アトリエ・マイルストンブログ

2019年9月9日月曜日

故郷 沖縄からの新鮮快風 特集

月曜日・台風による未明の強風雨
明けて、台風一過の晴れ、猛烈な蒸し暑さ

↑上記の日付、もはや便宜上でしかなく、投稿までの時差が数日にも及びました。ご了承ください。
_(._.)_

台風15号による大きな被害に遭われた千葉県並びに東京島嶼地域の方々にお見舞い申し上げます。
一日・一刻も早いインフラや流通の完全な回復を、今回は対岸となった神奈川より願っています。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その376)」


「故郷 沖縄からの新鮮 快風 特集」


New breeze from  "OKINAWAN POP SONG "  : Cover version special

さて今回の特集、大きな被害を出した台風の後で、タイトルに少々の引け目も感じますが、
それとは切り離して、筆者・大推薦の今特集を進めていきたいと思っています。

P.C、インターネット、そしてその恩恵の最たる「YouTube」等、本当に良い時代となりました。
今回も動画の「お勧め欄」にて故郷・沖縄からの「お宝の原石」を発見することが出来ました。
2週前の当コーナーでは沖縄のエイサー音楽でしたが、今回はフレッシュなポップ・ソングです。
「ナナイロノート」と言う県内のプロジェクトの中のアーチストや曲の一部を選んでみました。
筆者が日頃から大好きなカバー曲の特集ですが、そのクオリティーがハンパではありません。

そのトップ・バッターは弱冠19歳の女性で、HYのヒット曲を自らが英訳して歌っています。
まずはお聴きください。

HY「366日」の英語詞によるカバー・バージョン / 金城マオリ



次の曲も沖縄出身のISSAを中心とした「DA PUMP」の大ブレークしたヒット曲のカバーです。
しかもこのカバー、ただ者ではなく、そこんじょそこらへんのアレンジではありません。
フラメンコのリズムと沖縄の楽器がミックスしたチャンプルーに仕上がってご機嫌です。
その熱き情熱、どうぞ!

DA PUMP 「U.S.A.」のアコースティック・カバー曲、Nanaironote

シンコペーションが快感なハスキー・ボイスの歌唱もさることながら、
沖縄独自のサンシン(三線)や三板(サンバン、沖縄風カスタネット)を使ったアレンジが秀逸です。
ロケ地のバーガー屋さん(店名等は動画末尾に有り)の雰囲気も良く、それだけでもう美味しそうですね。


ユニークなカバー曲、更に続けます。
今度もお馴染みのディズニー映画のテーマソングですが、今度は沖縄の方言で歌唱、楽しくコラボしています。

「ホール・ニュー・ワールド(アラジン、テーマソング) 」沖縄方言バージョン / ナナイロノート

訳詞に苦労したようですが、その心意気が嬉しい限りです。
ちなみにその中で、星の海を「ティンガーラ」と訳していましたが、実際の方言では天河原で天の川のことです。
星の海に近い表現としては、「ウフ・ムリブシ(大・諸星)」の方が適当とも、でも字余りになり結局 訳詞が正解。
また南国の故郷に絨毯はなく、それに代えてのブルーシートには笑えましたが、せめて御座にして欲しかったかも。
いずれにしても痛快・愉快・あっぱれな訳詞には違いなく、綺麗なお顔と声の女性を含め、心から楽しめました。
( 居心地良さ気なカフェですね。午後のひと時をこんな快適空間で、ひたすらウダウダしてみたいものです。)
(#^.^#)



さて今特集、ラスト(トリ)を飾るのは、マル―ン・ファイブの世界的大ヒットの名曲です。
それを常夏の島・故郷沖縄の光同様に、明るく屈託なく歌って爽やかです。
どうぞ。

Maroon 5 「 Sunday Morning 」のアコースティック・カバー・バージョン
 / 比嘉セリーナ & マコト(歌)、ホマレ(ギター)

この動画、何と最初の車内から室内、更に最後のバルコニー・シーンまで、全てワンカメラの1カットのみ(!)での撮影です。
明るい表情のセリーナさん、時々リアルのまま、まんまディズニーのアニメそのものになって見え、嬉しくなってしまいます。

以上、全編に渡って共通するのは、生ギター+チョイαと言うシンプル編曲で、歌唱の力量を際立たせているのが特徴です。
上の動画を含め、素晴らしい歌唱・アレンジ・撮影が目映く、新鮮快風なセンスとフィーリングが新しい感覚で期待大です。

**

「後日追加オマケ動画」

上で表現力豊かな歌唱を聴かせてくれた比嘉セリーナさんが、過去に歌った同曲の動画を追加しました。
2013年の「Xファクター沖縄」が開催された際の動画で、この時は最終選考までは残れませんでした。
でもその非凡な表現スタイルはこの時から秀逸で、門外漢 審査員の的外れ批評に筆者は落胆しました。
この女性審査員、原曲の歌唱と彼女独特の個性的歌唱との違い等、まるで理解していないようでした。
彼女の成長ぶりに一種の感慨もありますが、今こうして振り返ってみてもその歌唱ぶりは光っています。
幼い表情の残る比嘉セリーナさんの年齢を超えたハスキー・ボイスによるアンニュイ表現、お聴き下さい。

比嘉セリーナ(当時 弱冠14歳)、「Sunday Morning」( Maroon 5 cover),2013
X ファクター沖縄、第4次・屋外審査編

この時も、そして今も、良いものはいつでも何処でも光っているものです。
時が経っていると言うものの、その新鮮 快風ぶりには全く違いはありません。
今後の音楽活動も楽しみです。
(*^-^*)
(ちなみに、「U.S.A.」や「ホール・ニュー・ワールド」等の三線奏者の前田秀幸さんも同大会に参加していました。)
(その時の「X ファクター沖縄」でも、多数の若くも素晴らしき才能の持ち主たちがいて、いずれ紹介する予定です。)

以上、後日追加版でした。



これらの新鮮 快風動画の数々のおかげで、筆者、もうすっかり故郷に帰りたくなってしまいました。
( ;∀;)
「夕焼けに染まりつつある海と空と雲を眺めながら、潮風に吹かれて、オリオン・ビールを飲みた~い!」
時間があれば、動画に登場のお店(流石に美容室は無理だ)にも、足を運んでみたくなってしまいました。
ミーハー丸出し (*^-^*) V



沖縄からの故郷ならではのチャンプルーな新しい風・カバー曲の特集、いかがだったでしょうか?
ネット時代ならではの独自な世界、中央(東京)しかなかった一昔前なら到底考えられなかった力強い発信力です。
( 筆者・心の声:ジャリ―ズ等が席巻する中央・地上波TVでは絶対にお目にかかれない宝の原石たちです。)
今回の特集でお借りした動画全てはネット上にあり、他の秀作動画も含め全てがいつでも鑑賞できる状況です。
このお洒落で粋で完成度レベルの高い音楽動画プロジェクト、
名称を「Nanaironote」と言い、ギターやバック歌唱で出演しているホマレと言う男性がプロデュ―スしているとのこと。
ご興味を持たれた方は、YouTubeにてプロジェクト名を検索して、他のアーチストたちの動画作品も併せてご鑑賞ください。

強烈な台風で被害が大発生した直後なので形容しづらいのですが、その内 音楽界の新しい台風の目になるかもしれません。
「Naironote」所属の沖縄のアーチストの皆様の更なる活躍を祈ると共に、YouTube様には大感謝です。
_(._.)_

By T講師

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アトリエ・マイルストン主宰:当真 英樹