アトリエ・マイルストンブログ

2019年3月11日月曜日

春浅きこの日に想いを寄せて

月曜日・曇り
アトリエお休み日

3月11日、この日を迎え、筆者のブログアップの手が止まってしまいました。
春訪れの前の一時休止・・・



2011年(平成23年)のこの日、
春まだ浅き冷たい雨降る北の地が、大地震による大津波に襲われ、太平洋側を中心に阿鼻叫喚の悲劇が発生しました。
かつ原発被災による大量の放射能漏れや現在に至るメルトダウン等、未曾有の人災による大災害にも見舞われました。
あれから8年・・・、
深く大きな衝撃と共に、虚偽に満ちた利己主義的な人災に憤り、かつ傍観するしかなかった我が身の無力・非力さも知り、
とは言え、復興に踏み出した彼の地に想いを馳せることも少なくなり、未だ自己の中で確定した気持ち・考えをも持ち得ず、
ひたすら思考停止の日々を連ね積み重ね、我が身の回りに置き換えた際の「対岸の火事に非ず」との警告への対応もせずに、
日常の惰性と雑用に追われ、いつしか歳月は流れ、今日の日に至っています・・・。

とは言え、嬉しい再認識もありました。
今なお悲痛を背負っている数多くの被災された方々にとっては、何の慰めにはならないかもしれないことは百も承知ながら、
被災直後から現在に至る間の、被災者の人々の他者に対する思いやりや整然とした秩序には世界中から称賛の声が寄せられ、
我が国や東北人たちの持つ運命共同体としての非利己主義的な連帯感は、他の国々では到底 真似できるものではありません。
その事が直接に被害者の方々の癒しには結びつかないのかもしれませんが、一抹の慰めや救いの助になれれば良いと思います。

今ここに8年目のまだ浅き春を迎え、
多くの犠牲者の方々の冥福と、今なお悲痛に喘ぐ遺族・被災者の皆様に現世での多くの幸福が訪れることをお祈り致します。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その353)」


「花は咲く」(NHK「明日へ」 東日本大震災復興支援ソング)
   作詞:岩井俊二 (仙台市出身)    作曲:菅野よう子 (仙台市出身) 歌(カバー):Marisa de Silva デシルバ真理紗、ピアノ:岡本恵 映像提供:www.timelapse24.com( Germany )、エディター:Asher Bingham ( U.S.A)

― 歌詞 ー 真っ白な雪道に春風香る 私は懐かしいあの街を思い出す 叶えたい夢もあった、変わりたい自分もいた 今はただ懐かしい あの人を思い出す 誰かの歌が聞こえる、誰かを励ましてる 誰かの笑顔が見える、悲しみの向こう側に 花は花は花は咲く、いつか生まれる君に 花は花は花は咲く、私は何を残しただろう 夜空の向こうの朝の気配に 私は懐かしいあの日々を思い出す 傷ついて傷つけて、報われず泣いたりして 今はただ愛おしいあの人を思い出す 誰かの想いが見える、誰かと結ばれてる 誰かの未来が見える、悲しみの向こう側に * 花は花は花は咲く、いつか生まれる君に
  花は花は花は咲く、私は何を残しただろう (*リフレイン) いつか恋する君のために



鎮魂・慰霊・応援の合掌

By T講師