春の暖かさとなった火曜日、アトリエはお休みです。
よって、恒例の名作美術館その11をお届けします。
前回(2/7)に続いてパスキンの作品を紹介します。
(画面内、クリックすると拡大画像が得られます。)
今回は、ネット上から画像をアップしたので、残念ながら共にタイトル・制作年など不詳です。
(後日、機会があれば調べた上で、この場所に書き込ませていただきます。)
「パスキンの目」ー2
前回はあどけない表情の幼女でしたが、今回の2点はパスキンの最も得意とする「女」です。
女性とは記さず敢えて「おんな」とでも表現したくなる その姿態・表情は、とても魅力的です。
逆説的に、そこに異性としてのパスキンの「男」たる視線・視点を感じることが出来るのです。
女性の肌合いのみならず、周囲の光や室内に醸し出される艶っぽい雰囲気をも同時に描き出しています。
「写真」と「絵画」はよく比較されるメディアですが、パスキンにはレンズ以上の気配が見えていたようです。
By 講師T