アトリエ・マイルストンブログ

2019年9月30日月曜日

元気印・天才児ドラマー特集-2

月曜日・晴れ のち 曇り
アトリエ お休み日

秋9月と言えど、昼最中はまるで夏のような残暑続きの日々が連なっています。
そこで、今回の熱い熱~い特集を組んでみました。
 

「ミュージック・ギャラリー(その379):天才児ドラマー特集(その2)」



以前、当ブログにて北海道は石狩在住の、かねあいよよかちゃんと言う若干6歳(当時)の天才ドラマーを紹介しました。
「炎オーラの天才少女ドラマー」(3/25)とのタイトルで、彼女の熱血演奏の動画を3編 転載させていただきました。
それが初回と言うことで、今回は世界中で元気にドラムを叩き込んでいる天才児らの動画の一部を集めてみました。
今回の選曲の基準も単なる技術の優劣等ではなく、怖れを知らぬ情熱ほとばしる大胆なパワーと瑞々しい歌心です。

8分ほどの動画の中で演奏は前半の4分にも満たないものですが、超高密度の力強いドラミング、ご堪能下さい。

インドの3歳ドラマー(筆者仮題命名・以下動画同)
3-years drums like a pro ( Anshuman Nandi )

動画キャプションによると、アンシュマン君が初めてスティックを手にしたのは、たったの9カ月の頃だそうです。
2分前後には、我が国のオケサ風な祭り太鼓のお囃子のようなリズムも登場します。
強力な手首スナップで力強くたたき込んでいて、4分前後のスネアのラッシュでは時折混ぜるリムショットと相まって、
まるで往年のスゥイング・ジャズ界の巨人ドラマー、ジーン・クルーパーを彷彿とさせるような爆発力が快感です。


さて、次のロシアの男の子は凄いですよ。バックに大人の交響楽団を従えての圧倒的ドラミングです。
3歳児が熱演する曲は、運動会の徒競走などでお馴染みの「天国と地獄」です。

ロシアの3歳ドラマー(リョーニャ・シロヴスキー)

Lyonya Shilovsky - 3 Years Old Russian Drummer Leads Orchestra of Adult Musicians


曲終了後の乗り乗りドラム・ソロの部分は、上動画のアンシュマン君に共通するブレーク・フレーズです。
そのソロ演奏を打ち切るように説得されての止め方が可愛いですね。


さて次はアメリカの6歳ドラマーの登場です。
筆者も中1・12歳の時にドラムを始め、その際にマスターした懐かしの曲です。
この彼はその半分のたった6歳!しかもジョン・ボーナム風3連符連打のソロの部分は彼の方が数倍も優れています( ;∀;)。
いやはや、もはや脱帽です。

米国のエイブリ―・モレック(6歳)、「ワイプアウト / ザ・ベンチャーズ」

WIPE OUT - LIVE (6 year old Drummer)


その彼エイブリ―・モレック君のドラミング、更に続けます。
7歳になった彼の乗り乗りドラミング、細かなテクニックも加わり、更に円熟味が増しました。

「マネー・フォー・ナッシング / ダイア―・ストレイツ」カバー

MONEY FOR NOTHING (7 year old Drummer) Drum Cover


ノリノリ時のおどけた表情がたまりません。


3人目は女の子で、デンマークで催されたオーディション番組時の2回の様子、とくと御覧(お聴き)下さい。
ファイナルでの演奏曲目はレッド・ツェッぺリンの「胸いっぱいの愛を」で、筆者のお得意でもありました。
彼女なりのアレンジながら、力強い手首スナップが活きています。

デンマークの10歳ドラマー、ジョアンナ(ヨアンナ?)・アス(ト)リッド
10 Year Old Drummer Johanne Astrid - Winner Of Denmark's Got Talent 2017 Compilation


さて今回の天才児ドラマー特集、最後(トリ)を飾る(務める)のは?

