アトリエ・マイルストンブログ

2015年11月20日金曜日

TOさん、木版トレース開始

曇り 時々 雨

前回から美大通信の課題木版画製作を開始したTOさん、その続きを行いました。

 版木を黒くコート中。       版木へトレース中。

TOさん、今日は55x77cm大の版木3枚を黒く塗装。その後、表面へ下絵をトレースしました。
無数の桜の花ビラや飛翔する鳥たち等、描線も多く、TOさん根気よく丁寧にトレースを行いました。
次回の続きも楽しみです。

2015年11月19日木曜日

お休み日の紅葉便りー2

木曜日・晴れ のち 曇り
アトリエ、授業なく お休みでした。 

「紅葉便り」



市内愛甲・赤坂~籠堰橋間のプラタナス並木。
上が赤坂交差点、下が反対側の籠堰橋上からの眺め。
同日・同時刻ながら、見る方向によって随分と紅葉の印象が違って見えます。

2015年11月17日火曜日

KKさんの油絵風景、祝完成

火曜日・晴れ のち 雨・温暖

KKさん、制作中の油絵の仕上げに取りかかりました。


KKさんの油絵「避暑地にて(仮題・F40号)」が、本日 見事に仕上がりました。
今日は画面各部の光の明暗調整を主に行い、完成の証しにサインを入れました。
快晴の空の下、木洩れ日が作り出す青い影のプロムナードとその向こうの瀟洒な建物が素敵な雰囲気です。
木陰に咲く紫陽花や明るく乾いた小道、繊細な佇まいの樹木、全てが好ましく心地良い空間を作っています。
油絵ならではのリッチな筆致を駆使した、柔らかな光と空間に包まれた力強い快作の誕生となりました。
おめでとうございます。お疲れ様でした。

* * *

MMちゃん(小6)、制作中の木彫リンゴの作業を続けました。

 電動ルーター使用中。      表面の下地コート中。

 MMちゃん、今日は表面の最終研磨作業を行い、下地となる水性ペンキを塗りました。
リンゴの表面に光沢が浮かび、仕上がりの雰囲気に一気に近づきました。
MMちゃん、次回も幾度かの下地コートを繰り返し、その後、橙や赤の本塗りを開始すり予定です。
次回、順調にいけば、仕上がるかも知れません。
楽しみですね。

2015年11月16日月曜日

アメリカ絵画の秋景色ー2

月曜日・晴れ のち 雨・温暖
アトリエ定休日

「名作美術館(その146):秋の絵ー3」
アメリカ絵画の秋景色ー2

前回に続き、今回もまたアメリカの秋を描いた風景画が2作です。

" Corn " / Daniel Garber, 1908

" In the Whitewater Valley", John Ottis Adams,1900

両作品とも田舎の建物とその周囲の耕作地が、俯瞰した構図で描かれています。
上の作品タイトルはトウモロコシではなく、麦などの穀草のことなのでしょうか?
下の作品の前景の二つの高木は、その樹形からするとポプラなのでしょうか?
不明なことはさて置いて、
美しい自然と、その懐に抱かれた人の営みを感じさせてくれる郷愁溢れる光景が、心地良い作品です。
往年のアメリカ映画のように、遠くの建物からは子どもや犬・家畜の発する声が聞こえてくる気がします。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その173):秋深まり歌ー3」

上のアメリカの風景繋がりと言うことで、そのBGMとしてもこの曲を選びました。
今回の当コーナー、原曲は季節限定ではありませんが、紅葉シーンも登場する心に浸みる楽曲です。
作者不詳のこの古いアメリカ民謡、筆者の大好きなアイリッシュ・ミュージックを連想してしまいます。
上述の絵を見ていると、他にフォスターの「峠の我が家」等も脳裏で流れ出てきましたが、今回はこれ、

「シェナンドー」/演奏:101ストリング・オーケストラ
" Shenandoah " / 101 Strings Orchestra (2008)

シェナンドーはバージニア州を流れる川で、入植者とネイティブ・アメリカンの娘との恋が題材とのこと。
ケルト音楽の香りがするのは、当地への初期入植者の文化的影響が多分に存在しているとの事です。
欧州とは異なる自然や住環境が産み出した新大陸生まれの名曲、この季節の空気に浸み渡ります。

