アトリエ・マイルストンブログ

2018年8月11日土曜日

「山の日」のお茶濁し音楽特集

土曜日・晴れ・猛暑戻る
国民の休日「山の日」
アトリエ、学童クラブは本日より お盆休みへと突入しました。

ブログ・アップが出来ず、恒例となってしまった お茶濁しの

「出張ミュージック・ギャラリー(321):「山の日」、夏唄特集」


をお届けします。よろしければ暑気払いにどうぞ。

そこで今回は「山の日」に因んだ懐かしき前世紀(!)の曲たちを選んでみました。

邦楽にも「富士山」等、美しい旋律の名曲数あれど、筆者の独断・好みでこんな曲を並べてみました。
洋楽(ポップス)には山や川を題材にした歌が数多くあります。それはポップスの背景や起源からの影響だと思います。
それらはゴスペル等の宗教的な詞を背景にした伝統に培われた人生の超えるべきものの例えとなっているようです。
筆者にとって最初の英詞の「山」は、高1の頃に聞いたB・ディランの「風に吹かれて」だったような気がします。

今回の曲もまたロック狂いだった高校生の頃で、沖縄の英語放送KSBKラジオではヘビーローテーションでした。
筆者もレコードを購入、ステレオにタイマーをセットして朝の目覚まし時計の代わりとして日々重宝していました。
目覚まし時計ではなかなか起きられなかった筆者でも、この曲のおかげで元気やヤル気まで触発されたものでした。
曲終盤の巻き込み部からは新たな力が漲(みなぎ)り、おかげでスクッと起き上がれて充実した日々を過ごせました。
( 恥ずかしながらその元気パワー、勉強には一向に回らず、ひたすらロック・バンドの活動に振り向けていました。)
曲名は「越えられぬ程、充分に高い山はない」みたいな意味で、愛の強さを謳い上げたダイアナ・ロスの代表曲です。

「暑い夏こそ熱いお茶を飲みなさい」故郷の老婆たちの口癖が蘇ってくるような曲で、熱さを吹き飛ばして下さい。
(スマホ等ではなく、PCで外部スピーカー(またはヘッドフォン)にて大音量・大画面を推奨。快感増大です。)
(*^-^*)

「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナーフ」、ダイアナ・ロス
" Ain't No Mountain High Enough " / Diana Ross ,1970 (with Lyrics)


今回特集の「山」&「夏唄」、更に続けます。
前曲で元気よく目覚めた筆者、高校生ながら勉強も顧みず、ひたすらこんな曲などを日々 練習・演奏していました。
バンド名、その名もまんま「マウンテン」、彼らの代表的アルバムの中から、筆者の一番好きな曲を取り上げました。
半世紀経った今でも、筆者の血はたぎってきます。
当ブログでは遠慮してあまり取り上げることのないハード・ロックのその醍醐味、よろしければトライしてみて下さい。

マウンテン、「トラベリング・イン・ザ・ダーク」
Mountain, " Travelling In The Dark "  (1970)

熱い熱いクラシック(60~70年代)・ロックを知らない皆さま、最後まで聞くことが出来ましたでしょうか?
ロック音楽のエグ味が詰まっていて、当時の筆者らには前々回のグランド・ファンクと共に大好きなバンドでした。
プチ自慢ですが、当時の筆者ら、当時の本土や今時の高校生達とは到底 比較にならない程の力量を有していました。
それらロック名曲達、一旦 フル耳コピしてしまえば(そこまでは大変)、後は身体が最後まで勝手に動きました。
楽器の全パート、編曲の完璧・完成度のおかげで細かな部分も自動的に演れ、自己の表現も加味して楽しめました。
筆者の全情熱を傾けた練習にコンサート等、今振り返っても幸せな時が過ごせて、充実感・満載の高校時代でした。

ところで
マウンテンのギタリスト、恐ろしく巨漢で、抱えるレスポールがまるでウクレレのように小さく見えていました。
その名前・レスリー・ウェストをもじって、バンド仲間や友人間でデブリ―・ウェストと名付けていました。
今や子供たちを指導する身、そんな身体由来の悪いあだ名など、とても呼べるものではありませんが・・・。
( 若気の至りで、と言うことでご勘弁をば )

ビートルズやCSN&Yやイーグルス等の綺麗なコーラスも良いですが、ダーティーなコーラスも良いでしょう?
( 但し残念ながら、ある種の几帳面な性格の人達の価値観では、単にヘタなコーラスに聞こえてくるようです。)
美しい旋律のリード・ギターと相まって、2本編成のギター・バンド(計4名)の筆者らには、魅力的な楽曲でした。
当時、米兵達に圧倒的な人気を誇った沖縄の大先輩バンドのキャナビスや紫の熱い演奏が今も鮮やかに蘇ってきます。
以上、「暑い夏こそ熱い お茶を」バージョンを2曲お届けしました。



