アトリエ・マイルストンブログ

2012年1月20日金曜日

メアリー・カサットみたび

雪の舞った金曜日、アトリエはお休みです。
代わりに、恒例の名作美術館(その8)です。

今日も前回に続き、メアリー・カサット その3をお届けします。


母と子
1900 Pastel on tan wove paper 71 x 58.5 cm  シカゴ美術研究所

画の説明は不要ですね。題名そのままに、その情感を鑑賞していただければ充分です。
敬愛する印象派の先達ドガと同様、パステルを用いたカサットの傑作です。
タン(茶褐色)の紙の色を中間調子の基盤として、端的に描かれています。
自身は母になることはなかったカサットの聖画なのかも知れません。
(画面内クリックすると拡大画像が得られます。)
By 講師T