
出勤前の風呂上りの肌を惜しげもなく曝け出し、赤い口紅のべっとり付いた洋もく煙草を灰皿でもみ消し・・・、
全てを悟って全てを諦めたような遠くを見つめるような細い目とシャガレ声とで、筆者らを臆することなく凝視し、
ありのままの等身大の人生を、その生き様をしかと見せてくれていました。
子供だった筆者、口にも態度にも出せはしませんでしたが、数多くいた叔母たちの中でも特に大好きな叔母でした。

当時のアメリカ音楽たち、ポップスや、スイング・ジャズや、バラードや、マーチや、カントリーや、フォーク等々・・・
これらの音楽に出会えた幼少時代、筆者は幸せでしたし、そのおかげで今も変わらぬ幸せを感じることが出来ています。
遥か半世紀以上も前に、50~60年代のこれらの美しい音楽たちに出合えたことに、筆者は深く感謝するしかありません。
(*^-^*)
_(._.)_

今回のこのコーナー、中学時代にお世話になって仲の良かった平良八重子さんと、男扱いしてくれた秀子叔母さんに捧げます。
感謝:当真 英樹

* * * * *

「ラグビー・ワールドカップ盛り上がる」

日頃、スポーツ全般に門外漢な筆者ながら、と前置きをして敢えて記させていただきます。
日本チーム、最高位のベスト・エイトに進みながらも、強豪の南アに敗れてしまいましたが、それまでの戦いぶりは見事で感動的でした。
個々の選手がそれぞれの持ち場でチーム全体のためにやるべきことを全力でやる、当たり前のことですが、敬意や献身があっての話です。

筆者・門外漢と言えど、4年前の奇跡の南ア戦の勝利、それまでの弱小・不人気ぶり、国内開催の不安などそれなりに承知していました。
しかし日本チームは一丸となって日々を濡らす血と汗と涙の努力を重ね、それら全てを着実に押しのけ、今回の結果に結実させたのです。
正に「ONE TEAM」そのものです。
讃えて、讃えすぎることは決してありません。

加えて国内の観客らの立ち振る舞いもまた海外から絶賛されており、サッカーの試合同様に試合後の自主的清掃が行われ、
その様子が海外のニュースでも取り上げられ、全試合終了前ながらも今回のワールドカップが成功したことの証しです。

翻って「京都橘マーチング・バンド」の「ローズパレード2018」のパフォーマンスもまた同様の日々の努力の結晶です。
大観衆に披露した本番は、日々に重ね連ねた練習・鍛錬の積み重ねに比較すれば、圧倒的にほんの「一瞬間」の事です。
結果は、上記のワールドカップ・ラグビーの日本チーム同様、否むしろそれ以上の努力が実った帰結・到達点です。
惜しむらくは、国内マスメディアの鈍感なセンサー能力と業務怠慢により、国内に大々的に報じなかった一点です。
とは言え、
彼女たちは既に充分に幸せな人々の一員で、その努力による結果の魅力で、地球上の人々を大量に幸せにしています。

讃えて然るべきラグビー日本チームの「ONE TEAM」、彼女たちにもその称号が相応しいとあらためて思いました。
「THE ONE HEART BEAT TEAM」
 そんな両者に、ここでもう一度 乾杯・感謝です。

_(._.)_
V(#^.^#)🍷


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「令和天皇、即位礼正殿の儀」

遠き記憶の中、TV番組の「皇室アルバム」にて時折見ていた数々の幼少姿の浩宮が、今日 天皇陛下に・・・。
筆者・若き日の左翼思想風潮による「反天皇制」思想を過去に捨て去り、素直に喜べることを嬉しく思います。
素晴らしい良き天皇の下、これまた素晴らしい国の良き時代にしたいものです。
😊

* * *

「ハロウィーンの季節の到来」

今年もまたこの季節が早々とやって来ました。
夏休みが終わり、9月になるともう年末がすぐそこのように感じてきました。
筆者・個人的には今一つピンと来ない「ハロウィーン」ですが、喜ぶ子供たちのため一肌脱ぐしかありません。
今年はどんな扮装にしようか?と悩む日々です。

追記:本日めでたく無事終了しました。
学童クラブ一同の笑顔が唯一報酬です。
(*^-^*)

By T講師
(相変わらずの支離滅裂・拙速投稿、平にご容赦。後日追記あるかもです。)
(-_-;)