月曜日・文化の日・晴れ
「名作美術館(その95)」
2回に渡って続いたフェルメール、今日はお休みです。
今回は「文化の日」に因んで、国宝・長谷川等伯の「楓図」です。
桃山絵画を代表する長谷川等伯、当コーナーでは代表作「松林図屏風」に続いて2度目の登場です。
水墨の淡彩のみで最小限にして最大の表現をした松林図(国宝)に比して、対照的とも言える豪華絢爛たる表現です。
松林図の持つ禅的とも言える深い精神性に対して、当作品は現世の生命の輝きや美しさに満ちた表現が見事です。
しかし、遠景の川の流れが万物の時の移ろいを象徴しているかのようで、やがて来る冬を暗示しているかに見えます。
「ミュージック・ギャラリー(その119)」
兼 : 「森羅万象ギャラリー(その14)」
兼 : 「森羅万象ギャラリー(その14)」
今日の当コーナー、上の「楓図」繋がりで美しい秋景色をお届けします。
能登出身で京で名を上げた等伯も、きっとこんな景色を見たことでしょう。
能登出身で京で名を上げた等伯も、きっとこんな景色を見たことでしょう。
Amazing autumn leaves in Kyoto (演奏者は表記なく不明です)
晩秋へと向かうこの季節、列島各地から届く紅葉便りがTV画面を賑わしています。
厚木市内はまだまだですが、箱根周辺ではもう綺麗な光景が広がっているのではないでしょうか。
そろそろ温泉や鍋が恋しくなる季節ですね。
By 講師T