ここ数日、雨の日が続いています。
幻想的な秋景色も魅力的ですが、陽差しの柔らかい温かな「小春日和」もそろそろ恋しくなってきました。
ドングリを拾いながら、カサカサと乾いた音がする落ち葉の感触も楽しみたいと思う、今日この頃です。

By 講師T

2015年11月15日日曜日

AYさんの「蓮」、祝完成

日曜日・雨 のち 曇り

AYさん、制作中の「蓮」の絵の仕上げに取りかかりました。

AYさんのオリジナル・アクリル画「蓮」が、本日 見事に完成しました。
今日は花のシベなどの細部を描き入れ、更に背景左側にもう1枚の葉を描き加えました。

中央部の花や蕾を中心にした蓮の葉や子胞などが、金色を背景に浮かび上がりました。
背景金地に半透明に加えた水面の青色も、光や生暖かさを彷彿とさせて良い感じです。
蓮の花の神秘的な魅力が、AYさんならではの個性で香り高い存在感を発揮しています。
東洋的なモチーフの蓮や金泥調の背景が、程良く調和した快作の誕生となりました。

初挑戦の蓮完成、おめでとうございます。今後も機会があれば、再び制作したいとのこと。
次回、完成の証しの落款(サインと押印)を施し、これまた自作の額縁に入れる予定です。
楽しみですね。

( *筆者注:完成作品画像の色彩バランスに難があり、後日 差し替えました。)

* * *

RSさん、制作中の「ユリ」の描画を続けました。

RSさん、今日は前回施した下地黄緑の上に、茎や葉の基調となる緑色を加えました。
葉や茎の立体感を出すために、各所に繊細な片ボカシを施しました。
その効果もあって、もう既に立体的な良い感じが漂っています。
次回の続きが楽しみですね。

2015年11月14日土曜日

YYさんのデッサン、進む

土曜日・雨・寒し

YYさん、前回から開始したデッサンの描画を続けました。


YYさんのデッサン「ランプ」、今日は全体に中間調子を施し、更にポイントとなる濃色も加筆しました。
金属の質感も出始め、中央部のホヤの半透明な質感も良い雰囲気です。
次回、更に各部の細部などを描き込み、ハイライトを描写する予定です。
楽しみですね。


2015年11月13日金曜日

お休み日の「紅葉便り」

金曜日・曇り
アトリエ、授業はありませんでした。

紅葉便り:「秋色アカネ色」

森の里・若宮公園・音楽堂脇のケヤキ

森の里3丁目沿道のプラタナス並木
不安定な天候が続いていますが、曇天や降雨で紅葉はいっそう鮮やかさを増してくれます。


2015年11月12日木曜日

KIちゃんのアザラシ、進む

木曜日・曇り

紅葉便り
 
赤と緑の補色対比が美しい季節です(森の里・若宮公園)

 
KIちゃん(小6)、製作中の木彫アザラシの続きを行いました。

KIちゃん、今日は全体表面の研磨を行いました。
左:粗目の棒ヤスリを使って、各部の角取りをするKIちゃん。
右:KIちゃんの休憩中、紙ヤスリ研磨を手伝う学童女子二人。

KIちゃんのアザラシ、学童二人の協力もあって、綺麗な表面を獲得しました。
次回、前脚部のパテ埋めと、後ろ脚の仕上げを行う予定です。
楽しみですね。
 
* * *
 
「キッズ・クラス、お休み日のお知らせ」
 
来る14日(土)と15日(日)の両日、キッズ・クラスのレッスンは お休みします。
来週の週末(土日)は通常どおり、キッズ・クラスのレッスンを行います。
どうぞ、よろしく お願いいたします。
 

2015年11月9日月曜日

アメリカ絵画の秋景色

月曜日・雨
アトリエ定休日

「名作美術館(その145):秋の絵ー2」

Autumn Landscape / Albert Bierstadt (1880)

Autumn Symphony / John J. Enneking (1899)

