2014年10月6日月曜日

酒井抱一の風雨・草花図

 月曜日・午前中、台風18号による風雨 のち 台風一過の快晴
アトリエ定休日

台風、隣県や近隣市町村に大きな被害がありましたが、幸いにも厚木市内は風雨や被害も少なく済みました。

「名作美術館(その91)」

「風雨・草花図」

酒井抱一(ほういつ):「夏秋草図屏風」の内、秋草図(1821年)、東京国立博物館蔵

今回は今日の台風や秋の風雨にちなんで、酒井抱一の屏風絵を取り上げました。
原画は二曲二双の屏風絵で、題名にある右側の「夏草図」の方は省略いたしました。
江戸の著名な絵師・酒井抱一の名品ですが、原画は琳派の創始者・尾形光琳の風神雷神図の裏に描かれています。
( 画面内クリックすると、リアルなススキの穂が良く見えます。)

銀箔が貼られた背景が冷たい雨を、また風にたなびく草花の形象・構図が秋の深まりや情緒を端的に表しています。
今回、割愛した川の流れが描かれた右隻の「夏草図」と併せ、人生や浮き世もまた「万物流転」「栄枯盛衰」「生者必滅」「会者定離」等の仏法の教え・世界観を感じることが出来ます。

上は部分拡大図ですが、その洗練された形や筆致、たらし込みによる色彩の滲み等、見飽きることがありません。

* * *

「ミュージック・ギャラリー(その115)」

今日の当コーナー、上の「風」や「秋」繋がりで、筆者の若かりし頃のヒット曲です。

「風と落ち葉と旅人」 / チューインガム(1972年)
( 画像の夕景色は琵琶湖畔との事です)
常夏の島で育った筆者がパスポートを持って入国・上京、そして初めて体験した秋、まさにその年のヒット曲でした。
幼い中学生(?)姉妹が白いギターを抱えて首を横に振りながら歌う姿が、とても初々しくて印象的でした。
およそ40年も経った今 聞き直しても、その初々しさは変わることなく未だ色褪せてはいませんね。
曲名や歌詞、グループ名と、「風」流行りだった70年代、素朴さと熱さが共存した良き時代でした。

By 講師T