アトリエ・マイルストンブログ

2018年3月28日水曜日

「桜満開」「卒業」別れの季節

水曜日・霞晴れ
「春本番!」、と言うよりは季節を通り越したような暖かな1日となりました。
3月の気温としては、こでまでの観測史上最高の気温を記録したとのことです。

アトリエ授業は未だ投稿できず。
例によって、
再三再四のお茶濁し投稿をお届け。

「ミュージック・ギャラリー(その309):臨時特別篇(その7)」


「懐かし日本のフォーク・ソング(最終回)」


T講師コーナーより久々・臨時特別出張のこのコーナー、
3回(計5曲)に渡ったフォーク・ソングの最終回です。

前回には60年代に台頭した我が国のフォーク音楽が70年代に入りニューミュージックへと変貌したことを記述、
その後、シンガーソングライター系の音楽は一部を除き再びマイナーに衰退、80年代にはアイドルの時代が到来、
若者文化としての音楽界は得たはずの自主性を捨てたように見え、旧来型の芸能界へと再び吸収されてゆきました。

そんな中、
幾つかのフォーク・グループから役者として才能を伸ばし、TVや映画等でその存在価値を得た個性が誕生しました。
今回の曲もTVドラマの主題歌として大ヒット。もちろん番組も国民的大ヒット、その主人公が自ら作詞した曲です。
フォーク・グループとは九州は福岡出身の3人組「海援隊」。ドラマの主人公はそのボーカルの武田鉄矢。
今回はそのライブ映像で、昨今の若者の音楽とは一味も二味も違うその骨太なサウンド、お聞き下さい。
アコギ2本が充分に活かされたライブ、歌詞の方も今時のチョー甘口応援歌とは異なる辛口仕込みです。

「贈る言葉(1979年)」 / 海援隊、近年のライブ
TBSドラマ「3年B組、金八先生」主題歌、作詞:武田鉄矢、作曲:千葉和臣

「海援隊」渾身のライブ、武田鉄矢のボーカルが冒頭でキー不調ながら、味わい深さ絶妙です。
低音弦にサムピック使用の中牟田俊男の力強くもビート感溢れる3フィンガー奏法をベースに、
作曲の千葉和臣の12弦ギターによるイントロやオブリガートや間奏部で力強く唄う美しい旋律、
九州訛りの武田鉄矢の金八先生さながらの暖かな歌唱に、前者二人によるバック・コーラス等、
アマチュア時代にロックバンド経験のある彼らならではの音楽性高き珠玉のアンサンブルです。
アコギの王道のマーチン等ではなく、ヤイリやアストリアス等の国産品使用も彼ららしいです。
90年代から衆目・脚光を浴びたストリート系の音楽家達にも是非聞かせたい名編曲・演奏です。
ギター2本を同コード同ストロークでかき鳴らすのも良いですが、時にはこんな洒落た編曲を。

九州男児臭100%の海援隊、
その他にも、「母に捧げるバラード」「思えば遠くへ来たもんだ」「故郷未だ忘れ難く」等々、
フォーク音楽 色々あれど、彼らこそが土着的フォーク・グループの筆頭・横綱かもしれません。

大衆音楽と言う名のフォーク・ソング、
アコギの気軽さ・ハンディーさが、もっと庶民の生活の中で定着・日常化されると良いですね。
( 外部スピーカーやヘッドフォンを利用すると、ギター2本とは思えない迫力が再現されます。)

ついでながら、
次にスタジオ録音盤の動画もアップしました。動画の方では曇天・寒風(?)下での桜が満開です。
人影のない土手の上の菜の花も風に晒され激しく揺らぎ、一抹の淋しさも感じられる味わいです。
撮影(?)投稿者、両岸の満開桜を見ていただきたかったようで歌が2回入っています。ご鑑賞を。

「寒風に揺らぐ満開桜(撮影地・不明)」
「3年B組・金八先生」主題歌、「贈る言葉」/ 海援隊

折からの風で激しく揺らぐ菜の花たち、その黄金色に輝く姿はまるで社会へと飛び立つ若者たちのようです。
世間の寒風や荒波にもめげることなく、柔軟な心で強靭さを身につけていってもらいたいと願うばかりです。

* * *

「祝・桜満開」

巷では、桜の花たちが満開を迎えています。早咲きの桜たちは葉桜となり、里や街角を明るく彩っています。
今日はそんな桜たちに想いを寄せる我が国の文化にスポットを当て、こんなユニークな英語版を選びました。
平成の世になって更に増えた桜の花に想いを馳せる曲の数々、この曲はその代表的楽曲と言えるでしょう。

原曲:さくら(独唱)、作詞作曲:森山直太朗
カバー(Cover by):ジル(Gille)

筆者、原曲歌手の歌唱法が好きではありませんが、カバーされてみると、この歌の良さがあらためてよく判ります。
「卒業」と言う別れの時を飾る桜たち、その目映さはその時を迎えた若者たちの心に深く染み入ってくることでしょう。

* * *

当アトリエからもキッズの小6女子3名が、先立ってめでたく小学校を卒業しました。
それぞれが進学後の部活に期待の胸を膨らませており、どうやらアトリエも卒業です。
進学後も時々は来たいとのことですが、部活や勉学で多忙な日々になること必定です。
夏休みのポスター課題の際にでも、アトリエを利用してくれることに期待しましょう。

学童クラブからもKnちゃん(小1)が、県外への移転のため当クラブを去りました。
筆者作品2点を美しくアレンジ模写をし、当ブログへの掲載を楽しみにしていました。
そのためにも、筆者 頑張ってブログ・アップの修復を果たさなければなりません。

アトリエ・キッズ小6女子二人の授業も、明日で最後の授業を迎えます。
製作中の作品(アトリエ卒業制作?)が、めでたく完成の時を迎えます。

出来れば近日中に、
当ブログ上でその素晴らしい仕上がりを御覧いただけるよう、頑張ります。
(*^-^*)(-_-;)

By (花粉症・再デビューを果たしてしまった)T講師