今回の当コーナー、ネット上で検索した秋景色:油絵2作です。
上のアルバート・ビアスタットはドイツ生まれのアメリカ人画家。
ジョン・エネキングもまた偶然にもドイツ出身のアメリカ人画家。
ご覧の通りの 人恋しくも美しい秋の光景が丹念に描き込まれた心温まる作品です。
美しい秋景色をキャンバスに映し取ろうとした画家の霊媒的な誠実さが反映された抒情溢れる作品です。
初期米国絵画はハドソン・リバー派と称されるフランスのバルビゾン派に同調した風景画を誕生させました。
両作品ともに19世紀の作で、画家自身の個性主張こそが主題となる新世紀の風潮を感じさせない佳作です。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その172)・秋深まり歌ー2」

クリムト作品との繋がりでインスト曲がしばらく続きましたが、久々のアメリカン・ポップスの登場です。
この季節限定の歌ではないのですが、秋の雨を見ていて筆者の脳裏に自動的に蘇った歌の一つです。
イントロの「掴み」の流れるような旋律と、いまだ衰えぬ鈴の響きのような涼やかな歌声が魅力です。
雨にうたれて濡れた紅葉の滲み色、霧がかった抹茶色の木々とのアンサンブルに似合うと思います。

「ハート・ブレイカー」/ ディオンヌ・ワーイック
" Heartbreaker" / Dionnne Warwick (1982)

筆者若かりし頃、爽やかな都会的アレンジで一世を風靡したバカラック・サウンドでデビューした歌姫。
カーペンターズのカバーでお馴染みの代表曲「邦題:恋よ、さよなら」は、わが国でも大ヒットしました。
昨今では、やはり歌姫だった故ホイットニー・ヒューストンの叔母としての情報が、有名かもしれません。
当コーナーで登場のビージーズのギブ兄弟作の楽曲。中盤から加わるバックのストリングスも快感です。
円熟味を増した歌姫の歌声、トランペットのミュート音のようで、筆者の脳裏で美しくコダマしています。

By 講師T

2015年11月8日日曜日

RSさんの植物画、彩色開始

日曜日・立冬・雨・寒し

雨に打たれてコントラストが美しいケヤキ並木(アトリエへと続く森の里・上古沢沿道)
RSさん、前回から始めた植物画の続きを行いました。
 RSさん、前回終えた線描トレースに、いよいよの彩色を開始しました。
筆者T講師原画(リトグラフ)の黄色い花ビラをアレンジして、白くします。
RSさん、淡い灰色と白色の絵具を使用して、花ビラを描き始めました。
その後、下地となる黄緑色を茎や葉にも加えました。もう良い感じです。
次回も楽しみですね。
  


2015年11月7日土曜日

YYさん、新作デッサン開始

土曜日・晴れ
 
久々YYさん、今日から新作デッサンに取りかかります。
 製作中の伊藤若冲・模写は、取りあえず次回以降です。
 
今回のテーマは同心円による透視図法と金属の質感表現で、YYさんが選んだのは銅色のランプ。
YYさん、丁寧な描線で複雑な造りと形を正確に取り、各部ポイントを締めて調子を乗せ始めました。
次回の続きが楽しみです。
 

2015年11月6日金曜日

HTさんの銅版画、第2摺り

金曜日・雨 のち 曇り

HTさん、以前(5月に)試摺りした銅版画「ヤマセミ」に、新たな加工を行いました。

左:前回、1回目試摺のエッチング+ドライポイント。  右:今回の第2摺り、アクアチント加え。

HTさん、前回のエッチング+ドライポイントに加え、今回は背景部にアクアチントを施しました。
松ヤニの細かい粒子で背景部の淡い調子を作り出し、画面がとても深い空間を獲得しました。
偶然に出来た摺りムラが、クチバシ部から発せられた呼気のようで、素晴らしい生命感が出ました。
HTさん、次回はインクや紙を換え、更にインクの拭き残しなどにもトライする予定です。

作為・意図しない偶然性の混在もまた「一期一会」のようで、銅版画の大きな魅力の一つです。
銅板の原版そのものは「楽譜」で、摺りはまるで「意図と偶然性による1回きりの演奏」の様です。
これもまた銅版画の楽しみでもあり、同時に深さでもあります。

