アトリエ・マイルストンブログ

2016年2月18日木曜日

久々キッズ復帰、HTちゃん

木曜日・晴れ

MMちゃん(小6)、インフル予防のマスク姿で、製作中の水彩・植物画を続けました。


MMちゃん、今日はブドウの実の暗部を描き込み、更に左上の葉の葉脈も描き出しました。
その効果もあり、ブドウの実が更に立体的になり、葉の表面も緻密な感じになって来ました。
順調にいけば、ひょっとしたら仕上がるかもしれません。
楽しみです。

* * *

学童を退所したHTちゃん(小6)、久々にキッズとして復帰です。
学童時代に作っていた自作油絵用の額縁の仕上に取りかかりました。

HTちゃん、今日はフレーム四隅に描き入れたオリジナル模様を彫刻刀と電動ルーターで彫刻しました。
彫刻刀による細かい彫りこみと、電動ルーターの制御でかなり疲れたことと思います。
お疲れ様。
次回、彫刻部の研磨仕上げを行い、更に着色して仕上げる予定です。
楽しみですね。

* * *

こちらもマスク姿のRiSちゃん(小4)、今日から新作に取りかかりました。


RiSちゃんの新作は何と「張り子の球体」。
しかも動物か何かに加工するのではなく、単なる丸い球体が作りたいとのこと。
そこで今日はゴム風船を芯材にして、新聞紙片をボンド溶液で重ね貼りを行いました。
次回、更に重ね貼りを行い、最終的に目の細かい白い紙でコートする予定です。
どんな感じの球体が登場するのか、楽しみです。

2016年2月17日水曜日

TN君のトレーラー・シャシー

水曜日・晴れ・寒し

TN君(小3)、長期計画で製作中のトレーラーの続きを行いました。


TN君、今日は本体シャシーを下地塗装、その後、タイヤを取り付けました。
前部駆動車の大型4本に後部運搬車の8本、合計で12本です。
その後、前部と後部がネジ止めされ、シャシー部が完成しました。
この転回構造がTN君のこだわりで、実物同様の動きとなりました。

次回は前部のキャビン作りを行う予定です。楽しみですね。

2016年2月16日火曜日

T講師、非常階段作り、開始

火曜日・晴れ・寒し

菜の花が咲き出したアトリエ近所の丘

*

久々「T講師のクラフト・ワーク(その17):非常階段作り(その1)」

アトリエ・学童クラブ用に屋外に非常階段を製作・設置することになりました。
木工作は今までにもやっていましたが、多忙につき、画像記録は無しでした。
そこで今回は久々に製作行程の記録をアップすることにしました。

「第1回:使用木材の塗装」

屋外設置の木造構造体、その厳しい環境下に対応するため、防水・防腐の塗装を施しました。
風雨や紫外線に晒されても長期で劣化しないことが重要で、木材の表面全てをコートしました。


左は塗装のお手伝いをする学童Chちゃん(小3)。筆者の製作助手3年目のベテランです。
右は初回工事の骨格となるフレーム用の各種木材で、2x4や支柱用角材を塗装しました。
切断面の年輪が露出する木口面は水の浸入に弱いので、3回ほど重ね塗装を行いました。

次回はフレームを組み立て、設置します。
その様子をアップ予定です。

2016年2月15日月曜日

永遠のロング・ヒット光琳梅

月曜日・曇り
夕刻より降雪(厚木では今冬初の積雪)

「名作美術館(その159)」
「デイリー・ギャラリー(その32)」
合体編:「光琳梅(こうりんうめ)」

尾形光琳 筆、国宝・「紅白梅図屏風」は、昨年、当コーナーで紹介済みの人類の至宝です。
当ブログに於いては、
美術館などで展示・保管されて後世に引き継いでゆく貴重な美術品を「名作美術館」で紹介。
一方の「デイリー・ギャラリー」では、日常使いで実用品としての「用の美」を紹介してきました。
しかし、
今回の国宝、考えてみれば、元々は実用品。屏風と言う名の衝立(ついたて)、間仕切りです。
そこで、今回は「名作B」と「デイリーG」の合体判と言うことにして当コーナーを組み立てました。
しかも、
光琳が創作したと言っても過言ではない「梅の花」と言うデザインのみに焦点を当ててみました。
輪郭と単純化された花弁のみの「梅の花」、我が国の伝統的意匠として、現代に至っています。


