アトリエ・マイルストンブログ

2011年8月4日木曜日

SKちゃんのポスター完成

SKちゃん(小6)と祖母のTSさんが仲良くやって来ました。
今日は、夏休みイベント・前回と、取りかかっているポスターの仕上げに挑みます。

SKちゃんのポスター「夏」、本日めでたく仕上がりました。

テーマの「夏」にふさわしい数々のモチーフ・風情が元気よく、またおいしそうに描かれました。
大きな色面の中や細部にもボカシ技法が取り入れられ、見応えのある作品に仕上がりました。
静物画(下)、動物画(中)、画面全体で風景画と、バラエティーに溢れた画面構成が楽しいですね。
しかも、前景・中景の昼に加え、遠景・上部の夜の花火が、時間を超えた四次元的表現で斬新です。

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「 水彩・風景・模写 二題 」

一方、祖母のTSさん、水彩で風景画にチャレンジです。
著名な水彩画家MA氏の画集の中から好みのシーンを選び出し、その自由模写を試みます。





画面全体に渡って彩色されるので、紙のシワによる色ムラ防止に水張り処理を行って描き始めます。
今日は各部の下地色が施されました。既にイギリスの田舎の雰囲気が漂っています。
次回が楽しみです。

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KHさんもまたTSさん同様、水彩で風景画の模写に挑戦です。
TSさんと同じく、MA氏の別の画集からイギリスの景色が選ばれ、その一部の自由模写を試みます。



やはり水張りを施したパネル・紙面上に、今日は各部・固有色の下地色が施されました。
この時点で画面を構成している重要な色彩や調子の基本的3段階が把握されます。
画集を見ながらどう処理していくのか、またはどうアレンジしていくのか、次回が楽しみですね。


「模写」は「写生」同様、絵画を学ぶ上でとても重要で有効な手段です。
画家の目(感性)・手(技術)・真髄(精神)に加え、自らとの相違・共通点など、様々な事が学べます。
古今東西の著名な画家達も、様々な「模写」をいっぱい行っています。
臆することなく、自由に気軽に、日常的にトライすることをお勧めします。
今まで見ていなかったことや「目からウロコ」の新しい発見、思いもかけぬ収穫等、おおいに楽しみましょう。
( By 講師T )

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「 体験授業 」

夏休み中の大学生・KN君がクラフトの体験授業にやって来ました。
物作り(特に立体)が好きで、木を彫ったり・削ったりを経験したいとのことで、さっそくトライします。


小さな木片を選び、のこぎり・カッター・ヤスリ・彫刻刀と、道具と木の感触を確かめていくKN君の様子です。


しばらくの後(のち)、手の平に入るほどの木片(角棒)が、「ネコ」の頭部へとその姿を変えました。
その頂上部には別の小片が仮接合され、耳へと変身しました(写真の頭部下は撮影用の台座)。
でも、あっと言う間に時間は過ぎ去ってしまい、今日の制作はここまで、でした。

アトリエに通うことになったKN君、「ネコ」がどう作られてゆくのか、これからが楽しみです。
久々の木工・手作業。どうも、お疲れ様でした。これからも楽しんで下さい。