アトリエ・マイルストンブログ

2012年1月8日日曜日

今日も再びセザンヌ

日曜日のアトリエ、UK君(小4)がやって来ました。
以前 描いて仕上げた「海の生き物たち」の大きな切り絵の連作で、今日は昆虫を描きます。


今日はトカゲ、カブトムシ、玉虫、クワガタの4匹を描いて切り抜かれました。
次回はどんな昆虫たちが登場するのでしょうか、楽しみですね。

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TO君(小6、女子)、前回から着手の自由画{時計型のアクセサリー」を仕上げます。


 

今日は中心部の針や影などに色が入れられて仕上がりました(左)。
また、新年の雰囲気をパステルを用いてほんわりと描きました(右)。

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木工クラフトで額縁 を作っているMFさん、その続きを行いました。

今日は、カッターを用いて額の中心部に向かって斜めに角度がつけられました。
順調に行けば、次回で彫り込み作業が終了するかも知れません。楽しみですね。

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前回、初めての油絵でセザンヌの静物画の模写を仕上げたSY君(中1)、今日から新作です。
油絵の2作目もやはりまたセザンヌの模写で、今回はその風景画を試みます。

未経験のキャンバス・サイズ(F8号)にとまどいながらも、後半は慣れてきたSY君の様子。


 
左:原作のセザンヌの風景画「ベルビュー眺望」          右:今日の下地作業が施されたキャンバス。

(立体の)写生の前に(平面の)模写を行うことで、絵の具の調色やデッサン的な階調の見方の基礎を復習します。
そうすることによって、初心者が陥りやすい不慣れな絵の具の使用に起因する諸弊害を避けることができます。
弊害の一つに、白いキャンバスに伝統的な茶色いパレットを用いることで調色が混乱してしまうこと等があります。

色調・階調・タッチなどの明快なセザンヌの中期頃の作品の模写は、教材としては最適です。
今日は、画面全体を構成している支配色の薄桃色と淡緑灰の2色の下地塗りが施されました。
次回も楽しみです。