極めてシンプルで潔く、かつ愛らしい光琳の梅(紅白梅図、部分拡大図)

その極めてシンプルな形象、日常のあらゆる方面で人気を博し、工芸品や染織など、様々な用途に登場。
その形から来るふくよかで柔らかい、やさしい温かな存在・雰囲気を味わって下さい。

左:襖などに用いられるカラカミ(木版)。  右:文衣(ふみころも)にあしらわれた梅。

着物柄の梅の花。

左:梅がモチーフとなった家紋の一部。   右:光琳の実弟・陶芸家、乾山の茶碗

*

春と言えば「桜」。花見の王道は何と言っても桜ですが、それも江戸時代以降の行事とのこと。
それ以前の奈良時代などでは「花見」と言えば、梅を指していることの方が多かったとのこと。
冬枯れの中、先陣を切って里に花咲く可憐な紅白の姿、南国生まれの筆者にも印象的でした。
寒さに負けじと冬空に挑むような鋭い樹形や、真逆の円やかな花びらに春の力強さを感じました。

集合植生され密生する桜の花々とはまた異なった趣のめでたき紅白の花々、もっと注目されると良いですね。
(右の白梅は、七沢森林公園・虹の架け橋前にて撮影。)

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その188):心温まり唄ー2」

当コーナー、上の「光琳梅」にちなみ、梅に関連した邦楽を探してみましたが見つかりません。
「桜」なら多いのですが。ならば、この時節ならではの楽曲などをと思い、色々と検索しました。
例えば「名残り雪」等々・・・。でも、何だか「光琳梅」の温かみからは離れてしまいます。
そんな悩ましいネット・サーフ中に出現。これに決めました。
この季節も「梅」も登場はしませんが、心温まる名曲です。
詞の中の「布」も、「光琳梅」同様に心を暖めてくれます。

「糸」、中島みゆき(作詞作曲・歌)(1998年作品)

(一度・削除されましたが、再々度ドロップしました。)
動画映像のライブの時期は、原典投稿にも記載はなく不明です。奇才・女性歌手の微笑みが眩しいですね。
動画、非オフィシャルなので、すぐに削除されてしまうかもしれませんが、中島みゆきの世界、ご堪能ください。

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これから里の春を賑わしてゆく「梅、桃、桜」、その先鋒たる「梅」が春の訪れを告げています。
「三寒四温」の熟語が間近になりつつあり、気もそぞろ。
山里の梅、人里の「光琳梅」に囲まれていることに感謝。

By 講師T

2016年2月14日日曜日

YYさんの名作模写、祝完成

日曜日・午前:強風雨 のち 午後・晴れ
季節外れの暖かさ。春1番が吹き荒れました。

AYさん、製作中の西洋古典絵画、ボッティチェッリの模写を続けました。


AYさん、今日は唇や胸元などのバーミリオン、また衣装や真珠の髪飾りの灰色などを中心に筆を入れました。
その効果もあって、下地ながらも画面に統一感が出始め、空間や存在感も出てきました。
次回から、いよいよ細部などの描きこみが始まります。
楽しみですね。

* * *

新人MSさん、授業2回目(油絵2日目)を楽しみました。


MSさんの初油絵、初回の構図取り・下地色入れ(上右図)に続き、今日は中下地の各色を加え始めました。
MSさん、油絵の新鮮な触感を十二分に楽しみ、御覧のように快調に筆を進め、随分 立体的になりました。
今回の描法である「遠回り・下地汚し法」が功を奏し、固有色もサムシングを感じる味わい深い雰囲気です。
 入門時に陥りやすい色調・階調・筆致の重ったるさも無く、軽快な空気感が南仏の田舎家を彷彿とさせます。
テーブル上の影や背景との境界線のボカシも効果的で、もう良い感じが画面中に漂っています。
次回、このままの快調さで 早くも完成予定です。
楽しみです。

