アトリエ・マイルストンブログ

2011年4月25日月曜日

KTさんのコーヒー・ポット


昨日に続き、Tさん親子(平日の今日は幼稚園児のKT君のみ)がやって来ました。
KT君、早速、鯉の続きに着手しました。




昨日制作のマーブリング上に目が入れられました。
左の鯉達には小さくて可愛い白縁の目、その裏側(右)には存在感豊かなカラフルな目が入れられました。

* * *

お父さんのKTさんも昨日に続き、コーヒー・ポットのデッサンを続けました。


KTさんのコーヒー・ポットのデッサン、堂々完成です。
アルミ製ポットの素朴な風合いも見事に表現され、味わい深い仕上がりとなりました。
テーブル上で周囲に乱反射する鈍い光の筋も絵画的で温かな情緒に満ちています。

パリのカフェのカウンターの片隅で酔い覚ましのエスプレッソを一気飲みするユトリロやパスキンが・・・
または国吉康夫の描くアメリカの場末の物憂げな表情の水商売女が現れ出でるようなノスタルジー・・・
そんな過去の想像や物語が次から次へと浮んでくる不思議で魅力的なデッサンです。

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花、春に咲き
華、春に落つ

人の命、はかなく
人の世、刹那く

春の意を知る

(by 講師T)