日曜日・晴れ・温暖な1日
HTさん、変形銅板シリーズのヤマセミ編2種の試摺りを行いました。
再アレンジのヤマセミ(左)は、ご覧のように翼が背景部の上下に突出したユニークな構造となりました。
目や嘴の形状、羽毛の模様や対比等が絵画的で美しい銅版画作品の誕生となりました。
以前、試摺りした小振りな方の作品も、画面が更に引き締まりました。
今後のアレンジや、これからの展開も楽しみですね。
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前回から新作「デューラーの自画像模写」を開始したAYさん、続きの試摺り作業を行いました。
AYさん、前回の線画エッチングの続き、今日はアクアチント(松ヤニ粉末粒子)での中間調子を施しました。
ダークに摺られた紙面には白い顔と手が浮かび上がりました。次回以降の制作課程がとても楽しみです。
ちなみに前回 摺り上げた「ボッティチェリのマドンナ」の工程の一部を紹介します。
初期段階の線画エッチングからドライポイントやアクアチント技法を駆使して変貌していく様子が感動的です。
(3番目の版は、銅板下部をカットして再トリミング後、雁皮紙と合わせて摺ってあります。)
新作の「デューラー自画像」もまた同様、AYさんならではの計画的で緻密な作り込みが大いに期待されます。
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クラフト・マニアなUK君(中1)、今日も工作を楽しみました。
第一希望だったガトリング銃は材料不足のため次回以降に回し、今日は第二希望の工作を行いました。
それは「尾ヒレで泳ぐ魚」で、以前に制作しましたが、その時は駆動部に問題があり、スムーズに動きませんでした。
UK君、今回はそのリベンジとの事で、あらためて再挑戦を試みることになりました。
今日は、中央部の木製駆動部とボディーとなる発泡スチロールの加工を行いました。
指導の筆者の経験・推測からも、この駆動部にはかなりの問題点が内在していると見ています。
そこを克服してリベンジがなるのか、次回の続きが楽しみ(不安半分)です。