土曜日、雨 。 アトリエはお休みです。
森の里5丁目・上古沢(右に下ればアトリエです) |
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お休みの日 恒例だった名作美術館(その34)、久々の登場です。
この欄で紹介・アップしたい画家や作品は数あれど、ネット上でなかなか高画質の画像に出会えません。
そこで、以前 紹介したボナールの新ヴァージョンをお届けします。久々の油彩画の登場です。
ピエール・ボナール 「ミモザ」(原題名・サイズ等、詳細データは不明です)
今回、「季節にふさわしい紅葉などの秋景色を」と思ってネット上を検索したのですが、良品に出会えませんでした。
そこで季節外れですが、色味豊かで暖かなボナールの静物画にしました。
紅葉ではありませんが、テーブル上の敷物やキャビネット・壁面の一部などが暖色系の赤が用いられています。
画面には、これでもかとばかりに、ミモザの黄色が生命感たっぷりに踊っています。
画家は、油絵の具特有のネットリとした粘りと厚みを最大限に活かしきっています。
写真的細部を捨てた潔いタッチが、生き物としての花のオーラを描ききっています。
( ちなみに、水を断たれた左隅の花には、その生気が失われつつあるように見えます。)
( 画面内クリックすると、拡大画像が得られます。画質良好につき、大画面アップです。)
ボナールに限らず、古今東西の画家の感性に共鳴できることは、大きな喜びです。
By 講師T
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ついでに、オマケのミュージック・ギャラリー(その15)も、お届けします。
曲は 「紅葉」 繋がりで、「枯葉」 / ナタリー・コールです。
選曲にあたっては、今年亡くなられたアンディー・ウィリアムスや、お父さんのナット・キング・コールも考えました。
他にもシナトラや、ドリス・デイ、トニー・ベネット、チェット・ベイカー等の名演もありますが、今回はこれにしました。
興味のある方は、これらも是非チェックしてみて下さい。
では、どうぞ。