アトリエ・マイルストンブログ

2011年2月15日火曜日

YKさんとの木版画コラボ

昨日は予想より降雪量が少なく、安堵しながらも同時に残念なような・・・複雑な心境です。

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今日のアトリエ、KTさんがデッサンの続きにやって来ました。
複数の果実の仕上げです。 

完成しました。
種類によって異なる形状や固有色・質感などを描き分けました。
次のステップへの大きな一歩です。

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植物画研鑽中のATさんがやって来ました。
今日はバラをモチーフに、水彩画の混色と階調表現を学びます。


丁寧で正確な線画が描かれ、それを基(もと)に彩色に取りかかります。
 花と茎に下地色が施され、花ビラに繊細で淡い陰影を加えていきます。
花ビラ各所の細かいヒダや緩やかな起伏が描かれました。
「片ボカシ技法」習得への大きな一歩です。次回が楽しみです。

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YKさん、故郷の伝統的「大津絵」を基に、自宅で木版(2点)を彫り上げ、墨摺りを行いました。
 そして、その上に更に淡彩を施して仕上げました。完成度の高い作品の誕生です。

   














コラボレーション(共同制作)

そして今回はT講師の提案で、彩色法のレクチュアーが行われました。
YKさん作の墨版を利用して、T講師が新たな試みの彩色を施しました。


従来のような淡彩ではなく、絵の具層が厚く、重厚な質感を伴ったものです。
その古色がかった迫力ある趣きに、YKさんも興味津々・感心しきりでした。
次回の制作・発想におおいに刺激になった、とのことです。