アトリエ・マイルストンブログ

2019年3月25日月曜日

炎オーラの天才少女ドラマー

月曜日・晴れ
「終業式」

市内の小学校では学年(3学期)終業式が行われました。
クラスメートとの別れの日、感受性高き子の中にはその想いで胸を熱くし、堪えきれずに涙ぐむ子もいました。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その355)」


「時代が産んだ天才少女ドラマー」


別れの卒業式に因んだ曲も考えましたが、今回はそんな涙を吹き飛ばしてくれる元気パワーいっぱいの動画を選びました。
インターネットとYouTubeの普及で、世界規模で色々な動画を居ながらにして観賞することが出来る夢のような時代です。
一部のメジャーなプロ演奏家の貴重映像もさることながら、世界中のアマチュア音楽家らの活躍も目を見張るものがあり、
我々の常識や観念を超えた彼らの魅力的な演奏を、筆者は時として夜更かししてネット・サーフィンで堪能しています。
そんな中、こんな動画を見つけて絶句してしまいました。
以前にも当コーナーにて大和撫子ジュニアたちが活き活きと活躍する頼もしい秀逸演奏シーンを多数特集しましたが、
今回の彼女(少女)もまた筆舌に尽くせぬ天才的で情熱的で魅力溢れる演奏と笑顔を聞かせて(見せて)くれます。
パワーやビートや技術は元より、その炎オーラが超高温にて煮えたぎっているようなロック・スピリットは格別です。
小さな少女のほとばしる天才魂、お聞き下さい。

ドラム演奏:かねあい よよか(8歳)、「グッドタイムズ・バッドタイムズ」/ レッド・ツェッぺリン
Led Zeppelin " Good Times, Bad Times " , Drums cover by Yoyoka (8 years old) 2018
 
筆者高1早々の時に出会ったレッド・ツェッぺリンの衝撃的な1st.アルバムの中の1曲です。
ロックに開眼した中1以来、ドラム担当の筆者は色々なレコードを懸命にコピーしたものです。
故郷沖縄はおろか本土の高・大学生でもこのドラムを習得している人は稀有だったと思います。
その自負が一気一瞬に瓦解し、木っ端微塵となり、そのプライドは雲散霧消してしまいました。
バスドラムのツイン・ペダルが無かった当時、いくら聞いても不可能な連打に完コピが出来ず、
多少の敗北感と疑問を持つも、後年そのカラクリが解り安堵。当動画でもその効力が解ります。
とは言え、若干8歳のよよかちゃん、恐るべし!


次の曲もまたツェッぺリンの同アルバムからです。
卓抜した技術やビートもプロ顔負けの超一流で秀逸ですが、その熱気溢れるプレイは特筆ものです。
満面笑顔で髪の毛を振り回し、天性の強力な手首スナップで縦横無尽にドラムを叩き込んでいます。
英語での当動画へのコメントにもありますが、ノリノリの2:05秒辺りの左足のはみ出しも最高です。
パワフル・サウンドと喜びいっぱいのパフォーマンス、ご堪能ください。

かねあい よよか(8歳)、「コミュニケーション・ブレークダウン」/レッド・ツェッぺリン
Led Zeppelin "Comunication Breakdown " , Drums cover by Yoyoka (8 years old) 2018

もう説明の言葉も要らぬ名演です。
筆者、感動のあまり、図らずもつい涙ぐんでしまいました。
よよかちゃん、家族との合奏動画もアップしていて、各種楽器や豊富な録音機材など、正に現代ならではです。
筆者の頃は全てが高価で、その入手には苦労したものです。音質までコピーするために筆者は色々と工夫しました。
ハイハットには大きくて厚めのクラッシュ・シンバルを用いたり、深胴のタムにスナッピー(蛇腹)を取り付けたり、
レッド・ツェッぺリンの重戦車ドラマー、ジョン・ボーナムの重厚サウンドは特別で、色々研究したものです。
無い物は「創意工夫」で得る。筆者の小学生時代からの実践的知恵が、ここでも活かされたような気がします。
恵まれているよよかちゃんの今の時代、多少羨む筆者です。


さて上2曲は今で言うクラシック・ロック(筆者らの頃はリアルタイムの進行形でした!)の名曲ですが、
下の曲は一世を風靡した最近(とは言っても1991年)のグランジ・ロックの雄、ニルヴァーナの名曲です。
こちらの曲の方が馴染みがあると言う方たちも多いかと思います。
よよかちゃんのオールド・スピリットが乗り移ったような熱き魂プレイ、驚いて下さい。

かねあい よよか(9歳)、「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」/ ニルヴァーナ
Nirvana, " Smells Like Teen Spirit " ,Drums cover by Yoyoka (9 years old) 2018

彼女のロック・スピリット、ミュージシャンシップにはただただ脱帽です。
リズムやビートの根幹・先導役を果たすドラムはこうでなくちゃいけません。
実際、彼女の爪の垢を煎じて飲まなければならないようなプロ・ロック・ドラマーは五万といます。
我が国にも他にも十代の秀逸・女性ドラマーは多数おりますが、彼女はその中でも超特別な存在です。
かねあい よよか(北海道石狩市在住)ちゃんは本当の本物、正に我が国を代表するお宝ドラマーです。

* * *

「特別付録-1」


よよかちゃんの演奏を見てのレッド・ツェッぺリン元メンバー、ロバート・プラント氏の反応です。
Robert Plant reacts 8-year-old girl playing Led Zeppelin drums

あんなにカッコ良かったレッド・ツェッぺリンのヴォーカリストのロバート・プラントも随分と歳を取りました。
先達の天才ドラマー、ジョン・ボーナム(通称ボンゾ)も逝ってしまいましたが、そのスピリットは生きています。
よよかちゃん、絶賛されて当然ですね。

* * *

「特別付録ー2(後日追加分)」

後日、よよかちゃんの動画を追加しました。ご本人によるドラム講座動画も多数アップしている中からの紹介です。
当動画、常識的な観念を超越した唖然とするばかりの驚くべき内容が盛りだくさんです。とくとご覧ください。

「ドラム動画の作り方」/ かねあいよよかちゃん(9歳)ご本人による解説(題目、筆者により変更)

もう「凄い!」の一言です(@_@)(*_*)。
上2曲目の動画後に言及しました現代の恵まれた環境による機材やデジカメ及びPC導入等による録音・編集など、
よよかちゃんが自ら解説。若干9歳とは思えない各専門知識と言語表現力で、ドラム・プレイを紹介しています。
素晴らしく恵まれた環境とは言え、もちろん当のドラム・プレイは超一級品で、現役プロらをも凌駕しています。
いやはや恐るべし現代っ子。楽譜が読めないと言っていましたが、それこそが彼女の持ち味で天才たる所以です。

よよかちゃんの今後の活躍が大いに楽しみです。

(*^-^*)


* * *

筆者、未だロックやドラムを卒業することなく、観賞のみならず演奏や指導等、今も楽しんでいます。
筆者の「昔取った杵柄」プライドはぶっ飛んでしまいましたが、今後はよよかちゃんを師匠とします。
よよかちゃんのその熱きスピリット、脚の筋力が衰えて彼女のような高速連打はもはや不可能ですが、
その情熱は筆者も忘れずにいこうと思っています。

(;^ω^)

(*^-^*)


「桜日和、もうすぐそこです。」

By T講師
アップ時差、ご容赦。
もう咲き始めています。