アトリエ・マイルストンブログ

2019年3月18日月曜日

「春」は別れと旅立ちの季節

月曜日・晴れ・温暖
アトリエお休み日

いよいよ春めいてきました。里や街角では紅白の梅に加え、白い木蓮の花々が咲き誇り始めました。
「初訪れの女王」桜の開花も、もうすぐそこまで来ています。

* * *

そこで今回の特集です。

「ミュージック・ギャラリー(その354):春訪れ歌」


「春は卒業の季節」
3月末で年度末とする(世界的には特異)な習慣の我が国では、卒業シーズンを迎え、
多くの若者たちが新しい地平へと旅立つこの季節、眩しい光が目と心に焼き付きます。
そんな春の象徴「桜」は古来より我が国の死生観を表し、出会いと別れをも表します。
この春もまた多くの若者たちがその節目に涙し、過去を振り返りつつ歩き出しました。
目前の景色がかすんでいるのは「春霞(がすみ)」のせいだけではないのかもしれません。

以前、当コーナーにて紹介済みですが、そのお気に入りのライブ動画、早々に削除されていました。
今回も非公式動画で、懲りずに別作品のアップを試みました。YouTube上で削除されるまでの命です。
桜の開花には少々 早過ぎますが、お楽しみください。

「さくら(作詞作曲:水野良樹)」/いきものがかり(2006年のデビュー曲)
大型野外ライブイベント「超いきものまつり2016 地元でSHOW!!」厚木市荻野運動公園ライブ)

同日のライブでの「ラストシーン」もYouTube上には存在しますが、ブロックが施されていて転載不可でした。
ライブ前半の日没前の黄昏時でのこれまた秀逸なパフォーマンス、YouTube上で是非ご覧になってください。
我が国の旅立ちの日に相応しい名曲です。

「緊急・追加動画」


上の動画、当ブログへ転載早々、YouTube上の元動画が早速削除されたようです。残念。
取り急ぎ下の動画に差し替えました。「さくら」がなければ成立しない今回の特集です。
当動画もオフィシャルではないので、削除覚悟しています。一体いつまで持つことやら。





同日の地元・厚木でのライブ動画、推定・非公式ながらもう一つ見つけました。
動画の画質・音質良くありませんが、これまた今回の特集に相応しい名曲です。

「エール(作詞作曲:水野良樹)」、いきものがかり(2009年、NHK全国音楽コンクール課題曲)


嬉しいことに、次に登場のオフィシャル動画が何とブロック無しなようなので、こちらも追加します。
我が町厚木で行われた「地元でショ―」でのライブ動画で、Vo.の吉岡聖恵さんの母校の児童たちが参加、
我が学童クラブからも当時4名の小1たちが参加していて、記念のTシャツを大事にしているとのことです。
アトリエ・キッズのYTちゃん(新・小4)もその一人で、大好きな曲が彼らの「さくら」だとのことです。
頼もしくも嬉しい「審美(眼ならぬ耳)」ですね。

「からくり」「エール」(ライブ長尺判)/いきものがかり

吉岡聖恵さんの装飾を超えた凛とした健気な歌声が心に奥底まで侵み渡り、日本語の美しさが再認識されます。
老若男女の国民の多くの琴線を爽やかに響かせる彼らの美しい名曲の数々、そのほんの一部をお届けしました。
活動を再開した彼らの益々の活躍が大いに楽しみです。

(ついでながら今回の特集、この厚木でのライブDVDが大のお気に入りだった吹奏楽部時代の親友の故・HS君に捧げます。)



「出合い」があれば、いつか必ず「別れ」は訪れるものです。
新卒の若い人たちについて言えば、
社会や上級学校の厳しさに負けることなく、柔軟な心と意志で前向きに進んでいってもらいたいと願います。
老い先短くなった筆者個人について言えば、
出会えた縁(えにし)を大切にしつつ、平凡な日々の幸せを噛みしめながら過ごしたいと思う春の到来です。
「生者必滅、会者定離」
この言葉とその意味を肝に命じ、日々を大切にと反省する今日この頃です。

* * *

「筆者後記:卒業に寄せて」


アトリエに併設した形で発足した学童クラブも、お蔭さまで今年で7年目を迎えることが出来ました。
そんな中から中学を卒業(ホヤホヤ)して、高校へと進学した女子二人が遊びに来てくれました。
その中の一人HTちゃん(アトリエ出身でもあり)が、春休みを利用して早速バイトを買って出ました。
我々大人たちを時に翻弄した彼女らが、今こちら側の力になってくれることは本当に嬉しいことです。
余談ですが、アトリエ出身のTJ君も昨年 欧州から来日、夏休みを長期に渡って手伝ってくれました。
そんなふうに、みんなの成長が見られることは大きな喜びで、アトリエや学童クラブ冥利に尽きます。
若いみんなが色々な事を卒業し、新たな地平へと巣立ってゆくことに、筆者らの感慨もひとしおです。
ささやかながら、そんな若いみんなのほんの一瞬だけのマイルストーン(道標べ)となれれば幸いです。
何らかの影響を与える立場でもあり、責任もありながら、また楽しみでもあるこの仕事は生き甲斐です。

不束者(ふつつかもの)ですが、今後とも、どうぞよろしくお願いします。
(*^-^*)(;^ω^)

By T講師