二学期始まる月曜日・快晴
アトリエは定休日です。
新購入サブ・カメラで撮影した今日の大山(上古沢交差点より) |
*
お休み日の「名作美術館(その54)」をお届けします。
エドワード・ホッパー、「サマー・イブニング」
" SUMMER EVENING "(1947) / Edward Hopper
前回に続くホッパーの作品です。「夏の夕べ」とでも訳すればいいのでしょうか、会話を楽しむ若い男女が描かれています。
アップ画像、原画の再現とまではいかないので判然とはしませんが、辺りはもうとっぷりと暮れた夜の闇が訪れています。
誰もが経験したことのある哀愁あるシチュエーションなはずですが、画面側の視点としての「心理」は何故だか複雑です。
若いカップルの交わす睦言に共感すべきなのか、それともジェラシーを持って凝視する恋のライバルの視点なのでしょうか?
「共感」と「疎外感」の両者が渾然と入り交じった、見る側の位置に困惑を生じさせるような不思議でリアルな絵画作品です。
* * *
ミュージック・ギャラリー(その67)」
9月になったとは言え、まだまだ熱い暑い日々が続いています。
そこで今日は、昨日の当コーナーの「熱風音楽」とは反対の、「涼風音楽」をお届けしたいと思います。
以前、当コーナーで紹介しましたパーシー・フェイス楽団の決定版・名曲の唄物ヴァージョンです。
では、どうぞ。
「夏の日の恋」 / レターメン(1965年)
A Summer Place / Lettermen
youtube上からお借りした美しいアップ画像、場所はカリフォルニアのカーメル周辺の海岸との事です。
続いて、もう1曲どうぞ。
「ブルー・スター」 / ザ・ベンチャーズ(1964年)
Blue Star / The Ventures
筆者・中学時代の思い出の1曲です。
当コーナーで度々紹介している那覇・波ノ上ビーチの数軒のボートハウスのジュークボックスで良く聞いたインスト曲です。
ボートやジャンプ(飛込み)やダンスを存分に堪能した後、帰り支度を終える頃に夕陽と潮風に包まれて聞いた美しい曲です。
共にダンスを楽しんだ米兵達は灯りが点り始めた歓楽街へ、地元の友と別れた筆者はバスに乗って帰路についたものです。
青く染まった車窓には米兵達の消えた歓楽街の七色のネオン・サインが現れ、そして頭上には一番星が瞬き始めました・・・。
那覇航空隊のメカーニ(メカニック、整備士)と言っていた彼ら、今頃どうしているのでしょう。
*
今日から市内の小学校では二学期が始まりました。
夏休みに経験した大仕事・ポスター作りもみんなの底力の一つとなったことでしょう。
(秋開催の)運動会や、ハロウィーン、クリスマスと・・・、あっと言う間にやって来ます。
やがて訪れるクリエイティブな秋の日々も楽しみましょう。
By ( 強烈な残暑に閉口気味な )講師T