次回も楽しみです。

2015年11月5日木曜日

RiSちゃんパステル画、完成

木曜日・晴れ

 KIちゃん(小6)、制作中の木彫アザラシの作業を続けました。

 KIちゃん、今日は前脚の接続用穴開けを完了し、次に本体接合部のパテ埋めを行いました。
大分、完成に近づいたようです。次回は、前脚接合部のパテ埋め作業が予定されています。
そうすれば、全体の一体感が高まることと思います。楽しみですね。

* * *

RiSちゃん(小4)、前回から開始した犬のパステル画の仕上げに取りかかります。

RiSちゃん、今日は各部の細部を描き込み、またパステルの密度も高め、めでたく完成させました。
「柴犬」らしい凜とした表情や姿勢がしっかりと描写され、シッポや脚などの量感も良い感じです。
RiSちゃんの初パステル画「柴犬」の誕生となりました。

* * *

前回、見事な飛行機を描いたHaT君(小4)、今日は猫の絵を描きました。

HaT君、茶色の縞模様のネコちゃんを選んで、色鉛筆で描写、紙面にはサインも入れられました。
が、今回の絵には男子に多い典型的な性急さが出ているので、次回も続きを行うよう提案しました。
次回は、水彩絵の具を使っての、再描画を試みる予定です。
形がしっかり取れているので、良い作品になるものと思います。
楽しみですね。

2015年11月3日火曜日

「文化の日」のコラボ傑作

火曜日、晴れ
「文化の日」の祭日

文化の日特集:「名作美術館(その144)」

「金銀泥四季草花下絵和歌巻、鶴下絵和歌巻に見る宗達・光悦の傑作コラボレーション」
「もしくは、平仮名、大和絵の発明・発見」


四季草花図下絵和歌集(一部、部分)、東京・畠山記念館 蔵

鶴下絵三十六歌仙和歌集の一部、京都国立博物館

 「桔梗に薄(すすき)」

「楓」

書:本阿弥 光悦
装飾:俵屋 宗達

「コラボレーション」と言う芸術家同士が行う共同制作を表す言葉、今でこそ日常的に使用されています。
が、400年も前に我が国でそれが行われ、全人類的財産とも言うべき素晴らしい傑作が誕生していました。
本阿弥光悦の書いた抑揚感のある流麗な草書体、その下の装飾絵との調和は筆舌に尽くし難い美しさです。

そんな美の集大成とも言える画面で、特に目を引くのが柔らかく伸びやかなフォルムを持った平仮名の存在です。
中国から伝来した漢字、それを簡略化して生まれた平仮名の持つ筆致の美しさは書の貴婦人とも言える存在です。
その平仮名、平安時代(西暦900年頃)に考案され、成立当初は主に女性たちを中心に使用されたとの事です。
その仮名文字が、その後の我が国の文化形成に多大な影響・貢献をしたことは、ここで述べるまでもありません。
また、
平仮名は単なる文字と言う役目を超えて、絵画の絵面(えづら)をも造ったのではと筆者は勝手に推測しています。

例えば、今回の和歌集では、
最も手前の草書体による墨文字(本阿弥光悦・筆)。
その下で「渋・派手」に息づく、画家・俵屋宗達の装飾。
中景・書の内容の補完的情緒としての洗練された図案と形象。
月や鶴、そして蔦や楓や薄や桔梗等がこの上もなく美しいです。
無地、又は淡い墨や金銀の垂らしこみや、輪郭線のない没骨(もっこつ)法による背景・遠景としての紙面。
その奥行きはどこまでも深く、見る者次第では無限です。

その美の世界を下地として、あるいは触媒として、
上記のたおやかな光悦の流麗な書を呼び込んだと言っても決して過言ではありません。
両者の感性が渾然一体となって、この美しい和歌集の比類無き魅力を形作っています。
二人の造り上げた馥郁たる世界、平仮名の存在なくしては成立しないのではないかとさえ思ってしまいます。
その美しい筆致の和歌、読めないのは残念ですが、インストルメント曲のように、その形象を鑑賞しています。