「山」に因んだ歌、更に続け、今度は清涼感判で。
バンド名、前述の名称より更に大きくなりました。
時代は少しだけ今に近づき80年代、カリブ海の小さな島国ジャマイカを発祥に世界的に流行した音楽のレゲエです。
その潮流の中心的人物だったボブ・マーリーも取り上げていた米国発のクラシック・ロック大ヒット曲のカバーです。
3曲目のこの曲は前述の2曲ほど熱くはなく、夕涼みの潮風が吹いてくるような気だるい心地よさが何より魅力です。
以前にも当ブログでオリジナルを取り上げた筆者・青春時代の名曲カバー、涼し気な映像と共に「暑気払い」にどうぞ。

ビッグ・マウンテン、「ベイビー・アイ・ラブ・ユア・ウェイ」
Big Mountain, " Baby I Love Your Way ( cover )" (1994) with lyrics

美しい映像と、レゲエならではのかったるいリズムとジャマイカ訛りの英語が正に味わい快感ですね。
骨太なフロント・ラインもさることながら、バックで浸入・見え隠れするハモンドの存在も快感です。
ロック全盛だった熱き60~70年代とはまた違ったリゾート風なマッタリ空気感もまた良いものです。
故郷に帰って、夕刻の海辺で潮風に吹かれながら、オリオン・ビールを飲みたくなってしまいます。
(#^.^#)



カバー曲が大好きな筆者なれど、やはりオリジナルの方も聞きたくなってしまいました。
以前、当コーナーで取り上げた動画が未だyoutube上にありましたので、ここで再び取り上げました。

故・ピーター・フランプトン、「ベイビー・アイ・ラブ・ユア・ウェイ」
Peter Frampton , " Baby I Love Your Way ( Original )" (1975)

硬派なバンドから脱退、ポップス・アイドル路線で大成功を収めた彼、当時は軽蔑するも真に名曲メーカーでした。
その豊かな才能から生まれた楽曲群、アコギやエレキ・ギターの演奏にも「歌心」満載な事に後年に気づきました。
「 色メガネ、真を映せず、ただ自らの浅薄をのみ投影す。」
( 若気の至り・浅はか無知と言うことで、ご勘弁をば )
感謝・合掌

*

「山」にちなんだ歌特集、それはバンド名だけだったりで正に「看板に偽り有り」となってしまいました。
しかも、
何だか上2曲の音楽や動画、どちらかと言えば山ではなく「海の日」のような趣になってしまいました。
でも画像に山も写っていますし、海・山の両者を楽しめる「夏歌」続編と言うことで一括りにしましょう。
以上、とりとめない特集となりましたが、お盆休みの暑いひと時、楽しめていただけたのなら幸いです。


「暑い夏こそ熱い お茶」音楽
かつ、
「涼やかな音楽」もまた魅力です。
  様々な夏情緒を楽しみましょう。


「 筆者あとがき寸感 」

思い起こせば半世紀近くも前のこと。パスポート片手に本土渡航・上京した筆者が驚いたことがあります。
その当時(1970年代)、良く飲み・踊り遊んだ夜の新宿の駅には、数多くの大学生たちの姿がありました。
夜行列車にて日本アルプスの峰々へと向かう登山姿の男女山男(妙な日本語)の作り出す大行列でした。
「山男の歌」や「雪山賛歌」を集団で合唱・盛り上がり、家路を急ぐ酔客たちを圧倒していたものです。
筆者のバイト仲間の大学生達の話題もまた山が中心で、やれ槍ヶ岳だの谷川岳云々と盛り上がっていました。
あれから時は経ち、山男(女)たちはいつしか消えて、新宿駅のアルプス広場に彼らの姿は見なくなりました。
そんな若かりし頃の彼らが熟年となって、今や老後の楽しみとして「山男(女)」を楽しむ時代となりました。

そんな中、でも新しい胎動もあって、その山々に何と若き「山ガール」の姿が出現し始めているとのことです。
若かりし筆者も登山はほんのごく少々たしなみましたが、登頂に至るそのプロセスには捨て難い魅力があります。

中・高校の吹奏楽部にも、スキューバのライセンス場にも、バッグパッカーにも、もはや男たちの姿は無く・・・
女性たちが様々な分野に進出・活躍するは嬉し、されど存在薄れる男性たちの未来を憂いし・・・。
「山男」姿消し、「山女(ガール)」現るる。
正に時代の象徴です。

*

お盆休みのひと時、今夏の猛暑の疲れを癒して、ごゆっくりお休みください。

By T講師
( お約束できませんが、お教室ブログはそのうち何とかします。)
( 首は長くせずにしばしお待ちを、と言って早・半年!ご容赦 )

(*^-^*)
(;^ω^)