アトリエ・マイルストンブログ

2013年3月20日水曜日

HTさんの銅版画試摺ー2

水曜日・晴れ・春分の日

仕事で多忙なHTさん、今日も前回同様、祭日を利用してやって来ました。
今日は前回から始めた銅版画作品の試摺りの第2回目です。


前回の試摺り
HTさんの銅版画「ヤマセミ」、今日は第2回目の試摺りです。
前回の摺り後、自宅にてアクアチント(松ヤニ粉末・使用の調子)を施し、今日の試摺りに望みました。
目の周囲や首の羽毛・クチバシ等に繊細な粒子状の調子が加わり、質感表現が更に深まりました。
次回も楽しみです。

* * *

「 ミュージック・ギャラリー(その38):春歌(はるうた)ー2 」

前回(2/4)の早過ぎた春歌に続いて、第2回目の春歌をお届けします。
上記のHTさんと筆者(T講師)はほぼ同世代(HTさんチョイ上)で、共にビートルズ世代です。
小・中・高校と、ずっと聞き続けていた20世紀最大の音楽家・ビートルズの解散は、筆舌に尽くせぬ衝撃でした。
解散後も、注目度や話題などで何かとジョンやポールの後塵を拝していた静かなる男ジョージが放った名曲です。

特にHTさんは、メンバーのジョージ・ハリソンと同じグレッチ社製のギターを持つほどの大ファンです。
筆者も復帰前のオキナワからパスポートを持って上京した春に、FMラジオで頻繁に流れていました。
中野坂上のアパートで、アルバイトの給金で買ったレコード&コンポ・ステレオで良く聞いたものです。
春の風が吹き始め、桜の花が舞い始めると、40年経った今でもこの曲が自然に流れ出でてきます。

マイ・スイート・ロード /  ジョージ・ハリソン (1971年)
My Sweet Lord / George Harrison (1943~2001年)


マイ・スイート・ロードが筆者の脳裏で流れると、いつもこの曲も繋がって出てきます。
筆者の高校時代にやはり良く聞いていたサイモン&ガーファンクルもまた時を前後して解散してしまいました。
そのショックから立ち直ることが出来たアート・ガーファンクルのソロ名義の名盤「Angel Clare」からの1曲です。
教会に機材を持ち込んでレコーディングしたこのアルバムの極上サウンド、残念ながらCDでは再現不能です。

トラベリン・ボーイ(邦題・青春の旅路) / アート・ガーファンクル (1973年)
Traveling Boy / Art Garfunkel


両曲が流れると、良く遊びに行っていたその当時の東京・神宮外苑や原宿などの光景が脳裏に浮かんできます。
今では信じられませんが、その頃の夜の原宿駅前は、ビル2階にロック喫茶が1店あるだけの暗い静かな街でした。

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ミュージック・ギャラリー連なりの、「 森羅万象ギャラリー(その3) : 風」

今日「春分の日」のお彼岸にちなんで、もう1曲をお届けします。
「自然を讃え、生物を慈しむ日」とも言われるこの日に適した音楽と映像をどうぞ。
秋川雅史でお馴染みのこの曲、今回は沖縄の盲目のテノール歌手・新垣勉の声でお届けします。
美しい自然(風を感じさせる雲や木々や花々)の映像も併せてお楽しみ下さい。

千の風になって /  新垣(地元・沖縄ではアラカキと呼びます) 勉


「 春爛漫 : 暑さ寒さも彼岸まで 」
「春霞」「三寒四温」「花冷え・花曇り」「百花繚乱」の季節を楽しみましょう。

By 講師T