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「名作美術館(その123):中国皇帝の描いた傑作絵画」
「桃鳩図(ももはとず)」 / 中国北宋皇帝 徽宗 (きそう)作
1107年、絹本着色、28.5 x 26.1cm、国宝
中国絵画は、前回3/23日の「山茶花」に続いて、当コーナー2回目の登場です。
中国皇帝26歳の作品ですが、原画は我が国にあり(個人蔵)、国宝指定の傑作絵画です。
開花した桃の枝に留まったアオバトが、輪郭線の無い没骨(もっこつ)法で描かれています。
そのリラックスした姿態の鳩のみならず、花や枝も平面的な細密描法で表現されています。
写実性と装飾性が高次元で融合・調和した東洋美術の真髄とも言える全人類的宝物です。
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「ミュージック・ギャラリー(その150)」
今日の「名作美術館」の中国繋がりで、中国を代表する楽器、二胡の演奏曲を選んでみました。
楽曲はヒーリング音楽の先駆者アンドレ・ギャニオン作で、和むアオバトにふさわしい柔和さが快感です。
演奏者は神戸在住の女性らしく、二胡も伴奏のピアノも、また映像も全てご本人作(!)とのことです。
「明日」 / 二胡演奏 & ピアノ演奏&絵: Rutsu
影絵のようなロマンチックでリリカルな光・音空間が魅力的です。
演奏・映像制作者&投稿者のRutsuさん、素晴らしい感性ですね。
筆者も痛く刺激されて、楽曲&画像合体作品を何か作ってみたくなりました。
但し、時間が・・・(これって、言い訳?)。
By 講師T