アトリエ・マイルストンブログ

2017年5月11日木曜日

Ntちゃん木彫、いよいよ彩色

木曜日・晴
季節外れの暑さとなりました。

YYさん、沖縄三線(サンシン)と描画の2本立て授業を行いました。

 三線の方は、今日はカラクイ(ペグ、糸巻き)や牛骨製の唄口(ナット)を削って弦高を下げました。
プレイヤビリティーの更なる向上を目的とした各部の調整、これからも機会を得て適宜 行う予定です。
楽曲の方はSNS上で大ヒットした「海の声 / 浦島太郎(桐谷健太)」の練習を開始。
YYさん、クンクンシー(工工四、三線の伝統的楽譜)を西洋音階(ドレミ)に転譜。
次回も楽しみです。


YYさん、製作中のアレンジ模写「北斎の鳳凰図」も順調に彩色。
今日は翼先端部・風切り羽根の水色に片側ボカシの濃色を追加、更に両翼後端に濃山吹色も加色。
現代的・装飾的な渋派手仕様、それなりの時間を要するも着々です。

* * *

Ntちゃん(小6)、今日からいよいよ木彫の仕上げ作業に取りかかります。


 Ntちゃんの木彫「秋田犬の仔犬」の着色を開始しました。
Ntちゃんの嬉しい悩みはどのような仕上げにするかと言うことで、生地のままのニス仕上げか、
それともアクリル絵具を使っての塗りつぶし固有色仕上げとするかを、ずっと迷っていました。
そこで筆者の提案、最初に生地仕上げにトライ、その結果が良くなければ固有色にすると言う作戦です。
Ntちゃんもその案を受け入れ、目鼻を描いた後に生地仕上げ用のシーラー(目止め剤)を塗りました。
浮き上がった表面の木目もなかなか良い感じで、この後も生地仕上げの続きを行うこととなりました。
次回は、この上に光沢ニスを施す予定です。
その仕上がり具合、今からとても楽しみです。