土曜日のアトリエ、昨日に続き、体験デッサン教室(2日目)が 行われました。
今日は、8名の方にお集まりいただきました。
講義・説明の後、さっそくデッサンに励む皆さん。 |
昨日同様、描きたいモチーフを選んでいただき、デッサンを実践しました。
以下は、参加された方々のデッサン作品を紹介いたします。
(画面内クリックすると、拡大画像が得られます。)
左:まずは親子で参加されたHさん(娘さん)の「玉ネギ」です。
正確な形に豊かな階調が施され、表皮の光沢やカサカサ感、その重さなどがしっかり再現されました。
(オマケ情報:当ブログでおなじみの木工クラフトで「猫」を作っているKN君は、Hさんの息子さんです。)
右:お母さんのYさんの「レモン」です。
たっぷりとした量感や表面のブツブツも柔らかな調子でリアルに描写されて、不思議な存在感が魅力的です。
果実の光沢の違いやプリプリ感、葉脈の僅かな凹凸等がリアルに再現され、存在感豊かに仕上がりました。
右:親子3人で参加されたCさん(お母さん)の「ピーマン」です。
形の特徴がしっかりと捉えられ、面取りやハイライト等の階調も見事に再現された完成度の高い作品です。
飛行機は、明暗の階調がしっかりと施されて立体感がリアルです。自動車の方は、何とも味わい深い形と筆致です。
両作品に共通することは、描かれたモチーフとその描き方が渾然一体となって、とても魅力的な絵だと言うことです。
(T講師、今回ただ一人の男子の参加者のS君(共に左利き)に、遠い遠い日(!)の自分の姿を重ねていました。)
S君のお姉さん、Bちゃん(小6)の「西洋梨」です。
球体としては難しい形と調子を根気よく描いて、その質感や量感・重量感を見事に再現した力作です。
正確な形態にソフトな調子が丁寧に施されて、空気感をも伴った絵画的詩情のある作品に仕上がりました。
右:Kさんの「玉ネギ」です。
量感やカサカサとした表皮の質感等に加え、光や空気をも感じられるバランスの良い作品に仕上がりました。
* お知らせ(お詫び) *
作品撮影時の不注意により、鉛筆調子の最濃部が光の反射で正確な再現が出来ませんでした。
皆さんの作品の階調の再現が不充分になってしまったことを、この場を借りてお詫びいたします。
「絵も一期一会を大切にしようと言った張本人なのに。どうもすみません。どうぞ、ご勘弁下さい。」
By 講師T
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今年初のイベント、「体験デッサン教室」(2/17、18日の両日)が無事 終了しました。
確固とした量感・物質感・存在感に溢れる作品、空気感や光が感じられる作品、不思議な雰囲気を持った作品など・・・
その人のみが持つ、それぞれに個性的な見方・感じ方・描き方の作品が今回も色々と誕生しました。
見ること。描くこと。そして、それを鑑賞すること。楽しい時間が幾つも持てることは幸いなことです。
今回のこの機会が、その一助になれたとすれば私共もまた幸いです。
参加された14名の皆様、お疲れ様でした。どうも、ありがとうございました。
参加された14名の皆様、お疲れ様でした。どうも、ありがとうございました。