アトリエ・マイルストンブログ

2020年6月22日月曜日

何と75年目の「沖縄慰霊の日」

月曜日・終日の梅雨寒の雨(午後より強風吹き荒れる)


昨日は「日食」の見られる日でしたが、あいにくの梅雨空で神奈川県では観察できませんでした。
残念。

前回の際には前日までは楽しみにしていたのにもかかわらず、日食当日はすっかりド忘れ、
何だか辺りが不思議な仄暗い雰囲気に包まれ、「何だか変だよね」なんて妻ととぼけた感想、
恥ずかしながら、夕刻のニュースでやっと自分たちの「日食」当日ド忘れを知った次第です。
(-_-;)

今度、我が国でその「日食」が見られるのは10年後(!)とのこと。
ただでさえご老体となった我が身(幸いです)、しかも今年から押し寄せた「新型コロナ感染禍」、
一体全体 10年後にこの身が生き延びているのやら、はっきり言って自信は全くのゼロ(!)です。
(-_-;)

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その419)」


明日6月23日は「沖縄慰霊の日」です。



今回は毎年恒例の、何と75年目の「沖縄慰霊の日」特集です。
で、前回の当コーナー同様の典型的ステレオタイプで、こんな曲を選ばせていただきました。

THE BOOM (ザ・ブーム)(作詞・作曲:宮沢和史)、「島唄」(1993年) 

「真っ暗闇の豪の中(天然壕や防空壕)から、犠牲となった人々の魂を大空へと解放させてあげたかった」とは宮沢氏の弁。
そんな高尚な気持ちと想像力とがこの歌を国境を越えて愛されるメロディーとなって、世界の各地にてカバーされました。

上動画はオリジナルではないかもしれませんが、詞の内容の映像化を主眼に筆者が選ばせていただきました。
と言うのには理由があって、先の大戦末期の「沖縄戦(戦史史上最大)」では約20万人余の命が失われました。
その内訳は沖縄住民が約9万人余、本土出身の日本軍将兵が約9万人余、米英軍が約2万人余となっています。
歌詞の「海を渡れ」は、本土からの死者たちの魂の帰郷を歌ったものではないかとの筆者の独断的推測から、
敢えて選ばせていただきました。

昨今の「沖縄慰霊の日」の県代表者の弔辞にはこの視点が欠落している節があり、自分たちだけが永遠の被害者のようで、
日本国民の代表である政府代表者(総理大臣)に対する言葉も辛辣で、およそ「守礼の邦」の末裔としては悲しい限りです。
今年は「コロナ感染禍」の影響もあり総理の出席はありませんが、せめて最低の礼儀は尽して貰いたいと毎年願っています。


「式典翌日の筆者追記」

本日24日、
75回目の「沖縄慰霊の日」の現県知事による「平和宣言」の動画がYouTubeに投稿されているのを見ました。
前県知事と同様に、相変わらず全戦没者や残された遺族に対する思いやりのある慰労の志や言葉には程遠く、
挨拶前文のような若干4分にも満たない単なる歴史的事実のみを朗読し、後は政治的信条を述べていました。
現知事の初宣言、前例には程遠いマイルドさだとの地元マスコミの声もありますが、今までが異状過ぎです。
( ;∀;)



この歌の詩もまた本土出身の作曲家で、祖国復帰前のオキナワにて戦時の声なき声を聞き、作詞したものです。
詞の完結全編は合計で11連にもなり、省略せずに最初から最後まで歌うとやはり11分にもなると言う長編詞です。
下はその通常版(ショート・バージョン)です。

夏川りみ、「さとうきび畑」(1964年、作詞作曲:寺島尚彦)

ただただ圧巻の歌唱です。
ピアノ伴奏は、沖縄出身の歌手らを常にバックアップしてくれていた故・羽田健太郎氏です。
間奏・感動の尺八は藤原道三氏、後半の合唱者は同じく県出身テノール歌手・新垣勉氏です。
正に平成の音楽史に残っても良いと断言出来得る名熱唱・名編曲・名演奏です。

* * *

筆者、当ブログにて「沖縄慰霊の日」の特集として、「沖縄戦」の大特集を過去に組んだことがあります。
ご興味のある方、もしよろしければ下記青字クリックの上、ご来訪ください。貴重な映像資料も満載です。

沖縄慰霊の日・特集


( 2017年6月26日付け「T講師コーナー」内の投稿)

記したいこと山ほどありて、その分を上の特集にて多少は具現化することが出来ました。

「鎮魂の合掌」
( ;∀;)

* * * * *

「筆者後記」

コロナ禍の緊急2種の給付金、遅ればせながら先週にやっと当方へも届きました。
これまで色々と緊急性に欠けるとの記述をしてきましたが、「それはそれ」これはこれで有り難い限りです。


「自粛緩和」が新局面を迎え、「県境」を越えて移動することが可能となりました。
苦境下にある観光業や興業関係者の皆様にとっては朗報ですが、外国からの訪問者はまだまだ先のことです。
これまで大混雑だった京都などの人気の観光地、この機会を捉えてゆっくりと観光に訪れてみたいものです。

* * *

「市内の小学校、明日より久々の全生徒登校へ」


各方面での「自粛緩和」は小学校の登校にも現れ、明日から久々の全生徒での登校が始まります。
「集団感染」のリスクが消えた訳ではありませんが、以前の日常に少しでも戻ることは幸いです。
私どもの学童クラブでは既に早朝からお休みの学童らが来所、下校の学童らと日々合流済みです。
当初からのリスクしわ寄せは民間の施設では今も変わらず、そんな状況下での努力しかありません。
「楽しさ」に加え「厳しさ」をも加えて、学童らに「コロナ禍での新生活」を指導するのが役目です。
「 頑張ります。」
(*^^)v

By T講師