「筆者のわがまま 再リクエスト特集:よよかちゃん、またもや3連発」

他にもYouTube上には、それこそ多くの世界中の子供ドラマーたちの動画が溢れており、その実力の程は驚嘆ものです。
でもやっぱり今回特集(第2回)でもそのトリを取ってもらうのは、何はさておきこの子しかいないでしょう!
筆者、よよかちゃんの他の動画(例えば渡米中の番組出演など)も検討するも、やっぱりとどめはこの3連発で!

我が国のお宝ドラマー「よよかちゃん(当時8歳)」

Good Times Bad Times - LED ZEPPELIN / Cover by Yoyoka , 8 year old



我が国のお宝ドラマー「よよかちゃん(当時8歳)」

Led Zeppelin - Communication Breakdown/ Cover by Yoyoka Soma, 8 year old


上2曲は筆者も高校時代に叩き込んでいた大好きな曲で、もう感情移入が半端ではありません。
とは言え、よよかちゃんの方がツイン・ペダルを駆使している分、筆者の方が劣っています😭。
でも負け惜しみを言えば、筆者らはバンド丸ごとコピーだったし、歌もかなりのものでした。
(あとパワーとスネアとカウベルの音質は筆者が上。筆者本気で8歳のよよかちゃんに嫉妬?)
(よよかちゃんも深胴のスネアを使って、ジョン・ボーナム・サウンドを再現しています。)
( 他動画で国内有名ギタリストらとの共演がありましたが、筆者らには及びませんでした。)
( 但し数度の移転にて録音テープ紛失、もはや今となってはその証拠が無いのが悔しい~!残念!)


我が国のお宝ドラマー「よよかちゃん(当時9歳)」

Nirvana - Smells Like Teen Spirit / Drum Cover by Yoyoka, 9 year old


グランジ・ロックの雄・ニルバーナの名曲カバー、その熱き叩きっぷりにもう何も言うことはありません。
いわゆる絶句と言う奴です。
上3曲、特に2曲目での左脚のはみ出し(2分過ぎ)がもう可愛いのやら、チョー格好良いのやらで、凄いお宝演奏です。
この乗り乗り表情と全身を駆使した表現力、やっぱり高校時代の筆者ですら彼女の足元には及ばないのが解りました。
完全無欠の完璧完敗の大感激です。
_(._.)_


「情熱(歌心)」「パワー」「ビート(グルーブ)」「テクニック」「センス」
よよかちゃんには上記の要素が全て備わっていて、もう最高級のドラミングです。

半世紀も前にドラム(ロック)に熱中していた筆者ですら、彼女の前には「お手上げ」「脱帽」「完敗」です。
彼女の動画で、楽譜が読めず、耳コピーでドラムを演奏していると言っていましたが、筆者的には大賛成です。
躍動感の根幹であるビートはけっして楽譜等では表せず、人から人・魂から魂へと受け継がれていくものです。
将来、彼女が成長していく過程で、楽譜との出会いや習得もあるのかもしれませんが、直接的吸収も忘れずに、
これからもその炎のようなエモーショナルなパッション・プレイ(英語ばかりで失礼)を忘れずにと願っています。

「筆者・後日追記」
またまた記し忘れましたが、どんなに才能のあるドラマーでも、所詮たった一人では音楽表現は完結し得しないもの。
よよかちゃんに良い縁(えにし)があって、将来 素晴らしい良き相棒(ベーシスト)との出会いがあることも希望します。

* * * * *

「 やはりの追加動画:大トリは大人の御大登場 」

筆者、今特集にて大切なことを記し忘れていました。
それはドラムは楽器として一人(一台)だけでは、音楽としては成り立たない(例外も有り)と言うことです。
ロック音楽に関して言及すれば、バンドと言う形態にて他の楽器編成と組み合わせて曲が成り立つものです。
歌があって、そのバック演奏としてギターや鍵盤楽器など、そしてリズム隊と言うベースやドラムがあり、
それらが複合的に適材適所にて、歌なり曲なりを確固として支え、また彩り、聴く者に感動を与えるのです。
その際にバンドの要(かなめ)や縁の下の力持ち的な役割を果たすのが、ベースであり今回のドラムなのです。

