月曜日・雨
アトリエ定休日
恒例の「名作美術館(その82)」
今回は季節柄、雨をテーマにお届けします。
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恒例の「名作美術館(その82)」
今回は季節柄、雨をテーマにお届けします。
歌川広重、 「金澤八景、小泉夜雨」、木版画
歌川広重、「東海道五三次、庄野、白雨」、木版画
言わずと知れた我が国を代表する江戸の浮世絵師、歌川広重の情感溢れる雨の情景2点の紹介です。
以前は安藤広重と言っていましたが、本名と画号の混在・誤用だとの事で、現在は歌川となっています。
情感の出しにくい水性木版画ながら、前者のしっとりとした空気感、後者のダイナミズム、共に秀逸です。
印象派の誕生を始め、近代西洋美術にも多大な影響を与えた広重ならではの面目躍如な名作です。
* * *
「ミュージック・ギャラリー(その102)」
「雨」にちなんだ名曲数あれど、月並みですが今回はこの2曲にしました。
カーペンターズ、「雨の日と月曜日は」
カーペンターズ、「雨の日と月曜日は」
The Carpenters " Rainy days and Mondays " (1971)
天才シンガー・ソングライター、ポール・ウィリアムスのペンになるカバー曲です。
ご存知、故カレン・カーペンターの低音の魅力が十分に活かされた名曲ですね。
カレンの歌うマスカレードやデスペラード等、他のカバー曲も聴きたくなってきました。
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ベブ・シルベッティ 「ウィンター・レイン」
Bebu Silvetti " Winter Rain " (1970s)
曲名、季節はずれです。ベブ・シルヴェッティは、アルゼンチンの作・編曲家、指揮者、プロデューサーです。
世界的ヒットのスプリング・レインも、時節柄のサマー・レインもありますが、筆者的にはこの曲が一番です。
筆者若かりし頃、70年代の映画館の幕間音楽にはピッタリな感じもあり、懐かしい雰囲気に浸れます。
蒸し蒸しした梅雨時の重たい空気を、少しだけ軽く涼しくさせてくれそうです。
By 講師T