月曜日・(未明の雨)・晴れ のち 曇り
* * *
「名作美術館(その201)」
「ボナールの部屋(室内)」
このコーナーではもうお馴染みのピエール・ボナール作品の登場です。
19~20世紀フランスの画家ボナールは、生前に多くの室内風景を描きました。
そんな身近な画題を好んで描いた画家を人々は「親密派(アンティミスト)」と呼びました。
聖書や神話など、崇高・深刻な画題こそが高級だと思われがちな時代、画家の心を開眼させたのが日本です。
画家は遥か極東・日本美術(浮世絵など)との衝撃的出会いにより、これら日常の生活空間を描き出しました。
縦長のキャンバス使用や、主題モチーフを画面中央から反らした非伝統的構図など、その影響は多大です。
特に日常の室内の営みに温かな眼差しを向けたのは、我が国の浮世絵からの大きな影響があったようです。
印象派の先達ドガなどの水浴図なども、浮世絵の中の風俗画からのモチーフや主題の影響が見て取れます。
画面の色調も西洋の伝統的な茶褐色主体の明暗法的・写実性から離れ、明るい色彩の対比を好みました。
ちなみに画家のその作風や嗜好から呼称されたニック・ネームがあり、それは「ジャポナール」と言う造語です。
「ジャポナール」と呼ばれた画家の描いた何の変哲もない光差し込む日常の部屋(室内)、そこには・・・、
筆者の想像を飽きさせない魅力に満ちた輝く光と色彩と、住人たちの物語がそこに永遠に存在しているのです。
ピエール・ボナール作、「インテリア」
今朝の空(森の里・上空)、「冬始まり」
幾筋もの巻層雲と並行して飛行機雲と呼ばれる航跡雲(こうせきうん)が鋭い軌跡を刻んでいました。* * *
「名作美術館(その201)」
「ボナールの部屋(室内)」
このコーナーではもうお馴染みのピエール・ボナール作品の登場です。
19~20世紀フランスの画家ボナールは、生前に多くの室内風景を描きました。
そんな身近な画題を好んで描いた画家を人々は「親密派(アンティミスト)」と呼びました。
聖書や神話など、崇高・深刻な画題こそが高級だと思われがちな時代、画家の心を開眼させたのが日本です。
画家は遥か極東・日本美術(浮世絵など)との衝撃的出会いにより、これら日常の生活空間を描き出しました。
縦長のキャンバス使用や、主題モチーフを画面中央から反らした非伝統的構図など、その影響は多大です。
特に日常の室内の営みに温かな眼差しを向けたのは、我が国の浮世絵からの大きな影響があったようです。
印象派の先達ドガなどの水浴図なども、浮世絵の中の風俗画からのモチーフや主題の影響が見て取れます。
画面の色調も西洋の伝統的な茶褐色主体の明暗法的・写実性から離れ、明るい色彩の対比を好みました。
ちなみに画家のその作風や嗜好から呼称されたニック・ネームがあり、それは「ジャポナール」と言う造語です。
「ジャポナール」と呼ばれた画家の描いた何の変哲もない光差し込む日常の部屋(室内)、そこには・・・、
筆者の想像を飽きさせない魅力に満ちた輝く光と色彩と、住人たちの物語がそこに永遠に存在しているのです。
ピエール・ボナール作、「インテリア」
Pierre Bonnard, " Interior ",1913
左側の鏡にはベッドの上だかで足の爪を切っているような人物(性別不明)の姿が映っています。
身にまとう赤い袖太の衣装はガウンかも知れませんが、もしかすると日本の着物かも知れません。
当時の画家たち(モネやホイッスラー)の作品の中にも着物を着る人達の姿が数点散見されます。
19世紀当時、欧州では画家や文化人たちの間で初めてのジャポニズムが流行り出したそうです。
21世紀の今日、ジャポニズムの波は漫画やアニメの旋風となって、当地を再び賑わしているそう・・・。
実際、第2、第3のジャポナールたちが世界の国のあちらこちらで進行形で生まれ出でているようです。
嬉しい「日本旋風」です。
左側の鏡にはベッドの上だかで足の爪を切っているような人物(性別不明)の姿が映っています。
身にまとう赤い袖太の衣装はガウンかも知れませんが、もしかすると日本の着物かも知れません。
