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「デイリー・ギャラリー(その42):MOA美術館、児童画展・厚木」
「デイリー・ギャラリー(その42):MOA美術館、児童画展・厚木」
「夏休み宿題・公募展・入選入賞絵」
去る16~17日に開催された「MOA美術館・児童画展(厚木市)」の入選・入賞作品を紹介します。
以下の作品画像、当アトリエと学童クラブの児童たちが夏休みに汗して描いた力作・快作の数々です。
会場の厚木文化会館にて撮影しましたが、知らずに見逃して取りこぼした作品もあるかも知れません。
展覧会場の照明が暗く手振れも若干有り、また人工照明ゆえの色カブリもあります。
また表面保護用ビニールの反射テカリ等もあり、斜めから撮影した作品もあります。
あらかじめ、ご了承下さい。
また表面保護用ビニールの反射テカリ等もあり、斜めから撮影した作品もあります。
あらかじめ、ご了承下さい。
「アトリエ・キッズたちの作品」
SE君(小1)、「鳥たちのお祭り」
YUZUちゃん(小2)、「初めて二人でおじいちゃんの家へ」
KS君(小3)、「海辺の新幹線」
KaMちゃん(小6)、「初めての北海道旅行」
SH君(小5)、「野生のトラ」
TY君(小5)、「ひと休み」
SYちゃん(小6)、「島を目指して」
NFちゃん(小6)、「夏に過ごした私の幸せな時間」(努力賞・受賞)
NAちゃん(小6)、「合掌造りの中で」
YYちゃん(小6)、「サーカス」 YMちゃん(小6)、「海への道」(努力賞・受賞)
以上、11名のアトリエ・キッズたちが、めでたく入選・入賞しました。おめでとう。
* * *
「学童クラブ・メンバーの作品」
Ntちゃん(小1)、「メルヘンルル」
Czちゃん(小2)、「大磯ロングビーチへ行った」
Yuちゃん(小2)、「野菜、大好き」 Mzちゃん(小3)、「イルカショーを見たよ」
Tiちゃん(小3)、「大好き夏野菜」(努力賞・受賞)
F・Chちゃん(小4)、「楽しかったバーべキゥ」
以上、6名の学童たちが、入選・入賞を果たしました。
以上、合計17名の子供たちの素晴らしい世界でした。
「おめでとう。」
アトリエ・キッズ&学童たちの力作・快作・秀作群、共に見ていて楽しくなる作品世界が魅力的ですね。
作品の題名もまた一つの作品と言え、端的なものから つい微笑んでしまうものもあり、面白いですね。
毎年見に行っている児童画展、児童たちが産み出した素晴らしい世界に、その度に心が洗われます。
「自由画」を宿題にしている小学校、市内でも全てではないので、全学校が参加すると良いと思います。
宿題の評価の手段としてのポスター作りも良いですが、それはそれで貼り出せばなお良いのですが。
ただ宿題として提出して、発表・展示の機会なく採点後に個人に返却するだけと聞き及んでいます。
成人でも難しい課題やテーマに四苦八苦、描画や美術が嫌いになってしまう子も少なくありません。
絵が好きで得意な子でも、困難なテーマ付きのポスターともなると、苦心の後に負けてしまう子もいます。
児童画展の感性豊かな作品群に出合い、その素晴らしい世界に触れる度に「自由画」の魅力を感じます。
「自由画」が発散するその感性世界は、見る人たちの心のヒダを強く揺さぶり、幸せにしてくれます。
そんな「自由画」を全ての児童たちが、心行くまで自由に描ける現実こそが豊かな世界だと思います。
それこそ同時に「夏休み」の良き思い出、無二の宝ともなることでしょう。
* * *
「特集-2: その他のお気に入り作品選」
今年もまた数多くの力作群が圧巻でした。
そんな中で、筆者のカメラに収まった作品の中の、ほんの一部を抜粋してお届けすることにしました。
個別の許可はいただいていませんが、作品の撮影が許されているので掲載させていただきました。
悩みに悩んだ末の一部です。感動快作、この他にも多数撮影しましたが、今回はこれにて我慢します。
絵も題名も秀逸です。では、どうぞ。
( 画面内クリックすると、拡大画像が得られます。)
小3、女子、ちぎり絵!ミクロにしてマクロ。見上げた構図の大空が雄大です。
小3.女子、味わい深い形と筆致と中間色。ハーモニー・調和。
「大人の時間」、まるでプロのような完成度。「何々?」覗き込むようで楽し!
小4、「HANABI」、デザイン感覚ユニークです。
小4、「夏の花」、 背景との潔い対比、シンプル・シルエットが美しい素直な絵。
オシャレな構図、写真スナップが元かも知れませんが、サラッと超えた魅力大。
小3、「やさしい枝」、やさしい心持ち溢れる絵です。
この無数の葉、巣の中や餌を運ぶ野鳥たち、美しい空、もう感激の極みです。
題名「私の内の郷愁」(小5)、絵画ならではの臨場感 溢れる夢世界。
「おじいちゃんととうもろこしとり」(小2)、言葉に出来ぬ素晴らしい光の景色。
グラフィック的なものからリアル臨場感、またリリカルなものまで、秀作揃いで快感です。
( 勝手ながら当ブログへ上作品をアップさせていただきました。ご理解いただければ幸いです。)
*
筆者・若かりし画学生の頃、上野の美術館で公募展作品の搬出入のバイトをしていた時期があります。
暗く重く泥沼のような夥しい作品に取り囲まれて、悪夢に苛まされそうな日々を過ごしたことがあります。
「児童画展」はその対極で、心が清められて洗われて、明日への活力をいただくことが出来ます。
大人に成長してしまった私たちには決して描けない美しい世界・心がいつまでも続くと良いですね。
By 講師T