* * *

YYさん、完成間近の油絵模写の仕上げ作業を行いました。


YYさんの油絵模写、モネの名作「印象・日の出」が、本日めでたく完成しました。
今作のテーマ、エッセンスに適したトレース無しの「いきなり・ぶっつけ模写」が、見事に画面に結実しました。
原作同様の、朝焼けの下で目覚めた港の動きや喧噪が伝わってくる、活き活きとした瑞々しさが秀逸です。
筆触細部こそ正確ではありませんが、「仏作って魂入れず」の逆の本道をつらぬいた秀作模写の誕生です。
おめでとう。お疲れ様。

*

YYさん、作品完成後は次回からの新作の準備も行いました。
パネルに和紙を水張りし、乾燥後、表面に人絹も貼り付けました。
次回からの新作も楽しみです。

2016年2月13日土曜日

YAさん、風景・水彩画、開始

土曜日・晴れ
まるで春本番のような暖かさでした。

YAさん、今日も水彩画の研究にやって来ました。


 YAさん、今日は著名な水彩画家の模写で風景画を試みました。
今日のテーマは大きな面積のウォッシュ(平塗り)で、空や草原・丘などの平塗りを行いました。
片側は明確な輪郭で、それ以外はフラットにする手法を用いて、スケール感のある風景を描き出しました。
その目論見・効果で、広々感が良い雰囲気で、中景の細部も活きています。
次回、細部などの描きこみを行い完成する予定です。
楽しみですね。

* * *

銅版画製作中のIKさん、描刻を続けました。

IKさん、ヘッドルーペを被り、緻密な描刻を慎重・丁寧に行いました。
IKさんの銅版画(エッチング&アクアチント)「アダムとイブ」に、新たな息吹が刻々と加えられていきます。
次回の続きも楽しみです。

* * *

コミック研究が目下のマイ・ブームのYAちゃん(小5)、今日もその描画を行いました。


 YAちゃん、今日もそのモチーフを決めていて、ササッとそのイメージを具現化しました。
可愛らしい二人の少女の姿(有名なキャラだそうです)が、紙面に登場しました。
一方は凛として、もう一方はその逆の物憂げな表情をした対照的キャラです。
 YAちゃんの脳内から描かれた少女像、鉛筆の筆致も丁寧に使用され、ソフトな感じが良い雰囲気です。


2016年2月12日金曜日

Yツインズの木工作、進む

金曜日・晴れ

Yツインズ(小5)、製作中の木工作を続けました。


SYちゃんの木彫ハリネズミ、今日は棒ヤスリを用いて、各部の角取り研磨を行いました。
(今作に使用した木材が予想外に固く、カービング(削り)は指導のT講師が代行しました。)

SYちゃんの研磨の効果もあって、胴体全体が丸みを帯びてきました。
次回は4本の脚の部材が準備され、その加工が行われる予定です。
楽しみですね。

* * *
 
KYちゃんの箱作り、今日はフタの木材が切り出され、各部の角取り研磨の後、水性ペンキが塗られました。

KYちゃんの「木箱」のフタ、分厚いパステル・ピンクに塗られ、オシャレな雰囲気になってきました。
次回、丁番や留め金などが取り付けられ、一足先に仕上がる予定です。
こちらも楽しみです。

2016年2月8日月曜日

久々ワイエス作品(その3)

月曜日・晴れ
南風が吹いて、春の訪れのような温かさでした。

「名作美術館(その158)」

「ワイエスの習作・水彩画 (副題:スノー・ホワイト)」

Andrew Wyeth. " Open House ",Study, Water Color (1979)

" Fire Wood ",Study for [Groundhog Day], Water Color (1996)

今回の2作品はタブロー(本画)ではなく、水彩絵具による習作です。
上は「空き家」、下は「薪(用の丸太)」とでも訳せる雪景色を描いた風景画です。
御覧のように、使用した紙の白さを最大限に活かした簡潔な表現が魅力的です。

