アトリエ・マイルストンブログ

2018年8月15日水曜日

73年目の「終戦の日」

水曜日・晴れ・夜 小雨
 アトリエは、お盆休み。

今日は73年目の「終戦記念日」です。
先の大戦で日本軍将兵230万人余、民間人で80万人余の命(人生)が失われました。
他にも戦場となった広範囲なアジアの各地では、実に1千万人以上の人々がその人生を奪われました。
鎮魂の慰霊は基より、その原因を正しく深く知り、惨禍を繰り返さぬよう現在をも含めて知ることが肝要です。

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「出張ミュージック・ギャラリー(その322)」


そんな日の「音楽選び」、なかなか難しく一時は断念しましたが、今も未収集の遺骨のニュースでこれに決めました。
図らずも故郷を離れ、遠く異国の地で散った多くの御霊に想いを馳せ、その鎮魂にこの曲を選ばせていただきました。

「故郷(ふるさと)」、作詞:高野辰之、作曲:岡野貞一(1914年・大正3年)
 クラシック・インストルメンタル(器楽曲)

「ふるさと:日本語歌唱:英訳詞判」

戦後73年!
筆者が小学生の頃は戦後20年と周囲では言っていましたが、もうそんなに時が経ってしまったんですね。
その当時、筆者の故郷には未だ戦場の残り香が漂い、生き証人たちの体験談を含め、様々な痕跡が有りました。
以前、当ブログの「T講師コーナー:沖縄慰霊の日・特集」にて記したことがあり、多少重複してしまいますが、
近所の丘の片隅で小さな遺骨を発見したり、また長野県上田のとある墓地で沖縄で戦死された墓と遭遇したこともありました。
美しい景色を見渡せるその小さな墓標の下に、ご本人の若き遺骨が眠っていたかは定かではありませんが、多分無いでしょう。
戦後73年、異国の地や海で人知れず眠る御霊は無数にあり、故国に帰られない人々の遺骨、実に数十万柱にものぼるとのこと。
21世紀の今日とは言え、少しでも多くの遺骨が故国・故郷の地に帰られ抱かれ、安らかに眠る日が来ることを願ってやみません。
鎮魂・合掌

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「 人間力・ボランティアお爺ちゃん 」

12日から山口で行方不明になっていた2歳児が、大分から駆け付けたボランティアの男性によって無事保護されました。
発見者のこの男性、他にも被災各地で救済ボランティアに従事している78歳の男性で、その目力・オーラに驚きました。
しかもこの男性、これまでの各地の災害救済でも飲食・宿泊など全自力にて活動、御礼の類は一切受け取らない徹底ぶり。
この男性が当地にていただく例外は水道の水だけとのことです。いやはや、その人間力・度量の大きさには感動しました。
「世の中、捨てたものじゃありません。」を地で行く、お盆に相応しいエピソードです。
感謝・合掌

By T講師