月曜日・晴れ
「名作美術館(その102)」
モネの冬絵ーその2 : 積みワラ連作
以前の当コーナーの89(9/22)で紹介した「ジベルニーの積みワラ」、その積みワラのみに焦点を絞った連作です。
今回は、その中から冬の作品を4点 紹介します。
Claude Monet "Meules(French)",
"Wheatstacks", "Haystacks","Grainstacks"(1890~91)
上の4作は全て「積みワラ」のみを描いており、モネは、この連作だけで合計25点もの作品を制作しています。
この連作は1890年の夏から翌年の春にかけて制作されたもので、その中から今回は冬に焦点を当てました。
モネは絵画の題材としては退屈な積みワラだけで、その時間や気象や光や季節の移ろいを表現しています。
色彩画家のモネらしく、微妙な色調や階調等を繊細な色調分割法を用いて、描き分けているのが魅力的です。
色彩画家のモネらしく、微妙な色調や階調等を繊細な色調分割法を用いて、描き分けているのが魅力的です。
ともすれば単調に陥りやすいこの画題・この季節を、絵心たっぷりに描ききった画家の隠れた名作です。
* * *
「ミュージック・ギャラリー(その126):冬歌ー2」
前回から始めた冬歌、今回も直接 冬には関係のない歌ですが、筆者にとってはやはり雪を強く感じる曲です。
前回のポール・ヤングで小雪がちらつき始め、今回の曲では本格的な雪となり、積もってゆく感じがします。
ポール・ヤングの前曲と同年に、イギリスの二人組が放った懐かしの世界的ベスト・セラー曲、では、どうぞ。
ティアーズ・フォー・フィアーズ「エブリバディー・ワンツ・トゥ・ルール・ザ・ワールド」(1985年)
Tears For Fears "Everybody Wants To Rule The World
ギターの小刻みなリフやキーボードのアレンジが、素晴らしいですね。
雪が宙で重なり、やがて沈殿・積雪してゆくような錯覚に囚われます。
今年も残すところ、後1日。
積もった雑用ごなしの手を休めて、様々な感慨に浸るのも良いかも・・・。
これを巷では現実逃避と言うのですが・・・。
By 講師T
雪が宙で重なり、やがて沈殿・積雪してゆくような錯覚に囚われます。
今年も残すところ、後1日。
積もった雑用ごなしの手を休めて、様々な感慨に浸るのも良いかも・・・。
これを巷では現実逃避と言うのですが・・・。
By 講師T