3月初日・金曜日、晴れ、のち「春一番」、のち春の雨
3月の始めにふさわしく「春一番」が吹き荒れ、暖かくて懐かしい黒潮生まれの湿り気をもたらしました。
NFちゃん(小2)のクッション作り、今日はその完成を願って制作に励みます。
ミシンがけに集中しています。 今日の作業終了後の様子。
NFちゃん、休憩もそこそこに仕上げを目指して、がんばりました。
聞けば、今夜 NFちゃん宅へ従姉妹の子が遊びに来るとのこと。
完成した「ムーミン・クッション」、その子に見せたかったとのことです。
残念ながら完成には至りませんでしたが、そのお陰で随分と進みました。
お疲れ様でした。次回は仕上がることと思います。楽しみですね。
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「体験授業の二人」
HTちゃんのお友達のMちゃんとKちゃん(共に小3)が、体験授業にやって来ました。
今日は二人ともバラの花をモチーフに、水彩画に挑戦します。
描画スタート前のMちゃんとKちゃん |
二人の体験授業、仲良く並んで始まりました。
アトリエの先輩HTちゃんも二人にアドバイスします |
体験授業のコーナーのレイアウト、いつもと趣向を変えて、ここからは縦軸で個人とその作品を紹介します。
さっそく観察と描画に集中するMちゃんとKちゃんの二人。
Mちゃんの{ピンクのバラ(左)」と、Kちゃんの「黄色いバラ(右)」が共に見事に完成しました。
二人、共通して「形態」「色彩」「階調」を見る力を有していて、抒情豊かな水彩画を誕生させました。
講師のアドバイスによる滲みボカシも効果的で、繊細で軽やかで瑞々しい水彩画作品となりました。
二人とも、お疲れ様でした。
美しい植物画、是非 額装して飾って楽しんで下さいね。
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さてこちらはアトリエでの先輩HTちゃん(小3)です。
制作中のファブリック・クラフト、クッションの仕上げに取りかかります。
文字を切り抜いています。 完成したクッション。
HTちゃんのクッション「しあわせの青い鳥(T講師、勝手に命名)」が、本日めでたく完成しました。
淡いピンク色のフリース地に、水色・青色・藤色・橙色などの色彩が爽やかに冴え渡っています。
鳥さんの目のパール(ボタン)は、HTちゃん本人のアイデアで、活き活きとしてとても効果的です。
フェルトのネームも丁寧・器用に切り抜かれ、クッションのソフトさを程良く引き締めています。
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こちらは妹のRTちゃん(5才)、制作中のファブリック・クラフトを続けます。
RTちゃんのファブリック「蝶々のクッション」今日は胴体に黒い布が貼られ、目玉用のボタンを選びました。
この目玉、縁取りが金色で中がエナメルの光沢黒なのですが、画像で見る限りは効果的ではありません。
次回、変わるかも知れませんね。
RTちゃん、また、手縫いで何か作りたいとのことで、とても小さなクッションが縫われ、綿入れされました。
RTちゃん、お姉ちゃんのお友達が絵に記した日付が気に入って、自分も日付数字を描いて彩色しました。
右側の小動物(ネコ?タヌキ?)は、失敗した絵の具の汚れた滲みシミを利用して、動物に仕立てました。
何だか妙で、可愛いですね。
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「春一番」が吹き、春の到来を告げました。
湿り気を帯びた風の中に、黒潮の中に浮かぶ故郷の小さな島の気配と匂いを感じました。
鼻孔の奥で、忘れかけていたバンジローやシクァーサー(共に果樹)の幻嗅まで一瞬よぎっていきました。
故郷の島が一歩近づき、大陸・タイガの森が一歩遠のいたような気がします。
アトリエもまた、子どもたちの熱気で、まるで春さながらの賑やかさでした。
By 講師T