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恒例の「名作美術館(その89)」は、
印象派の創始者クロード・モネの風景画です。
Claud Monet "Haystack at Giverny" 1886
「ジベルニーの干し草」とでも訳せば良いのでしょうか。画家が終の棲家となる当地へ居住して3年目の作品です。
薄曇り空の柔らかな光の下、フランスはジベルニーののどかな田園風景が、小気味よい筆致で描かれています。
画家はやがて、様々な季節・気象や時間・光の中で変化する様子を描いた「積みワラ」の連作にのめり込みます。
前景・中景・遠景・空と、画面を分割する空気遠近法が心地良い作品です。
( 画面内クリックすると、かなり大きな拡大画像が得られます。)
( 画面内クリックすると、かなり大きな拡大画像が得られます。)
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「ミュージック・ギャラリー(その113)」
秋めいてきた今日の当コーナー、上述のモネの風景を中心とした作品と、そのBGMをお届けします。
美しい画像と音楽、しばしお楽しみ下さい (上述した「積みワラ」の1枚も、3'13"辺りに登場します )。
ショパン、ピアノ協奏曲、第一番、ホ短調
Chopin Piano Concerto No. 1 in E Minor, Op. 11: II. Romance (Larghetto)
糸をひいて沈殿されていくようなオーケストラとピアノのやさしい調べが、モネの作品群をいっそう彩っています。