アトリエ・マイルストンブログ

2017年2月2日木曜日

IKさんの若き日の自画像

木曜日・晴れ

新年から描画用パネルと、それに付随する額縁作りを行っているIKさん。今日もその作業を続けました。

 IKさん、前回組み上げたフレーム前面に側面用の板を追加・接着しました。
次回もまた、同サイズの額縁作りを続ける予定です。



「IKさんの初油絵:若き日の自画像」

IKさんが筆者の要望に応え、先日話題になった初油絵を持参・披露してくれました。

IKさんの初油絵は鏡に映した自画像で、何と中学1年生(!)の時の作品との事。
その顔の輪郭や細部の形体、更に頭髪や首・衣服等の各部の調子まで、細かく描写されています。
しかもこの自画像、全くの自己流だそうで、自宅・自室の白熱灯の下で描いたものとの事。
「明暗法」などの言葉も概念も知らない中1の少年がここまで描けるのは驚異的な事です。

この初油絵を学校へ持参、美術の先生に見せた際、感想の言葉は一言も無かったとの事。
ただ後日、顔を合わせる度に、「美術部に入って抽象画を描きなさい。」と言われたとの事。
抽象画に何の興味も無かった当時のIK少年は、その気にはさらさらなれなかったそうです。

美術の先生がIKさんを評価して入部を勧めたのでしょうが、教育者の言動としては?かも。
筆者がもしその先生の立場だったら、その素質をべた褒めして、入部を促したと思います。
そんな才能を持ち合わせながらも、美術の方へ進むことなく音楽の道を志したIKさんです。

IKさんの少年の頃の自画像、素直で鋭利な目が捉えた鏡の中の世界。
目と手と情熱の可能性をあらためて再認識させてくれる佳作・快作です。

* * *

Ntちゃん(小5)、製作を開始した木彫「子犬」の続きの作業を行いました。


前回、2x4材を用いて輪郭取りを開始したNtちゃん、今日は更にもう1枚の2x4材をノコギリを用いてカット。
大まかな輪郭取りを終えた2枚の2x4材を、大型クランプと木工ボンドを利用してがっちりと接合しました。
これで胴体の部材が確保され、次回は前後の脚部の加工・接合に取りかかる予定です。
次回の作業も楽しみですね。