当時の画家たち(モネやホイッスラー)の作品の中にも着物を着る人達の姿が数点散見されます。
19世紀当時、欧州では画家や文化人たちの間で初めてのジャポニズムが流行り出したそうです。
21世紀の今日、ジャポニズムの波は漫画やアニメの旋風となって、当地を再び賑わしているそう・・・。
実際、第2、第3のジャポナールたちが世界の国のあちらこちらで進行形で生まれ出でているようです。
嬉しい「日本旋風」です。
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「ミュージック・ギャラリー(その244)」
ごく私的な事ですが、先だっての帰郷中には筆者・高校時代の「同期会」や「クラス会」等が催されました。
この年齢です。クラスメートや同期友人たちの中から、また新たに幾人かがあの世へと旅立っていました。
決して長くはない残りの人生を有意義に過ごすためにも、日々精一杯やろうとの気持ちも新たにしました。
今回の帰郷、別ればかりが多くなるこの年齢にしては珍しく新たな交流も芽生えました。
筆者、高校時代からの長年の親友女性が新たな伴侶を得て、更に幸せになったとの事。
その彼女の良き伴侶となった男性(筆者・高1時の吹奏楽部の先輩)に、この曲を贈りたいと思います。
筆者の大好きな曲です。人生の酸いも甘いも経た二人の出会いの時に相応しいBGMだと思いました。
(画面右下の□ 部分をクリックすると拡大映像が得られます。ご鑑賞お楽しみください。)
ユー・レイズ・ミー・アップ(英文・和訳つき)、ラッセル・ワトソン(イギリスのテノール歌手)
" You Raise Me Up ", Cover by Russell Watson (England)
「ミュージック・ギャラリー(その244)」
ごく私的な事ですが、先だっての帰郷中には筆者・高校時代の「同期会」や「クラス会」等が催されました。
この年齢です。クラスメートや同期友人たちの中から、また新たに幾人かがあの世へと旅立っていました。
決して長くはない残りの人生を有意義に過ごすためにも、日々精一杯やろうとの気持ちも新たにしました。
今回の帰郷、別ればかりが多くなるこの年齢にしては珍しく新たな交流も芽生えました。
筆者、高校時代からの長年の親友女性が新たな伴侶を得て、更に幸せになったとの事。
その彼女の良き伴侶となった男性(筆者・高1時の吹奏楽部の先輩)に、この曲を贈りたいと思います。
筆者の大好きな曲です。人生の酸いも甘いも経た二人の出会いの時に相応しいBGMだと思いました。
(画面右下の□ 部分をクリックすると拡大映像が得られます。ご鑑賞お楽しみください。)
ユー・レイズ・ミー・アップ(英文・和訳つき)、ラッセル・ワトソン(イギリスのテノール歌手)
" You Raise Me Up ", Cover by Russell Watson (England)
原作はアイルランドとノルウェーの二人組「シークレット・ガーデン」で、多くの音楽家にカバーされています。
その全てが魅力的で選曲に迷いましたが、残念にも多くの動画が転載不可のブロックが施されていました。
本家シークレット・ガーデンをはじめ、ケルティック・ウーマン、スーザン・ボイル等、それぞれが秀逸です。
前回登場のジョシュ・グローバンのオフィシャルPVもドキュメント仕立てでドラマチックで美しい映像です。
追記:当曲、フィギュアスケート荒川静香さんの冬季五輪トリノでのエキシビション・バージョンも最高です。
ご興味のある方は、youtube上で検索して是非聞いて・見て下さい。お勧めです。
カバーにはカバーならではの個性が表出されていて、その妙味を鑑賞しましょう。
「光陰り往き その煌めき温もり知る我に冬ぞ来たり」
By 講師T
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「 ブログ・アーカイブ、生徒別ブログ利用(再訪問)のお勧め 」
当ブログ、2010年からの開始以来、これまでそれなりに多くの訪問を受けました。
