アトリエ・マイルストンブログ

2018年10月8日月曜日

「秋」深まりつつも・・・

月曜日・曇り
「体育の日」の祝日

ですが、全く関係の無い話をアップしました。

気温、平年より異常なほど高くて蒸し暑い日々多く、何だか妙な雰囲気です。
紅葉はそれなりにしっかり進んでいるものの、昼間はまだ夏のままみたいです。
つい先日なんかも観測史上の記録更新の36度を更新した地域もあって驚きです。

「MOA美術館主催・児童画展の入選報」


アトリエ・キッズや学童クラブの生徒たちの入選入賞の報せが、ちらほら届き始めました。
厚木文化会館での展覧は11月10~11日の2日間で、今年も会場での感動の出会いが楽しみです。

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当ブログへの画像のアップ不可で、図らずも恒例となった

「出張ミュージック・ギャラリー(その329):秋唄ー3(リュート)」


今回の当コーナーの曲も、例によって「秋」限定の曲ではありません。
ですが筆者の自由勝手な見立てで、そのようにさせていただきました。
今回の曲調にて少しでも秋が深まるよう、そんな願いをも込めました。

楽器や音楽が大好きな筆者、最近リュートと言う古典音楽に用いられていた弦楽器を入手しました。
以前から折を見て探していたのですが、この度ネット・オークションで手に入れることが出来ました。
国内ではメーカー品は販売されておらず、時折 稀に高価な作家物ものが出るだけで、入手困難でした。
そんな折、外国製の適価な中古(新同)品と遭遇、30歳代前半からの長年の念願が幸いにも叶いました。

その祝いの記念と、涼やかなる秋深まりを願って下の動画を取り上げました。
筆者の入手したリュートは7コース・13弦のルネッサンス・リュートですが、
動画内のリュートは何と14コース・18弦のバロック・リュートと言う代物で、
それに加え、更にネックの上部には8弦の低音部ハープ仕様の超絶手工品です。

動画の2本目で、演奏家ご本人がその詳細を紹介していますので、御覧になって下さい。
演奏家は茨城在住の日本人ですが、その紡ぎ出す空間や世界は、正にリュート詩人です。
精神世界や芸術の良く似合う「秋」寄せの端正の極み音楽(同曲を2回演奏)、どうぞ。

バロック・リュート演奏:かどの やすひろ、「ヴァイス作曲 "シャコンヌ" 」
Baroque Lute by Yasuhiro Kadono (Japan) 2016, " Ciaconne " by S.L.Weiss (1687-1750).

下は、引退する上記演奏家の方が長年使用した愛機を売りに出し、その際のプロモーション動画です。
そのバックに流れる典雅なリュートの調べも捨て難く、芸術品としての楽器と共にご鑑賞ください。

どう言う理由でリュートをやめられたのか詳細は不明ですが、海外の方々からも惜しまれています。
何かと慌ただしい現代において、リュートの持つ静謐な時空が見直されつつあるだけに残念ですね。
動画への再登場が強く望まれます。

*  * *

「出張名作美術館:リバイバル編:リュート」


一度は廃れて音楽界の主流からは外れた「リュート」と言う楽器、昨今は再評価が進んでいます。
筆者のような演奏入門希望者も年々 増加傾向で、その動機が美術方面からの方が多いとの事です。
昨今 大人気獲得のフェルメール等の絵画にも度々登場していて、その優美なフォルムも人気との事。
何を隠そう筆者自身も遠き20代前半に見たフェルメールの絵が、最初のリュートとの出会いでした。

以下は2016年11月に当ブログにて「フェルメール特集」をした際の画像を過去分より呼び出しました。


フェルメール(17世紀オランダ)、「リュートを弾く女」、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
Vermeer ," Woman Playing A Lute " , The Metropolitan Museum of Art , New York,U.S.A

久々に本来のアトリエ・ブログらしい画面となりました。
少々安堵、ε-(´∀`*)ホッ

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深まりゆく「秋の夜長」、リュートの練習に気張らず気晴らしに熱を入れるつもりです。
香り高くなりつつあるコーヒーやアルコールをお供に・・・
優雅に・・・(出来るかな?)気がつけば z z z かも・・・


By T講師
( 歓迎:涼やかなる秋 )