アトリエ・マイルストンブログ

2012年1月7日土曜日

今日もセザンヌ

アトリエは、今日もお休みです。
代わりに、今日も名作美術館。
その5で、今日もセザンヌです。

「ジャ・ド・ブファン」 1876年 ロシア、エルミタージュ美術館蔵 (サンクト・ペテルブルグ)

題名は、セザンヌの父が居住地エクスの郊外に購入した別荘「風の館」。そこでセザンヌは度々 制作をしたとのこと。
昨日紹介した作品「オーヴェールの眺め」同様、樹木の緑と建物や庭園の黄色・橙色等の補色の対比が美しい絵です。
時として、くどくなりがちな補色同士を取り持って画面全体を爽やかに感じさせているのが、空や水面の水色です。

それにしてもセザンヌさん。画業に専念できる経済状況。のどかな美しい居住環境。何とも羨ましい限りです。


昨日は「寒の入り」。これから1ヶ月が最も寒さが厳しい季節です。
いただいた七草で粥(かゆ)を作り、春の温かい陽差しが感じられるこの絵を見ながら、冬を乗り切るつもりです。
( By 講師T )