「親鳥のニワトリが先か、そのタマゴが先か」
そんな堂々巡りのジレンマに陥りそうですが、その平仮名が大和絵を産んだのではないかと推量しています。そして、
そんな柔らかな女性的な大和絵が、宗達を祖とする後の「琳派」にも繋がったのではないかとも推量しています。
今日は「文化の日」。我が国に綿々と息づく「平仮名」と「大和絵」の柔らかさを再確認する機会にと思っています。

(今回の当コーナー、断片的・散文的でまとまりない文章となってしまいました。拙意を汲んでいただければ幸いです。)

By 講師T

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「キッズ・クラス、お休み日のお知らせ」

来る11月7日(土)~8日(日)と、14日(土)~15日(日)の両2日間、
キッズ・クラスの授業を、お休みとさせていただきます。
どうぞ、よろしくお願いします。

2015年11月2日月曜日

徳岡神泉の薄(すすき)二題

月曜日・強風雨
アトリエ定休日

「名作美術館(その143):秋の絵」


徳岡神泉、「薄」、京都近代美術館

徳岡神泉、「薄」、東京近代美術館

徳岡神泉(1896~1972)は京都生まれの日本画家で、独自の幽玄的な写実画を完成させました。
その画風はシンプルな構成ながら、味わい深い下地と非凡な色彩とで独自の抒情を産み出しています。
今回の「薄」2作も写実的と言うよりは、むしろ「黄泉の国」への橋渡し的な存在と雰囲気が感じられます。
風にたなびいてはいない薄の穂先が、「草木も眠る丑三つ時」を連想してしまうのは筆者だけでしょうか。

「秋」の植物がモチーフの絵画にしては、湿気を帯びた空気の堆積を感じる不思議な薄光の絵画です。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その171):秋深まり歌」

当コーナー、今回から「秋進み歌」から「秋深まり歌」となりました。
四季知らずだった筆者が、小学校の音楽の時間に初めて出会った「秋」の歌です。
youtube上よりお借りした画像と曲、演奏者・不記載にて不明ですが、バックのオーケストラが秀逸です。

「紅葉(もみじ)」、童謡・唱歌
作詞;高野辰之、作曲:岡野貞一、1911(明治44)年

短い曲ながら、ハープをフューチャーしたオーケストラ・アレンジが品格があって、とても良いですね。
ハープの流れるようなアルペジオと弦楽器隊(チェロ?)のピッチカートが、紅葉の散る様を彷彿とさせます。

アホ小学生の一員だった筆者、この歌と出会ったその当時、この歌の詞がさっぱり理解出来ませんでした。

♪秋の夕陽に(ここまでは理解できました。でも、たったここまでです。)
テルヤマ・モミジ? 誰、それ? 有名な女の人の名前?
コーイモウスーイーモーカーズウアールーナーカーニー? 何、それ?
マツヲイロドール・カエーデーヤーツーターワー?  ええっ、何のこと?
ヤーマノフモートーノースーソオモーヨーオー? もう、さっぱり解らん!

音楽の授業で、先生の歌と足踏みオルガン伴奏に合わせて、みんなで確かにこの曲歌いました。
楓もモミジも蔦も、ましてやその紅葉も見たこともない南島の子どもたちに、先生はどう説明したのでしょうか?
この美しい歌、歌詞の言葉・内容に漢字やその意味が、的確にハマッていったのは随分経ってからのことです。
長い日本列島。しかも日の丸の旗上げるのもはばかれた常夏小島では、「秋」は遠い国の抽象的存在でした。
四季のとりわけ「秋」、夏(しか知らなかった?)が大好きだった筆者をその根底から改心させた季節の到来です。
「その秋・チュラ季節、今ここに深まりぬ。」

By 講師T

2015年11月1日日曜日

MIちゃんの水中絵、開始

11月初日・日曜日・曇り
肌寒い霜月(しもつき)入りの1日でした。

紅葉便り

奥の北側の木々が先行しています(森の里・上古沢のケヤキ並木)

今までたくさんの動物を描いてきたMIちゃん(小2)、今日は初めてのカメを描くことになりました。


でもMIちゃん、今回は通常の観察絵ではなく、想像で海の中を描き出しました。
手前のカメの親子や向こう側のマンボウの夫婦など、水中空間の深いイメージが出てきました。
果たして、どんな絵を創り出してくれるのか、次回の続きも おおいに楽しみです。