木曜日のアトリエ。YSさんがやって来ました。
今日は、初油絵の仕上げに取りかかります。
その前に、自宅で描いてきたカボチャの絵の仕上げをすることになりました。
油絵の具をはじめ、様々な画材に慣れることをアトリエで勧められたYSさん、初・色鉛筆画を描いてきました。
左右共に、「カボチャ」の色鉛筆画 。
日頃のデッサンが実を結び、写実的に申し分ないカボチャ3種の絵が仕上がりました。
ともすれば淡泊で叙情性のみに流されがちな色鉛筆を、しっかりと使いこなしています。
その色鉛筆で描いた3種のカボチャをまとめた水彩画も、また立体的に描かれました。
「見る」ことと「描く」ことが、バランス良く生み出した確固とした存在感のある作品です。
さて、こちらはほぼ完成したYSさんの初油絵「モネの風景画の自由模写」です。
朝日に当たって長い影を作りだす麦藁の円錐形や遠景の木立、遠方の山並み等、空気感や奥行き感が見事に再現されました。
色調分割法が用いられた様々な色彩のタッチも丁寧・的確で、心地良い画面を造り出しています。
次回、時間を置いて最終的な見直し・微調整を行って、完成の印のサインが入れられる予定です。
次回、時間を置いて最終的な見直し・微調整を行って、完成の印のサインが入れられる予定です。
楽しみですね。
* * *
Aさん兄弟がやって来ました。
前回、クリスマスの絵を描いたSA君(小5)、今日は鳥の図鑑の中から絵のモチーフを選びます。
SA君の水彩画「クジャク」が、見事に完成しました。
大きく開いた尾羽の模様や頭頂部の飾り羽根などもしっかり観察され、丁寧に描かれました。
羽毛の水色や青色、クチバシや脚の黄土色など、少ない色数ながらも繊細な仕上がりです。
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弟のHA君(小1)、今日は前回から計画した絵本作りを具体化します。
左:自宅で数ページを描いてきたHA君、残りの分をアトリエで描き上げます。
右:残りの描画が無事終わり、めでたく 製本されました。その記念撮影です。
HA君の初絵本「クリーパー」が完成しました(画像は、その一部です)。
描かれた絵は 全部で10数ページあり、仕上げるまでには、それなりの時間を要しました。
HA君、完成まで1度も休むことなく制作を続けました。その集中力・持続力には脱帽です。
絵に使われた色は、お洒落な組み合わせでグー!です。
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いつも元気印のMTちゃん(5才)、最初は、ジックリと腰を落ち着けての花の写生です。
左:描画に勤しむMTちゃん。 右:仕上がった「アサガオ」の絵。
MTちゃん、直感的な感覚でアサガオの形状や色彩を把握、すかさず表現しました。
花ビラの水色が乾ききらないうちにピンク色を乗せたので、幾分滲んでしまいました。
が、MTちゃんならではのコンテンポラリー(現代的)な、作品が誕生しました。
授業後半では、紙粘土を使って新たなお皿を作りました。
その手つき、仕上がりが見事です。次回、楽しみですね。
( その後、1階クラフト室にて、恒例のトンカチ・ノコギリ・ドリル作業も堪能しました。)
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「 付録:授業終了後のプチ音楽会 」
第1部: なりものがかり 登場!
熱演する「なりものがかり」の面々 |
左から、HA君のウクレレ・ MTちゃんの沖縄サンシン・ SA君のギタレレ合奏です。
音の方は、もちろん不協和音大会のコンテンポラリー・アバンギャルド・パンクです。
アトリエ・キッズの子どもたちは、みんな楽器が大好きです。
今日もT講師の楽器コレクション(どれも立派な現役 &アトリエのモチーフ)を、堪能しました。
第2部: ジャア~ズ!(That’s Jazz!)
熱演するMTちゃん |
サンシン、バイオリンを楽しんだMTちゃん。最後は、ピッコロ・トランペットの演奏で締めくくります。
今日はT講師の提案で、20世紀の巨人ルイ・アームストロング(サッチモ)のCDとも共演しました。
( 共演に選ばれた曲は、サッチモの名演「ハロー・ドリー」です。)
ことトランペット演奏では抜群の相性、センス、パワーを有するMTちゃん。素晴らしい共演でした。
MTちゃん、両頬いっぱいに使っての大音量、ロング・トーン、切れのあるリズム感等、見事でした。
「 恐るべし、たったの5才。」
By 講師T