両作品共にテンペラ絵具を用いたマチエール(質感)豊かな濃密な本画も存在します。
その本製作前に何枚も描くスケッチ的な水彩画の美しさもまた画家の本領発揮と言ったところです。
、最小限の調子や斑点で、紙の白さを雪の白さに見立てた画家の眼差しと技は水彩描法の見本です。
加えられた速度あるウォッシュ(垂らし込み法)で描かれた建物に画家独特の質感が簡潔に出ています。
2週前の当コーナーでも触れたように、東洋の「水墨画」にも通ずる画家特有の感性と技術が快感です。
画家の作品のテーマの一つとでも言える白の存在が活きて、スノー・ホワイトが眩しく目と心に映ります。

「画家のアトリエ」

上は画家ワイエスの生前のアトリエの様子を捉えた写真の1枚です。
右のイーゼルに架けられた本画や、奥の壁面に多数貼られた下絵・習作スケッチが興味深いです。
画家作品に度々登場する犬君の姿や背景用の壁面の習作も見え、その製作過程が垣間見えます。
何でもスピーディーなことが求められがちな現代に於いて、
1枚の本画が誕生するまでの画家の伝統的な段階を踏んだ営みが見えて、何だか嬉しくなってきます。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その187):心温まり唄」

早くも春の兆しが現われ始めた今日この頃ですが、寒い日々もまたやって来ます。
上のワイエス作品の製作年にも因んで、今回は心温まる懐かしい名曲を紹介します。
若かりし筆者が厳しい現実社会に晒され始めた頃の曲で、幾度となく慰められ癒され励まされました。
このコーナー187回目にしての初登場が以外なくらいの筆者愛聴盤でした。
サイモン&ガーファンクル等と並び、「アメリカの良心」とも称されたシンガー・ソングライターの傑作です。
音楽家の長期ツアーを影で支える裏方ローディーや、足を運んでくれる観客への愛情の眼差しが感動です。
9分にも及ぶ長い曲(メドレー)ですが、ドラマチックで美しいハート・ウォームな詞の世界、是非お聞き下さい。

ジャクソン・ブラウン(ボーカル、ピアノ)、「ロード・アウト~ステイ」(ライブ)
Jackson Brown, " The Load Out ~Stay (medlay) " (1978)

説明不要の名曲ですが、少しばかり英単語の訳を以下に記します。
題名のロード・アウト は( PA機材等の)「搬出」、ステイ は御存じ 「残って、居て、とどまって」の意。
トラスは鉄製支柱で、ランプはトラック荷の搬出入時の昇降台で、野外ステージ設置の際の必需品。
8 トラックス は60年代頃に流通し衰退した幅の太い音楽テープで、日本ではカラオケ用として市販。
ルーラル・シーンは田舎の光景。CBはトラッカー愛用の無線。リチャード・プライヤーはコメディアン。
プロモーターは演奏会を、ユニオンは音楽家を司り、契約以上の交流時間の見逃しを請願しています。

ステイ後半で登場の女性ヴォーカルは、ツアー・バンド・メンバーのローズマリー・バトラー。
同じく後半最後の子供のような高音は、友人でありツアー・メンバーのデビッド・リンドレー。
リンドレーは著名な弦楽器名手でライ・クーダーやボブ・ブロズマン等と共に沖縄音楽にも共感する音楽家。
(安田大サーカスのクロちゃんみたいですね。)

今回はドキュメント仕立てに仕上げた動画ですが、スマホの方には歌詞の大きな見易い動画もあります。
また詳しい日本語訳詞はネット上にも幾つかありますので、検索の上、素晴らしい世界を味わって下さい。

社会派でヒューマニスト、ジャクソン・ブラウンならではの心温まる歌詞・楽曲が、今でも新鮮です。
その唄や演奏に誘われて、筆者の中ではもう春が既に満開です。
「春来たらじ、里にも気にも」

By 講師T