筆者・高校時代にそのドラムとベース(+歌とギター)を聴いて感動して、バンドでコピーした思い出の曲です。
必然性や感性のないテクニックのみをやたらひけらかすドラマーたちには真似の出来ない力強さと繊細さです。
「ドラマーのセンス(感性)とはこうでなくちゃ!」と感銘を受けた曲の中から、追加させていただきました。

筆者もよよかちゃんも敬愛するブリティッシュ・ハード・ロックの頂点のバンドの、革新的・頂点ドラマーの名演、どうぞ。
( 筆者注:曲の流れ把握のために歌詞付き動画を掲載しましたが、日本語に訳さないでも結構です。ヤバい内容です。(-_-;))

レッド・ツェッぺリン、「レモン・ソング」
Led Zeppelin, " The Lemon Song " (1969)


ドス・ドス・ドスン・ドスン・・・♩
へヴィーでいて、かつ心地良い後(あと)ノリと言われるゆったりとしたシャッフル・ビートを刻んでいるのが超快感です。
特にコーラスの後3分以降に、ドラムとベース主体の長めの間奏(歌あり)が開始されますが、そのかけ合いは絶妙です。
そのニュアンス豊かな絡みによる有機的コンビネーションは、ドラマーとベーシストのベスト・マッチングの傑作です。
もちろん、フロントラインのジミー・ペイジのギターと、Vo.のロバート・プラントのエロティックな表現も超絶品です。
是非ともヘッドフォーンや外部スピーカーに接続をして、その絶妙コンビネーションの醍醐味、とくとご堪能ください。
緩い雰囲気のギターが更にそこへ絡み・被り、泣き、ブルース・ロックならではの醍醐味が満載されていて超快感です。

ヴォーカル:ロバート・プラント
エレクトリック・ギター:ジミー・ペイジ
ベース・ギター:ジョン・ポール・ジョーンズ
ドラムス:故 ジョン(ボンゾ)ボーナム

高校時代、筆者自身も良い縁に恵まれ、ビート感覚が完全一致する相棒ベーシスト(今も友人)と共に当曲を十二分に堪能しました。
余談続けると、その反面 上京後は幾つかのバンドを渡り歩くも、そのほとんどがツッコミ・ビートでバンド熱 萎えてしまいました。
当時の故郷では想像もできなかった皆無な経験だっただけに、考えもしなかった思いもよらぬカルチャーショックに筆者 泣きました。
 (´;ω;`)

結局のところ、
良きドラマーとは「良き先導者・扇情・扇動者であり、同時に「歌心に溢れた感性豊かな良き聞き上手」な者なのです。

* * * * *

我が国の国民性としては、世界的に見てリズム感に優れた民族とは言えず、むしろその逆の性質にあると思います。が、
ここ近年、音楽を取り巻く経済的状況や環境(ネット時代など)も変わり、リズム感に秀でた若者たちも増えました。
( 追記:但しリズム(拍子)の「ため」と「きれ」で言うなれば、前者の「ため」が今でも苦手な演奏家 多しです。)
それはドラム等の音楽に限らず、ダンス・パフォーマンスなどの台頭や潮流を見ても感じられるようになりました。
「リズム感」に限らず、自己表現や主張がどちらかと言えば苦手だった我が国の気質と文化の好ましい変貌ぶりです。

これからもよよかちゃんの活躍と、第2・第3のよよかちゃんが我が国に出現してくれることを心より願っています。
「あっぱれ よよかちゃん、チバりよ~!」

( 舌足らずも、取りあえず今夜アップしました。後日、恒例の追記があるかもしれません。支離滅裂、ご容赦 <(_ _)>。)

By (酔いの回っている)T講師(でした。これ以上は無~理~ (*^-^*))

* * *

明日10月1日より、いよいよ消費税が10%に!
景気の後退・冷え込みが気になりますが、生活防衛するほどの余裕はありませんでした。
良い方向に使われてくれれば、文句はありません。
「金は天下の回りもの」だし・・・
不安な心から貯め込んでばかりいては、景気は良くなりません。

By キリギリス
(*^-^*)