国内はもとより、海外・各国からの訪問も多数あり、合わせて20数ヵ国にも上ります。
そんな中、当ブログで現在進行形で最も多く訪問を受けている日があります。それは、
去る2012年の12月31日(大晦日)にアップした『ゴッホ二夜目「星降る夜」』です。
ゴッホ人気の凄さをあらためて再認識しますが、「ミュージック・ギャラリー」コーナーでも、
ゴッホを題材にした「ビンセント」と言う曲も掲載されているので、その影響もあるようです。
アトリエ・マイルストン・ブログ、ゴッホ二夜目「星降る夜」で検索すると、その日のブログが再生されます。
当ブログへコピペ転載したゴッホの代表作「星降る夜」、素晴らしい解像力のデータの大きな画質です。
その美しい画面、是非堪能して下さい。
*
お休み日の「名作美術館」も200回を超え、「ミュージック・ギャラリー」も既に240回です。
その間、筆者なりの古今東西の名作・名曲を、それこそ雑多に好き勝手に取り上げました。
ご興味のある方々、よろしかったら画面右側に設置されたキーワード検索の上、訪問してみて下さい。
アーカイブの分類ワードをクリックすると、その項目のある日のブログが日時順を追って再生されます。
また同様にアトリエ生徒のイニシャルを検索しても、最新日時から順に過去分のブログが鑑賞可能です。
アトリエ・キッズの子供たちに至ってはその急速な成長振りに、撮影・筆者もつい目を見張ってしまいます。
よろしければ、右のブログ・アーカイブや、生徒・頭文字の分類、クリックの上、再訪門 してみて下さい。
音楽動画など、可能な限り音質の良い物を選定、外部スピーカーやヘッドフォーン等でお楽しみ下さい。
当ブログ上の生徒による秀作や名作・名曲の数々、あらためて お楽しみいただければ幸いです。
By 講師T
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「 ブログ・アーカイブ、生徒別ブログ利用(再訪問)のお勧め 」
当ブログ、2010年からの開始以来、これまでそれなりに多くの訪問を受けました。
国内はもとより、海外・各国からの訪問も多数あり、合わせて20数ヵ国にも上ります。
そんな中、当ブログで現在進行形で最も多く訪問を受けている日があります。それは、
去る2012年の12月31日(大晦日)にアップした『ゴッホ二夜目「星降る夜」』です。
ゴッホ人気の凄さをあらためて再認識しますが、「ミュージック・ギャラリー」コーナーでも、
ゴッホを題材にした「ビンセント」と言う曲も掲載されているので、その影響もあるようです。
アトリエ・マイルストン・ブログ、ゴッホ二夜目「星降る夜」で検索すると、その日のブログが再生されます。
当ブログへコピペ転載したゴッホの代表作「星降る夜」、素晴らしい解像力のデータの大きな画質です。
その美しい画面、是非堪能して下さい。
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お休み日の「名作美術館」も200回を超え、「ミュージック・ギャラリー」も既に240回です。
その間、筆者なりの古今東西の名作・名曲を、それこそ雑多に好き勝手に取り上げました。
ご興味のある方々、よろしかったら画面右側に設置されたキーワード検索の上、訪問してみて下さい。
アーカイブの分類ワードをクリックすると、その項目のある日のブログが日時順を追って再生されます。
また同様にアトリエ生徒のイニシャルを検索しても、最新日時から順に過去分のブログが鑑賞可能です。
アトリエ・キッズの子供たちに至ってはその急速な成長振りに、撮影・筆者もつい目を見張ってしまいます。
よろしければ、右のブログ・アーカイブや、生徒・頭文字の分類、クリックの上、再訪門 してみて下さい。
音楽動画など、可能な限り音質の良い物を選定、外部スピーカーやヘッドフォーン等でお楽しみ下さい。
当ブログ上の生徒による秀作や名作・名曲の数々、あらためて お楽しみいただければ幸いです。
By 講師T